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四章
エレメントの指輪継承
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「ああー」
「まだ生きてるのか?」
ジェレドは三等分に斬られながらもまだ息をしている。
「指輪は俺が継承するぞ」
「お、グハァお前ー!!」
最後の気力を振り絞ったのか叫んでいた。
俺は無言でジェレドから指輪を取るとジェレドは急死した。
「……」
指輪をつけた。死人からつける指輪はどうも違和感がある。
そして更なる力を獲得した実感もある。
確か指輪の名はエレメント。
俺が見たエレメントの指輪の能力は5属性の完全耐性しか見ていない。
アギトと同様に能力が少なかった。「これで寿命が10年とはな……」
アギトは技もない。多分エレメントも技はないだろう。
おそらく他の指輪も……
* * *
アギトの指輪は情報が掴めないので情報が入り次第取り掛かるらしい。
「ミアここがインカ王国だ」
インカ王国……まだ私が10歳の時に一度だけ来たことがある。
インカ王国は差別が酷くそこら辺を見れば乞食や死人が倒れ込んでいる。
お兄ちゃんから聞いた話なんだけど指輪の事は人類の8割は知っていて教育にもなっている。
そして指輪を手に入れた国が勝ち組と言うわけだ。
そんなインカ王国には鋼鉄の指輪を継承させる行事があるらしい。
継承の犠牲者になるのをほとんどが奴隷かそれ以外。
その行事に私達は見学し隙をみて奪う。
「こっからは別行動だ」
「うん」
そういいお兄ちゃんは私のところを離れて行った。
確かに路地裏には乞食ぽい人がいる。男だろう。「ねえ?」私が冷たく声をかけると少年は戸惑っているのか「あ」と小声でつぶやく。
私が近づこうとした時「殺さないで」と大きな声で言われた。
周囲の人達は皆私の事を見ている。
「私は敵じゃない」
「違う! ここにいる人は全員悪魔だ!」
少年がそう言うと私の事を見ていた大男が少年の方に近づいた。
「誰が悪魔だ? もう一度いってみろよ」
この大男は少年を助けようとしている。大男の心を読んだが悪い事をしなそうだ。それどころか助けようとしている。
「ちょっときな」
そういい私達2人は大男に連れて行かれた。
「まだ生きてるのか?」
ジェレドは三等分に斬られながらもまだ息をしている。
「指輪は俺が継承するぞ」
「お、グハァお前ー!!」
最後の気力を振り絞ったのか叫んでいた。
俺は無言でジェレドから指輪を取るとジェレドは急死した。
「……」
指輪をつけた。死人からつける指輪はどうも違和感がある。
そして更なる力を獲得した実感もある。
確か指輪の名はエレメント。
俺が見たエレメントの指輪の能力は5属性の完全耐性しか見ていない。
アギトと同様に能力が少なかった。「これで寿命が10年とはな……」
アギトは技もない。多分エレメントも技はないだろう。
おそらく他の指輪も……
* * *
アギトの指輪は情報が掴めないので情報が入り次第取り掛かるらしい。
「ミアここがインカ王国だ」
インカ王国……まだ私が10歳の時に一度だけ来たことがある。
インカ王国は差別が酷くそこら辺を見れば乞食や死人が倒れ込んでいる。
お兄ちゃんから聞いた話なんだけど指輪の事は人類の8割は知っていて教育にもなっている。
そして指輪を手に入れた国が勝ち組と言うわけだ。
そんなインカ王国には鋼鉄の指輪を継承させる行事があるらしい。
継承の犠牲者になるのをほとんどが奴隷かそれ以外。
その行事に私達は見学し隙をみて奪う。
「こっからは別行動だ」
「うん」
そういいお兄ちゃんは私のところを離れて行った。
確かに路地裏には乞食ぽい人がいる。男だろう。「ねえ?」私が冷たく声をかけると少年は戸惑っているのか「あ」と小声でつぶやく。
私が近づこうとした時「殺さないで」と大きな声で言われた。
周囲の人達は皆私の事を見ている。
「私は敵じゃない」
「違う! ここにいる人は全員悪魔だ!」
少年がそう言うと私の事を見ていた大男が少年の方に近づいた。
「誰が悪魔だ? もう一度いってみろよ」
この大男は少年を助けようとしている。大男の心を読んだが悪い事をしなそうだ。それどころか助けようとしている。
「ちょっときな」
そういい私達2人は大男に連れて行かれた。
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