《完結》《2nd公開中！》10つの指輪 〜ジョーカー・ミアは指輪の力を使い無双する

一章

イルド王国ロイ

「ガラガラ」
寮の扉から兄上が入ってきた。
ちなみに拘束した冒険者は寮の地下深くで拷問を受けている。

「兄上お疲れ様です」
私が無意識に兄上のところに行っており笑顔で言っていた。

それを見ていた先生が兄上の事を羨ましそうに見ていた。

一方ケニー先輩は新聞に集中しているのか夢中で見ていた。

「くそ先生これ見てくれ」
先生は乗り気で変な踊りをしながら先輩の新聞を見ていた。

先生は先輩の新聞を見た途端「ケニーお前はミアを守れロイは俺がやる」

「さっさと倒せよくそ先生」
「兄上何がおきてるの？」
私の純粋な瞳に負けたのか「安心しろお兄ちゃんが付いてる」と言ってきた。

それにしても最近はジョーカーの意志が全く来ない多分周りの魔力量に怯えているのだろう。

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「そこをどいてくれるか月読」
「まだ覚えていてくれたんだロイすっかりお前も立派になったものだよ」
どうやら先生とロイとやらは知り合いらしくたわいのない話をしている。

「お前の生徒に銀髪でサファイヤ色の目の少女がいると聞いたそれを私が引き取りたい」

「残念だけど周り右して帰ってくれるかな？」
先生は冷静にいい校舎に戻ろうとした。

「つくづくうざい男だな残念ながら私ではお前の足元にも及ばないだがお前は一瞬でミア様のところに行けるか？」

「ミア、ジニーお前達は寮のどこかに隠れろ敵が来ている」
「お、俺もやるよ」
ケニー先輩は兄上のプライドに気を遣ったのか「ジニーもこい」といい2人で寮を抜け廊下に出た。

「月読お前を校舎に行かせはしない！」
「『ファイヤソード』」
ロイは剣に炎を宿らせ突撃してきた。

「残念だけど手加減はしないよ」
先生はサングラスを外し私と同じサファイヤ色の目をロイに向け
「『ザイオンギエイダー』」と目で技を唱え辺り全体が円状に破壊され大きな穴が開いていた。

ちなみに先生のサファイヤ色の目は左目しかなく右目は失明していた。

「『アークロンド』」
先生は左目の力を使い私の元えと一瞬で辿り着いた。

「大丈夫かい？　ミア」
いつもふざけている先生がこんなにかっこよく私を心配してくれていた。
これには流石の私にも顔が赤くなってしまっていた。

そして私は小声で「だ、大丈夫ですありがとうございます」と恥ずかし目に言った。

「先生はケニー達の様子を見てくるね」
そういい先生は廊下を飛び出した。