54 / 156
森の賢人
「53話」
しおりを挟む
小部屋での出来事から二日後。
俺とタマさんはギルドの側にある装備屋へと来ていた。
注文していた服を引き取るのと壊れてしまった盾を新調するためである。
翌日じゃないのはちょっと戦闘が激しかったこともあって、休息も必要ってことになったからだ。
おかげさまで思う存分もふって元気いっぱいです。
「おしおし、こっちはぴったりだ」
受け取った服は伸縮性があり、右半身がむっきむきの状態でも難なく着ることが出来た。
その分、左半身は大分余裕があるがダボダボというほどでもない、以前よりも伸縮性のある素材を使用してくれたのだろう。少し緩めの服程度で済んでいるのはありがたい。
「蔦出してみるニャー」
「おー、こっちも問題なし」
服の内側で蔦をシュルシュルと伸ばし、体に巻き付けていく。
服が内側からモコモコと膨れていくが、とくに引っかかるようなこともなく左半身を蔦で覆うことに成功していた。
「何か問題あったら言うとええ。 手直しするでな……盾の方はちと時間掛かるがええかの。 まず素材から用意せんと……ざっと10日ってところかの」
八ツ目からはぎ取った装備の内、一つはここの店員さんに渡してある。
オーガの装備よりも亜種である八ツ目のほうが素材としては優れているらしく、素材として使える部分が多いそうだ。
なので一つの装備で盾に使える分は賄えるだろうとのこと、余った分に関しては買い取りして加工代をさっぴいてくれるらしい。
「ありがとうございます、着た感じ特に問題はなさそうです。 これ、服の代金と盾の前金です」
「んむ、確かに」
店員さんにお礼をいって代金を渡す。
多少完成までに時間が掛かるが、その分いいものが出来るだろうと期待も大きい。
「それじゃお願いしますねー」
そう店員さんに言って俺たちは店をあとにした。
とりあえず装備関係はこれで大丈夫。
でもってギルドにも特に用事はないので俺たちはダンジョンへと向かっている。
あ、そうそうこの間リタさんの目があれだったのはね、実はオーガ倒した俺のためにギルド証を更新したの用意してくれていたんだそうなんだ。
んで、そこに八ツ目を狩ってきたもんでまたギルド証の更新が必要になって……と、別に怒られたわけじゃないんだけどね。
「今日はどうするニャ。 小部屋行くかニャ?」
「いくいく。 小部屋回って時間あまったらー……ちょっと能力の検証したいかな」
「ニャ。 ばっちこいニャー」
まずはお宝探さないとね!
ちょいと戦闘激しかったから1日休みいれた訳だけどさ、誰かに先越されるんじゃないかと内心不安でいっぱいだったのだ。
小部屋のあとは時間余るだろうから能力の検証をしたい。 敵から吸うのもだけど、ちょっと試したいことがあるのだ。
まあ、まずは小部屋に行きますかねー。
歩くこと……というか走ることしばし、俺たちは小部屋の入り口があった辺りまでたどり着いていた。
「えーと……どこだっけ?」
さてはて入り口はどっこかなーと、辺りを見渡すが入り口らしき物は見当たらない。
「そこニャ」
「え、どこどこ」
タマさんがそこだと前足で指し示すがそれらしいものは見えない。
俺の目がおかしくなったか?としゃがんでみたりジャンプしてみたりと色々試すがやはり見えない。
「魔法解除してないから見えるわけ無いニャ」
「……」
……タマさんめやってくれるっ!
こいつめこいつめと頬を指で突いたら噛まれた。解せぬ。
ほどなくしてタマさんが魔法を解除してくれたので、小部屋の入り口が再び俺たちの前に姿を現した。
タマさん曰く俺たち以外の誰かが入った痕跡はないとのこと。よかったよかった。
「ニャ。 行くかニャ」
「おっし、宝箱探すぞー!」
そして俺たちはお宝を目指して小部屋の探索を始めるのであった。
だがしかし……。
「見つからない……」
地面に力無く横たわる俺。
小部屋を全て回ってくまなく探したと言うのに宝箱は見つからなかった。宝箱なんてなかった!
くそう……期待していただけにショックもでかいぞう……これはもうタマさんに慰めて貰うしか無いよね?
香箱座りしているタマさんにそっと手を伸ばしたら噛まれた。ひどい。
タマさんは俺に追撃で猫パンチをいくつか入れ、満足したのかすくっと立ち上がる。
そろそろ戻るのかな? もうちょい探したい……と言いたい所だけど本当、宝箱なんてなかったしなあ。
しゃーない諦めるかーと埃を払って俺も立ち上がる。
んじゃ行きますかね。
「それじゃ見つけたの開けにいくニャ」
ほいほい。
……ほい?
「何個かあったニャ」
「え? うっそ! そんな箱なんてなかったよー?」
何個かあったとタマさんは言うけど本当になかったよ??
実は米粒サイズなんですーとかじゃなければ見落としてなんかいないはずだ。
「別に箱とは限らないニャー……例えばそこに転がってる石板とかそうニャ」
「え……っ!?」
なんだとーう!?
確かに石板転がってるけど、いやでもこれどう見てもただの石ば開いたわ。
まじで開いたわー……。
石板がぱかりと割れ、中には小判型の金属ぽい何かが納められていた。
念願の宝箱を開けたわけだけど、嬉しさよりショックがでかくてもうね。
「そんな感じで箱の場合もあるけど、そのへんの構造物に紛れてることが多いニャ」
「なるほど……! よっしゃ探すぞー!」
まあいい!
とりあえず宝箱があることは分かったんだし!
次は箱以外も気を付けるようにすればきっと俺でも見つけられるはずっ、探すぞー!
と、その前に。
「……ところでこれなーに?」
宝箱の中身が気になるのです。
ぱっと見はただの金属なんだけどね。宝箱産なわけですし?きっとただの金属ではないはず。
と言うわけでタマさんに聞いてみたのだけど。
「……ニャガッ」
「噛むのっ!?」
タマさんスンスンと金属の匂いを嗅いだかと思うと、がぶっと噛みついたのですよ。
そんなんで何か分かるもんなのか。
たぶん魔法使ってるんだろうけど何かすごいね。
「食べ物じゃないニャ」
「そりゃ見たらなんとなくわかるけど……」
ただ匂い嗅いで噛んだだけじゃん!!
俺の期待を返してっ。
「ギルド戻ったら調べるニャ。 宝箱の中身は良いものもあるけど、ガラクタもあるニャ。 それもあたりかどうか調べるまで分からんニャー」
「あ、そうなんだ……」
ギルド戻れば分かると……鑑定するアイテムとかあるのかね?
てっか、宝箱の中身ガラクタもあるって……まじかいな。
いや、まあ確かに。ゲームとかでも宝箱の中身があたりとは限らないし。中にはミミックとかの場合もあるわけで……ううむ。
まあ、気を取り直してほかの宝箱探しに行きますかー……。
俺とタマさんはギルドの側にある装備屋へと来ていた。
注文していた服を引き取るのと壊れてしまった盾を新調するためである。
翌日じゃないのはちょっと戦闘が激しかったこともあって、休息も必要ってことになったからだ。
おかげさまで思う存分もふって元気いっぱいです。
「おしおし、こっちはぴったりだ」
受け取った服は伸縮性があり、右半身がむっきむきの状態でも難なく着ることが出来た。
その分、左半身は大分余裕があるがダボダボというほどでもない、以前よりも伸縮性のある素材を使用してくれたのだろう。少し緩めの服程度で済んでいるのはありがたい。
「蔦出してみるニャー」
「おー、こっちも問題なし」
服の内側で蔦をシュルシュルと伸ばし、体に巻き付けていく。
服が内側からモコモコと膨れていくが、とくに引っかかるようなこともなく左半身を蔦で覆うことに成功していた。
「何か問題あったら言うとええ。 手直しするでな……盾の方はちと時間掛かるがええかの。 まず素材から用意せんと……ざっと10日ってところかの」
八ツ目からはぎ取った装備の内、一つはここの店員さんに渡してある。
オーガの装備よりも亜種である八ツ目のほうが素材としては優れているらしく、素材として使える部分が多いそうだ。
なので一つの装備で盾に使える分は賄えるだろうとのこと、余った分に関しては買い取りして加工代をさっぴいてくれるらしい。
「ありがとうございます、着た感じ特に問題はなさそうです。 これ、服の代金と盾の前金です」
「んむ、確かに」
店員さんにお礼をいって代金を渡す。
多少完成までに時間が掛かるが、その分いいものが出来るだろうと期待も大きい。
「それじゃお願いしますねー」
そう店員さんに言って俺たちは店をあとにした。
とりあえず装備関係はこれで大丈夫。
でもってギルドにも特に用事はないので俺たちはダンジョンへと向かっている。
あ、そうそうこの間リタさんの目があれだったのはね、実はオーガ倒した俺のためにギルド証を更新したの用意してくれていたんだそうなんだ。
んで、そこに八ツ目を狩ってきたもんでまたギルド証の更新が必要になって……と、別に怒られたわけじゃないんだけどね。
「今日はどうするニャ。 小部屋行くかニャ?」
「いくいく。 小部屋回って時間あまったらー……ちょっと能力の検証したいかな」
「ニャ。 ばっちこいニャー」
まずはお宝探さないとね!
ちょいと戦闘激しかったから1日休みいれた訳だけどさ、誰かに先越されるんじゃないかと内心不安でいっぱいだったのだ。
小部屋のあとは時間余るだろうから能力の検証をしたい。 敵から吸うのもだけど、ちょっと試したいことがあるのだ。
まあ、まずは小部屋に行きますかねー。
歩くこと……というか走ることしばし、俺たちは小部屋の入り口があった辺りまでたどり着いていた。
「えーと……どこだっけ?」
さてはて入り口はどっこかなーと、辺りを見渡すが入り口らしき物は見当たらない。
「そこニャ」
「え、どこどこ」
タマさんがそこだと前足で指し示すがそれらしいものは見えない。
俺の目がおかしくなったか?としゃがんでみたりジャンプしてみたりと色々試すがやはり見えない。
「魔法解除してないから見えるわけ無いニャ」
「……」
……タマさんめやってくれるっ!
こいつめこいつめと頬を指で突いたら噛まれた。解せぬ。
ほどなくしてタマさんが魔法を解除してくれたので、小部屋の入り口が再び俺たちの前に姿を現した。
タマさん曰く俺たち以外の誰かが入った痕跡はないとのこと。よかったよかった。
「ニャ。 行くかニャ」
「おっし、宝箱探すぞー!」
そして俺たちはお宝を目指して小部屋の探索を始めるのであった。
だがしかし……。
「見つからない……」
地面に力無く横たわる俺。
小部屋を全て回ってくまなく探したと言うのに宝箱は見つからなかった。宝箱なんてなかった!
くそう……期待していただけにショックもでかいぞう……これはもうタマさんに慰めて貰うしか無いよね?
香箱座りしているタマさんにそっと手を伸ばしたら噛まれた。ひどい。
タマさんは俺に追撃で猫パンチをいくつか入れ、満足したのかすくっと立ち上がる。
そろそろ戻るのかな? もうちょい探したい……と言いたい所だけど本当、宝箱なんてなかったしなあ。
しゃーない諦めるかーと埃を払って俺も立ち上がる。
んじゃ行きますかね。
「それじゃ見つけたの開けにいくニャ」
ほいほい。
……ほい?
「何個かあったニャ」
「え? うっそ! そんな箱なんてなかったよー?」
何個かあったとタマさんは言うけど本当になかったよ??
実は米粒サイズなんですーとかじゃなければ見落としてなんかいないはずだ。
「別に箱とは限らないニャー……例えばそこに転がってる石板とかそうニャ」
「え……っ!?」
なんだとーう!?
確かに石板転がってるけど、いやでもこれどう見てもただの石ば開いたわ。
まじで開いたわー……。
石板がぱかりと割れ、中には小判型の金属ぽい何かが納められていた。
念願の宝箱を開けたわけだけど、嬉しさよりショックがでかくてもうね。
「そんな感じで箱の場合もあるけど、そのへんの構造物に紛れてることが多いニャ」
「なるほど……! よっしゃ探すぞー!」
まあいい!
とりあえず宝箱があることは分かったんだし!
次は箱以外も気を付けるようにすればきっと俺でも見つけられるはずっ、探すぞー!
と、その前に。
「……ところでこれなーに?」
宝箱の中身が気になるのです。
ぱっと見はただの金属なんだけどね。宝箱産なわけですし?きっとただの金属ではないはず。
と言うわけでタマさんに聞いてみたのだけど。
「……ニャガッ」
「噛むのっ!?」
タマさんスンスンと金属の匂いを嗅いだかと思うと、がぶっと噛みついたのですよ。
そんなんで何か分かるもんなのか。
たぶん魔法使ってるんだろうけど何かすごいね。
「食べ物じゃないニャ」
「そりゃ見たらなんとなくわかるけど……」
ただ匂い嗅いで噛んだだけじゃん!!
俺の期待を返してっ。
「ギルド戻ったら調べるニャ。 宝箱の中身は良いものもあるけど、ガラクタもあるニャ。 それもあたりかどうか調べるまで分からんニャー」
「あ、そうなんだ……」
ギルド戻れば分かると……鑑定するアイテムとかあるのかね?
てっか、宝箱の中身ガラクタもあるって……まじかいな。
いや、まあ確かに。ゲームとかでも宝箱の中身があたりとは限らないし。中にはミミックとかの場合もあるわけで……ううむ。
まあ、気を取り直してほかの宝箱探しに行きますかー……。
0
あなたにおすすめの小説
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる