獣人伯爵の獣姿に愛を囁く冷酷令嬢【完結】

Lynx🐈‍⬛

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捕食♡


 ラビアン伯爵家に到着した馬車は、王城の近くに建てられた豪邸だった。
 オルタナ国には獣人の将軍が多い。獅子の獣人であり、メイリーンが夢中になった男、ラノック公爵。鷹の獣人で獣の姿であれば空を飛べるジャイロ侯爵。狼の獣人、バルサム公爵。そして、黒豹の獣人のラビアン伯爵。それぞれ彼等には役割があり、その役割は指揮を取る者や所属する者にしか教えられてはいない。
 だから、メイリーンは名は知ってはいても、彼等がどんな仕事をしているかは知る由もなかった。

「お帰りなさいませ」
「ただいま……部屋に篭もるが、避妊薬と体力回復薬を持って来てくれ」
「…………畏まりました」

 老齢の執事や侍従達が出迎え、馬車から降りたメイリーンの顔をチラ見すると、メイリーンの事を聞く迄もなく、執事はラビアン伯爵の指示に従う素振りを見せた。

「後程、バインベルク男爵家から使いが来るだろう……荷を受け取っておいてくれ」
「御意」

 ―――わたくしの家に使い?……もう連絡を入れていたの?この人……

 バインベルク男爵家は、メイリーンの家だ。馬車でメイリーンが待たされた時、ラビアン伯爵はバインベルク男爵家の侍従を呼び出し、メイリーンを今夜預かるとでも言ったのだろう。
 メイリーンの生家より、ラビアン伯爵家の方が地位は上の為、文句も言えない筈で、従うしかないと思われた。

 ―――用意周到過ぎよ……!

「きゃっ!」

 馬車から降りたメイリーンを、ラビアン伯爵は肩に担ぐ。いきなり過ぎてメイリーンは驚き悲鳴を上げた。

「歩幅合わせて歩くのも億劫だからな、運んでやる」
「ち、ちょっと!わたくしは荷物ではありませんわ!」
「ドレスの裾を気にしながら歩かれるのが、時間勿体無いと思わんか?」
「思いませんわ!」

 しかも、このラビアン伯爵。邸に入ると階段を2段、3段と飛ばして上がって行くので、人間より明らかに早く移動して、あっという間に3階にあるラビアン伯爵の部屋なのか、その扉の前に着いてしまう。

「っ!」

 暗がりの明かりも着いていない部屋なのに、スタスタと歩いて、メイリーンを柔らかな感触の上ラビアン伯爵によって落とされた。すると、燭台が近くにあったのか、蝋燭に火を灯され、シルエットでしかメイリーンはラビアン伯爵の姿しか確認は出来ない。挙動不審に辺りを見回すメイリーンに、ラビアン伯爵からクスッ、と笑いが漏れる。

「………不思議か?」
「…………え?」
「暗がりでも器用に蝋燭に火を着けたのを」
「…………豹の獣人だからではないのですか?」
「…………一応、獣人の知識はある程度知っていたか」

 豹は猫科の獣人だ。暗闇でも視界に開けている。
 明かりが灯されると、メイリーンがベッドの上に落とされたのに直ぐ分かった。
 だが、ベッド横の燭台だけではまだ暗く、火を部屋の入口にも灯し、ラビアン伯爵はベッドに戻って来た。

「…………さぁ、メイリーン嬢……楽しもうか……」
「………マーキングはしないで下さいませ……」
「約束は出来んな」

 ギシッ、と軋むベッドの場所から、ラビアン伯爵の体重が掛かる。そこはメイリーンの足元で、身体を起こしていたメイリーンの足をラビアン伯爵は掴み、引っ張られた。

「きゃっ!」

 支えていた腕が滑り、仰向けになるメイリーン。
 気が付けば、ラビアン伯爵はメイリーンを跨ぎ、手がメイリーンの胸元に掛かっていた。

「……………乱暴に抱かれるか、優しく抱かれるか選べ」
「………な…なんて事を聞くのです!誰が乱暴に抱かれるのを選ぶと………っ!」
「その生意気な返事は嫌いじゃないが、房事には不要………」

 胸の谷間に、ラビアン伯爵の指が掛かり、引き裂かれたメイリーンのドレス。

「きゃぁぁっ!」
「脱がすのが面倒でな………ドレスは弁償しよう……」
「っんっ!」

 メイリーンが悲鳴を上げた直後、強引に押し付けられたラビアン伯爵の唇。熱を帯びた舌が、ラビアン伯爵の性格の様に、乱暴で強引な動きが、メイリーンの口内を暴く。

「ん……は……ぁ……」

 キスの最中、メイリーンとラビアン伯爵の息が漏れ、唾液が絡まる水音が心地よく、部屋に奏でられた。

「んっ!」

 ラビアン伯爵がキスだけで終わらせる訳はなく、露わにされたメイリーンの胸を鷲掴みされ、頂点を指で強く弾かれる。
 キスを貪っていながら、胸の強い刺激で、思わず甘い声が出てしまうメイリーン。

 ―――こ、声……出さない、て決めた………のに……

 メイリーンは、ラビアン伯爵に気に入られようとは思ってはいない。一夜限りの関係で終わらせたいのだ。

「……………いい反応見せろ……」
「っ!」

 唇が銀糸を引き離れると、両手で胸を捕まれ、メイリーンを見下ろし、ギラギラとした鋭い目が弛緩する。
 腰の辺りに跨がれたメイリーンは逃げる事も出来ない。それならば、声が出ない様にメイリーンは自分の指を噛み、喘ぎ声が出さない我慢をしていた。

「指を噛むな………メイリーン」
「あっ!」
「声の我慢は要らん、思う存分啼け」
「………っ!」

 両手手首を掴まれ、メイリーンの頭の上に運ばれてしまい、愛撫が中断する。ラビアン伯爵はメイリーンの胸を愛撫していた手を自身のポケットに持って行き、ハンカチであろう布を出すと、メイリーンの手首を結んだ。

「こういうも俺はあるんでな……声を出さないなら出させる為の方法も知っている………我慢させたい時は口を塞がせてやってもいいが、それはその内な」

 決して一夜限りでは無い口振りで、手の自由を奪っていったラビアン伯爵は、上半身裸になり筋肉隆々の逞しい身体をメイリーンに披露する。胸板が6つに割れ、腕はメイリーンを軽く持ち上げただけあり、脂肪が無い様に見える。仄暗い部屋にも関わらず。

「序でに脱がしてやる」
「っ…………」

 メイリーンの胸元だけ開けた、破れたドレスは脱がされ、残すは下半身のみとなる。足を美しく見せる為に履くストッキングを止めるガーターベルトと秘部を隠す拙いショーツのみだ。

「期待…………していたか?」

 ショーツに染みが着いているの迄、ラビアン伯爵は見えてしまう視力の良さ。

「そ、そんな卑猥なお言葉………今迄言われた事ありませんわ!」
「…………そうか?………今迄君を相手して来た男達は紳士だったのだな………獣人との房事は初めてか?」
「…………な、何故そんな事を聞くのです?」
「興味があるからな………君を組み敷き、喘がせた男達は上手かったかどうかもな」
「な!」

 益々卑猥な言葉を連ね、メイリーンに聞いて来るラビアン伯爵。メイリーンは伴侶探しに身体を重ね相性を見ていたに過ぎず、比べはしたものの相手の名誉を傷付け兼ねないので言いたくは無かった。幾ら、『冷酷令嬢』と揶揄されていようが、メイリーンは悪気があって、男達を冷たくあしらっていた訳ではない。恋人や婚約者が居るのに、メイリーンを抱いてきた男達が多かっただけで、メイリーンは態と女達に『この男は浮気した』と教える為だったのだ。

「………言いたくありませんわ」
「…………そうか………なら、身体に聞こう……」
「んんっ!」

 ショーツに、ラビアン伯爵が触れる。にちゃ、と水分が含まれた音が出て、ラビアン伯爵を喜ばせる事となる。

「………堪らんな……この雌の匂い………味見が楽しみで仕方ない…………布越しでも、君の蕾の形が分かる………ココを触られるのが好きか?」
「っ!」

 喘ぎ声が出そうになっているメイリーン。吐息だけに何とか留まり、声を我慢するのに必死によがっていた。

「…………我慢するか………それならそれで、啼き始めた時は、止めぬ様に俺は頑張ってやらなければな……」
「っ!」

 秘蕾を強く摘まれ、ビリビリと電流が身体中に行き渡るぐらいの衝撃がメイリーンに走る。布越しなのに摘まれると捏ねられては、メイリーンの蜜壺から新たな蜜が溢れだし、更なる染みと布に染み込まなくなった蜜が、太腿に伝った。

「……………もう、意味の無いショーツ等要らんな」
「…………あっ!」

 ラビアン伯爵に腰を持ち上げられ、ショーツを剥ぎ取られ、ベッドの下に投げ落とされた時、びちゃっと水分がしっかり含んだ音が、何とも卑猥な音だった。
 ショーツを脱がされてもまだ腰を持ち上げられていたメイリーンは、ラビアン伯爵に秘部を見られ、結ばれた手で隠そうと持って行く。

「隠すな………それとも、俺に慰めを見せてくれるのか?」
「…………な、慰め?」
「…………知らないのか?……自分の手でこうするのだ………」
「っ!…………やっ!止め……っんんっ!」

 秘部を隠そうとしたメイリーンに、ラビアン伯爵はその手をメイリーンの秘部に当て、クチュクチュと、秘蕾を触らせる。勿論、ラビアン伯爵の手と共に。

「…………普段如何やって慰める?」
「………さ、触った事……無い……っん!」
「なんだ、初めてか………そのまま触っていろ、俺はこっちの孔を味わってやる」
「………え!」

 メイリーンが秘蕾に触る手をそのまま離さぬ様に、ラビアン伯爵は腰を抱え込むと、秘部に顔を埋め、蜜を吸い取り始めた。

「…………は、離してっ!」

 舐められた事もあるが、たいてい身体を洗ってからの方が多く、メイリーンの慰めと共に等はした事も無かった。
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