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第一部 第一章 異世界転移の篇
9 魔法の力
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タクミとソラはすっかり汗だくになって、しばらくの間、ぐったりと絨毯の上に寝そべっていた。
アユミもナオもその横に座ったまま、赤い顔をしている。いつの間にか2人とも制服のブレザーを脱いでいた。ソラはアユミとナオの顔を見上げる。
ナオ「……2人とも…ちょっと頑張りすぎたかもね……」
ソラ「……私の方は間違いなくそう……疲れた……」
ナオ「…で、タクミ君はアユミの相手もできそう?……」
タクミ「…うん…疲れてはいるんだけど…なんかまだ…大丈夫な感じなんだ…」
ナオ「…それならいいけど……」
ソラ「…アユミはいろいろ習った?…」
アユミ「……うん…私からも男の子の身体を触ったほうがいいとか…
あと、ソラみたいにダメとか痛いとかちゃんと伝えるとか……」
ナオ「…うんうん……言わないとかなりむちゃする男もいるからね…」
ソラ「…タクミの場合は単に興奮しすぎかな…まあ、ちゃんと聞いてくれたから…
まあ、でも私のときみたいに激しくしちゃダメだね……」
アユミ「……たぶん…そう思う……」
タクミ「………」
ソラは手のひらで自分の濡れた腕を撫でる。
ソラ「…それより、この汗と汚れた身体をなんとかしたいけど……」
アユミ「…したいのはわかるけど……」
アユミが当惑して辺りを見渡す。と、ソラが何を思いついたような顔をした。
ナオ「…どうしたの?何か見える?…」
ソラ「…何かきたみたい…ほら…あの力とか…」
ソラの言葉でナオは何かに気がついて、1人で何かを見ている素振りをする。
ナオ「わかった、魔法!確かにソラに今、ついてるよ‼…ほら!ステイタス、見て!」
ナオの最後の言葉を聞いて、アユミもタクミもそれぞれがソラのステイタスを確認する。
そこには生活魔法のところに『紙』と『布』、そして『水』という言葉が浮かび上がっていた。
ソラ「何これ(笑)?『紙』と『布』って…いったい何が出てくんの(笑)…」
ナオとアユミも意味が分からず、顔を見合わせる。ソラは裸のまま、ゆっくりと身体を起こして座った。
ソラ「ちょっくらやってみますか?魔法だって?(笑)」
ソラは冗談ぽく言ってから両目を閉じる。
すると次の瞬間、ソラの両手が大きな真っ白な紙の箱を抱えていた。箱には蓋がなく、白い中身が見えている。
ナオもアユミもタクミもソラの手元を見てびっくりし、ソラは箱を置いて中身を取り出す。
ソラ「…これ…ティッシュ…ティッシュペーパーだよ‼全部そうだよ!(笑)」
ソラは弾かれたように爆笑すると「みんな~!!!」と机の向こう側にいる他の女の子たちを呼んだ。
何人かの「はいー?」という声。
アイ「なに~?…って、ソラ!なんか着なよ!」
自分たちを呼んだソラがまさか裸だとは思っていなかったのか、アイは顔を隠す。
タクミも裸のままなので、慌てて股間を押さえて壁の方を向いた。
だが、ソラ自身は手にしたティッシュペーパーをアイに向かってヒラヒラさせる。
ソラ「ねえ!見て見て!魔法だよ、魔法!こんなに出てきたよ!」
アイ「…分かったから、とりあえず服着なよ……」
ソラ「まだ何かあんだよ。『布』だって……」
アイの言葉が耳に入ってないのか、ソラはまた目を閉じる。
すると今度はタオルが山のようにその場に現れて、辺りに散らばった。ソラの声でやって来たアカリ、ツグミ、モア、ルカもあまりのタオルの量にあっけにとられる。
ソラ「ねえ!今度はタオルだって!何これ⁉チートじゃん(笑)。」
周りのみんなは固まってしまっているのに、ソラだけがゲラゲラと笑い転げている。そのソラの笑っている様子を見て全員が爆笑した。
ソラは裸のまま散らばったタオルをみんなに渡して、自分もタオルで身体を拭き始める。
ソラ「今、ちょうど身体を拭きたかったの…サンキュー‼」
ナオ「ソラ、とりあえずそのおっきい箱をこっちへ渡して…そこじゃ、邪魔でしょ…」
ソラ「ほら…あんたも自分の拭きなよ…って、どっち向いてんのよ!」
ソラは向こう向きのタクミにタオルとティッシュペーパーをまとめて放り投げた。
ナオはソラから受け取った箱を黙ってストレージにしまって、他の女の子たちもあちこちに散らばったタオルを拾い集める。
ソラはティッシュで自分の股間を拭く。
ソラ「…タクミ…射精し過ぎだよ…一枚だけじゃダメだよ…ったく……」
アカリ「タオル、集めたけど…どうする?」
ソラ「みんな、それぞれ持ってたらいいじゃん。いっぱいあるし、要るならまた出すし…」
ルカ「…また出すって……」
ソラ「でも、今は洗えないし、きれいなもの使いたいでしょ?…じゃ、どんどん出すほうがいいじゃん…」
モア「で、使ったらどうするの、これ?」
ナオ「ストレージに入れとけば。無限大らしいし…」
ソラ「そのうちストレージが汚れたタオルでいっぱいになっちゃう(笑)…」
女の子たちが話をしているうちにタクミは起きて、壁を向いて身体を拭き始めた。するとナオがアユミを促す。
ナオ「…ほら、タクミ君の身体、拭いたげな…」
アユミ「…えっ?……」
ナオ「…だから、身体を拭いてあげるのもスキンシップの一つだから…さあ…」
アユミはうなずくと急いでタクミのそばにいく。
アユミ「…真中君…タオル貸して?…背中、拭いてあげる……」
タクミ「…えっ?…いや…自分でできるから……」
ソラ「バカ!アユミが気、使ってんだから、言うとおりにしな……ったく…」
タクミ「……ハイ……」
アユミはタクミからタオルを受け取ると、背中から腕、それから脚へと拭いていく。そして今度はタクミの股間へ手を伸ばす。
タクミ「……いや…ここはホントにいいから……」
タクミは股間を両手で隠すが、ナオがティッシュを手にタクミとアユミのところにくる。
ナオ「だからいいって言ってるでしょ…アユミに任せたらいいの……」
ナオはアユミにティッシュを渡すと股間を隠すタクミの腕を引っ張る。
タクミ「ええっ?…それは…」
ソラ「バカ!…世話焼かせるんじゃないよ…」
ソラにも怒られて、タクミは仕方なく手を離した。アユミの視線を感じるのか、タクミの股間はまた少し大きくなっている。
アユミは初めて見る大きなおちんちんを前にちょっと固まった。顔が真っ赤になってくるが、それでも手にした広げたティッシュで茎全体を包むようにして拭きだす。
半分乾いてしまっているが、それでもベタベタしたものが紙についてくる。タクミのものは刺激をされて、どんどん大きくなってしまう。
アユミ「…ゴメンね…痛くない?……」
タクミ「…ううん……オレのほうこそ…ゴメン…」
亀頭の先まで拭き終わり、タクミの股間を拭いたティッシュを手にしてアユミは止まってしまった。
ナオ「アユミ…どうしたの?」
アユミ「…うん…ゴミはどうしよう?…」
ナオ「ストレージに入れとけば…」
アユミ「…でも、ずっとそのままにしとくのも…」
タクミ「…もし出れたらの話だけど…その時に捨て場所を探せば…ダメなら燃やすとか…」
ナオ「…とにかく、今はストレージに入れとくしかないみたいね…」
アユミ「……わかった……」
アユミは一応納得して、今拭いたティッシュをストレージに入れて、もう一枚の紙を取ってそれで睾丸の方まで拭いていく。
ナオ「…タクミ君…悪いけど、一度立ってくれない…そのほうがいいよ…」
タクミは言われるがまま、立ち上がる。アユミは手を伸ばして睾丸の裏側、それからお尻の方まで丁寧に拭いていく。
タクミのものはすっかり勃ってしまって、アユミの刺激で時々ビクビク前後する。
アユミは動くおちんちんを見てさらに赤くなるが、今はとにかくタクミの身体をちゃんとしなきゃと思い、股間から両脚の裏の太もものところまでしっかりと拭いていく。
ソラ「さて、これで2回目の準備も出来たかな…」
タクミとアユミ、そしてナオが振り返るとソラはとっくに制服姿に戻っている。
他の女の子たちは机の周りになんとなく固まって座っているが、アイだけはもう奥の方に戻っていた。
アユミ「…あの……みんなが…見ているところでするのは……ちょっと……」
アカリ「そりゃそうね…まあ、私たちもヒマなんでなんとなくあんたたちのしてること、見てただけだから…」
ソラ「まだ私は要りそう?…ちょっと疲れたんだけど……」
ナオ「ううん…私が2人のこと、見とくよ…あんた、頑張ってたし…」
ソラ「ありがとう!そう言ってほしかったんだ…じゃ、悪いけど頑張ってね…
タクミ!アユミ、初めてなんだからやさしく、やさしくだよ…
私にしたみたいにしちゃダメだからね……」
タクミ「……ああ…がんばるよ……」
ソラ「ホント、大丈夫?頼りないな~…
テクも付いてんだから、しっかりしなよ……」
ナオ「まあ、なんかのときは私がアドバイスするから…」
ソラ「ありがと…よろしくね……」
ソラは伸びをしながら他の女の子たちと部屋の向こうへ行ってしまう。だが、ルカだけがその場に残っていた。
ナオ「…ルカ?……」
ルカ「…アユミちゃんの次…私かな、って…
能力?…アユミちゃんみたいなのあるし……」
アユミ「……ルカ、経験は?……」
ルカ「…ううん…ないの…だから…見てた方がいいかなって…」
ナオ「…ルカ、無理してない?……大丈夫?…」
ルカ「…不安だけど……けど…アユミちゃんだけに…させるのは…」
アユミ「ええっ?…いいよ!…無理しちゃ……」
ルカ「…ううん…無理じゃないから……だから…見てていい?…」
ナオはルカの腕を引っ張って隣に座らせて、手を握る。
ナオ「イヤだったら言ってね……無理しないでね……」
ルカ「……わかった…でも、大丈夫……」
ナオは隣にきたルカの姿をジロジロと見回した。
ルカ「…何か…ついてる?……」
ナオ「…いや…ルカって、教室に来た時、ジャージじゃなかったっけ……」
ルカ「そうなの…でも、なんでか今、制服なの……」
アユミ「……ホントだ……」
タクミ「………」
ナオ「笑っちゃダメだけど(笑)…おかしいね……」
ルカ「……ねえ…気持ち悪いよ……」
アユミ「…1人だけジャージでも変だけど……」
ルカ「…着替え…させられた?……」
ナオ「…まさか……」
ルカは何度も自分の制服姿を見回す。
巨乳だけにブレザーの前が彼女の童顔とは不釣り合いに大きく膨らんではいるが、その童顔が制服姿の可愛さをより強調してもいる。
ナオ「……でも、制服姿もカワイイよ……」
ルカ「…えっ…うれしいけど…私…何着ても似合わないから…」
アユミ「え~?そんなことないよー…ルカ、すっごくカワイイよ…」
ナオ「うん、私もそう思う…仔犬みたいな顔してるし…」
ルカはアユミとナオの言葉に微笑む。
ルカ「…ありがとう…うれしい…」
ナオ「…さあ、2人とも…始めようよ…」
タクミとアユミがうなずいた。
*楽しんでくださった方や今後が気になるという方は、ブックマークや評価をいただければ励みになります。
また、面白かったところや気になったところなどの感想もいただければ幸いです。よろしくお願いします。
*2025年9月21日
読みやすさ改善のため、文章を大幅に変更しました。
一部の語句や文章の修正も行っていますが、内容は変更していません。
今後も文章の改変を随時行っていきます。ゆっくりマイペースで行いますので、どうかご理解下さい。
2025年10月3日。一部の文字にルビを付しました。
アユミもナオもその横に座ったまま、赤い顔をしている。いつの間にか2人とも制服のブレザーを脱いでいた。ソラはアユミとナオの顔を見上げる。
ナオ「……2人とも…ちょっと頑張りすぎたかもね……」
ソラ「……私の方は間違いなくそう……疲れた……」
ナオ「…で、タクミ君はアユミの相手もできそう?……」
タクミ「…うん…疲れてはいるんだけど…なんかまだ…大丈夫な感じなんだ…」
ナオ「…それならいいけど……」
ソラ「…アユミはいろいろ習った?…」
アユミ「……うん…私からも男の子の身体を触ったほうがいいとか…
あと、ソラみたいにダメとか痛いとかちゃんと伝えるとか……」
ナオ「…うんうん……言わないとかなりむちゃする男もいるからね…」
ソラ「…タクミの場合は単に興奮しすぎかな…まあ、ちゃんと聞いてくれたから…
まあ、でも私のときみたいに激しくしちゃダメだね……」
アユミ「……たぶん…そう思う……」
タクミ「………」
ソラは手のひらで自分の濡れた腕を撫でる。
ソラ「…それより、この汗と汚れた身体をなんとかしたいけど……」
アユミ「…したいのはわかるけど……」
アユミが当惑して辺りを見渡す。と、ソラが何を思いついたような顔をした。
ナオ「…どうしたの?何か見える?…」
ソラ「…何かきたみたい…ほら…あの力とか…」
ソラの言葉でナオは何かに気がついて、1人で何かを見ている素振りをする。
ナオ「わかった、魔法!確かにソラに今、ついてるよ‼…ほら!ステイタス、見て!」
ナオの最後の言葉を聞いて、アユミもタクミもそれぞれがソラのステイタスを確認する。
そこには生活魔法のところに『紙』と『布』、そして『水』という言葉が浮かび上がっていた。
ソラ「何これ(笑)?『紙』と『布』って…いったい何が出てくんの(笑)…」
ナオとアユミも意味が分からず、顔を見合わせる。ソラは裸のまま、ゆっくりと身体を起こして座った。
ソラ「ちょっくらやってみますか?魔法だって?(笑)」
ソラは冗談ぽく言ってから両目を閉じる。
すると次の瞬間、ソラの両手が大きな真っ白な紙の箱を抱えていた。箱には蓋がなく、白い中身が見えている。
ナオもアユミもタクミもソラの手元を見てびっくりし、ソラは箱を置いて中身を取り出す。
ソラ「…これ…ティッシュ…ティッシュペーパーだよ‼全部そうだよ!(笑)」
ソラは弾かれたように爆笑すると「みんな~!!!」と机の向こう側にいる他の女の子たちを呼んだ。
何人かの「はいー?」という声。
アイ「なに~?…って、ソラ!なんか着なよ!」
自分たちを呼んだソラがまさか裸だとは思っていなかったのか、アイは顔を隠す。
タクミも裸のままなので、慌てて股間を押さえて壁の方を向いた。
だが、ソラ自身は手にしたティッシュペーパーをアイに向かってヒラヒラさせる。
ソラ「ねえ!見て見て!魔法だよ、魔法!こんなに出てきたよ!」
アイ「…分かったから、とりあえず服着なよ……」
ソラ「まだ何かあんだよ。『布』だって……」
アイの言葉が耳に入ってないのか、ソラはまた目を閉じる。
すると今度はタオルが山のようにその場に現れて、辺りに散らばった。ソラの声でやって来たアカリ、ツグミ、モア、ルカもあまりのタオルの量にあっけにとられる。
ソラ「ねえ!今度はタオルだって!何これ⁉チートじゃん(笑)。」
周りのみんなは固まってしまっているのに、ソラだけがゲラゲラと笑い転げている。そのソラの笑っている様子を見て全員が爆笑した。
ソラは裸のまま散らばったタオルをみんなに渡して、自分もタオルで身体を拭き始める。
ソラ「今、ちょうど身体を拭きたかったの…サンキュー‼」
ナオ「ソラ、とりあえずそのおっきい箱をこっちへ渡して…そこじゃ、邪魔でしょ…」
ソラ「ほら…あんたも自分の拭きなよ…って、どっち向いてんのよ!」
ソラは向こう向きのタクミにタオルとティッシュペーパーをまとめて放り投げた。
ナオはソラから受け取った箱を黙ってストレージにしまって、他の女の子たちもあちこちに散らばったタオルを拾い集める。
ソラはティッシュで自分の股間を拭く。
ソラ「…タクミ…射精し過ぎだよ…一枚だけじゃダメだよ…ったく……」
アカリ「タオル、集めたけど…どうする?」
ソラ「みんな、それぞれ持ってたらいいじゃん。いっぱいあるし、要るならまた出すし…」
ルカ「…また出すって……」
ソラ「でも、今は洗えないし、きれいなもの使いたいでしょ?…じゃ、どんどん出すほうがいいじゃん…」
モア「で、使ったらどうするの、これ?」
ナオ「ストレージに入れとけば。無限大らしいし…」
ソラ「そのうちストレージが汚れたタオルでいっぱいになっちゃう(笑)…」
女の子たちが話をしているうちにタクミは起きて、壁を向いて身体を拭き始めた。するとナオがアユミを促す。
ナオ「…ほら、タクミ君の身体、拭いたげな…」
アユミ「…えっ?……」
ナオ「…だから、身体を拭いてあげるのもスキンシップの一つだから…さあ…」
アユミはうなずくと急いでタクミのそばにいく。
アユミ「…真中君…タオル貸して?…背中、拭いてあげる……」
タクミ「…えっ?…いや…自分でできるから……」
ソラ「バカ!アユミが気、使ってんだから、言うとおりにしな……ったく…」
タクミ「……ハイ……」
アユミはタクミからタオルを受け取ると、背中から腕、それから脚へと拭いていく。そして今度はタクミの股間へ手を伸ばす。
タクミ「……いや…ここはホントにいいから……」
タクミは股間を両手で隠すが、ナオがティッシュを手にタクミとアユミのところにくる。
ナオ「だからいいって言ってるでしょ…アユミに任せたらいいの……」
ナオはアユミにティッシュを渡すと股間を隠すタクミの腕を引っ張る。
タクミ「ええっ?…それは…」
ソラ「バカ!…世話焼かせるんじゃないよ…」
ソラにも怒られて、タクミは仕方なく手を離した。アユミの視線を感じるのか、タクミの股間はまた少し大きくなっている。
アユミは初めて見る大きなおちんちんを前にちょっと固まった。顔が真っ赤になってくるが、それでも手にした広げたティッシュで茎全体を包むようにして拭きだす。
半分乾いてしまっているが、それでもベタベタしたものが紙についてくる。タクミのものは刺激をされて、どんどん大きくなってしまう。
アユミ「…ゴメンね…痛くない?……」
タクミ「…ううん……オレのほうこそ…ゴメン…」
亀頭の先まで拭き終わり、タクミの股間を拭いたティッシュを手にしてアユミは止まってしまった。
ナオ「アユミ…どうしたの?」
アユミ「…うん…ゴミはどうしよう?…」
ナオ「ストレージに入れとけば…」
アユミ「…でも、ずっとそのままにしとくのも…」
タクミ「…もし出れたらの話だけど…その時に捨て場所を探せば…ダメなら燃やすとか…」
ナオ「…とにかく、今はストレージに入れとくしかないみたいね…」
アユミ「……わかった……」
アユミは一応納得して、今拭いたティッシュをストレージに入れて、もう一枚の紙を取ってそれで睾丸の方まで拭いていく。
ナオ「…タクミ君…悪いけど、一度立ってくれない…そのほうがいいよ…」
タクミは言われるがまま、立ち上がる。アユミは手を伸ばして睾丸の裏側、それからお尻の方まで丁寧に拭いていく。
タクミのものはすっかり勃ってしまって、アユミの刺激で時々ビクビク前後する。
アユミは動くおちんちんを見てさらに赤くなるが、今はとにかくタクミの身体をちゃんとしなきゃと思い、股間から両脚の裏の太もものところまでしっかりと拭いていく。
ソラ「さて、これで2回目の準備も出来たかな…」
タクミとアユミ、そしてナオが振り返るとソラはとっくに制服姿に戻っている。
他の女の子たちは机の周りになんとなく固まって座っているが、アイだけはもう奥の方に戻っていた。
アユミ「…あの……みんなが…見ているところでするのは……ちょっと……」
アカリ「そりゃそうね…まあ、私たちもヒマなんでなんとなくあんたたちのしてること、見てただけだから…」
ソラ「まだ私は要りそう?…ちょっと疲れたんだけど……」
ナオ「ううん…私が2人のこと、見とくよ…あんた、頑張ってたし…」
ソラ「ありがとう!そう言ってほしかったんだ…じゃ、悪いけど頑張ってね…
タクミ!アユミ、初めてなんだからやさしく、やさしくだよ…
私にしたみたいにしちゃダメだからね……」
タクミ「……ああ…がんばるよ……」
ソラ「ホント、大丈夫?頼りないな~…
テクも付いてんだから、しっかりしなよ……」
ナオ「まあ、なんかのときは私がアドバイスするから…」
ソラ「ありがと…よろしくね……」
ソラは伸びをしながら他の女の子たちと部屋の向こうへ行ってしまう。だが、ルカだけがその場に残っていた。
ナオ「…ルカ?……」
ルカ「…アユミちゃんの次…私かな、って…
能力?…アユミちゃんみたいなのあるし……」
アユミ「……ルカ、経験は?……」
ルカ「…ううん…ないの…だから…見てた方がいいかなって…」
ナオ「…ルカ、無理してない?……大丈夫?…」
ルカ「…不安だけど……けど…アユミちゃんだけに…させるのは…」
アユミ「ええっ?…いいよ!…無理しちゃ……」
ルカ「…ううん…無理じゃないから……だから…見てていい?…」
ナオはルカの腕を引っ張って隣に座らせて、手を握る。
ナオ「イヤだったら言ってね……無理しないでね……」
ルカ「……わかった…でも、大丈夫……」
ナオは隣にきたルカの姿をジロジロと見回した。
ルカ「…何か…ついてる?……」
ナオ「…いや…ルカって、教室に来た時、ジャージじゃなかったっけ……」
ルカ「そうなの…でも、なんでか今、制服なの……」
アユミ「……ホントだ……」
タクミ「………」
ナオ「笑っちゃダメだけど(笑)…おかしいね……」
ルカ「……ねえ…気持ち悪いよ……」
アユミ「…1人だけジャージでも変だけど……」
ルカ「…着替え…させられた?……」
ナオ「…まさか……」
ルカは何度も自分の制服姿を見回す。
巨乳だけにブレザーの前が彼女の童顔とは不釣り合いに大きく膨らんではいるが、その童顔が制服姿の可愛さをより強調してもいる。
ナオ「……でも、制服姿もカワイイよ……」
ルカ「…えっ…うれしいけど…私…何着ても似合わないから…」
アユミ「え~?そんなことないよー…ルカ、すっごくカワイイよ…」
ナオ「うん、私もそう思う…仔犬みたいな顔してるし…」
ルカはアユミとナオの言葉に微笑む。
ルカ「…ありがとう…うれしい…」
ナオ「…さあ、2人とも…始めようよ…」
タクミとアユミがうなずいた。
*楽しんでくださった方や今後が気になるという方は、ブックマークや評価をいただければ励みになります。
また、面白かったところや気になったところなどの感想もいただければ幸いです。よろしくお願いします。
*2025年9月21日
読みやすさ改善のため、文章を大幅に変更しました。
一部の語句や文章の修正も行っていますが、内容は変更していません。
今後も文章の改変を随時行っていきます。ゆっくりマイペースで行いますので、どうかご理解下さい。
2025年10月3日。一部の文字にルビを付しました。
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