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合同捜査本部
第62話 緊急です
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「あの、ルアー同士の事ではありますけど、男女の事ですので、そっとしておいてもらえませんか?」
もう、こんな事まで言わなくてはならないなんて、本当最悪だ。
いや、普通は察するだろ! デリケートな話だろ! なんで白日の下に晒す?
「私も本意ではないのです。申し訳ありませんが、二人がこの後、どんな関係になって行くのか、そこが大事な所ですので」
「お気遣い有り難いのですが、そう言う事なら、そっと見守ってくれませんかね」
「いや、なんと言うか・・・・」
困り果てている。なんだか正宗さんが、とても困っている。多分、私以上に。
そんな時、邦弘がとても正論を正宗さんに返した。私もこれには正直参った。まさかこのでくの坊みたいな彼の口から、この会議の焦点を語られることになるなんて。
「新城 正宗、君の言うことは正しいしもっともだ。ただ、当事者として、洋子の意見を尊重したい。これは理屈ではなく、感情論だと思ってくれていい」
「素晴らしい! どうやら本物のようですね!」
一同は、正宗が何をそれほど喜んでいるのかが、いまいち解らずにいた。
正宗の発言に苦言を呈したのは、意外にも新城 冴子だった。
「正宗君、人様の恋路をそんな風に言っちゃだめだよ。私も祝福したいと思っているし、正宗君にだって良い人が出来たら紹介してほしいって思うもん。誰かいないの? 好きな人とか?」
「ねえお母さん、どうして僕の話になるの? 僕もかなり特殊な達位置だけどさ、もう次元が違うんだよ」
「どう違うと言うの?」
「気付かない? これまでの発言を聞いて。中嶋さんと伊賀さん、同じルアーに見える?」
「・・・・どう言う事?」
「ルアーにも、種類があるって事だよ。最初に伊賀さんも言っていたでしょ?」
冴子は、双子の正宗を抱いたまま、意味が解らずキョトンとしていた。
その時、別室から新城係長が飛び込んで来た。
その慌てぶりに反応したのは、工藤部長だ。
「どうした?」
「緊急です。ちょっと・・・・」
新城係長が工藤部長へ耳打ちすると、公安のプロである工藤部長の表情が明らかに変わって行く。
その場の空気は一変し、一同も何かを悟ったようだった。
「どうしたんですか? 何か緊急の事態でも? ちょっと怖いんですけど」
すると、工藤部長が全員の前まで進み、何が起こっているのか、端的に説明してくれた。
「どうやら、囲まれたらしい」
囲まれる?
誰が、誰に?
深刻な表情の工藤部長の横で、懐から拳銃を取り出し装填する新城係長と正宗の姿が、とても異様であった。
もう、こんな事まで言わなくてはならないなんて、本当最悪だ。
いや、普通は察するだろ! デリケートな話だろ! なんで白日の下に晒す?
「私も本意ではないのです。申し訳ありませんが、二人がこの後、どんな関係になって行くのか、そこが大事な所ですので」
「お気遣い有り難いのですが、そう言う事なら、そっと見守ってくれませんかね」
「いや、なんと言うか・・・・」
困り果てている。なんだか正宗さんが、とても困っている。多分、私以上に。
そんな時、邦弘がとても正論を正宗さんに返した。私もこれには正直参った。まさかこのでくの坊みたいな彼の口から、この会議の焦点を語られることになるなんて。
「新城 正宗、君の言うことは正しいしもっともだ。ただ、当事者として、洋子の意見を尊重したい。これは理屈ではなく、感情論だと思ってくれていい」
「素晴らしい! どうやら本物のようですね!」
一同は、正宗が何をそれほど喜んでいるのかが、いまいち解らずにいた。
正宗の発言に苦言を呈したのは、意外にも新城 冴子だった。
「正宗君、人様の恋路をそんな風に言っちゃだめだよ。私も祝福したいと思っているし、正宗君にだって良い人が出来たら紹介してほしいって思うもん。誰かいないの? 好きな人とか?」
「ねえお母さん、どうして僕の話になるの? 僕もかなり特殊な達位置だけどさ、もう次元が違うんだよ」
「どう違うと言うの?」
「気付かない? これまでの発言を聞いて。中嶋さんと伊賀さん、同じルアーに見える?」
「・・・・どう言う事?」
「ルアーにも、種類があるって事だよ。最初に伊賀さんも言っていたでしょ?」
冴子は、双子の正宗を抱いたまま、意味が解らずキョトンとしていた。
その時、別室から新城係長が飛び込んで来た。
その慌てぶりに反応したのは、工藤部長だ。
「どうした?」
「緊急です。ちょっと・・・・」
新城係長が工藤部長へ耳打ちすると、公安のプロである工藤部長の表情が明らかに変わって行く。
その場の空気は一変し、一同も何かを悟ったようだった。
「どうしたんですか? 何か緊急の事態でも? ちょっと怖いんですけど」
すると、工藤部長が全員の前まで進み、何が起こっているのか、端的に説明してくれた。
「どうやら、囲まれたらしい」
囲まれる?
誰が、誰に?
深刻な表情の工藤部長の横で、懐から拳銃を取り出し装填する新城係長と正宗の姿が、とても異様であった。
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