78 / 162
体育祭
19
しおりを挟む
「…俺からは1つだけ。後悔だけはしないように、頑張ってくれ。」
そう一息で言うとすぐに副会長さんにマイクを渡す会長さん。
それを受け取って副会長さんは何か直接会長さんに言ってるみたいだったけど俺の場所からは聞こえなかった。
ため息をこぼしたように見える副会長さんは改めてこちらに向き直るとにこりと笑顔を浮かべる。
「今日が皆さんの記憶に少しでも残れば私たちも嬉しいです。頑張りましょうね。」
これまでの準備は生徒会のひとたちもたくさん手伝ってきたって聞いた。
生徒もそんなことするんだってびっくりしたのは記憶に新しい。
そして次は会計さん。
「やっほ~!みんな怪我しないように頑張ってねぇ~!応援してるよぉ~!」
ゆるゆるとした喋り方で元気に言うとすぐに書記さんにマイクを渡した。
というか生徒会さんはいつもイベントがあるとこうやって一言言わないといけないのかなぁ。大変だ。
人気者だからみんなの士気をあげる目的?とか?
いやでも興味なさそうにしてる人もいるし…未だによくわからないなぁこの学校。
「…がんばれ。」
…うん、書記さん興味ないんだね。結構考えてるそぶり見せてたけど思いつかなかったんだね。
生徒会さんが全員喋ったところで注意事項や流れの説明があっていよいよ競技開始となった。
自分の競技はまだ先だなぁ。
「佳乃ちゃん、向こうの日陰にいないとバテちゃうよ?」
「あ、京くん!そうだね、向こうでみんなのこと応援しよ~!」
今日は日差しも強いし競技始まる前にバテちゃったら迷惑かけちゃうもんね。
せっかく頑張ったし、後悔したくない!
むん、と一人意気込んでいるとそういえばと京くんが俺の腕を持って聞いてきた。
「…佳乃ちゃん、日焼け止め塗った?」
「日焼け止め?ううん、塗ってないよ?」
「えぇ!?ダメだよ、ちゃんと塗らないと!俺が塗ったげるから早く向こう行こう!」
「え~大丈夫だよぅ…俺今まで塗ったことないし…。」
「ダメダメ!焼けるの防止っていうのもあるけど塗るだけで熱の感じ方が違うんだからね!」
「へぇ…。」
京くんすごく詳しいなぁ。俺そういうの疎いから全然わかんないや。
最近のお日様は怖いっていうもんねー。ちゃんと塗らなきゃだねぇ。
***
ほらほら、と急かされて日陰に移動して京くんに隅々まで日焼け止めを塗られる。
自分でやるよと言ったけど「適当にやりそうだからダメ」と真顔で拒否された。うぅ、言い返せない…。
だから全部任せたんだけど、ふふ、くすぐったい。
「ん…ふふ、くすぐったい…っ…ぅ…。」
「…佳乃ちゃん俺のこと試してるの?」
「へ…?…んふ、だって…ぇ…んっ…。」
加減が絶妙で体をよじってしまう。早く終わって~くすぐったくて死んでしまいそう。
「くそ…かじりつきてぇ…。」
「きょ、うくん?何か言った…?」
「ん?ううん~ほら、もう少しだから我慢我慢!」
「うぅ…ぅひっ…。」
何か言ったような気がしたけど気のせいなのかな?
これからはもし日焼け止め塗ることがあったら自分で塗ろうと心に誓う俺だった。
というか周りの視線が痛い。
***
日焼け止め塗るの面倒だし忘れちゃいますね。
でも将来を考えると…。
そう一息で言うとすぐに副会長さんにマイクを渡す会長さん。
それを受け取って副会長さんは何か直接会長さんに言ってるみたいだったけど俺の場所からは聞こえなかった。
ため息をこぼしたように見える副会長さんは改めてこちらに向き直るとにこりと笑顔を浮かべる。
「今日が皆さんの記憶に少しでも残れば私たちも嬉しいです。頑張りましょうね。」
これまでの準備は生徒会のひとたちもたくさん手伝ってきたって聞いた。
生徒もそんなことするんだってびっくりしたのは記憶に新しい。
そして次は会計さん。
「やっほ~!みんな怪我しないように頑張ってねぇ~!応援してるよぉ~!」
ゆるゆるとした喋り方で元気に言うとすぐに書記さんにマイクを渡した。
というか生徒会さんはいつもイベントがあるとこうやって一言言わないといけないのかなぁ。大変だ。
人気者だからみんなの士気をあげる目的?とか?
いやでも興味なさそうにしてる人もいるし…未だによくわからないなぁこの学校。
「…がんばれ。」
…うん、書記さん興味ないんだね。結構考えてるそぶり見せてたけど思いつかなかったんだね。
生徒会さんが全員喋ったところで注意事項や流れの説明があっていよいよ競技開始となった。
自分の競技はまだ先だなぁ。
「佳乃ちゃん、向こうの日陰にいないとバテちゃうよ?」
「あ、京くん!そうだね、向こうでみんなのこと応援しよ~!」
今日は日差しも強いし競技始まる前にバテちゃったら迷惑かけちゃうもんね。
せっかく頑張ったし、後悔したくない!
むん、と一人意気込んでいるとそういえばと京くんが俺の腕を持って聞いてきた。
「…佳乃ちゃん、日焼け止め塗った?」
「日焼け止め?ううん、塗ってないよ?」
「えぇ!?ダメだよ、ちゃんと塗らないと!俺が塗ったげるから早く向こう行こう!」
「え~大丈夫だよぅ…俺今まで塗ったことないし…。」
「ダメダメ!焼けるの防止っていうのもあるけど塗るだけで熱の感じ方が違うんだからね!」
「へぇ…。」
京くんすごく詳しいなぁ。俺そういうの疎いから全然わかんないや。
最近のお日様は怖いっていうもんねー。ちゃんと塗らなきゃだねぇ。
***
ほらほら、と急かされて日陰に移動して京くんに隅々まで日焼け止めを塗られる。
自分でやるよと言ったけど「適当にやりそうだからダメ」と真顔で拒否された。うぅ、言い返せない…。
だから全部任せたんだけど、ふふ、くすぐったい。
「ん…ふふ、くすぐったい…っ…ぅ…。」
「…佳乃ちゃん俺のこと試してるの?」
「へ…?…んふ、だって…ぇ…んっ…。」
加減が絶妙で体をよじってしまう。早く終わって~くすぐったくて死んでしまいそう。
「くそ…かじりつきてぇ…。」
「きょ、うくん?何か言った…?」
「ん?ううん~ほら、もう少しだから我慢我慢!」
「うぅ…ぅひっ…。」
何か言ったような気がしたけど気のせいなのかな?
これからはもし日焼け止め塗ることがあったら自分で塗ろうと心に誓う俺だった。
というか周りの視線が痛い。
***
日焼け止め塗るの面倒だし忘れちゃいますね。
でも将来を考えると…。
8
あなたにおすすめの小説
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
もういいや
ちゃんちゃん
BL
急遽、有名で偏差値がバカ高い高校に編入した時雨 薊。兄である柊樹とともに編入したが……
まぁ……巻き込まれるよね!主人公だもん!
しかも男子校かよ………
ーーーーーーーー
亀更新です☆期待しないでください☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる