5人の旦那様と365日の蜜日【完結】

Lynx🐈‍⬛

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調教の開始


 フェルドマン執事とゲルニカは黙っていた。怒っているのか、とも思ったが、そうではなさそうで、メリッサの部屋迄送ってくれると、フェルドマン執事とゲルニカは部屋に入る。

「お、おやすみ………」
「………眠くなさそうですが?」
「興奮されてないか?メリッサ様」

 やっぱり怒っていた。

「こ、興奮なんてしてないわ!」
「陛下の仕事の邪魔してはいけません、メリッサ様」
「仕事じゃないじゃない!夫達と………ゴニョゴニョ………」
「その『ゴニョゴニョ』の部分、はっきりいってくれよ、メリッサ様」
「メリッサ様………は陛下のお仕事なのですよ……夫達に協力してもらわなければ生命力を送れないのですから」
「し、知らなかったんだもん!!まさか……シてるとは………」
「お、ちょっと成長?」
「…………ゲルニカ……おちょくるな」
「だって、メリッサ様の『ゴニョゴニョ』が可愛くてさ」

 フェルドマン執事は呆れ顔にゲルニカは少しワクワクしている。

「本当はもう少し先に、とは思ってたんですけど、早めてもいいですか?メリッサ様」
「…………な、何を……」
「何を、て調教」
「ち、調教?」
「見たんでしょう?メリッサ様は、陛下と父上様達との房事を」
「!!」
「安心して下さい、まだ交わりはしません………ですが、生命力を引き出させる為に、メリッサ様の身体を開発させて頂きます」
「まだ正式な婚約者じゃないしな、俺達」
「そうなの?」
「ええ、16歳になる前に婚約の儀はしますが、それ迄交わりはありません」
「婚約の儀が、初めて交わる」

 何故この婚約者達は詳しいのだろう。メリッサは城に戻って来たばかりで分からないだけだろうが、何故詳しいのか。

「不思議ですか?私達が国王の事情に詳しいか」
「う、うん」
「教育を受けるんだよ、特に首都に住む婚約者候補達はな………」
「幼い頃から教育を受けるので、国王の伴侶になりたい、という者は多かったですね。国の繁栄を齎す担い手になるのですから」
「し、知らなかった……」
「メリッサ様の住んでいた街は、護衛の為に作られただけなので、仕方ありません」
「なぁ、そろそろ初めようぜ、その為に俺、一回抜いてきたし」
「ゲルニカもですか………私も裸を見せられたら抜きたくなって抜きましたよ」
「…………ぬ、抜いた?」

 ゲルニカがメリッサの纏うシーツを剥ぎ取る。その勢いでメリッサがふらついてしまい、咄嗟にフェルドマン執事が支えた。

「ゲルニカ!乱暴するな!せめて一声掛けろ」
「悪い……メリッサ様大丈夫か?」
「………びっくりしたわ!」
「…………メリッサ様……その姿にシーツは駄目ですよ……いくら隠していても」
「襲って下さい、て言ってるな」
「だって!着れるドレス無いんだもん!!」
「…………あぁ、そうでしたね……着付けが必要なドレスばかりでしたから」
「だから、普通のドレスにしてよ!」
「それは必要ないです」
「何で?」
「メリッサ様には行動制限が課せられてますから」

 聞き捨てならない事を聞いたメリッサ。行動制限、て何?である。

「は?」
「メリッサ様に男を近付かせられねぇからな、だからメリッサ様が今声掛けた奴らは俺の部下で、俺に知らせに来たから、迎えに行けた訳」
「夫や婚約者以外の男との交わりは禁止ですから」
「…………そりゃ、王じゃやくても禁止でしょ?」
「罰の重みが違うのよ」
「どんな罰?」
「男は切られ、女は……まだそういう犯罪はないですね」
「おい、話反らしてってねぇ?メリッサ様」
「………………おやすみなさい」

 何をされるか想像が付いていたメリッサは何とか話を反らすのに必死だった。行動制限は取らされてるのは既に分かってはいたし、質問したら律儀に返す事が分かってきたから、逃げていたのだがバレてしまった。

「まぁ、逃げたいのは山々でしょう。恥ずかしそうでしたしね」

 近くに居たフェルドマン執事がメリッサを抱き上げるとベッドに下ろす。

「直には肌に触れますが、大事な場所は触りませんので」
「胸、でっかくしてやるよ、メリッサ様」
「羨ましそうに見てましたしね、陛下の胸を」

 フェルドマン執事は背後から、ゲルニカは足元から、手を滑り込ましていった。

「や、やだってば!」
「私達は婚約者ですよ?」

 耳元でフェルドマンに囁かれる。

「でも、まだ婚約の儀をしてないんでしょ!?」
「してないぞ………その為の調教」

 ゲルニカは足首を擦る。

「どんな事………するの?」
「メリッサ様………私達の手に集中しましょうか……」
「!!」
「そうそう……手と口でメリッサ様を喜ばしてやるから」

 フェルドマンに胸を揉まれ、ゲルニカに夜着を捲られ足をゆっくり擦られる。

「婚約の儀はちょっとメリッサ様にはまだ刺激強そうだしな」
「先ずは胸を大きくしましょうね、メリッサ様」

 そうして、毎日この調教が続くのだった。
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