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ねこツムリ
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今でもやってると思うのですが、公募でキャラクターやシンボルマークやネーミングなどを募る方法ってあると思います。
何十万かの賞金を出したりしますので、お金儲けのために公募する人も多いと思います。
でも、公募で作品を集める目的って、何でしょうか。
プロに頼むとお金がかかるから、素人を使って、費用を低く抑えようとするのでしょうか。
才能ある新人を発掘のためでしょうか。
それとも...プロの才能が枯渇してしまったから、素人のアイディアを盗むためでしょうか。
それって、著作権侵害という犯罪ですね。
各公募の応募条件を見ると、『著作権は主催者側に帰属する』と、明記しているケースがほとんどです。
でもこれ、『パクりますよ。』って、言ってるようなものです。
ーーーー
これからお話しするケースは、明らかに著作権侵害だと私は思っています。
実は、この作品を作ったのは、私ではなく、私の息子なのです。
まだ小学校三年生ぐらいだったでしょうか。
どんな作品かと言いますと、頭はネコで、体はカタツムリという奇妙な動物です。。
それで、ネコの目はうるうると涙をながしているのです。
付けた作品タイトルは、「ねこツムリ」です。
平仮名と片仮名を混ぜて、ちょっとひねったのです。
息子が描いた白いコピー用紙では、ハガキ大サイズという要件に合っていないので、パソコンで編集してしまいました。
それをプリンターで印刷すると、何だか迫力のない絵になってしまいまして、息子も、
「こんなんじゃない。」
と、不平をもらしました。
結果は没でした。
ある金融会社の、クレジットカードか何かのデザインにする目的だったので、
『会社のイメージにそぐわなかったのかなあ。』
と、自分で納得してしまいました。
ところが、数年後、「ねこツムリ」をテレビで見ることになったのです。
しかも、大手飲料メーカーのCMで。
想像上の動物三文字に「ビバレッジ」と、名の付く飲料会社です。
しかもしかも、演じているタレントさんが、当時は、結婚してほしいタレントNo.1の歌手であり役者としても一流の、超売れっ子の方です。
ちなみに今では結婚されています。奥さんのお父さんは、近鉄バファローズのスラッガーだった大選手です。
で、そのCMではキャラクター名が、「ねこつむり」と、平仮名になっていました。
これで、『違う作品だ。』とでも言い張るつもりだったのでしょうか。
ネコの目は、うるうる涙を流しておりました。ここもパクっています。
そのCMのキャラクターは、カタツムリの巻貝状の部分が、真っすぐに伸びるようになったり、また丸まったりするようになっており、これは確かに息子の作品にはない特徴です。
だって、こっちは紙の印刷物ですから。
あわよくば、このねこツムリのキャラクターを商品化して、販売しようとしたのではないだろうかと勘繰ってしまいます。
CMの中では、そのタレントさんが格好良く、ねこツムリを伸ばしたり丸めたりしていたのです。
頭にきた私は、生まれて初めて、内容証明の手紙を書きました。
『御社のCMは著作権侵害であり、損害賠償を請求します。』
と。
手紙には、こちらが金融会社の公募のとき提出した作品のコピーを、同封しました。
息子が、この作品を描いた年月日も明記しました。
そして、高校時代の同級生に弁護士になった友人がいたので、手紙で相談しました。
そうしたら、
「そんなことは、しない方が良い。」
と、言われてしまいました。
「あれれ。」
と、私は拍子抜けしてしまいました。
こんな弁護、やってられないよ、と、思ったのかもしれません。
その後、もう一度手紙を送っても、当該飲料会社からの返信は、なしのつぶてです。
『企業とは、このような対応をするものなのだな。』
と、私は痛感しました。
本当は、いくらかのお詫び料はとれるのではないかと思っていたのですが、全くなしのつぶてです。
こっちは個人だから、相手にしないのでしょうね。
ただ、そのCMは、突然さし変わりました。
新しくなったCMは、宣伝する商品は同じで、あの超有名タレントにイカの着ぐるみを着せて、スタジオにジャマイカの風景をつくろって、『じゃあ、まあ、いいか。』と、セリフを言わせるものでした。
何という、駄作!
『しょうもないこと言い』のバカ男子でさえ、言うのをはばかりそうな、まるでダメ作品です。
この超有名タレントさんは、こんな仕事をよく引き受けたと思います。断れば良かったのに。
おそらく、スポンサーから頭を下げられたので、断れなかったのでしょう。
その後、このCMを制作した担当者が、どうなったかは知りません。
なにせ、私のような一介の個人には、何の連絡もありませんでしたから。
ただ、私の内容証明によって、ねこツムリのCMがおじゃんになったのは、紛れもない事実です。
何十万かの賞金を出したりしますので、お金儲けのために公募する人も多いと思います。
でも、公募で作品を集める目的って、何でしょうか。
プロに頼むとお金がかかるから、素人を使って、費用を低く抑えようとするのでしょうか。
才能ある新人を発掘のためでしょうか。
それとも...プロの才能が枯渇してしまったから、素人のアイディアを盗むためでしょうか。
それって、著作権侵害という犯罪ですね。
各公募の応募条件を見ると、『著作権は主催者側に帰属する』と、明記しているケースがほとんどです。
でもこれ、『パクりますよ。』って、言ってるようなものです。
ーーーー
これからお話しするケースは、明らかに著作権侵害だと私は思っています。
実は、この作品を作ったのは、私ではなく、私の息子なのです。
まだ小学校三年生ぐらいだったでしょうか。
どんな作品かと言いますと、頭はネコで、体はカタツムリという奇妙な動物です。。
それで、ネコの目はうるうると涙をながしているのです。
付けた作品タイトルは、「ねこツムリ」です。
平仮名と片仮名を混ぜて、ちょっとひねったのです。
息子が描いた白いコピー用紙では、ハガキ大サイズという要件に合っていないので、パソコンで編集してしまいました。
それをプリンターで印刷すると、何だか迫力のない絵になってしまいまして、息子も、
「こんなんじゃない。」
と、不平をもらしました。
結果は没でした。
ある金融会社の、クレジットカードか何かのデザインにする目的だったので、
『会社のイメージにそぐわなかったのかなあ。』
と、自分で納得してしまいました。
ところが、数年後、「ねこツムリ」をテレビで見ることになったのです。
しかも、大手飲料メーカーのCMで。
想像上の動物三文字に「ビバレッジ」と、名の付く飲料会社です。
しかもしかも、演じているタレントさんが、当時は、結婚してほしいタレントNo.1の歌手であり役者としても一流の、超売れっ子の方です。
ちなみに今では結婚されています。奥さんのお父さんは、近鉄バファローズのスラッガーだった大選手です。
で、そのCMではキャラクター名が、「ねこつむり」と、平仮名になっていました。
これで、『違う作品だ。』とでも言い張るつもりだったのでしょうか。
ネコの目は、うるうる涙を流しておりました。ここもパクっています。
そのCMのキャラクターは、カタツムリの巻貝状の部分が、真っすぐに伸びるようになったり、また丸まったりするようになっており、これは確かに息子の作品にはない特徴です。
だって、こっちは紙の印刷物ですから。
あわよくば、このねこツムリのキャラクターを商品化して、販売しようとしたのではないだろうかと勘繰ってしまいます。
CMの中では、そのタレントさんが格好良く、ねこツムリを伸ばしたり丸めたりしていたのです。
頭にきた私は、生まれて初めて、内容証明の手紙を書きました。
『御社のCMは著作権侵害であり、損害賠償を請求します。』
と。
手紙には、こちらが金融会社の公募のとき提出した作品のコピーを、同封しました。
息子が、この作品を描いた年月日も明記しました。
そして、高校時代の同級生に弁護士になった友人がいたので、手紙で相談しました。
そうしたら、
「そんなことは、しない方が良い。」
と、言われてしまいました。
「あれれ。」
と、私は拍子抜けしてしまいました。
こんな弁護、やってられないよ、と、思ったのかもしれません。
その後、もう一度手紙を送っても、当該飲料会社からの返信は、なしのつぶてです。
『企業とは、このような対応をするものなのだな。』
と、私は痛感しました。
本当は、いくらかのお詫び料はとれるのではないかと思っていたのですが、全くなしのつぶてです。
こっちは個人だから、相手にしないのでしょうね。
ただ、そのCMは、突然さし変わりました。
新しくなったCMは、宣伝する商品は同じで、あの超有名タレントにイカの着ぐるみを着せて、スタジオにジャマイカの風景をつくろって、『じゃあ、まあ、いいか。』と、セリフを言わせるものでした。
何という、駄作!
『しょうもないこと言い』のバカ男子でさえ、言うのをはばかりそうな、まるでダメ作品です。
この超有名タレントさんは、こんな仕事をよく引き受けたと思います。断れば良かったのに。
おそらく、スポンサーから頭を下げられたので、断れなかったのでしょう。
その後、このCMを制作した担当者が、どうなったかは知りません。
なにせ、私のような一介の個人には、何の連絡もありませんでしたから。
ただ、私の内容証明によって、ねこツムリのCMがおじゃんになったのは、紛れもない事実です。
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