婚約破棄と箱

droit

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1話

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 「お前との婚約は破棄するぞよ! わかったな?」

「はい、わかりましたわ! じつはその言葉を今の今までずっと待っていたところでしたの!!」

 わたくしは死ぬ思いで待ち続けていた婚約破棄という言葉を聞くと同時に、ポシェットにしまっていた

小さな木箱を取り出したのでした。



「ファッ……!?」

「わたくしの持ってきたこの箱の能力は婚約破棄された力によって貯蔵されたエントロピーをモーターにして王

と王太子に破棄された後の婚約者を苦しませて殺すことだったのですよ! さあ覚悟はよろしくて?」

 わたくしの持ってきたハコの能力で周りにいた王族たちは見る見るうちにのたうち回りながら全身から出血

し始め最期は液状化していったのであった。

「お、おいちょ、ちょっとちょっと待て……!? 誰か、誰でも良いわ! ただちにそいつをひっ捕えろっ! 

これはテロやでー!?」

「ウフフフフ、無理ですわ、王太子様っ! この箱の力はどんなに力の強い大男でもどんなに頭の良い科学者で

あってもどうすることもできないのでございますことよぉおおおおおおおおおおおおーっ!」

「うがぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

プシュユゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウっ!!

こうして10分も経たないうちに王族たちは死に絶えた。わたくしを婚約破棄した王太子と新しい婚約者も喉を

掻きむしりながら血を吹き出し白目をひん剥きながら完全に硬直した。まさに地獄絵図というところだろうか?

やはりこの箱は恐ろしいほどの力を秘めていのだ……本当に……

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