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煙と補聴器と焦り
女子トイレの手洗い場の片隅で、私は必死にごみ袋の中をかき分けていた。
(お願い……お願いだから、あって……)
自分の一部である補聴器がないと、生活はできない。
故障くらいだったら直る可能性はあるけど、本体そのものがないと修理はできない。
(捨ててないのかもしれない…でもわからないし…)
そんなとき――
ツンと鼻をつく、焦げ臭いにおいがふわりと漂った。
(……え?)
何かがおかしいと思って顔を上げる。
でも、聞こえない私はその「異変」を音では感じられなかった。
周囲は静か。
混むはずの女子トイレに、誰もいない。
(何か…変…)
そのとき、突然照明が一瞬チカッと瞬いた。
天井部分から、じわじわと白い煙が漂い始めているのが見える。
(火事……!?)
けれど、アナウンスもサイレンも、何も聞こえない。
私はただ、目の前に広がる煙と、ごみ袋の中の補聴器のことで頭がいっぱいだった。
(早くしないと……でも、補聴器……!)
補聴器がないと、周囲の状況も分からない。
誰かが何かを叫んでいても、私には届かない。
とりあえず逃げたとしても、火があるほうにいってしまうかもしれない。
そんな恐怖に震えながら、ゴミをかき分け、ようやく――
「……あった!…え……」
見つけたのは間違いなく、私の補聴器だ。
でも……
「うそ…中の機械が……」
見つけた補聴器は、カバーが外れて中の機械がむき出しになってしまっていた。
それもコードでぎりぎり繋がっている状態で、型に入りきらずにだらんと垂れ下がってしまっている。
「これじゃあ修理なんて……」
絶望―――
その言葉が私に重くのしかかった。
この補聴器は、次に買おうとしたら100万クラスだ。
そんなお金、あるわけもない。
かといって、中の機械がこんなにむき出しになってしまっては、修理も無理だろう。
(逃げなきゃ…)
ふと周りを見れば煙で視界が悪い。
でも、体は動いてくれなかった。
煙を吸ってしまっているからか、はたまた補聴器が壊れてしまったショックからかはわからない。
(這ってでも…逃げないと…)
私はカバンからハンカチを取り出し、壊れてしまっている補聴器をそっと包んだ。
それをポケットに入れ、手を床について進み始める。
(ゴミ…だいぶ散らかしちゃったからビニール袋が散乱しちゃってる…)
手で触ってわかる袋の感触。
がさがさという音は聞こえないけれど、何かの役に立つかもしれないと思い、ぎゅっと握った。
そのとき―――
「成海さん!?」
私の前に突然現れたオレンジ色の影。
顔を上げると、そこに黒崎さんの姿があったのだ。
「く…ろさき…さん…」
「よかった見つかって…怪我はしてない?」
黒崎さんは、きっと何かを言っている。
でも、私の耳にはその声は聞こえなかった。
くわえて、彼は消火活動にきていることからマスクをしている。
「あ…ごめ…聞こえない……」
耳が見えるようにして、私は髪の毛をひっかけた。
そして、ポケットから補聴器を包んでいるハンカチを取り出し、広げて見せた。
「!?……いろいろ聞きたいことはあるけど、まずは避難しよう。」
「???」
黒崎さんは私のハンカチを包みなおし、私の手に握らせた。
そしてマスクをずらして口元が見えるようにてくれ―――
「逃げるよ。しっかりつかまってて」
そう言うと、私の体をひょいと抱き上げたのだ。
「火事は4階で発生してる。伊藤たちが今、逃げ遅れた人がいないか確認してて、ほかの隊が消火活動にあたってるんだ」
そう口の動きで伝えた黒崎さんは、私を抱えたまま迷いのない足取りでトイレを出た。
モール内にもすでに煙が薄くたちこめ、視界もところどころかすんでいる。
「……ごめんなさい、ほんとに……」
私はかすれた声でそうつぶやいた。
たぶん聞こえていない。
それでも…言わずにはいられなかった。
(こんなことになるなら、三谷さんに補聴器を見せたりしなければよかった……)
でも、そんな思考も黒崎さんの腕の中ではすぐに打ち消された。
彼の体は大きくてたくましくて温かくて、なにより……安心できた。
聞こえない世界の中で、彼だけが私の音みたいだったのだ。
そして、階段まで来ると彼は慎重に段差を確認しながら、一歩ずつ降りて行った。
途中で別の隊員とすれ違いざまに指示を交わしていたが、彼は一瞬も私を抱く手を緩めない。
(……声が、聞こえたらいいのに)
彼の言葉も、他の隊員の声も、煙の中に消えていく。
でも、不思議と怖くなかった。
それは、私の目の前で黒崎さんが何度も唇を動かしてくれたからだ。
『大丈夫だから』『もうすぐ外だよ』『がんばれ』
聞こえないその言葉が、ちゃんと伝わってくる。
私は、何度も頷いた。
外に出ると、強い日差しと騒然とした空気がショッピングモールの周りを包んでいた。
遠くでは消火ホースから水が放出され、消防車のサイレンが鳴っている―――と思う。
音は聞こえないものの、風の振動や人々のざわめく動きでそれがただ事じゃないことはわかっていた。
黒崎さんに抱かれた私を見た救急隊が、すぐに駆け寄ってくる。
私を静かにベンチに下ろされ、彼はヘルメットを外すとそっと私の目の高さにしゃがんだ。
「……怪我はない?どこか痛いところある?」
彼の口の動きに合わせて、私は静かに首を振った。
「大丈夫。ありがとう……来てくれて……」
言った瞬間、ぽろぽろと涙がこぼれた。
熱い煙のせいなんかじゃない、緊張がほどけたせいでもない。
ただ、黒崎さんが来てくれたことが、どうしようもなく嬉しかったのだ。
「…よかった、無事で。メールを見たときはぞっとしたけど…本当によかった」
黒崎さんに言われ、私はカバンからスマホを取り出した。
そこにはおびただしい数の着歴と、メールがある。
(全部…黒崎さんからだ…)
着歴は1分置き。
今の時間から考えると、火事の通報が消防署に入ってからずっとかけてくれていたみたいだ。
そして、救助作業が始まったであろう時間から着信はなくなっている。
(メール…)
届いていたメールは全部で3件。
『まだショッピングモールにいる!?』『見たらすぐ電話して!』『何階で受け渡し!?』
その内容に、私の頬を涙が伝う。
「!?…どっか痛い…!?」
「ちが……」
「すみません!彼女、耳が聞こえづらいので口元を見えるようにして話してください!できればゆっくり!」
救急隊にそう話す黒崎さん。
早口すぎて所々読み取れないけど、そこは予測で埋めれた。
(ほんとに私…大事に想ってもらってる…)
私の手を握りながら心配する姿に、申し訳なさと嬉しさが入り混じる。
仕事を頑張るその手は、私の手より大きくてそれでいて…温かい手だった。
「病院に搬送してもらうから、落ち着いたらメールして?仕事終わったら行くから」
「…うん、ありがとう」
こうして私は救急隊員に引き渡され、そのまま救急車で病院に搬送されたのだった。
(お願い……お願いだから、あって……)
自分の一部である補聴器がないと、生活はできない。
故障くらいだったら直る可能性はあるけど、本体そのものがないと修理はできない。
(捨ててないのかもしれない…でもわからないし…)
そんなとき――
ツンと鼻をつく、焦げ臭いにおいがふわりと漂った。
(……え?)
何かがおかしいと思って顔を上げる。
でも、聞こえない私はその「異変」を音では感じられなかった。
周囲は静か。
混むはずの女子トイレに、誰もいない。
(何か…変…)
そのとき、突然照明が一瞬チカッと瞬いた。
天井部分から、じわじわと白い煙が漂い始めているのが見える。
(火事……!?)
けれど、アナウンスもサイレンも、何も聞こえない。
私はただ、目の前に広がる煙と、ごみ袋の中の補聴器のことで頭がいっぱいだった。
(早くしないと……でも、補聴器……!)
補聴器がないと、周囲の状況も分からない。
誰かが何かを叫んでいても、私には届かない。
とりあえず逃げたとしても、火があるほうにいってしまうかもしれない。
そんな恐怖に震えながら、ゴミをかき分け、ようやく――
「……あった!…え……」
見つけたのは間違いなく、私の補聴器だ。
でも……
「うそ…中の機械が……」
見つけた補聴器は、カバーが外れて中の機械がむき出しになってしまっていた。
それもコードでぎりぎり繋がっている状態で、型に入りきらずにだらんと垂れ下がってしまっている。
「これじゃあ修理なんて……」
絶望―――
その言葉が私に重くのしかかった。
この補聴器は、次に買おうとしたら100万クラスだ。
そんなお金、あるわけもない。
かといって、中の機械がこんなにむき出しになってしまっては、修理も無理だろう。
(逃げなきゃ…)
ふと周りを見れば煙で視界が悪い。
でも、体は動いてくれなかった。
煙を吸ってしまっているからか、はたまた補聴器が壊れてしまったショックからかはわからない。
(這ってでも…逃げないと…)
私はカバンからハンカチを取り出し、壊れてしまっている補聴器をそっと包んだ。
それをポケットに入れ、手を床について進み始める。
(ゴミ…だいぶ散らかしちゃったからビニール袋が散乱しちゃってる…)
手で触ってわかる袋の感触。
がさがさという音は聞こえないけれど、何かの役に立つかもしれないと思い、ぎゅっと握った。
そのとき―――
「成海さん!?」
私の前に突然現れたオレンジ色の影。
顔を上げると、そこに黒崎さんの姿があったのだ。
「く…ろさき…さん…」
「よかった見つかって…怪我はしてない?」
黒崎さんは、きっと何かを言っている。
でも、私の耳にはその声は聞こえなかった。
くわえて、彼は消火活動にきていることからマスクをしている。
「あ…ごめ…聞こえない……」
耳が見えるようにして、私は髪の毛をひっかけた。
そして、ポケットから補聴器を包んでいるハンカチを取り出し、広げて見せた。
「!?……いろいろ聞きたいことはあるけど、まずは避難しよう。」
「???」
黒崎さんは私のハンカチを包みなおし、私の手に握らせた。
そしてマスクをずらして口元が見えるようにてくれ―――
「逃げるよ。しっかりつかまってて」
そう言うと、私の体をひょいと抱き上げたのだ。
「火事は4階で発生してる。伊藤たちが今、逃げ遅れた人がいないか確認してて、ほかの隊が消火活動にあたってるんだ」
そう口の動きで伝えた黒崎さんは、私を抱えたまま迷いのない足取りでトイレを出た。
モール内にもすでに煙が薄くたちこめ、視界もところどころかすんでいる。
「……ごめんなさい、ほんとに……」
私はかすれた声でそうつぶやいた。
たぶん聞こえていない。
それでも…言わずにはいられなかった。
(こんなことになるなら、三谷さんに補聴器を見せたりしなければよかった……)
でも、そんな思考も黒崎さんの腕の中ではすぐに打ち消された。
彼の体は大きくてたくましくて温かくて、なにより……安心できた。
聞こえない世界の中で、彼だけが私の音みたいだったのだ。
そして、階段まで来ると彼は慎重に段差を確認しながら、一歩ずつ降りて行った。
途中で別の隊員とすれ違いざまに指示を交わしていたが、彼は一瞬も私を抱く手を緩めない。
(……声が、聞こえたらいいのに)
彼の言葉も、他の隊員の声も、煙の中に消えていく。
でも、不思議と怖くなかった。
それは、私の目の前で黒崎さんが何度も唇を動かしてくれたからだ。
『大丈夫だから』『もうすぐ外だよ』『がんばれ』
聞こえないその言葉が、ちゃんと伝わってくる。
私は、何度も頷いた。
外に出ると、強い日差しと騒然とした空気がショッピングモールの周りを包んでいた。
遠くでは消火ホースから水が放出され、消防車のサイレンが鳴っている―――と思う。
音は聞こえないものの、風の振動や人々のざわめく動きでそれがただ事じゃないことはわかっていた。
黒崎さんに抱かれた私を見た救急隊が、すぐに駆け寄ってくる。
私を静かにベンチに下ろされ、彼はヘルメットを外すとそっと私の目の高さにしゃがんだ。
「……怪我はない?どこか痛いところある?」
彼の口の動きに合わせて、私は静かに首を振った。
「大丈夫。ありがとう……来てくれて……」
言った瞬間、ぽろぽろと涙がこぼれた。
熱い煙のせいなんかじゃない、緊張がほどけたせいでもない。
ただ、黒崎さんが来てくれたことが、どうしようもなく嬉しかったのだ。
「…よかった、無事で。メールを見たときはぞっとしたけど…本当によかった」
黒崎さんに言われ、私はカバンからスマホを取り出した。
そこにはおびただしい数の着歴と、メールがある。
(全部…黒崎さんからだ…)
着歴は1分置き。
今の時間から考えると、火事の通報が消防署に入ってからずっとかけてくれていたみたいだ。
そして、救助作業が始まったであろう時間から着信はなくなっている。
(メール…)
届いていたメールは全部で3件。
『まだショッピングモールにいる!?』『見たらすぐ電話して!』『何階で受け渡し!?』
その内容に、私の頬を涙が伝う。
「!?…どっか痛い…!?」
「ちが……」
「すみません!彼女、耳が聞こえづらいので口元を見えるようにして話してください!できればゆっくり!」
救急隊にそう話す黒崎さん。
早口すぎて所々読み取れないけど、そこは予測で埋めれた。
(ほんとに私…大事に想ってもらってる…)
私の手を握りながら心配する姿に、申し訳なさと嬉しさが入り混じる。
仕事を頑張るその手は、私の手より大きくてそれでいて…温かい手だった。
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