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高校一年生、桜川高等学校合唱部
17話「近づくオーディション」
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星子は助けられなかった上に、2月、宇宙音楽学校の受験があるのだ。
今まで、この学校の授業でしか対策をしてはいなかった。
本格的にバレエを習いたい、と思う。
隣のバレエ教室に、私は通い出した。
「ルアさん!体、堅すぎですよ」
バレエの先生に怒られる。
で...でももう足が上がらないよ~...
肩までしか上がらない私と裏腹に、
隣の女の子は、頭まで足をあげる。
「ルアさん、165cmでしたよね。
その隣の森花乃さん。
三年生のあなたは155cm。
二人とも、宇宙学園志望お互い足りない部分があります。」
バレエの先生に怒られ、やり直す。
賀田美里子バレエ教室...
美里子は、大人気のバレリーナだ。
トップとして、テレビにでている。
美里子は、だからこそ、厳しい。
だけど、夢への一歩なのだ。
帰り道。寮に向かっていると、森花乃さんがいた。
「森先輩」
三年なので先輩とよぶ。
「...ルアちゃん。同じ学校なの?」
私服なので同じ学校かは分からない。
「私は、桜川高等学校です」
私がハキッと言うと、森先輩は、
「じゃあ、違うね」と言った。
「私は、世川高等学校だから」
世川...高等学校。
進学校で、ミュージカルコースがあるのだ。
「世川高等学校...ですか」
森先輩の顔を見る。
金色のおでこを出した髪と、青色の、サファイアの目。
そして、星見空先輩よりは少ないけど、カールしてある髪の毛。
...フランス人形のようだ。
「何だか、星見空先輩とにてる」
小さく呟いたその言葉に、森先輩が反応する。
「見空を、知っているの?」
「え?」
「見空は、私の、妹よ。」
「え?でも名字...学年...」
「見空は、二年生よ。」
「ええっ」
「天才的な歌声で、二年なのに、副部長になったって聞いたわ。
同じバレエ教室の合唱部の子に。」
「そうなんですか」
「名字は...母親が離婚して、再婚したの。
星、優斗って人。見空は、そっちについていった。
私は、お父さん、森風太についていった。
名字は、分かれたの。
お母さんは、フランス人と日本人のハーフ。
だから、私は金髪で、青目なの。お母さんも。
お父さんは、紺色の髪、赤色の目。
見空よね。
私が小1で離婚したから、
たったの6年しか会えなかった」
会いたいな、と森先輩は呟く。
「あ、言っちゃった。」森先輩は笑う。
「会えますよ」
「え?」
「森先輩も、桜川高等学校に行きましょうよ!転校で。
星見空先輩と会えますよ!!」
「えっ」
「もう、森先輩は三年ですよね!そして、星見空先輩は普通科、
森先輩は宇宙学園志望。三年末にうける。
星見空先輩には今しか会えませんよ」
叫ぶ。
「え」
「一緒に、桜川高等学校へ転校しましょうよ」
続く
今まで、この学校の授業でしか対策をしてはいなかった。
本格的にバレエを習いたい、と思う。
隣のバレエ教室に、私は通い出した。
「ルアさん!体、堅すぎですよ」
バレエの先生に怒られる。
で...でももう足が上がらないよ~...
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隣の女の子は、頭まで足をあげる。
「ルアさん、165cmでしたよね。
その隣の森花乃さん。
三年生のあなたは155cm。
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私服なので同じ学校かは分からない。
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「じゃあ、違うね」と言った。
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「世川高等学校...ですか」
森先輩の顔を見る。
金色のおでこを出した髪と、青色の、サファイアの目。
そして、星見空先輩よりは少ないけど、カールしてある髪の毛。
...フランス人形のようだ。
「何だか、星見空先輩とにてる」
小さく呟いたその言葉に、森先輩が反応する。
「見空を、知っているの?」
「え?」
「見空は、私の、妹よ。」
「え?でも名字...学年...」
「見空は、二年生よ。」
「ええっ」
「天才的な歌声で、二年なのに、副部長になったって聞いたわ。
同じバレエ教室の合唱部の子に。」
「そうなんですか」
「名字は...母親が離婚して、再婚したの。
星、優斗って人。見空は、そっちについていった。
私は、お父さん、森風太についていった。
名字は、分かれたの。
お母さんは、フランス人と日本人のハーフ。
だから、私は金髪で、青目なの。お母さんも。
お父さんは、紺色の髪、赤色の目。
見空よね。
私が小1で離婚したから、
たったの6年しか会えなかった」
会いたいな、と森先輩は呟く。
「あ、言っちゃった。」森先輩は笑う。
「会えますよ」
「え?」
「森先輩も、桜川高等学校に行きましょうよ!転校で。
星見空先輩と会えますよ!!」
「えっ」
「もう、森先輩は三年ですよね!そして、星見空先輩は普通科、
森先輩は宇宙学園志望。三年末にうける。
星見空先輩には今しか会えませんよ」
叫ぶ。
「え」
「一緒に、桜川高等学校へ転校しましょうよ」
続く
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