ドリームミュージカル

ぱっりん

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高校二年生、一年生とのギスギス

4話「偉大さと芽」

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合唱練習する度に思う。
部長と副部長は良い組み合わせな上に、
偉大なんだな。と。
見ていても、部長のはっきりとしたカリスマ性と、
それをセーブする、毒舌だけど、パワーはある副部長。
去年の、雪葉×見空より、良い組み合わせかも。
そう思う。

居残りで練習を皆がしていると、葵が話しかけてきた。
「部長、何か変わったよな」
「何が?」
ルアが返すと今度は花と歌乃が、
「確かに変わったよな~、なんか去年の、
ぐあっ!からの変化がすごいっていうか。
なんかカリスマになっちゃったよな。」
「確かにね」
部長はメチャクチャカリスマになった気がする。
仕事をこなし、人間関係も完璧に取り持つ。
自分は歌もうまい。
そんな彼女もやはり裏では疲れてる様子で、
ゆかとしょっちゅうパンケーキを食べてるそう。
大好物の。
「皆~」
ガラリとドアが開く。
部長と副部長だ。
「いよいよ、明日がメンバーオーディションだよー。
今年も文化祭、私たちだから、
頑張ろう!」
はい!と大きな返事に、よろしい、と微笑む琴。
ゆかは、
「ダンス部もかわいそうやな」
と言って、笑われていた。
ゆかの毒舌さも、減ってる気がする。
部長という重要な役職である彼女が疲れてるのが
分かっているのだろう。
そんな琴がルアに近づき、耳元で囁く。
「実は少しサボってたけど
私も、去年は一年指導係だった。莉子先輩と」
ニコリと笑う。それがどうしたと言うのだろう。
練習してくる!と言って出て行った。
そういえば、放送室の空き教室は、
三年生になったら、忘れたふりをしなくてはいけないから、
忘れた、になるそう。
「ルア、今何ていわれていたの?」
歌乃が声をかけてくる。
「...んーん、別にっ」


明日がメンバー決めなのだ。
そういえば、二年生の終わりかけになると、
役職の人が、その役職の次の人を選ぶ。
誰にしようか。
梨音?だが、暴走するだろう。
桃々華?不安だ。
…二人一緒はどうだろう。
三年生は何の役職にもつきたくないな。
紫のルルを歌いながら、眠りについた。


夢の中。
ザワリと鳴る心。
やな予感がする。
顔を隠した誰かは、「辞退します」
と言い出す。
かつて、見た夢であった。


つづく
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