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森の賢人
「75話」
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戦闘を終えて一息ついていると、タマさんが近寄ってくる。
「いけそうだニャー」
尻尾がぴーんとしているので機嫌良さそうである。
ちゃんと倒せて偉いぞーってことでしょうか。
それはそうと……。
「うん、何とか……って、それ全部タマさんが?」
タマさんの後ろに死体が山になっているのですが。
「ニャ。 こいつら数も多いニャ」
「さすが下層……」
数が多いって10匹は居るんですが……あのレベルの敵がこの数くるって下層やばすぎない?
てかそれを物音立てずに屠るタマさんもっとやばい。
「1匹だけウッドに回すニャ。 目的地につくまで鍛えるだけ鍛えるニャー」
「おー」
1匹だけなら狩れそうだし、せっかくなので鍛えておこうじゃないの。
てか鍛えておかないとうっかり死にそうで怖い。
大体20匹狩ったあたりだろうか、解体をしていてふと思ったことがある。
「あれ……そういや力負けしなくなったな」
最初は蔦だけでは抑えきれなかったのが、気が付けば蔦だけで抑え込めるようになっていた。
戦いなれて楽になったのかと思っていたけど身体能力の差自体がなくなっていたらしい。
……ちょっと差がなくなるまでに倒した数が少な過ぎる気がしなくもないけど。
なんてぽつりと呟いたらタマさんにも聞こえていたらしい。
タマさんは半目で俺を見ると口を開く。
「そりゃそうだニャ。 レベル差が大きいほど一気に強くなれるニャ」
「おー……そりゃそうだよね」
敵を倒したことによる身体能力の強化は一定ではなくて、こちらと相手とのレベル差にも影響すると……。
まあ、そうだよね。 レベル差を覆して倒したんだもの、そんなことがあったっておかしくはない。
「逆に相手が弱すぎる場合、いくら狩っても強くならないニャ」
「そりゃそうだよね……」
つまりはずっとゴブリン狩っている人はずっとゴブリン狩りから抜け出せないと言うことだ。
解体を終えた俺とタマさんは、その後も雑談しつつ、敵を倒しつつ道を進んでいく。
しばらく歩いていったところで、右手に崖のようなものが見えた。
どうやらその部分だけ地面が隆起しているようである。
どうやら目的地はそちらのようで、タマさんは進路を変えて崖へと向かっていく。
「ここだニャー」
そう言ってタマさんが立ち止まったのは崖の真ん前であった。
「おー……? ここ?」
あたりキョロキョロと見渡すが、右を見ても左を見ても崖しかない。
池か何かあるのかなーと思ってたけど、水たまりすらない。
……どゆこと?
そんな感じで俺が頭に?マークを浮かべていると、タマさんがトットットと崖に近づいていく。
「ニャ」
「えっ!?」
隠し扉でもあるのかなーと思ったら、タマさんが急に大きく跳び上がって、崖の上へと乗ってしまう。
「ウッドも早く来るニャー」
えぇぇ……って感じでタマさんを見ていた俺だったけど、タマさんの声ではっと我にかえる。
「そこ飛び越えていいのか……よっと!」
なんか崖ってだけで、行き止まりだと思っちゃったけど……そうだよね、別に飛び越えられない高さじゃないもんね。
それじゃ俺もタマさんに倣って一気に行きますかね。
届かなくてタマさんに引っ張りあげて貰ったのは秘密だ。
「おぉ……!」
崖の上には広大な草原と森、それに対岸も見えないぐらい広い湖が広がっていた。
それに空も急に明るくなって青空が広がっている。
先ほどまで居たところとはえらい違いだ。 単に崖を飛び越えただけなのに……なんだろう、階層またいだような扱いにでもなっているのだろうか?
あ、ちなみにさっきまで居た崖下だけど、酷くさびれた荒原って感じの場所だったりする。
空もどんよりしているから暗いし、草も生えてないわで灰色の世界が広がっている感じだった。
「すっっごい、めっちゃ広いねここ」
「ニャ」
そんな世界から一気に景色変わったもんでテンション爆上げです。
いやー、天気いいし温かいしピクニックとかキャンプするにはぴったりだねここ。
そんなわけで岸までダッシュで向かうぞーっと。
「よーっし、さっそく魚釣りに行こう!」
「ニャ」
岸についた俺は荷物を下ろすとタマさんに声をかけガサゴソと荷をあさり始める。
まだお昼ぐらいだし、たっぷり釣る時間はあるし必要なものとったら早速釣ろうじゃないの。
「準備するニャー」
タマさんも準備を始めましたよ。
荷物に頭突っ込んでお尻だけ出ている姿はとても可愛いです。
目当てのものを見つけたのかすぽんと頭を抜いて荷物からよじよじと降りるタマさん。
いちいち可愛いな! もう。
……あれ? 手に持ってるのってやたら太いけど紐だよね? 釣り竿は……?
「……タマさん、釣り竿は?」
釣りをする準備なのに、なぜか紐をもつタマさんに竿はどうしたのかと聞いてみる。
「あとで使うニャー」
「ほうほう?」
あとで使うのか。
てっきり俺が知っている釣り方と違うのかと思ったけど、ちゃんと竿を使う釣り方でよかったよかった。
……じゃあその紐はどうやって使うんですかね。
「まずはこの辺を縄張りにしてる大物を捕まえるニャ。 釣り竿だと折れちゃうからダメニャー」
竿だと折れるぐらいの大物……それにその紐。
俺、何かに気づいてしまったかもしれない。
「へー…………お、俺を餌にしてとか言わないよね?」
脳裏に浮かぶのは紐でふんじばった俺を水面に投げ入れるタマさんの姿だ。
……や、実際やるとは思ってないけどね? でもやろうと思えば実行できちゃうんだよなあ……。
「半分正解ニャ」
「え゛」
え、まって、タマさん。まってまってまって。
半分ってどういうことなの!? 俺、半分食われたら死んじゃうよ??
「ここの魚はアグレッシブだからニャ」
「あ、あぐ……なんて?」
お魚ですよね? あれですか、気性が荒いとかそういう意味ですよね。
縄張り入るとすぐ追い出しにかかる魚とかいるし……?
「ニャ。 あれがそうニャ」
遠くで水面を跳ねる音がした。
タマさんに言われてそちらを見てみれば、水面から跳び上がる大きな魚が遠くに見える。
ちょっと黒っぽくて、ずんぐりした胴体、頭は結構でかめだ。
たぶん鍋にすると美味しいお魚じゃないかなー?
「おー。 ……オー?」
……ん?
な、なんかずいぶん長く飛んでるなあいつ。
それになんか段々でかくなってる。
……あいつ真上に飛んだんじゃなくて、こっちに向かって飛んだのか!!
着地点は……俺だ!?
「……ォオオォォォッ!?」
横っ飛びで身を投げる俺。
その直後、ついさっきまで俺が居たところに体長5mはありそうな巨大魚が突っ込んできた。
「いけそうだニャー」
尻尾がぴーんとしているので機嫌良さそうである。
ちゃんと倒せて偉いぞーってことでしょうか。
それはそうと……。
「うん、何とか……って、それ全部タマさんが?」
タマさんの後ろに死体が山になっているのですが。
「ニャ。 こいつら数も多いニャ」
「さすが下層……」
数が多いって10匹は居るんですが……あのレベルの敵がこの数くるって下層やばすぎない?
てかそれを物音立てずに屠るタマさんもっとやばい。
「1匹だけウッドに回すニャ。 目的地につくまで鍛えるだけ鍛えるニャー」
「おー」
1匹だけなら狩れそうだし、せっかくなので鍛えておこうじゃないの。
てか鍛えておかないとうっかり死にそうで怖い。
大体20匹狩ったあたりだろうか、解体をしていてふと思ったことがある。
「あれ……そういや力負けしなくなったな」
最初は蔦だけでは抑えきれなかったのが、気が付けば蔦だけで抑え込めるようになっていた。
戦いなれて楽になったのかと思っていたけど身体能力の差自体がなくなっていたらしい。
……ちょっと差がなくなるまでに倒した数が少な過ぎる気がしなくもないけど。
なんてぽつりと呟いたらタマさんにも聞こえていたらしい。
タマさんは半目で俺を見ると口を開く。
「そりゃそうだニャ。 レベル差が大きいほど一気に強くなれるニャ」
「おー……そりゃそうだよね」
敵を倒したことによる身体能力の強化は一定ではなくて、こちらと相手とのレベル差にも影響すると……。
まあ、そうだよね。 レベル差を覆して倒したんだもの、そんなことがあったっておかしくはない。
「逆に相手が弱すぎる場合、いくら狩っても強くならないニャ」
「そりゃそうだよね……」
つまりはずっとゴブリン狩っている人はずっとゴブリン狩りから抜け出せないと言うことだ。
解体を終えた俺とタマさんは、その後も雑談しつつ、敵を倒しつつ道を進んでいく。
しばらく歩いていったところで、右手に崖のようなものが見えた。
どうやらその部分だけ地面が隆起しているようである。
どうやら目的地はそちらのようで、タマさんは進路を変えて崖へと向かっていく。
「ここだニャー」
そう言ってタマさんが立ち止まったのは崖の真ん前であった。
「おー……? ここ?」
あたりキョロキョロと見渡すが、右を見ても左を見ても崖しかない。
池か何かあるのかなーと思ってたけど、水たまりすらない。
……どゆこと?
そんな感じで俺が頭に?マークを浮かべていると、タマさんがトットットと崖に近づいていく。
「ニャ」
「えっ!?」
隠し扉でもあるのかなーと思ったら、タマさんが急に大きく跳び上がって、崖の上へと乗ってしまう。
「ウッドも早く来るニャー」
えぇぇ……って感じでタマさんを見ていた俺だったけど、タマさんの声ではっと我にかえる。
「そこ飛び越えていいのか……よっと!」
なんか崖ってだけで、行き止まりだと思っちゃったけど……そうだよね、別に飛び越えられない高さじゃないもんね。
それじゃ俺もタマさんに倣って一気に行きますかね。
届かなくてタマさんに引っ張りあげて貰ったのは秘密だ。
「おぉ……!」
崖の上には広大な草原と森、それに対岸も見えないぐらい広い湖が広がっていた。
それに空も急に明るくなって青空が広がっている。
先ほどまで居たところとはえらい違いだ。 単に崖を飛び越えただけなのに……なんだろう、階層またいだような扱いにでもなっているのだろうか?
あ、ちなみにさっきまで居た崖下だけど、酷くさびれた荒原って感じの場所だったりする。
空もどんよりしているから暗いし、草も生えてないわで灰色の世界が広がっている感じだった。
「すっっごい、めっちゃ広いねここ」
「ニャ」
そんな世界から一気に景色変わったもんでテンション爆上げです。
いやー、天気いいし温かいしピクニックとかキャンプするにはぴったりだねここ。
そんなわけで岸までダッシュで向かうぞーっと。
「よーっし、さっそく魚釣りに行こう!」
「ニャ」
岸についた俺は荷物を下ろすとタマさんに声をかけガサゴソと荷をあさり始める。
まだお昼ぐらいだし、たっぷり釣る時間はあるし必要なものとったら早速釣ろうじゃないの。
「準備するニャー」
タマさんも準備を始めましたよ。
荷物に頭突っ込んでお尻だけ出ている姿はとても可愛いです。
目当てのものを見つけたのかすぽんと頭を抜いて荷物からよじよじと降りるタマさん。
いちいち可愛いな! もう。
……あれ? 手に持ってるのってやたら太いけど紐だよね? 釣り竿は……?
「……タマさん、釣り竿は?」
釣りをする準備なのに、なぜか紐をもつタマさんに竿はどうしたのかと聞いてみる。
「あとで使うニャー」
「ほうほう?」
あとで使うのか。
てっきり俺が知っている釣り方と違うのかと思ったけど、ちゃんと竿を使う釣り方でよかったよかった。
……じゃあその紐はどうやって使うんですかね。
「まずはこの辺を縄張りにしてる大物を捕まえるニャ。 釣り竿だと折れちゃうからダメニャー」
竿だと折れるぐらいの大物……それにその紐。
俺、何かに気づいてしまったかもしれない。
「へー…………お、俺を餌にしてとか言わないよね?」
脳裏に浮かぶのは紐でふんじばった俺を水面に投げ入れるタマさんの姿だ。
……や、実際やるとは思ってないけどね? でもやろうと思えば実行できちゃうんだよなあ……。
「半分正解ニャ」
「え゛」
え、まって、タマさん。まってまってまって。
半分ってどういうことなの!? 俺、半分食われたら死んじゃうよ??
「ここの魚はアグレッシブだからニャ」
「あ、あぐ……なんて?」
お魚ですよね? あれですか、気性が荒いとかそういう意味ですよね。
縄張り入るとすぐ追い出しにかかる魚とかいるし……?
「ニャ。 あれがそうニャ」
遠くで水面を跳ねる音がした。
タマさんに言われてそちらを見てみれば、水面から跳び上がる大きな魚が遠くに見える。
ちょっと黒っぽくて、ずんぐりした胴体、頭は結構でかめだ。
たぶん鍋にすると美味しいお魚じゃないかなー?
「おー。 ……オー?」
……ん?
な、なんかずいぶん長く飛んでるなあいつ。
それになんか段々でかくなってる。
……あいつ真上に飛んだんじゃなくて、こっちに向かって飛んだのか!!
着地点は……俺だ!?
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その直後、ついさっきまで俺が居たところに体長5mはありそうな巨大魚が突っ込んできた。
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