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第2堡塁の衝撃
第92話 やはり、そう来たか
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龍二が指示した、第1堡塁から第2堡塁への猛攻撃により、予想された第2堡塁からの砲撃がほとんど観測されることは無かった。
しかし、第1堡塁要塞砲部隊が保有していた弾薬は、あと1個任務を射撃すれば全て撃ち尽くすと言うほどの激しい射撃だった。
「三枝君、本当にいいの?、少しは残しておかなくて」
「ああ、これでいい。多分、そろそろ第一堡塁は機能不全を起こす」
指揮所の一同は、再び龍二が何を言っているのかが理解出来ない状況になっていた。
しかし、これまでの龍二の言動は、全て敵の考えの裏をかいて来たものだったため、ここでこれ以上の意見を述べる者はいなかった、、、ただ一人を除き。
「三枝君、参謀として一つ意見するよ、第1堡塁の要塞砲は、僅かでも残弾を保持させるべきだよ」
「優、珍しいな、君がそんな事を言うなんて」
龍二は少し驚いていた、、、しかし、古い友人でありながら、常に自分の後方を歩いて来た優が、初めて対等に意見をしてきたことに、龍二は少し嬉しい気持ちであった。
龍二は少し考えた、それは、これから起こるであろう事態に、優を傷付けずにこれを理解させることは厳しいとさえ感じられたからだ。
「解った、優の言う通りにしよう、第1堡塁守備隊、砲撃を停止、指示を待て」
それまでワンマンに行動して来た龍二が、初めて他人の言う事を聞いた、そんな風に周囲には見えた。
実際は、ワンマンなのではなく、龍二の指揮能力が異次元過ぎて、だれも付いてこれていないと言うのが現実であったが、この時の優は、少し浮かれていたのかもしれない。
第1堡塁からの砲撃が止むと、速度を落としていた戦車部隊が一気に速度を上げ、第2堡塁に突撃を敢行した。
それは、徒歩兵の到着直前であったことから、戦車との交戦に気を取られ、後方にいいる徒歩兵の対応にまで意識が向けられない状況となっていた。
要塞守備隊の多くは、第3堡塁に後退していたが、その後退した兵士ですら、先ほどのしなの艦載機部隊や第1堡塁からの砲撃により、約6割もの損耗を受けていたのだ。
そのため、第2堡塁は既に最小限の残留部隊がギリギリの攻防戦を展開することが行動の限界であり、龍二にはそれが、よく理解出来ての行動であった。
「戦車部隊の突入に合わせ、全徒歩兵部隊はそのまま停止することなく、突撃へ移行せよ」
「ちょっと、三枝、いくらなんでも徒歩兵も持たないわよ!、女子高生は第2堡塁まで走って来たのよ、一旦停止させて、アタック・ポイントを取らせてはだめなの?」
今度は幸が意見した、が、龍二はその意見は受け入れなかった。
ただ、「もうすぐわかるさ」とだけ、幸に言って諭した。
幸は少し納得が行かない顔をしたが、龍二は少し幸に紳士的に対応したため、何故か幸にはそれが嬉しく、許せるのであった。
そして、そのもうすぐ解るの意味は、突入した戦車部隊からの無線によって、ようやく理解できるのである。
「こちらはTK-3、第2堡塁の前縁を確保しました、抵抗がありません、このまま制圧できそうですが、進みますか?」
「いや、要塞の前縁に張り付いて、それ以降は徒歩兵に制圧させてほしい」
龍二がそう言い終わると、第3堡塁からの孟砲撃が降り注いだ。
そして、第2堡塁守備隊が、手を頭の上にあげて、次々と投降してきいたのである。
「やはり、そう来たか」
龍二はボソリとそう呟いた。
龍二はこの時、敵が投降して来たという事は、要塞の兵装を無力化してからの投降であると気付いていた。
それは一体、どういう事なのか。
しかし、第1堡塁要塞砲部隊が保有していた弾薬は、あと1個任務を射撃すれば全て撃ち尽くすと言うほどの激しい射撃だった。
「三枝君、本当にいいの?、少しは残しておかなくて」
「ああ、これでいい。多分、そろそろ第一堡塁は機能不全を起こす」
指揮所の一同は、再び龍二が何を言っているのかが理解出来ない状況になっていた。
しかし、これまでの龍二の言動は、全て敵の考えの裏をかいて来たものだったため、ここでこれ以上の意見を述べる者はいなかった、、、ただ一人を除き。
「三枝君、参謀として一つ意見するよ、第1堡塁の要塞砲は、僅かでも残弾を保持させるべきだよ」
「優、珍しいな、君がそんな事を言うなんて」
龍二は少し驚いていた、、、しかし、古い友人でありながら、常に自分の後方を歩いて来た優が、初めて対等に意見をしてきたことに、龍二は少し嬉しい気持ちであった。
龍二は少し考えた、それは、これから起こるであろう事態に、優を傷付けずにこれを理解させることは厳しいとさえ感じられたからだ。
「解った、優の言う通りにしよう、第1堡塁守備隊、砲撃を停止、指示を待て」
それまでワンマンに行動して来た龍二が、初めて他人の言う事を聞いた、そんな風に周囲には見えた。
実際は、ワンマンなのではなく、龍二の指揮能力が異次元過ぎて、だれも付いてこれていないと言うのが現実であったが、この時の優は、少し浮かれていたのかもしれない。
第1堡塁からの砲撃が止むと、速度を落としていた戦車部隊が一気に速度を上げ、第2堡塁に突撃を敢行した。
それは、徒歩兵の到着直前であったことから、戦車との交戦に気を取られ、後方にいいる徒歩兵の対応にまで意識が向けられない状況となっていた。
要塞守備隊の多くは、第3堡塁に後退していたが、その後退した兵士ですら、先ほどのしなの艦載機部隊や第1堡塁からの砲撃により、約6割もの損耗を受けていたのだ。
そのため、第2堡塁は既に最小限の残留部隊がギリギリの攻防戦を展開することが行動の限界であり、龍二にはそれが、よく理解出来ての行動であった。
「戦車部隊の突入に合わせ、全徒歩兵部隊はそのまま停止することなく、突撃へ移行せよ」
「ちょっと、三枝、いくらなんでも徒歩兵も持たないわよ!、女子高生は第2堡塁まで走って来たのよ、一旦停止させて、アタック・ポイントを取らせてはだめなの?」
今度は幸が意見した、が、龍二はその意見は受け入れなかった。
ただ、「もうすぐわかるさ」とだけ、幸に言って諭した。
幸は少し納得が行かない顔をしたが、龍二は少し幸に紳士的に対応したため、何故か幸にはそれが嬉しく、許せるのであった。
そして、そのもうすぐ解るの意味は、突入した戦車部隊からの無線によって、ようやく理解できるのである。
「こちらはTK-3、第2堡塁の前縁を確保しました、抵抗がありません、このまま制圧できそうですが、進みますか?」
「いや、要塞の前縁に張り付いて、それ以降は徒歩兵に制圧させてほしい」
龍二がそう言い終わると、第3堡塁からの孟砲撃が降り注いだ。
そして、第2堡塁守備隊が、手を頭の上にあげて、次々と投降してきいたのである。
「やはり、そう来たか」
龍二はボソリとそう呟いた。
龍二はこの時、敵が投降して来たという事は、要塞の兵装を無力化してからの投降であると気付いていた。
それは一体、どういう事なのか。
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(2022.04.04)
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