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ひなた「ちょっと待って・・・こんなに?」
園長「足りないものはその都度言いますし・・・最初の1週間は大変でしょうけど・・・がんばりましょうね。」
お昼寝布団のセット、着替え一式、昼寝用の服一式、歯磨きセット、お箸のセット、連絡帳に体操服・・・
揃えるものがいっぱいで私の頭はパンクしそうだった。
ひなた「服って・・・買い足したほうがいいよね・・・。歯磨きのセットも・・・うちには一つしかないし。」
家にあったものを思い出してると、ハルが口を開いた。
ハルヒ「こちらで購入できるものはありますか?」
園長「そうですね・・・体操服と連絡帳とお道具一式・・・くらいですね。」
ハルヒ「なら、それください。必要なものはこの帰りに全て買いに行きます。」
ひなた「ハル!?」
ハルヒ「だって必要なんだろ?なら買うしかない。子供のものなんてひなたの家にも俺の家にも無いんだから。」
ひなた「そうだけど・・・。」
『お金を出せば用意してもらえるもの』
『自分で買いに行かないと揃わないもの』
その二つに分類して、ハルはてきぱきとメモ用紙に書いていった。
ひなた(すごい・・・。)
社会経験のない私にはできないこと。
15歳離れたハルを尊敬しながら私も必要なものを覚えていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
園長「・・・これくらいですね。」
一通り説明を聞き終わった私たち。
書いたメモを鞄にしまった。
ハルヒ「急な入園なのに親切にしていただきありがとうございます。」
ひなた「ありがとうございます。」
園長「いえ。太陽くんのお母さん、早く戻って来られるといいですね。」
ひなた「・・・はい。」
園長「じゃあ明日からの送迎、よろしくお願いします。太陽くんはいちご組さんにいると思うので迎えに行ってあげてください。ここを出て真っ直ぐですよ。」
私とハルは応接室を出て廊下を真っ直ぐ歩いた。
すると見えてきた『いちご組』の看板。
中をそっと覗くと、太陽がおもちゃで遊んでる光景が目に入った。
ひなた「あ、楽しそうー。」
ハルヒ「まぁ、しばらくやっていけそうだな。」
私たちの姿に気がついたのか、太陽が手を振りながら駆けてきた。
太陽「かえるー?」
ひなた「うん。買い物いかなきゃいけないし。」
ハルヒ「太陽、また明日もここに来るか?」
ハルがそう聞くと、太陽は目を輝かせた。
太陽「くるっ!」
ハルヒ「なら鞄買いにいかないとな。みんな持ってるだろ?」
太陽は辺りを見回した。
教室の後方にあるロッカーらしきところに、いろんなデザインの鞄がある。
太陽「!・・・かばん!」
ハルヒ「自由らしいから好きなやつ買ってやる。だから・・・ねーたんといい子でママ待てよ?」
太陽「はい!」
上機嫌でハルの手を取る太陽。
太陽を見てくれてた保育士さんも出てきてくれた。
保育士「明日から来られるんですよね?」
ひなた「はい。」
保育士「多分・・・このクラスになると思うので私が担任になると思います。よろしくお願いします。」
ひなた「よろしくお願いします。」
深く頭を下げた後、私たちは園をあとにした。
車に乗り、『必要』と言われたものを全て買って、私と太陽はアパートに戻った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ひなた「疲れたー・・・。」
ソファーに座り込む私。
ハルが荷物を全部部屋の中に入れてくれた。
ハル「他は?なんかいるものあるか?」
ひなた「太陽の・・・服とかいれるとこがなくて・・。」
ハル「あー・・・今度買って送るからもう少し我慢しろ。」
ひなた「ありがと。」
ハル「俺、そろそろ帰るから。なんかあったら電話しろよ?どんな小さなことでも。」
ひなた「わかってるよ、お兄ちゃん。」
ハルは今日一日で何万もお金を使ってくれた。
子供の服は・・・結構高い。
それでいて何着も買ったし、布団のセットも買った。
太陽が捕まえてきた絵本も数冊買ってくれ、おもちゃまで・・・。
ひなた「早く帰って来ないとハルがキレるよ、おねぇちゃん。」
ぼそっと呟き、私は晩御飯の支度をしながら服に名前を書きまくった。
そして翌日から始まった保育園生活。
太陽はぐずることなく通ってくれ、私は大学に通うことができた。
卒業してから、今の食堂に雇ってもらい、何とか生活を続けてる。
もう姉は帰って来ないかもしれないと思いながら。
園長「足りないものはその都度言いますし・・・最初の1週間は大変でしょうけど・・・がんばりましょうね。」
お昼寝布団のセット、着替え一式、昼寝用の服一式、歯磨きセット、お箸のセット、連絡帳に体操服・・・
揃えるものがいっぱいで私の頭はパンクしそうだった。
ひなた「服って・・・買い足したほうがいいよね・・・。歯磨きのセットも・・・うちには一つしかないし。」
家にあったものを思い出してると、ハルが口を開いた。
ハルヒ「こちらで購入できるものはありますか?」
園長「そうですね・・・体操服と連絡帳とお道具一式・・・くらいですね。」
ハルヒ「なら、それください。必要なものはこの帰りに全て買いに行きます。」
ひなた「ハル!?」
ハルヒ「だって必要なんだろ?なら買うしかない。子供のものなんてひなたの家にも俺の家にも無いんだから。」
ひなた「そうだけど・・・。」
『お金を出せば用意してもらえるもの』
『自分で買いに行かないと揃わないもの』
その二つに分類して、ハルはてきぱきとメモ用紙に書いていった。
ひなた(すごい・・・。)
社会経験のない私にはできないこと。
15歳離れたハルを尊敬しながら私も必要なものを覚えていった。
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園長「・・・これくらいですね。」
一通り説明を聞き終わった私たち。
書いたメモを鞄にしまった。
ハルヒ「急な入園なのに親切にしていただきありがとうございます。」
ひなた「ありがとうございます。」
園長「いえ。太陽くんのお母さん、早く戻って来られるといいですね。」
ひなた「・・・はい。」
園長「じゃあ明日からの送迎、よろしくお願いします。太陽くんはいちご組さんにいると思うので迎えに行ってあげてください。ここを出て真っ直ぐですよ。」
私とハルは応接室を出て廊下を真っ直ぐ歩いた。
すると見えてきた『いちご組』の看板。
中をそっと覗くと、太陽がおもちゃで遊んでる光景が目に入った。
ひなた「あ、楽しそうー。」
ハルヒ「まぁ、しばらくやっていけそうだな。」
私たちの姿に気がついたのか、太陽が手を振りながら駆けてきた。
太陽「かえるー?」
ひなた「うん。買い物いかなきゃいけないし。」
ハルヒ「太陽、また明日もここに来るか?」
ハルがそう聞くと、太陽は目を輝かせた。
太陽「くるっ!」
ハルヒ「なら鞄買いにいかないとな。みんな持ってるだろ?」
太陽は辺りを見回した。
教室の後方にあるロッカーらしきところに、いろんなデザインの鞄がある。
太陽「!・・・かばん!」
ハルヒ「自由らしいから好きなやつ買ってやる。だから・・・ねーたんといい子でママ待てよ?」
太陽「はい!」
上機嫌でハルの手を取る太陽。
太陽を見てくれてた保育士さんも出てきてくれた。
保育士「明日から来られるんですよね?」
ひなた「はい。」
保育士「多分・・・このクラスになると思うので私が担任になると思います。よろしくお願いします。」
ひなた「よろしくお願いします。」
深く頭を下げた後、私たちは園をあとにした。
車に乗り、『必要』と言われたものを全て買って、私と太陽はアパートに戻った。
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ひなた「疲れたー・・・。」
ソファーに座り込む私。
ハルが荷物を全部部屋の中に入れてくれた。
ハル「他は?なんかいるものあるか?」
ひなた「太陽の・・・服とかいれるとこがなくて・・。」
ハル「あー・・・今度買って送るからもう少し我慢しろ。」
ひなた「ありがと。」
ハル「俺、そろそろ帰るから。なんかあったら電話しろよ?どんな小さなことでも。」
ひなた「わかってるよ、お兄ちゃん。」
ハルは今日一日で何万もお金を使ってくれた。
子供の服は・・・結構高い。
それでいて何着も買ったし、布団のセットも買った。
太陽が捕まえてきた絵本も数冊買ってくれ、おもちゃまで・・・。
ひなた「早く帰って来ないとハルがキレるよ、おねぇちゃん。」
ぼそっと呟き、私は晩御飯の支度をしながら服に名前を書きまくった。
そして翌日から始まった保育園生活。
太陽はぐずることなく通ってくれ、私は大学に通うことができた。
卒業してから、今の食堂に雇ってもらい、何とか生活を続けてる。
もう姉は帰って来ないかもしれないと思いながら。
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