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出戻り。
秋也「もう喋るな。すぐに病院連れてくから。」
千冬「ちが・・・この子・・この子をたすけて・・・。」
秋也「---っ!!」
千冬が押さえてるのはお腹。
『痛み』を訴えてることからおそらく『切迫流産』。
このまま放っておけば・・・流れる。
千冬「おねが・・・おねがい・・・っ。」
脂汗をかきながら痛みに耐える千冬。
そんな姿を見ると・・・俺が言える言葉は一つしかなかった。
秋也「・・・助ける!助けるから・・・もう少し頑張れ!」
千冬「ありが・・と・・・。」
そのまま意識を手放した千冬。
俺は1階に向かい、救急車の到着を待った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
医師「千冬ちゃん・・・!」
病院に到着した時、千冬の主治医が産科医を呼んでくれていた。
すぐに処置が始まる。
産科医「出血も少しだけどあるわね・・・。」
秋也「助けてください・・・!母子ともに・・・!」
産科医「・・・全力を尽くします。」
専門分野じゃない俺は、千冬の検査結果を待つしかなかった。
処置してる間は外で待たされ、ついでに取った血液検査の結果の紙を眺めていた。
秋也「・・・・あれ?この数字・・・。」
おかしな数字を表してるところがある。
秋也「これ・・・過去の結果と照らし合わせないとなんとも言えないけど・・・。」
紙を見つめながら考えてると、処置室から産科医が出てきた。
産科医「笹倉先生。」
秋也「!!・・・千冬とお腹の子は!?」
産科医「二人とも無事ですよ。ただ絶対安静ですけどね。」
秋也「!!・・・ありがとうっ・・!ありがとうございます!」
産科医の先生にお礼を言ってるときに処置室から千冬が出てきた。
たくさん点滴をぶら下げてるけど、顔色は良さそうだった。
秋也「千冬・・・よかった。」
産科医「彼女、検診受けてないみたいなので目が覚めたら検診しましょうね。」
秋也「よろしくお願いします。」
病室に運ばれていった千冬。
俺は仕事の合間を見つけて、様子を見に行くことにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
千冬side・・・
ピッ・・ピッ・・ピッ・・・・
規則正しくなる機械音。
耳障りな感じがして私は目が覚めた。
千冬「ん・・・・。」
見慣れない天井。
鼻につく消毒液の匂い。
腕の違和感。
全てに嫌悪感を覚えながら私は今どこにいるのか理解した。
千冬「病院・・・。」
自宅にいたときの記憶を手繰り寄せる。
千冬「お腹が痛くなって・・・秋也さんが来て・・・助けてもらったんだ・・・。」
私自身、命があることはわかったけど、お腹の子のことはわからなかった。
千冬「赤ちゃん・・・!」
私は点滴の針を引き抜き、ベッドから下りた。
病室を出て、ナースステーションに向かう。
千冬「ねぇっ・・・!私の赤ちゃんは!?」
そう聞くと、私を見た看護師さんが悲鳴を上げた。
看護師「きゃーっ!?千冬ちゃん!?ダメじゃないの!歩いたりしちゃ!!」
千冬「えっ・・・?」
その声が聞こえたのか、秋也さんが飛んできた。
秋也「千冬っ!!」
千冬「秋也さん・・・ねぇ!赤ちゃんは!?私の赤ちゃん・・・!!」
秋也「無事だから!!病室で話してやるから戻るぞ!」
そう言って私の体を抱え上げた。
千冬「私っ・・!歩ける・・!」
秋也「腹の子を殺したくなかったら歩くな!」
千冬「それってどういう・・・・」
抱えられながら着いた病室。
私はそっと寝かされ、布団をかけられた。
秋也「あーあー・・・針抜いちゃって・・・。」
秋也さんはナースコールを押した。
ピーッ・・・ピーッ・・・ピーッ・・・
「どうされましたかー?」
秋也「悪いんだけど点滴1セット持ってきて。針、抜いちゃったから。」
「わかりましたー。」
さっきまで刺さってた点滴を片付ける秋也さん。
ほどなくして新しい点滴が届けられた。
看護師「じゃ、ここに置いときますねー。」
秋也「ありがとう。」
掛け布団をめくり、私の手に消毒液が塗られていく。
秋也「『切迫流産』。」
千冬「え?」
秋也「流産しかけてる。ベッドから下りると確実に流れるぞ。」
千冬「な・・流れるって・・・?」
秋也「流産するってこと。今はまだ・・・なんとか大丈夫だから。」
さっき、看護師さんや秋也さんがナースステーションで慌ててた理由がわかった。
私を・・・安静にさせないといけないからだ。
千冬「あの・・・秋也さん・・・?」
腕に針が刺され、固定されていく。
秋也「まだ仕事あるから・・・あとで来る。」
千冬「うん・・・。」
秋也「戻ってきてくれてありがとな。どっか痛くなったりしたらナースコール押して。トイレもダメだからな。」
千冬「トイレも!?」
秋也「『絶対安静』。早くトイレに行けるようにしっかり安静にしてろよ。」
そう言って私の頭を撫でて、秋也さんは仕事に戻っていった。
千冬「ちが・・・この子・・この子をたすけて・・・。」
秋也「---っ!!」
千冬が押さえてるのはお腹。
『痛み』を訴えてることからおそらく『切迫流産』。
このまま放っておけば・・・流れる。
千冬「おねが・・・おねがい・・・っ。」
脂汗をかきながら痛みに耐える千冬。
そんな姿を見ると・・・俺が言える言葉は一つしかなかった。
秋也「・・・助ける!助けるから・・・もう少し頑張れ!」
千冬「ありが・・と・・・。」
そのまま意識を手放した千冬。
俺は1階に向かい、救急車の到着を待った。
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医師「千冬ちゃん・・・!」
病院に到着した時、千冬の主治医が産科医を呼んでくれていた。
すぐに処置が始まる。
産科医「出血も少しだけどあるわね・・・。」
秋也「助けてください・・・!母子ともに・・・!」
産科医「・・・全力を尽くします。」
専門分野じゃない俺は、千冬の検査結果を待つしかなかった。
処置してる間は外で待たされ、ついでに取った血液検査の結果の紙を眺めていた。
秋也「・・・・あれ?この数字・・・。」
おかしな数字を表してるところがある。
秋也「これ・・・過去の結果と照らし合わせないとなんとも言えないけど・・・。」
紙を見つめながら考えてると、処置室から産科医が出てきた。
産科医「笹倉先生。」
秋也「!!・・・千冬とお腹の子は!?」
産科医「二人とも無事ですよ。ただ絶対安静ですけどね。」
秋也「!!・・・ありがとうっ・・!ありがとうございます!」
産科医の先生にお礼を言ってるときに処置室から千冬が出てきた。
たくさん点滴をぶら下げてるけど、顔色は良さそうだった。
秋也「千冬・・・よかった。」
産科医「彼女、検診受けてないみたいなので目が覚めたら検診しましょうね。」
秋也「よろしくお願いします。」
病室に運ばれていった千冬。
俺は仕事の合間を見つけて、様子を見に行くことにした。
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千冬side・・・
ピッ・・ピッ・・ピッ・・・・
規則正しくなる機械音。
耳障りな感じがして私は目が覚めた。
千冬「ん・・・・。」
見慣れない天井。
鼻につく消毒液の匂い。
腕の違和感。
全てに嫌悪感を覚えながら私は今どこにいるのか理解した。
千冬「病院・・・。」
自宅にいたときの記憶を手繰り寄せる。
千冬「お腹が痛くなって・・・秋也さんが来て・・・助けてもらったんだ・・・。」
私自身、命があることはわかったけど、お腹の子のことはわからなかった。
千冬「赤ちゃん・・・!」
私は点滴の針を引き抜き、ベッドから下りた。
病室を出て、ナースステーションに向かう。
千冬「ねぇっ・・・!私の赤ちゃんは!?」
そう聞くと、私を見た看護師さんが悲鳴を上げた。
看護師「きゃーっ!?千冬ちゃん!?ダメじゃないの!歩いたりしちゃ!!」
千冬「えっ・・・?」
その声が聞こえたのか、秋也さんが飛んできた。
秋也「千冬っ!!」
千冬「秋也さん・・・ねぇ!赤ちゃんは!?私の赤ちゃん・・・!!」
秋也「無事だから!!病室で話してやるから戻るぞ!」
そう言って私の体を抱え上げた。
千冬「私っ・・!歩ける・・!」
秋也「腹の子を殺したくなかったら歩くな!」
千冬「それってどういう・・・・」
抱えられながら着いた病室。
私はそっと寝かされ、布団をかけられた。
秋也「あーあー・・・針抜いちゃって・・・。」
秋也さんはナースコールを押した。
ピーッ・・・ピーッ・・・ピーッ・・・
「どうされましたかー?」
秋也「悪いんだけど点滴1セット持ってきて。針、抜いちゃったから。」
「わかりましたー。」
さっきまで刺さってた点滴を片付ける秋也さん。
ほどなくして新しい点滴が届けられた。
看護師「じゃ、ここに置いときますねー。」
秋也「ありがとう。」
掛け布団をめくり、私の手に消毒液が塗られていく。
秋也「『切迫流産』。」
千冬「え?」
秋也「流産しかけてる。ベッドから下りると確実に流れるぞ。」
千冬「な・・流れるって・・・?」
秋也「流産するってこと。今はまだ・・・なんとか大丈夫だから。」
さっき、看護師さんや秋也さんがナースステーションで慌ててた理由がわかった。
私を・・・安静にさせないといけないからだ。
千冬「あの・・・秋也さん・・・?」
腕に針が刺され、固定されていく。
秋也「まだ仕事あるから・・・あとで来る。」
千冬「うん・・・。」
秋也「戻ってきてくれてありがとな。どっか痛くなったりしたらナースコール押して。トイレもダメだからな。」
千冬「トイレも!?」
秋也「『絶対安静』。早くトイレに行けるようにしっかり安静にしてろよ。」
そう言って私の頭を撫でて、秋也さんは仕事に戻っていった。
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