婚約破棄されたのでボクシング習ってボコボコにすることにした

droit

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ドスゥっ!

ボスゥッ!!

ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

結局シャドーやってたはずがサンドバッグに移ることにした。残りのシャドーはサンドバッグある程度打ち終わって

からにするか、サンドバッグはいつでも空いているわけではないからな……

そしてジャブやストレートはフェイントとして軽く打ちながらフックやボディーブローに力を入れて悶々と打ち込む

ことを繰り返していた……だがそれだけではない、ワンツーのフェイントはそのままではあるが今度はボディーを

打つと見せかけてそのまま顎を狙うアッパーも行う。

 アッパーは文字通り下から上へ突き上げるように打つ、まあボディーブローはボディーへのアッパーだから

変わらないのだがこれをそのまま顎へ打ち込むと相当な威力になるのは言うまでもない、もしモロに食らって

しまったとしたらヘッドギアを付けていたとしてもグローブをしていたとしても顎を簡単に骨折してしまうだろう。

とはいえこのアッパーには短所も多い、まずボディーブローの場合と同じように体を下げるためそこで頭を狙われる

というのが一つと、射程距離、リーチが短いのである。そのためボディーブローと同じように十分にフェイントを

入れながら接近した上でなければまずまともに当てられないだろう、とはいえワンツーフックで上への

フェイントを行いさらにボディーブローで下へも相手の意識を散らした状態からでなら成功させられる可能性

はぐっと上がるだろう、また頭部へのアッパーも行うことでボディーブローや左フックも生きてくるというもの

だろうし……
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