リュウのケイトウ

きでひら弓

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2エバンス18対策

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スカーレット小隊の三機は
ステルス状態で危険区内を
匍匐飛行する。

このステルス効果は
ただ目視出来ないとか
レーダーに映りにくい等と言う
単純なものではない。

完全に無音飛行し
レーダーにも衛星にも
捉える事が出来ない
あらゆるセンサー類の
反応を許さない。
そればかりか
地上に影を落とす事も無い。

今回のカムイの改修で
カムイ エクシーザとなった2機は
ネイ シーティス スプレマシーと
同等のステルス性も手に入れていた。

このステルス性の獲得こそが
改修するにあたり
最も重要な部分であったのだ。

『このまま、危険区中枢の
ファントム プラント奥
センター アスタルテを目指す。

言うまでも無いと思うが
一切の戦闘を禁止する。』

『『了解。』』

危険区内のSS
そればかりかハンターにも
気付かれる事無く
3機は目的地へ飛行して行く。


◇                   ◇


その歩みは緩やかであった。

緩やかな終末が訪れた場所は
何も存在出来ない。

危険区はその成り立ち以来
手のつけられない
開拓不毛の地であったが
何の悪戯か
悪魔の手によって
少しづつ
更地へと還って行く。

其処にはまだ
本当の恐怖を感じる者は
存在していない。

しかし、観測所は異常に気が付いた。

全てを無へ還す黙示録が
ジワジワ迫っている事を。

その巨大な悪魔の存在を。

警報は直ぐに関係各所へ通達された。

危険区の更に外側の
居住禁止区域へ防衛線を敷く
算段になったが、
果たして効果の期待出来る
兵器が存在するのか
取り留めもない議論になる。

MLT(多脚型戦車)と
ATE(装甲型外骨格)は
当然防衛の要として配置するが
むざむざ餌になってしまわないか
と言う懸念は拭い去れない。

会議は堂々巡りになるが
結局のところ
主力兵器である
MLTとATEで
防衛線を敷く他ないと言う結論に
達し進路予測地点を割り出し
構築を開始したのだった。


◇                 ◇


『先生、カムイの改修
間に合うでしょうか?。』

雅美がミゥに尋ねる。
学園内のハンガーは
何処もATEの実戦装備で
大忙しだ。

『エクシーザに完全改修は
間に合わんだろう。

しかし、やれる事は全部やる。

お前達は今の万全で送りだす。』

ミゥは考えていた
もしもの時はC組の生徒は
自分が護ると。

その為に
カムイのコクピットが
1番安全な場所になるよう
最高の装備を施すのだ。
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