異能力世界の支配者

一章

レジェンドスキル『命転換』

「なんだあの緑の光は」
ガイヤが驚きながら言った。

「シュー」
静かな音と共に精霊達に運ばれてきたのはなんとおじさんだった。

「アシャリ！　ミーシャが！」
「え？」
「捕食されたんじゃよ」

それだけいいおじさんはもう突進に緑の光の方に向かっていた。
当然俺達もおじさんの所に向かった。

○

「ミーシャ……」
俺がおじさんの所に辿り着いた頃にはおじさんは泣き崩れミーシャ姉さんの死体すらなかったが精霊達は沢山いた。

「アシャリよーく聞いてくれ」
俺は泣きながらもおじさんの言葉を聞いた。
「わしは今からミーシャを生き返らせるその代わりにわしは死ぬ」
「何言ってるんだよ！　それに生き返らせるってどうやって！」
「わしの本当のスキルは『命転換』死んだ者を生き返らせる能力じゃアシャリ！　わしの持っている『天空の剣』はミーシャが命懸けで取ったものだミーシャにありがとうと伝えてやってくれ……」

「おじさん！！」
おじさんは微笑みながら「アシャリあんたはきっとミーシャの頼れる人になるさ『スキル命転換』」
おじさんがスキルを使った瞬間眩う白い光がスレー街を埋め尽くした。

「おじさん！！」
おじさんの体が光で消えていく代わりにその光がミーシャ姉さんの体を作っていた。

「アシャリお前は英雄になる！　頑張るんじゃよ」おじさんは最後の言葉をいいこの世を去った。

○

「う、うぅー」
「ミーシャ姉さん！」
「ア、アシャリ私は捕食ミミズに……」
ミーシャ姉さんは目を半開きでしばらくすると目を閉じてしまった。