幼馴染の勇者パーティーから「無能で役立たず」と言われて追放された女性は特別な能力を持っている世界最強。

佐藤 美奈

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第6話

彼らの親切心から出た言葉を、レベッカは無下にしりぞけることは出来なくてパーティーに加入した。でも最高クラスのSランクパーティーで自分は貢献こうけんすることができるのか?と不安な気持ちが徐々にこみあげてくる。

抜けたメンバーのつなぎ役としての役割を期待されたが、実力不足と判断されて逆にひどく失望させてしまうかもしれない。そんなわけで、急遽きゅうきょレベッカの付与術師としてのを見てもらう事が決まった。

街を出てしばらく行くと広い野原へ出た。ここは魔法やスキルの練習場としてよく利用されている。レベッカ達のほかに、数組のパーティーが先着して鍛錬たんれんを行っていた。

「正直自信ないけど……」

レベッカは聞き取れないほどの弱々しい声をらす。昨日までパーティーを組んでいた幼馴染たちから、一生えることがないほどの大きなトラウマを植え付けられて、心に傷を負って疲れ果てた様子だった。

「レベッカどうした?……!?」

レオンが眉を寄せて心配そうにレベッカの顔を覗き込んできた。次の瞬間、彼は一言もいうべき言葉が思いつかなくてオロオロしてしまう。レベッカはうるんでいる目から大粒の涙を流していたのだ。

「大丈夫か?」
「一体どうしたの?」
「何かあったの?」

突然泣き出してしまったレベッカに、胸を痛めた彼らはうれわしそうな表情で話しかける。レベッカ大丈夫?どうしたの?同情し優しく接してくれる一同に胸が熱くなり、レベッカは両手で顔をおおってすすり泣きながら、昨日の悲しく暗い秘密を包み隠さず告白した。

「――レ、レベッカって勇者パーティーだったの……!?」

幼馴染のパーティーメンバーから、戦力外扱いを受けて半ば無理やりにクビにされたとレベッカが話を終えると、最初に口を切ったのはアメリアだった。

レベッカが勇者パーティーにいたことに、目を丸くして驚いて明らかに動揺の色が見て取れた。他のメンバーは魚みたいに口をパクパクさせて、整った顔が破綻はたんした顔に変わってかなりの衝撃を受けている。そして誰もが身体がかすかに震えているのがわかった。

「……うん、だけど私はで追放されたから……」

何故そんなに驚きのリアクションをするの?レベッカはみんなの顔を眺めて不思議そうに首をかしげた。彼らは最上クラスのSランクと冒険者ギルドに認められている。

自分たちは勇者パーティーと言っても彼らより下のAランクだったのに……それに自分は、そのAランクパーティーからもお払い箱になってしまった無能なんですけどね?という気持ちで困った顔を浮かべていた。

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