魔力を封印された女の解呪はまぐわいでした※新婚編※【完結】

Lynx🐈‍⬛

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15 ♡


 いつしか、リリアーナはグリードと唇を重ね合い、舌を絡めては離し、見つめ合っては再びキスを繰り返していた。
 リリアーナは、グリードの言葉に勝手に傷付いただけなのだが、グリードから貰うキスは労われている気がしてならない。
 王太子として正論を言いつつ、デュークを庇いたい気持ちも理解したいと思っていても、リリアーナにはデュークを苦手としている以上、完全にはグリードの意思を尊重出来る事は無い。
 こればかりは、いつまでも平行線なのだろう。

「…………リリ……今は私に集中してくれ……」
「っん………」

 重なった口端から漏れたグリードの声。
 リリアーナへの欲望は、誰よりも重く強い。

【リリの思考に、私以外の男は除外しろ】
「っ!」

 まだキスだけで、身体には触れてはこられないが、リリアーナに押し寄せて来るグリードの欲は冷める気配は全く無かった。

【デュークの事を考えているだけでも嫉妬する!】
「っ!」

 リリアーナは決してデュークに惹かれる事も無い、とグリードは分かっている筈なのに、愛や恋の感情も無い男に対して嫉妬するのは、どこ迄重い情なのだろう。

「っと………リリ?」
「…………今日は………私がスる!」

 リリアーナがグリードから離れると、白衣を自分で脱いだリリアーナ。
 リリアーナは肌着姿ではいたが、グリードは白衣の下は素肌だ。
 そそり立つグリードの太い杭をリリアーナは握ると、先端を指の腹で擦り始めた。

「ん………ふっ……リリ……シてくれるのか?」
「信じてくれないんだもの………私の一番はグリードの幸せなの!」

 リリアーナの思考はグリードに伝わっている筈だ。
 リリアーナがこれからグリードにする事も分かってしまっているだろう。
 毒の影響が心配で、グリードには休んで貰いたいとリリアーナは思っている。

「くっ………リ、リリ………私はされる方より……してやりたい……んだ………が……」
「んぐっ………らめっ駄目っ………」
「っ!」

 リリアーナはグリードを押し倒し、グリードの杭を口いっぱいに頬張って、舌で舐め上げ、手で根本を擦って唾液を絡ませている。

 ---下手………だけど……これで良いの………かな……

 荒い吐息もグリードから漏れているのが聞こえて来ると、リリアーナの頭にグリードの思念が入り込んで来るのも分かっていた。

【気持ち良いに決まっているじゃないかっ!リリにして貰っている、てだけで興奮する!】
「っ!」

 ムクムクと口の中で硬さが増す杭に、リリアーナも嬉しかった。

「グリード………挿入れても……い……?」
「ま、待て………リリは準備出来てるのか?」
「わ、分からない………けど………」
「…………それなら、私の顔の上に腰を向けて……」
「っ!…………う、うん……」

 まさか舐め合うとは思わなかったリリアーナ。
 初夜でもした行為ではあるが、リリアーナはまだ慣れてはいない。
 結局、翻弄されてリリアーナが先に果て、グリードがリリアーナを貪ったので、グリードを満足させられたとは思ってはいないのだ。

「先日の様に、ゆっくり味わって貰うつもりも無いからな」
「え?………それってどういう意味?…………っあぁぁぁっ………ま、待っ………てぇ……っ!」

 グリードの顔面に晒されたリリアーナの秘部を指で確認する事も無く、吸い付いてくるグリードに、リリアーナは意識を持っていかれてしまい、リリアーナがグリードを愛撫する余裕を与えなかった。
 いきなり隘路の壁をザラッとした舌が這い、舌で広げられながら吸われるとは思っておらず、準備の為の蜜をリリアーナは大量に放出してしまう。
 秘蕾は隘路の愛撫と同時に、グリグリと指で捏ねられて、堪らず蜜が溢れたのだろう。

「んふっ、あぁ、っん………で、出来ないぃっ……」
【今度も私のか?………コレで一緒に果ててみたいが、リリの口の中には入れたくないから、手だけで良い………我慢出来ないから、もう終わらせる】

 リリアーナがグリードの杭を手で包み、その横でとろんとした顔でぐったりしてしまった。

「リリ………そのまま私の腰の上に乗ってくれないか………私の竜の姿の時に背に跨いだ様にな」
「どっち向き?」
「任せるよ」

 リリアーナは早く欲しかったので、方向はそのままで自らグリードの杭を支えいざなった。

「は……挿入った………」
「動いてくれるのだろう?」
「う、うん………グリードは何もしないでね」

 だが、リリアーナは3日前迄、未経験だだった。
 夢でもグリードの上で動いた事も無い。
 如何やって動けば良いのか、試行錯誤で腰を上下するしかなかった。

「っん………う、上手く出来ない……けど……頑張るね……」
「その健気さ、可愛過ぎる……」

 リリアーナは手を自分の身体の前に置き、支えながら腰を動かしていて、たまにグリードの杭を抜いてしまったり、挿入られなかったり、ともどかしささえ、グリードに与えていた。

【抜き差しするのが見えて堪らないな】
「っ!ご、ごめんね……下手で……」
「…………リリ……練習だな……でも、1回目はしたくないんだ………私が動く……」
「っひっやっ!」

 グリードの我慢が限界で、リリアーナをそのままうつ伏せにさせ、グリードは起き上がると獣の様にリリアーナを貪り始めた。

「リリには悪いが、リリの気持ちが嬉しくて、早くをあげたくなった」
「あぁっ、あ、んんっ………グリードは………あんなに毒を飲んだ………んだからっ………私が……」
「私はそんなに軟じゃないぞ?」

 リリアーナの最奥に抉る様に先端が当てられ、グリードに激しく犯され始めた。
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