ハルフェン戦記 -異世界の魔人と女神の戦士たち-

レオナード一世

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第十三章 ウィルフレッド

ウィルフレッド 第八節

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『組織』のエージェントとして活動して暫く経ち、俺は徐々に『組織』がどういうものなのか理解し始めた。『組織』の規模は想像以上に大きく、恐らくだが全世界に及んでいることと、誰も『組織』の実体を把握できていないことだ。

まず、『組織』は『上層部』と呼ばれる幹部が所轄するいくつもの部署が存在するが、部署の間は任務や必要な事項がある場合を除き、基本的にお互いの交流はまずしない方針で、お互いが同じ『組織』のメンバーだと知ることがない。たとえば他の会社では識別用の生体タグで同社の社員かどうかを識別するが、『組織』では任務で必要だと上が判断した時のみにそれができる。

そのせいで、果たして『組織』にトップのようなものがあるのか、他にどんな部署があるのか、どれが本当は『組織』の末端会社なのか、『上層部』がどれぐらいの人がいるのか誰にも分からない。秘密主義というべきか。これぐらいなら他の会社や組織もやっているかもしれないが、『組織』以上に徹底しているところはあまりないのではないだろうか。

そして『組織』は、普通の組織や企業ならあるはずべきのが見えない。現代の企業などは、多かれ少なかれ、必ず利益か思想のような具体的なビジョンぐらい感じることが出来る。利益のために搾取し、思想のために殺戮兵器を開発するなどのようなものだ。

だが『組織』にいる間、どこの誰もそれらしいものに言及したことはなかった。「世界の征服」や「人類の進化」とか、他の組織や企業では散々聞き飽きた動機に、ここでは聞いたこともない。

ここまで秘密主義を徹底しても、不思議にも『組織』は思った以上に機能している。『上層部』に俺の知らない横の繋がりがあるのか、またはその更なる上に全てを統括する脳、指揮中枢みたいのがあるかもしれないが、それを証明できるものはどこにもなく、物言えぬ不気味さがあった。だが日々必死に生き抜こうとする自分には所詮、珍しく暇を潰したい時に考える小さな疑問であって、大きな問題ではなかった。

『組織』に入って数多くの任務をこなし、どれぐらい時間が流れたのかも忘れるぐらい頃、とうとうあの日がやってきた。


******


エンパイアタワーの大深度地下にある地下層エリア。『上層部』の人がクリアランスを与えた人達しか入れない重要階層だが、あの日、俺とアオトはギルバートに呼ばれ、初めてそのエリアにある会議室へと連れてかれた。

「よぉ、久しぶりだなミハイル」
会議室に入ると、そこで既に待っているミハイルに、ギルバートはまるで旧友を呼ぶような気軽さで声をかけた。ミハイルは俺が最初に出会った時と同じ表情のない顔で振り返る。ミハイルを見て、俺とアオトは少し驚いた。

「ギルはミハイルと知り合いだったのか?」
「ああ、昔のなじみでな。俺が『組織』にいるのもようはこいつのせいってことだ」
「無駄話はこれぐらいにしてくれギル」
「へっ、相変わらず愛想のないこった」

ミハイルと目が合う。彼と出会って初めて、その口元が僅かに釣り上がった。
「…よくここまで登ってこれたな。ウィルにアオト」
「俺…私達をお呼びになったのは、例の計画プロジェクトと関係あるのですね」
「そのとおりだ。君達は実験体候補として選ばれて以来、数多くの経験を積んで生き延び、この計画プロジェクトの正式な実験体となった。もっとも、真の試験はここから始まるのだが」

アオトがあまり驚いてないのを見ると、やはり彼も同じことをミハイルに言われたのだろう。俺達はプレゼンテーション用のホログラムモニター前に座ると、ギルバートと一緒に立つミハイルが説明を始めた。今まで俺達が舐めてきた辛酸の理由となる計画プロジェクト、その全貌を。

――――――

「言うまでもないが、これから見せる内容は『組織』における最高クラスの機密だ。心して聞くように。まずは、こちらを見てもらおう」
ミハイルがホログラムパネルを操作すると、今まで見たことの無い構造物の残骸が月らしき場所にいる映像がモニターに映り出された。アオトがマジマジとそれを見る。
「これは…月にいるのですか?でもなんだろこれ…見たこともないデザインですけど…」

「見たこともないのは当然だ。これは太陽系外の生命…異星人によって作られた宇宙船の残骸だから」
「異星人の」「宇宙船だって!?」
俺とアオトが思わず驚嘆の声をあげた。

「今から十年前、月の裏側に衝突したものの正体だ。最初は隕石による衝撃と思って、月面資源開発会社リーンヴァース所属のメテウスチームが調査に向かったが、それが異星人の宇宙船の残骸だと判明した」

ミハイルが次々と映像を切り換える。残骸と化しており、デザインも異なるが、確かにどこか宇宙船だと分かる外見。人型生物の移動を前提としていない内部通路。不思議な光がまるで生きているかのようにその表面を走る装置の数々。そして専用機材を用いて、あちこち研究しまわる調査チームたち。

「それが異星人のものであると確認した『組織』はそのまま船の調査を引き継いだ。アウター1と呼ぶこの船を解析して色々なことがわかったが、彼らの技術は我らより遥かに進んでおり、原理の知らない装置はもちろん、未知なる素材も数多く確認されている。これはエンジン室と判明された部屋の映像で、これは研究者達がアニマと呼ぶナノマシンの培養槽。そして―――」

次に出された画面に俺とアオトが思わず息を呑んだ。アメーバとしか言いようのない形で地面に崩れたがあった。その宇宙の中心では、何か淡い光がいまだ命があるように明滅していていた。
「これ…まさか…」

「異星人、と思しき物体だ。我々は『アウトランダー』のコードネームで呼んでいる。思しきというのは、我々は生きた異星人を確認したことがない。これに生命らしい特性があり、船の残骸にある施設やこれらの位置からの推測に過ぎない」
画面が、奇妙なパネルや装置らしいものがいたるところに配置された部屋へと切り換える。

「この宇宙船アウター1とアウトランダーが如何なる目的を持ち、どのような理由で月に墜落した経緯はいまだ判明されていない。コンピュータらしき装置から得られた情報はひどく断片的で、そもそも言語で情報のやりとりをしていないようだ」
思わずごくりと唾を飲む。

「次にこれは三年前、ネジャイロシティのスラムで起こったある事件の映像だ」
画面に、どこか犬の形に似た、血まみれの奇妙な生き物の死体が映り出された。生物兵器との接触は今の俺達にとってもはや珍しくも無いことだが、あのフォルムが地球のものではないものということはすぐに分かった。

変異体ミュータンテス『ハウンド』。この犬だった怪物のコードネームだ。スラムで突如発生し、多くの浮浪者たちを食い殺した怪物は驚異的な身体能力と再生能力を持っている。分析した結果、その体組織はアウター1で発見されたアニマ・ナノマシンで構成されているのが分かった」

画面がさらに切り替わり、どこか不思議な光沢の液状体が、様々な形の物体、しまいには人間に変化する様子が映りだされる。
「これは同じ現場で発見した、ナノマシンにより構成された異星人アウトランダーの工作用端末。我々はイミテーション・ドローンと呼称している。人や無機質などに化けて様々な工作を行う機能を備えて私たちの社会に浸透し、変異体ミュータンテスをばら撒いていると推測されている」

次に類似事件が発生した世界各地のシティの様子が流れる。
「似た事件は数ヵ月後のダーウィンシティにも起こっており、我々はこれを異星人彼らの侵略の前触れだと推測した。異星人の技術が脅威的というのは事実であり、このまま放置してよいものではない。幸い、我々はその技術に対抗する特殊プロジェクトを既に立ち上げていた、それが―――」
画面が切り換える。

「アルマ計画プロジェクト…」
映りだされた文字を読み上げると、ミハイルが初めて悦びという感情を発露したような笑みを浮かべた。

「十年前にアウター1を発見して以来、『組織』は総力を挙げてその技術分析に取り掛かった。その全ての技術と資源リソースを、選び抜いた実験体に施してその肉体を改造し、究極の兵器アルマを作りあげる。それがこのアルマ計画プロジェクトの目的だ。そして私は総責任者としてこの計画プロジェクトの指揮を執っている、『組織』の『上層部』の一人である」
計画プロジェクトの概要、人体を改造する流れなどの情報画面が次々と映り出される。

計画プロジェクトの流れ自体を説明しよう。まず最初は、この改造に適した因子の分析、およびこれを基にした改造候補の選抜段階。因子分析については、この計画プロジェクトが発足されて以来、すでに我々は数多くの人体実験を行い、改造に適した様々な因子の分析を大体掴むことができた。これら経験を活かし、ゼロ段階から実験体に適する人達を選んで育てる過程が…君達が私の契約書に署名してから今に至るまでの日々だ。戦闘経験の無い人を改造しても、戦闘能力を最大限に発揮できるかどうかが疑問だし、因子の条件は複雑に絡んでるため、既存のベテラン達から選別するには数に限りがある。だからこのような回りくどい方法をとることにした」
最初にミハイルに出会った時、これが大変繊細な計画プロジェクトであると説明したことを思い出す。

「そしてここからが肝心なのだが、実際の改造手術自体は二つの段階に分けられる。最初の段階は、改造対象に改造型アニマ・ナノマシンを注入し、第一次変異を行うこと。そして次の二次変異、この計画プロジェクトのコアともなる最終段階が――」
モニターの画像が切り換える。
「このアスティル・クリスタルを埋め込み、二次変異を誘発して定着させることだ」

今日で何度目なのかも分からない驚愕の表情が俺とアオトの顔に浮かび上がる。見たこともない美しい輝きを発する結晶体。神秘の色を湛えたその輝きは、先ほどの異星人らしき遺体が見せた宇宙の輝きを思い出させる。

「このアスティル・クリスタルは異星人の技術の源とも言える高エネルギー結晶体だ。原理は未だに解析されてないが、空間と時間の連続体に干渉する特性を有している。アウター1の機関室でその原型となるクリスタルがあり、船体の主な材質に必ず使われてるアニマ・ナノマシンは、そのエネルギーを受けて劇的に活性化する特性を持つ。このことから、恐らく異星人は主にこのクリスタルを利用して星間航海を実現していると思われる」

ナノマシン入りシリンダが実験体に注入され、そしてクリスタルがその体に埋め込まれるデモ画面がモニターに映り出される。
「アニマ・ナノマシンとアスティル・クリスタル。異星人の技術の核となるこの二つのテクノロジーを人体に応用して作り出す兵器アルマは、間違いなく現在の地球において全てを凌駕する力を手に入れることになるだろう。君達は、その力を手に入るための玄関に立っているということだ」

俺とアオトは暫く無言になる。今まで多くの陰謀や兵器を目のあたりにしたが、ことがいきなり星間航海まで可能とする異星人の話になるとさすがに突飛した感覚は感じずに入られなかった。

「次に進む前に、何か質問は?」
アオトが手を挙げた。
「その…この改造手術なんですが…成功率はどれぐらいになっているのでしょうか」
顔色一つ変えず、ミハイルが答えた。
「実際に成功したケースがあるかといえば、答えはゼロだ」
思わず手に力が入る。

「先ほど言った、改造候補の選抜から改造までのサイクルは、今日に至るまですでに13サイクル行われている。実験候補段階の数千名から、君達のように生き延びられる人は五十名を満たすことはまずない。そういったハイリスクの任務を主に与えてるからな。そしてここからさらに先、アニマ・ナノマシンによる一次変異を耐え抜いた人は3%未満で、最終段階のクリスタル移植を生き延びた人は、現段階で誰もいない」
俺とアオトが再び無言になる。

「元からこの情報は伝えるつもりだった。改造の適性因子の一つには、死のリスクに対して前向きに受け止める精神を持つというものがある。大事な人がいる、もっと人生を楽しみたい、或いは単純に死にたくない…。理由はどうでもいい。ただそれに向きあい、勝つように思う強い動機があった方が、生存係数が高くなる結果が出ている。この確率の壁を打ち壊せるかどうかは、君達次第でもある、と考えている」

「…拒否権がないのも、その思いを強くさせるための手段の一つなんですね」
アオトの表情は、意外と冷静だった。
「そうとも言えるな。…他に質問がなければ、今期の実験体は君達、そしてギルバートも含めて34人となる。改造手術は三日後、このタワーのエリアS-54で行われる。最初に手術を受けるのは、今期の実験体ナンバーNA-001、ウィルフレッド、君だ」
名前を呼ばれたと同時に体が大きく震えた。

「そんな、ウィルが最初の…っ、それにギルまで…っ?」
驚愕するアオトをよそにミハイルが説明し続ける。
「ギルバートは元より適性因子がありながら、その実戦経験を見込んで実験体候補の教官にあてがわれた。今回は彼自ら立候補し、手術を受けることになっている」
ギルバートは俺達にいつもの不敵な笑みを見せる。その動機自体は、俺もアオトも少なからず想像することはできた。

「ウィルフレッドはこの三日間、一切の任務を受けずに待機するように。最後にもう一度聞くが、質問はあるか?」
俺は手を挙げた。
「…一つ、質問ではなく、リクエストをしてもいいでしょうか」
「聞いておこう。なにか欲しいのか?」


******


ミハイルの案内のもと、地下層エリアの一角にある小さなサンプル保管室に俺達はいた。本来は自分だけ来るつもりだが、アオトとギルはどうしてもと言って、結局さっきのメンバー全員がくることになった。

その保管室には多くのステイシス槽があり、その中には体の一部または全体が異形の形に変異した人間が、多くのチューブに繋がりながら浮んでいた。その形は、今までみるウィルスなどによる生体兵器と違って、一目で地球とは異質なものであることが分かる。

改造の適性因子を探すために実験体となった人々、そして最終段階て改造に失敗した人達のなれの果てだ。人種も老若男女と様々で、中には当然、まだ幼い子のサンプルもそれなりにあった。ミハイルやアオト達が少し離れて俺を見ている中、俺は一つのステイシス槽の前に立ち止まる。槽中で浮ぶ小さな男の子の半分変異した顔を見て、思わず拳に力が入った。

元より『組織』が清廉潔白な場所だとハナから思ってはいない。この時代でそれを求めること自体がナンセンスということも、今までの人生や任務でそれを嫌なほど理解している。それでも、俺はこれらを無視したまま改造を受ける訳にはいかなかった。

失敗したら自分がどうなるかという心構えを作るというのもあるが、それ以上に、この計画プロジェクトのために、どれ程の命が、子供達が消えていったのか、もし自分の改造が成功した場合、を、この目でしっかりと焼き付けたかった。

ステイシス槽の中身に永眠している人達の姿を、俺は次から次へと目に、心に留め、やがて静かに目を閉じ、決意を確固たるものとした。


「…彼はいつもこうなのか、アオト」
「はい、ミハイル長官。特に子供が関わる件になると、ウィルはいつも似た行動をします」
「今更驚くのかいミハイル?あいつのことは報告なり今ままでずっと見てきただろ?」

「ああ。彼だけでなく君のことにも驚いている、ギル。ああいうのはてっきり気に食わないタイプだと思ったが」
「はんっ、分かっちゃいねぇなミハイル、ああいう甘ちゃんはな、んだよ。見ていて飽きないって言うか、面倒の見甲斐があるってもんだ」

「ふむ……」(彼のようなパーソナリティの改造データはまだいない…どのみち、データベースの充足にはなるが…)


******


改造を行う当日。手術最後の検査を終えた俺は、手術衣を着ながらミハイルや担当技術員の案内でS-54エリアの手術ラボに連れてかれた。他の実験体への不安や成功率に影響を出さないため、ギルやアオトは手術の過程を見ることはない。

「手術前の最終確認が終えるまで、こちらで待機してください」
オペレート用端末群が半円状で囲む強化ガラスの向こうには、改造のための仰々しい装置と施術ベッドに技術者達がせわしなく最終調整を行っている。一部装置に付いたシリンジに詰められた改造型アニマ・ナノマシン群体が不思議な光沢を発していた。

そして物々しい一つの強化合金製ボックスが数名の技術者と警備兵とともにその部屋に持ち込まれ、技術者がキーカードを挿してロックを解除する。冷却、隔絶用の白い煙が噴出し、アスティル・クリスタルが姿を見せた。

まるで宇宙そのものが結晶になったかのような青の輝き。初めてそれを見る俺は思わず畏怖の念が生じる。これからそれが自分の体に埋め込まれるのを考えると、体が勝手に震えた。

「恐ろしいか?あの異質な輝きが」
「…はい」
「それでいい。恐怖を正しく認識するのも、生き残るための大事な要素ファクターのひとつだ。…今の君にはさすがに余計な言葉か」
「いえ…」
技術者がクリスタルを装置にセットすると、ミハイルに合図を出した。

「いよいよだ。準備はいいか?」
「…最後に一つ、尋ねたいことがあります」
「言いたまえ」
「あなた自身は、この計画プロジェクト自体をどう考えているのですか?」

「何故それを聞く?」
「単なる好奇心です。貴方と最初に出会ってから…この計画プロジェクトにかなり強い執着をもってるように感じられて…」
「よく観察しているな。或いは感性が敏感というべきか。それもまた実験体としての素質の一つだ」
ミハイルの口元が僅かに釣り上がった。

「まず最初に説明するが、この計画自体の立案者は私ではない。『組織』の最高指導者直々の指示によるものだ」
「『組織』の最高指導者…っ?」
俺は思わず声を挙げた。全体構成が謎だった『組織』に、まさか最高指導者が存在しているだなんて。

「人類の歴史を書き換えるほどの計画プロジェクトだ。当然そうはなるだろう。そしてそれを前提として、私の考えがある。これはやり甲斐のある仕事だとな」
「やり甲斐…?」

「人生の価値を自分で決められる機会というのは、この時代ではある意味もっとも贅沢な権利だ。そして私は運よく自分にとって最高の価値に出会い、全力でそれを掴み取った。それが私にとって全てを賭けるのに値する、人生の価値そのものだから」
それを言った時のミハイルが初めて見せた表情は今でもよく覚えている。
「逆に聞こう。君にとって人生の価値はなんだ?それを選ぶ権利をどう掴むつもりだ?」

俺の返事も待たずに、ミハイルは改造室内のアスティル・クリスタルを指差す。
「その答えも、答えを掴むための力も全てその先にある。それを手に入れるかどうかは、君次第だ」
神秘の宇宙の青を堪えながら輝くアスティル・クリスタルを俺は見つめた。意を決したように顔をしかめ、ミハイルがほくそえむ。

「時間だ。中へ入りたまえ」



【続く】

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