6 / 6
~LovE~
しおりを挟む
翌朝、いつも通り家を出ると、何故か人影が。も・・もしかして。
『おっす!』
それはそれは、やっぱりカッコいい湊くん。
『お・・おはようございます。どうしたんですか?』
『迎えに来たに決まってんだろ!遅すぎー。』
と爽やかに笑う湊くん。その素敵さに不覚にも見とれてしまい、ずっと見つめていた私。
あれ?湊くん、なんか顔赤い? 気のせいだよね。太陽の光のせいかな?
『ほら!行くぞっ!遅刻するぞっ!』
いつも授業中寝てるのに、湊くんは真面目なのか分かんないな。なんて、思っているとまた強引に手を引かれ学校へ。
『ま・・待って!手繋いでるの見られちゃうよ。』
焦る私に湊くんは、
『見せればいいじゃん。付き合ってんだし、問題ねぇだろ!』
『え?で・・でも。』
恥ずかしがる私を気にもとめず、そのまま歩き出す湊くん。
私、手を繋ぐとキュンとなるんだよね。なんでだろう?
教室に着き、それでも手を離さない湊くん。皆の注目を浴びて、赤面する私。 それを見てニタニタしている凛ちゃん。
『みちるー!おはよー。湊もおはよー。みちるー、顔真っ赤だよ。みちるってば可愛い。』
ニタニタしながら、凛ちゃんは冷やかす。
『当たり前だろ!俺の女だからよ。』
湊くんは当たり前のように言う。周りでは、うそー!やら、いつから?など物凄い騒ぎ。
ただただ下を向き、真っ赤な私。もぅ恥ずかしくて逃げ出したくなった。席を立とうとした時。湊くんに腕を掴まれた。
『大丈夫!逃げんな!お前は何も悪い事してねぇだろ?それに、俺の気持ちは本物だ。自信持って堂々としとけ。』
湊くんは優しく笑う。そして、座った私に
『いいこ、いいこ。』
と頭をポンポンしてきた。あー!ダメダメ!キュンキュンが倍増してる。
このキュンキュン一体なんなの? 私、どうしちゃったの?
なんか、俺の女とか言われて、とても嬉しい。
そして、次の日から毎日一緒に登校する事になり、湊くんは本当に優しいの。けど、一番嬉しいのは私だけに優しいこと。他の女の子が話し掛けても可哀想な程、冷たい。
そういえば、凛ちゃん言ってたな。
そして、今日は凛ちゃんが用事で、湊くんと帰ることになった。ニタニタして帰って行く凛ちゃんを見送る私達。
その時、先生に呼ばれた湊くん。どうしたのかな? 私は戻って来るまで教室で待ってる事に。湊くんはとても過保護で、私の事心配し過ぎなの。小さい子供に言うように、
『ここを動くなよ!ちゃんと待ってるんだぞ。』
って・・・本当私はもう17歳なのにな。
その時、ガラガラッ・・・
湊くん、帰って来たのかな? そこに居たのは湊くんではなく、前に私に告白してきた優等生くん。
『あ・・あのどうしたんですか?』
私が聞くと優等生くんは、困ったような顔をした。
『やっぱり星川さんの事を忘れられなくて。やっぱり好きなんだ。』
そう言い、ジリジリと近付いて来る優等生くん。なんかこの人目が恐い。ニコニコしているけど、目が笑ってない。
『こ・・来ないで下さい。』
恐くなった私は優等生から逃げようと必死だった。
『僕はこんなに君の事が好きなのに。なんで、アイツなんだ。僕の方が君の事幸せに出来るはず。だから、僕の事を見て・・・』
ジリジリ迫ってくる優等生くん。
『や・・やめて!来ないで!』
私は思わず叫んだ。
『なんて可愛い叫び声。僕、叫ばれると興奮するんだ。アイツの何処がいいんだよ。僕の方が・・・』
逃げないと。いくら鈍感な私でもこの状況がどんなに危険か分かる。逃げなきゃ!逃げなきゃ!でも、恐くて体が言う事をきかない。足も手も体中が震えてくる。
『アイツの何処がいいんだ!?あんな金髪野郎・・・』
優等生くんが怒鳴った。恐くて涙が出る。でも、湊くんを悪く言われて嫌な気持ちなった。
『湊くんの事を悪く言わないで!湊くんはあなたみたいに私の事を恐がらせたりしない。』
その時、ゴンッと激しい音がした。優等生くんが机を思いっきり蹴り飛ばしていた。
恐怖に震える私。この人何をするか分からない。恐い。恐い。湊くん・・湊くんに会いたいよ。
ジリジリと迫って来る優等生くん。私の背中には壁。もうダメだ。逃げられない。恐くて涙も止まらない。体中が震えて何も出来ない。
『もうアイツはやめて、僕の彼女になってよ。』
優等生くんは私の両手を壁に固定し、動けなくした。
『僕の彼女になってくれるよな。それでいいんだ。僕の方がいいんだから。』
優等生くんは顔を近付けてくる。キ・・キスされる。絶対嫌! 好きな人とじゃないと嫌!その時、あの人物の顔が浮かんできた。こんな時に自覚するなんて。
『嫌!私は好きな人じゃないと嫌! 私は湊くんが好きなの。湊くんじゃないと嫌なの。だから、アナタとは付き合えない。』
私は私らしくなく、力強く言った。
それを聞いた優等生くんは、鋭い目で私を睨み付けた。そして、手を振り上げた。
あ・・・これは殴られるのか。目を固く瞑り、覚悟を決めたその時。
ドカッ!とドアが開く音がした。そして、その人物は物凄い勢いで走って来て、優等生を私から引き離し、思いっきり優等生を殴った。
そして、『恐かったな。よく頑張ったな。遅くなってごめんな。』
と、優しく抱き締めてくれた。顔を見なくても分かる。私の大好きな人。
そして、湊くんは優等生くんを鋭く睨み、
『よくも俺の彼女をこんなに恐がらせてくれたな。好きならもっと違うやり方があるだろ。お前のやり方は間違っている。好きな奴を恐がらせてどうするんだ。』
優等生くんは無言で出て行こうとする。そんな彼に湊くんは冷たく言った。
『こいつは俺の女だ。お前に勝ち目はない。もう二度とこいつに近づくな。もし近付いたら病院送りにしてやるからな。』
それを聞き、悔しそうに優等生くんは出て行った。
優等生くんが出て行き、私はその場にへたり込んだ。恐くて体の震えが止まらない。もう涙で顔もぐちゃぐちゃだ。
そんな私を湊くんはぎゅっと抱き締めて、背中をずっとさすってくれた。そして、
『もう大丈夫だ。ごめんな。俺がもっと早く来ていたらこんな事には・・恐かったな。』
湊くんは辛そうな顔で私を見ていた。
『何もされてないか?何かされた?』
『壁に追い詰められて、手を・・・』
言い終わらないうちに湊くんは真剣な目で私の手を調べる。そして、何処もケガしてないな。と、安心していた。
『湊くん、ありがとう。助けてくれて・・ありがとう。湊くんに早く会いたかったよ。』
それを聞いた湊くんは目を見開いた。私は湊くんに気持ちを伝えたくてたまらなくなった。本当は彼は私をどう思っているのか分からない。もしかしたら、本気じゃないかもしれない。でも、例え傷付いても伝えたい。
『湊くん、私さっき凄く恐かったの。でも、あんな状況で大切な事に気付いたの。』
涙の止まらない私。湊くんは急かすことなく、優しい目で真剣に聞いてくれる。
『私、湊くんのこと、好き・・大好き。』
それを聞いた湊くんは固まる。え?やっぱりダメか・・
そう諦めかけた時。湊くんは私を強く抱きしめた。そして、
『まじで嬉しい。誰にも取られたくなくて、強引に彼女になってもらったりして・・これからも俺の一方通行のままかと思っていたんだ。すっげー嬉しい。』
『湊くんは・・私の事どう思ってますか?』
私の真剣な顔にフッと笑い、今更かー?とブツブツ言っている。
『お前今まで俺の気持ち伝わってなかったのか? とんだ鈍感うさぎだな。』
と笑い、私の目を見つめる湊くん。あーこんなに見つめられるとダメだ。あーこれはダメー。なんて思っていると
『好きだよ。星川みちる。俺はお前が好きだ。』
そう言い、優しいキスをくれた。
ん?キ・・キス? 確かに今したよね。唇に彼の唇が・・・みるみるうちに真っ赤になり、両手で顔を覆う私。
『お前可愛すぎるだろ。これ位で恥ずかしがってどうする。もっと凄いことこれからするのに・・・』
彼の言葉に顔を上げられなかった私。そんな私を愛おしそうに見つめる彼。
そんなこんなで、私たちは恋人になりました。
まだまだ男の子は苦手だけど、湊くんだけは大丈夫。そりゃドキドキするし、顔見るだけで、カッコよすぎて見惚れてしまうけど、私は彼が大好き。
恋っていいもんだね。これからも2人で仲良く一緒にいようね。
END
『おっす!』
それはそれは、やっぱりカッコいい湊くん。
『お・・おはようございます。どうしたんですか?』
『迎えに来たに決まってんだろ!遅すぎー。』
と爽やかに笑う湊くん。その素敵さに不覚にも見とれてしまい、ずっと見つめていた私。
あれ?湊くん、なんか顔赤い? 気のせいだよね。太陽の光のせいかな?
『ほら!行くぞっ!遅刻するぞっ!』
いつも授業中寝てるのに、湊くんは真面目なのか分かんないな。なんて、思っているとまた強引に手を引かれ学校へ。
『ま・・待って!手繋いでるの見られちゃうよ。』
焦る私に湊くんは、
『見せればいいじゃん。付き合ってんだし、問題ねぇだろ!』
『え?で・・でも。』
恥ずかしがる私を気にもとめず、そのまま歩き出す湊くん。
私、手を繋ぐとキュンとなるんだよね。なんでだろう?
教室に着き、それでも手を離さない湊くん。皆の注目を浴びて、赤面する私。 それを見てニタニタしている凛ちゃん。
『みちるー!おはよー。湊もおはよー。みちるー、顔真っ赤だよ。みちるってば可愛い。』
ニタニタしながら、凛ちゃんは冷やかす。
『当たり前だろ!俺の女だからよ。』
湊くんは当たり前のように言う。周りでは、うそー!やら、いつから?など物凄い騒ぎ。
ただただ下を向き、真っ赤な私。もぅ恥ずかしくて逃げ出したくなった。席を立とうとした時。湊くんに腕を掴まれた。
『大丈夫!逃げんな!お前は何も悪い事してねぇだろ?それに、俺の気持ちは本物だ。自信持って堂々としとけ。』
湊くんは優しく笑う。そして、座った私に
『いいこ、いいこ。』
と頭をポンポンしてきた。あー!ダメダメ!キュンキュンが倍増してる。
このキュンキュン一体なんなの? 私、どうしちゃったの?
なんか、俺の女とか言われて、とても嬉しい。
そして、次の日から毎日一緒に登校する事になり、湊くんは本当に優しいの。けど、一番嬉しいのは私だけに優しいこと。他の女の子が話し掛けても可哀想な程、冷たい。
そういえば、凛ちゃん言ってたな。
そして、今日は凛ちゃんが用事で、湊くんと帰ることになった。ニタニタして帰って行く凛ちゃんを見送る私達。
その時、先生に呼ばれた湊くん。どうしたのかな? 私は戻って来るまで教室で待ってる事に。湊くんはとても過保護で、私の事心配し過ぎなの。小さい子供に言うように、
『ここを動くなよ!ちゃんと待ってるんだぞ。』
って・・・本当私はもう17歳なのにな。
その時、ガラガラッ・・・
湊くん、帰って来たのかな? そこに居たのは湊くんではなく、前に私に告白してきた優等生くん。
『あ・・あのどうしたんですか?』
私が聞くと優等生くんは、困ったような顔をした。
『やっぱり星川さんの事を忘れられなくて。やっぱり好きなんだ。』
そう言い、ジリジリと近付いて来る優等生くん。なんかこの人目が恐い。ニコニコしているけど、目が笑ってない。
『こ・・来ないで下さい。』
恐くなった私は優等生から逃げようと必死だった。
『僕はこんなに君の事が好きなのに。なんで、アイツなんだ。僕の方が君の事幸せに出来るはず。だから、僕の事を見て・・・』
ジリジリ迫ってくる優等生くん。
『や・・やめて!来ないで!』
私は思わず叫んだ。
『なんて可愛い叫び声。僕、叫ばれると興奮するんだ。アイツの何処がいいんだよ。僕の方が・・・』
逃げないと。いくら鈍感な私でもこの状況がどんなに危険か分かる。逃げなきゃ!逃げなきゃ!でも、恐くて体が言う事をきかない。足も手も体中が震えてくる。
『アイツの何処がいいんだ!?あんな金髪野郎・・・』
優等生くんが怒鳴った。恐くて涙が出る。でも、湊くんを悪く言われて嫌な気持ちなった。
『湊くんの事を悪く言わないで!湊くんはあなたみたいに私の事を恐がらせたりしない。』
その時、ゴンッと激しい音がした。優等生くんが机を思いっきり蹴り飛ばしていた。
恐怖に震える私。この人何をするか分からない。恐い。恐い。湊くん・・湊くんに会いたいよ。
ジリジリと迫って来る優等生くん。私の背中には壁。もうダメだ。逃げられない。恐くて涙も止まらない。体中が震えて何も出来ない。
『もうアイツはやめて、僕の彼女になってよ。』
優等生くんは私の両手を壁に固定し、動けなくした。
『僕の彼女になってくれるよな。それでいいんだ。僕の方がいいんだから。』
優等生くんは顔を近付けてくる。キ・・キスされる。絶対嫌! 好きな人とじゃないと嫌!その時、あの人物の顔が浮かんできた。こんな時に自覚するなんて。
『嫌!私は好きな人じゃないと嫌! 私は湊くんが好きなの。湊くんじゃないと嫌なの。だから、アナタとは付き合えない。』
私は私らしくなく、力強く言った。
それを聞いた優等生くんは、鋭い目で私を睨み付けた。そして、手を振り上げた。
あ・・・これは殴られるのか。目を固く瞑り、覚悟を決めたその時。
ドカッ!とドアが開く音がした。そして、その人物は物凄い勢いで走って来て、優等生を私から引き離し、思いっきり優等生を殴った。
そして、『恐かったな。よく頑張ったな。遅くなってごめんな。』
と、優しく抱き締めてくれた。顔を見なくても分かる。私の大好きな人。
そして、湊くんは優等生くんを鋭く睨み、
『よくも俺の彼女をこんなに恐がらせてくれたな。好きならもっと違うやり方があるだろ。お前のやり方は間違っている。好きな奴を恐がらせてどうするんだ。』
優等生くんは無言で出て行こうとする。そんな彼に湊くんは冷たく言った。
『こいつは俺の女だ。お前に勝ち目はない。もう二度とこいつに近づくな。もし近付いたら病院送りにしてやるからな。』
それを聞き、悔しそうに優等生くんは出て行った。
優等生くんが出て行き、私はその場にへたり込んだ。恐くて体の震えが止まらない。もう涙で顔もぐちゃぐちゃだ。
そんな私を湊くんはぎゅっと抱き締めて、背中をずっとさすってくれた。そして、
『もう大丈夫だ。ごめんな。俺がもっと早く来ていたらこんな事には・・恐かったな。』
湊くんは辛そうな顔で私を見ていた。
『何もされてないか?何かされた?』
『壁に追い詰められて、手を・・・』
言い終わらないうちに湊くんは真剣な目で私の手を調べる。そして、何処もケガしてないな。と、安心していた。
『湊くん、ありがとう。助けてくれて・・ありがとう。湊くんに早く会いたかったよ。』
それを聞いた湊くんは目を見開いた。私は湊くんに気持ちを伝えたくてたまらなくなった。本当は彼は私をどう思っているのか分からない。もしかしたら、本気じゃないかもしれない。でも、例え傷付いても伝えたい。
『湊くん、私さっき凄く恐かったの。でも、あんな状況で大切な事に気付いたの。』
涙の止まらない私。湊くんは急かすことなく、優しい目で真剣に聞いてくれる。
『私、湊くんのこと、好き・・大好き。』
それを聞いた湊くんは固まる。え?やっぱりダメか・・
そう諦めかけた時。湊くんは私を強く抱きしめた。そして、
『まじで嬉しい。誰にも取られたくなくて、強引に彼女になってもらったりして・・これからも俺の一方通行のままかと思っていたんだ。すっげー嬉しい。』
『湊くんは・・私の事どう思ってますか?』
私の真剣な顔にフッと笑い、今更かー?とブツブツ言っている。
『お前今まで俺の気持ち伝わってなかったのか? とんだ鈍感うさぎだな。』
と笑い、私の目を見つめる湊くん。あーこんなに見つめられるとダメだ。あーこれはダメー。なんて思っていると
『好きだよ。星川みちる。俺はお前が好きだ。』
そう言い、優しいキスをくれた。
ん?キ・・キス? 確かに今したよね。唇に彼の唇が・・・みるみるうちに真っ赤になり、両手で顔を覆う私。
『お前可愛すぎるだろ。これ位で恥ずかしがってどうする。もっと凄いことこれからするのに・・・』
彼の言葉に顔を上げられなかった私。そんな私を愛おしそうに見つめる彼。
そんなこんなで、私たちは恋人になりました。
まだまだ男の子は苦手だけど、湊くんだけは大丈夫。そりゃドキドキするし、顔見るだけで、カッコよすぎて見惚れてしまうけど、私は彼が大好き。
恋っていいもんだね。これからも2人で仲良く一緒にいようね。
END
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
密室に二人閉じ込められたら?
水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる