教師と禁断の恋

最悪な放課後

次の日から地獄のような日々が始まった。
朝から話しかけてくる先生…お昼には私と夏菜子の元へ生徒を連れてやってくる。
何なのこの先生…
英語の授業は放課後だけなんだし、それ以外は近づいてほしくない。

ーそして放課後ー
なぜか、特別室で行われる。
先生と向かい合うカタチで座る。

響夜「ここは、～～」
妃菜「えっと…〇〇〇〇？」
響夜「そうじゃなくて、〇〇になるから□□で…」
妃菜「はぃ…」

正直全然わからない。教え方はうまいけど…
高1の内容が頭に入っていないから…（汗）
先生は思いついたような顔をした。

妃菜「どうかしましたか？」
響夜「妃菜が絶対に英語を覚えられる
           いい案がある」

先生は席を立ち私の隣へ座る。
私をまっすぐ見つめて、

響夜「どきどきするか？」

はい？

妃菜「すいません、全然しませんよ？
            どうしてですか？」
響夜「他の子は喜んでやる気アップなのに」
妃菜「その子たちがおかしいだけですよ。
           こんな先生のどこが……ぁ…」

つい。口が滑ってしまった。
おそるおそる先生を見ると

響夜「やっぱり妃菜は面白い生徒だ」
妃菜「どうしてさっきから呼び捨て……ん…!?」

え？……え？……え？
これって……っ!?

響夜「英語を覚えられなかったら罰ゲームな？ﾆﾔ」
妃菜「なっ…!!!失礼します!!!」

私は急いで特別室を出た。
なんで………キスしたの？？

あのヘンタイ教師っ!!!!!
罰ゲームでも、キスはありえなーーーーいっ!!!

〈取り残された響夜〉
妃菜、顔真っ赤だったなー（ﾆﾔ）
案外ああいうの好きなのか？
それにしても……良い感触。

俺が生徒に夢中になるなんて…（顔を隠す）
ヤバ……めっちゃ可愛すぎるだろ…///
って抑えろ俺…相手は生徒だぞ？
おれ……………あいつに溺れすぎてる。