リュウのケイトウ

きでひら弓

文字の大きさ
118 / 188

2エバンス18対策

しおりを挟む
スカーレット小隊の三機は
ステルス状態で危険区内を
匍匐飛行する。

このステルス効果は
ただ目視出来ないとか
レーダーに映りにくい等と言う
単純なものではない。

完全に無音飛行し
レーダーにも衛星にも
捉える事が出来ない
あらゆるセンサー類の
反応を許さない。
そればかりか
地上に影を落とす事も無い。

今回のカムイの改修で
カムイ エクシーザとなった2機は
ネイ シーティス スプレマシーと
同等のステルス性も手に入れていた。

このステルス性の獲得こそが
改修するにあたり
最も重要な部分であったのだ。

『このまま、危険区中枢の
ファントム プラント奥
センター アスタルテを目指す。

言うまでも無いと思うが
一切の戦闘を禁止する。』

『『了解。』』

危険区内のSS
そればかりかハンターにも
気付かれる事無く
3機は目的地へ飛行して行く。


◇                   ◇


その歩みは緩やかであった。

緩やかな終末が訪れた場所は
何も存在出来ない。

危険区はその成り立ち以来
手のつけられない
開拓不毛の地であったが
何の悪戯か
悪魔の手によって
少しづつ
更地へと還って行く。

其処にはまだ
本当の恐怖を感じる者は
存在していない。

しかし、観測所は異常に気が付いた。

全てを無へ還す黙示録が
ジワジワ迫っている事を。

その巨大な悪魔の存在を。

警報は直ぐに関係各所へ通達された。

危険区の更に外側の
居住禁止区域へ防衛線を敷く
算段になったが、
果たして効果の期待出来る
兵器が存在するのか
取り留めもない議論になる。

MLT(多脚型戦車)と
ATE(装甲型外骨格)は
当然防衛の要として配置するが
むざむざ餌になってしまわないか
と言う懸念は拭い去れない。

会議は堂々巡りになるが
結局のところ
主力兵器である
MLTとATEで
防衛線を敷く他ないと言う結論に
達し進路予測地点を割り出し
構築を開始したのだった。


◇                 ◇


『先生、カムイの改修
間に合うでしょうか?。』

雅美がミゥに尋ねる。
学園内のハンガーは
何処もATEの実戦装備で
大忙しだ。

『エクシーザに完全改修は
間に合わんだろう。

しかし、やれる事は全部やる。

お前達は今の万全で送りだす。』

ミゥは考えていた
もしもの時はC組の生徒は
自分が護ると。

その為に
カムイのコクピットが
1番安全な場所になるよう
最高の装備を施すのだ。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた

今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。 レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。 不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。 レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。 それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し…… ※短め

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

【完結】英雄様、婚約破棄なさるなら我々もこれにて失礼いたします。

ファンタジー
「婚約者であるニーナと誓いの破棄を望みます。あの女は何もせずのうのうと暮らしていた役立たずだ」 実力主義者のホリックは魔王討伐戦を終結させた褒美として国王に直談判する。どうやら戦争中も優雅に暮らしていたニーナを嫌っており、しかも戦地で出会った聖女との結婚を望んでいた。英雄となった自分に酔いしれる彼の元に、それまで苦楽を共にした仲間たちが寄ってきて…… 「「「ならば我々も失礼させてもらいましょう」」」 信頼していた部下たちは唐突にホリックの元を去っていった。 微ざまぁあり。

処理中です...