《完結》《2nd公開中！》10つの指輪 〜ジョーカー・ミアは指輪の力を使い無双する

四章

アギト最優先

「あれから6年ミアはいつから指輪を継承したんだ？」
「……」
多分メリアスの記憶かはわからないがある日俺に記憶が一部開き指輪の情報が次々と頭にうめこまれた。

指輪継承者の寿命は10年

これが暗黙のルールらしい。ミア……

これしか俺には記憶が送られてこなかった。

急な殺気に俺は身を潜めた。
「誰だ？」

「初めまして私はジェレドと言います」
「……」
多分奴は俺の指輪を奪いにきたのだろう。

「なんだ？」
「あなたに協力してもらいたくて」
俺を騙そうとしているのか招き入れている。

もちろんこんなバカみたいな勧誘には載らず「誰が載るか！　『ファイヤースラッシュ』！」

「シュウー」
「え？」
確かにファイヤースラッシュを発動したはずなんで発動しない。

「やっと違和感に気づきましたか」
「どう言う事だ？」
「私のエレメントの指輪は、火、水、土、雷、風の全5属性を全て封じる事が出来る！」
「つまりお前は負けだよ」

「5属性は通じないだがお前はアギトの力に負ける！」
「スラッシュ！」
俺は剣を高速で敵に向かってスラッシュする。

「あなた筋がいい」
ジェレドは少し深傷を負っている。
触れるなら今だ。

「おらー！」
俺はジェレドの左手を触れた。触れたはずだった。

「なんで……」
「俺の左手は義手だ」
なんだよそう言うことかよ。

「諦める」
「よく言った」

相手が近づく瞬間ここが1番のチャンス。
俺は感情を出さないようにした。

「じゃあお前自身が指輪を外せ」
「それじゃないと継承の意味がなく消滅し世界のどこかに行ってしまう」

「『三日月』！！」
俺は一瞬で剣をもち三等分にジェレドを斬った。