溺愛!俺様プリンスとうさぎちゃん。

みちる

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~出会い~

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 『みちるー!起きなさーい!!』

お母さんの大きな声に飛び起きた私。今日から高校2年生!新学期かぁ~。

超人見知りの私には憂鬱なクラス替え。

のんびりパンをかじっていると、またもや怒られ、急いで学校へ。

『あーぁ、嫌だな。何組かなー?』

なんて、1人とぼとぼ歩いていると『おはよー』と明るい元気な声。

それは私の親友の凛ちゃん。

凛ちゃんとは小学校の頃から仲良しで、なかなか心を開くのに時間の掛かる私だけど、凛ちゃんには何でも話せちゃうんだ。

凛ちゃんは私とは正反対で、背がスラッと高くてモデルのようなスタイル。顔も大人っぽい美人さん。

凛ちゃんは私の憧れ。私が子どもっぽいせいかお姉ちゃんのような存在。

2人で何組か確認しに行く。

うわぁ!凄い人集りー・・・チビの私には人の背中しか見えないー。ピョンピョン飛び跳ねる私を余所にクールに確認している凛ちゃん。

『やったー!みちるー!同じクラスだよぉ~!』

満面の笑みの凛ちゃん。『うわぁ!ほんと?やったー!』と大喜びの私達に金髪の物凄い長身の男子がぶつかって来た。

チビの私は勢いでヨロヨロ転げてしまった。

金髪君は焦ったように私の所へ来て、起こしてくれた。

びっくりと衝撃で呆然とする私。『みちる!大丈夫?』

凛ちゃんの心配する声に我に帰る。

『え?』 金髪の男子が私の肩を掴み心配そうに見つめている。しかも、めちゃくちゃカッコいい。これが巷で噂のイケメンという人種か。

みちるは呆然とイケメン様を眺めていた。『悪かったな。大丈夫か?』金髪イケメン様は心配そうに声を掛けてくれた。

見た目は金髪。耳にはピアス。制服は着崩し、とても優等生には見えない彼。でも、心配そうに肩を掴む手や声や顔で彼は悪い人ではないと勝手に思ってしまった。

でも、私・・・男の子が大の苦手。恥ずかしながら17年間、彼氏なんて当然出来たことのないウブな女子。

こんな超絶イケメンに声を掛けられる所か、見つめられるなんてまだ未経験な私は大失態を。。。

心配そうに『大丈夫?』に対して、『キョエーーーー!』と意味不明な大声で絶叫し、新しい教室まで全力疾走で行ってしまった。

もちろん凛ちゃんも放置して・・・

あー!やってしまったー。ぶつかられただけで、吹っ飛びヨロヨロと転がってしまっただけでも恥ずかしいのに、キョエーーーー!はナイ!有り得ない。

そもそも何故キョエーーーー!なのか。せめてキャーならまだ少しは可愛かったかもしれないのに。

いや・・そんなのどうでもいい。あーあれは駄目だ!撃沈。

1人机でブツブツ言っている私の横に大きい影が一つ。

『ん?』 見上げてみれば、先程の金髪イケメン様が!

こりゃ、いかん!非常にヤバイではないか。それよりもあの絶叫を彼はどう思ったのか。

私の横に座るなり肩を震わせ必死に笑いを堪えている彼。

うわぁ。そりゃ酷いのではないか。でも、ギョエー!だから仕方ないか。

またもやブツブツ言ってしまった私の元へ息を切らした凛ちゃん登場。

『あんた一体どうしたのよ?』凛ちゃんは心配そうに聞いてくれた。その横でまだ肩を震わせ笑っている彼。

 ジトーっと彼を見ていた私と凛ちゃん。ふと、どうしてこの人は私の隣に座っているのか疑問に思った。

見た目はチャラそうだけど、何となくいい人そうに見えた彼。でも、もしかしてこの人、実はめちゃくちゃ嫌な奴で、私を笑う為に来たのか?私の妄想はどんどん膨らんでいく。意を決して話し掛けてみた。

『あ・・あなたはどうして、 こ・・ここに座ってるんですか?』 あー男の子と話すのも緊張して駄目な私。こんな超絶イケメンを前にするとよけい駄目だ。

『あ?俺の席ここ。』

う・・恐いかも。あ?って言ったよ。あ?って・・・

このヘンテコな出来事が私と彼との初めての出会い。


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