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木の中にいる
「32話」
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翌朝。
俺は街を出るゴリさん達を見送るため、朝から門の外でゴリさん達を待っていた。
ほどなくしてゴリさん達の乗る馬車が門へとやってくる。
「んじゃ、俺らは行くぜ。 ウッド元気でな」
「ゴリさん、本当にお世話になりました。 ……これよかったら道中食べてください」
積もる話は昨日の内に済ませておいた。
俺もゴリさんも最後のお別れは実にあっさりしたものである。
ちょっと鼻水垂れてきたけど……ぐすん。
ゴリさんもちょっぴり目が潤んでるように見える……こういうお別れとか、そんなのに弱いのかも知れないね。お互いに。
っと、いかんいかん余り辛気くさくなるのもダメだよね。
昨日のうちに追加で作っておいた山盛りのリンゴをゴリさんに渡そう。
昨日の感じだと今日中に食べきってしまいそうだけど……あまり多すぎても飽きるし、それに腐っちゃうもんね。
ゴリさんはリンゴを受け取るとすごく嬉しそうに喜んでくれた。
パーティーメンバーからも歓声があがる。
「タマのはないかのかニャ」
「タマさんさっき食べたでしょ」
タマさん空気読もうぜぃ……。
あ、そうそう根っこで吸うやつだけどね、ちょっと吸った段階で止めれば森を枯らさずにすむことが分かったよ。ちょっとしんなりするぐらいで済む。
まあ何度も場所変えて吸う必要があってちょっと面倒だけど……森が枯れるよりはいいよね。
……これならギルドに果物卸せちゃうことにも気が付いたけどいまのところその気はない。
せっかくゴリさん達に鍛えて貰ったんだ、やれるところまでダンジョンシーカーは続けようと思う。
なんて考えている間にも馬車は遠ざかっていく。
ずっとお別れという訳じゃないけどやはり寂しいものは寂しい。
「行っちゃった……」
「ニャ。 そんな落ち込まなくてもまたすぐ会えるニャ」
「そうっすね……うっし、行くかー」
落ち込む俺を慰めるようにぽんと置かれた前足。
俺はそっと前足を握り肉球の感触を楽しみ……気合いを入れるように立ち上がった。
仕事しないとね。
とりあえずギルドに向かおうと門から街の中央へと向かい歩いて行く。
勿論パーティーを組むことにしたタマさんも一緒である。
「仕事かニャー。 いつもはどうしてるんニャ」
「何時もだったら午前中は狩りをして午後は帰りながら草刈る感じなんですけど……今日はまずリタさんにパーティ組んだこと報告しないとですね、パーティの紹介お願いしてたんで」
「ニャ」
「あとは俺みたいに体が変わってしまった人の話を聞きたいのと、この体ちょっと調べたいんですよねー。 リンゴがなった見たいに他にも何かあると思うんすけど、使いこなせるようにしなきゃいけないんで、ギルドで帰ってきたか確認して話を聞いて、帰ってなければ……ダンジョンでちょっと試しながら狩りしようかなと」
「ニャ。わかったニャー。 タマは特にやることないからウッドにまかせるニャ」
タマさんに聞かれたので何時もやっている事と、今日やるつもりの事を話しておく。
やらないといけないことは一杯あるけど、まずパーティーメンバーの募集を中止するようリタさんに言わないといけない。
昨日のうちに言っておけよという話ではあるが、パーティー組むという話が出た段階でリタさんもう帰っちゃってたのだ。
そんなわけで俺はギルドにつくと同時にリタさんいる受付へと向かうのであった。
……朝っぱらだというのに相変わらず列が出来ておる。
隣は見ないようにしよう。
そんな恨みがましい視線を向けられても困るんですぅ。
「リタさんおはようございます」
「ええ……? ウッドさんに……タマさん、どうしたんですか?」
俺に気が付いたリタさんであったが、顔を上げそして横にいるタマさんを見てびくりと一瞬身を竦ませる。
俺だけと思ったらタマさんいてビックリしたんだろう。
「俺たちパーティ組むことになりまして、それで申し訳ないですが頼んでいたパーティの募集は中止でお願いします……」
「はい……はい? いま、なんと?」
リタさんにパーティ募集は中止でと伝えるが、首をくりっと傾げて俺に問い返す。
ちょっと目がマジで怖いんですが。
「……ええっと、タマさんとパーティ組むことになったんです」
「本当ニャ」
「…………失礼しました。 それではウッドさんへのパーティの募集は締め切らせて頂きます」
もう一度タマさんとパーティーを組むことになったと伝えるがリタさんの首は傾いたままである。怖い。
タマさんが本当だと言ったところでようやく理解してくれたのか元の体制に戻るとぺこりと頭を下げる。
そりゃそうよね、多少強かろうが普通はこんだけレベル離れててパーティー組んだりはしないよね。
「すんません、せっかく募集してもらっていたのに」
「いえ、構いません。ちょうど斡旋するパーティを見直さないといけませんでしたし、それにタマさんと組まれるのであれば安心です」
見直しはあれだ、ゴリさんが言ってたやつだろうね。
俺がさくっとオークまで狩っちゃったもんだから、今考えていたパーティーだと何か不味かったんだろう。
……実際どんな感じのパーティーからお誘い来てたんだろうか?
ちょっと気になるよね。
ちょっと雑談な感じで聞いてみようかしら。
「ちなみに実際募集の集まり具合ってどんな感じだったんです?」
「かなりの数が来ていましたよ? そうですね……有力なところですと平均レベル25のチーム『赤目のコヨーテ』、それに平均は20いかない程度ですが規模は大きい『月下の荘園』……あたりでしょうか、他にもいくつか来ていましたがどこのパーティーも普段は登録したての新人を誘うようなところではないですね」
……うん?
あ、いやすごいパーティ……たぶん中堅処からもお誘い来てたんだろうなーってのは分かるんだけど、その……。
「あの……パーティーってやっぱ名前付けないとダメなんですか?」
その聞いただけで背筋にぞわっと来るパーティー名はちょっと遠慮しておきたいものがある。
これタマさんとパーティー組んで無ければ今上がったような名前のパーティーに入ることになってたってことだよね。恐ろしや。
てかパーティー名が必須だと俺とタマさんのパーティー名をつけなきゃいけない訳だけど……俺は正直名前付けのセンスに自信はない。
かといってにゃんこにお任せするとどうなるか分かったもんじゃない。やばい。
「いえ、そんな事はありませんが……ほぼ全てのパーティーが名前をつけていますよ」
「おうふ」
勘弁してください。
「別にタマはなくてもいいニャ。 ウッドの好きにするといいニャー」
救いはあった!
パーティー名はしばらく保留しよう、そうしよう。
俺は街を出るゴリさん達を見送るため、朝から門の外でゴリさん達を待っていた。
ほどなくしてゴリさん達の乗る馬車が門へとやってくる。
「んじゃ、俺らは行くぜ。 ウッド元気でな」
「ゴリさん、本当にお世話になりました。 ……これよかったら道中食べてください」
積もる話は昨日の内に済ませておいた。
俺もゴリさんも最後のお別れは実にあっさりしたものである。
ちょっと鼻水垂れてきたけど……ぐすん。
ゴリさんもちょっぴり目が潤んでるように見える……こういうお別れとか、そんなのに弱いのかも知れないね。お互いに。
っと、いかんいかん余り辛気くさくなるのもダメだよね。
昨日のうちに追加で作っておいた山盛りのリンゴをゴリさんに渡そう。
昨日の感じだと今日中に食べきってしまいそうだけど……あまり多すぎても飽きるし、それに腐っちゃうもんね。
ゴリさんはリンゴを受け取るとすごく嬉しそうに喜んでくれた。
パーティーメンバーからも歓声があがる。
「タマのはないかのかニャ」
「タマさんさっき食べたでしょ」
タマさん空気読もうぜぃ……。
あ、そうそう根っこで吸うやつだけどね、ちょっと吸った段階で止めれば森を枯らさずにすむことが分かったよ。ちょっとしんなりするぐらいで済む。
まあ何度も場所変えて吸う必要があってちょっと面倒だけど……森が枯れるよりはいいよね。
……これならギルドに果物卸せちゃうことにも気が付いたけどいまのところその気はない。
せっかくゴリさん達に鍛えて貰ったんだ、やれるところまでダンジョンシーカーは続けようと思う。
なんて考えている間にも馬車は遠ざかっていく。
ずっとお別れという訳じゃないけどやはり寂しいものは寂しい。
「行っちゃった……」
「ニャ。 そんな落ち込まなくてもまたすぐ会えるニャ」
「そうっすね……うっし、行くかー」
落ち込む俺を慰めるようにぽんと置かれた前足。
俺はそっと前足を握り肉球の感触を楽しみ……気合いを入れるように立ち上がった。
仕事しないとね。
とりあえずギルドに向かおうと門から街の中央へと向かい歩いて行く。
勿論パーティーを組むことにしたタマさんも一緒である。
「仕事かニャー。 いつもはどうしてるんニャ」
「何時もだったら午前中は狩りをして午後は帰りながら草刈る感じなんですけど……今日はまずリタさんにパーティ組んだこと報告しないとですね、パーティの紹介お願いしてたんで」
「ニャ」
「あとは俺みたいに体が変わってしまった人の話を聞きたいのと、この体ちょっと調べたいんですよねー。 リンゴがなった見たいに他にも何かあると思うんすけど、使いこなせるようにしなきゃいけないんで、ギルドで帰ってきたか確認して話を聞いて、帰ってなければ……ダンジョンでちょっと試しながら狩りしようかなと」
「ニャ。わかったニャー。 タマは特にやることないからウッドにまかせるニャ」
タマさんに聞かれたので何時もやっている事と、今日やるつもりの事を話しておく。
やらないといけないことは一杯あるけど、まずパーティーメンバーの募集を中止するようリタさんに言わないといけない。
昨日のうちに言っておけよという話ではあるが、パーティー組むという話が出た段階でリタさんもう帰っちゃってたのだ。
そんなわけで俺はギルドにつくと同時にリタさんいる受付へと向かうのであった。
……朝っぱらだというのに相変わらず列が出来ておる。
隣は見ないようにしよう。
そんな恨みがましい視線を向けられても困るんですぅ。
「リタさんおはようございます」
「ええ……? ウッドさんに……タマさん、どうしたんですか?」
俺に気が付いたリタさんであったが、顔を上げそして横にいるタマさんを見てびくりと一瞬身を竦ませる。
俺だけと思ったらタマさんいてビックリしたんだろう。
「俺たちパーティ組むことになりまして、それで申し訳ないですが頼んでいたパーティの募集は中止でお願いします……」
「はい……はい? いま、なんと?」
リタさんにパーティ募集は中止でと伝えるが、首をくりっと傾げて俺に問い返す。
ちょっと目がマジで怖いんですが。
「……ええっと、タマさんとパーティ組むことになったんです」
「本当ニャ」
「…………失礼しました。 それではウッドさんへのパーティの募集は締め切らせて頂きます」
もう一度タマさんとパーティーを組むことになったと伝えるがリタさんの首は傾いたままである。怖い。
タマさんが本当だと言ったところでようやく理解してくれたのか元の体制に戻るとぺこりと頭を下げる。
そりゃそうよね、多少強かろうが普通はこんだけレベル離れててパーティー組んだりはしないよね。
「すんません、せっかく募集してもらっていたのに」
「いえ、構いません。ちょうど斡旋するパーティを見直さないといけませんでしたし、それにタマさんと組まれるのであれば安心です」
見直しはあれだ、ゴリさんが言ってたやつだろうね。
俺がさくっとオークまで狩っちゃったもんだから、今考えていたパーティーだと何か不味かったんだろう。
……実際どんな感じのパーティーからお誘い来てたんだろうか?
ちょっと気になるよね。
ちょっと雑談な感じで聞いてみようかしら。
「ちなみに実際募集の集まり具合ってどんな感じだったんです?」
「かなりの数が来ていましたよ? そうですね……有力なところですと平均レベル25のチーム『赤目のコヨーテ』、それに平均は20いかない程度ですが規模は大きい『月下の荘園』……あたりでしょうか、他にもいくつか来ていましたがどこのパーティーも普段は登録したての新人を誘うようなところではないですね」
……うん?
あ、いやすごいパーティ……たぶん中堅処からもお誘い来てたんだろうなーってのは分かるんだけど、その……。
「あの……パーティーってやっぱ名前付けないとダメなんですか?」
その聞いただけで背筋にぞわっと来るパーティー名はちょっと遠慮しておきたいものがある。
これタマさんとパーティー組んで無ければ今上がったような名前のパーティーに入ることになってたってことだよね。恐ろしや。
てかパーティー名が必須だと俺とタマさんのパーティー名をつけなきゃいけない訳だけど……俺は正直名前付けのセンスに自信はない。
かといってにゃんこにお任せするとどうなるか分かったもんじゃない。やばい。
「いえ、そんな事はありませんが……ほぼ全てのパーティーが名前をつけていますよ」
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勘弁してください。
「別にタマはなくてもいいニャ。 ウッドの好きにするといいニャー」
救いはあった!
パーティー名はしばらく保留しよう、そうしよう。
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