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「27話」
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「あとこれ。 おじいちゃんの腰痛に使ってね」
説明もクロが寝たことで終了となり、解散かな? と思ったら、アマツから紙袋を渡される。
もしかして昨日頼んだやつじゃろか。
「あ、ありがとうございます! おぉ……青色の湿布だ」
昨日の今日でもうじいちゃん用の薬が完成したらしい。
中身を確認してみるとちょっとばかし青色の濃い湿布であった。
しかし1日で作っちゃって大丈夫かな。 また暇なったりしない?
まあ、暇そうにしていたらまた何かお願いしちゃおう。
「効果は軽い腰痛なら1日ぐらいで治るよ、重いのなら3日かな。 外傷にはあまり効果ないから気を付けてね」
「おぉ……これなら大丈夫だと思います! ありがとうございますー!」
効果も程よい感じ……かな?
痛みがやわらぐではなく、治るってあたりがあれだけど……塗った瞬間治るよりはずっとましだ。
袋の見た目も薬局で薬を処方する時にいれるやつっぽいので、これなら渡しても怪しまれないはず。
なんか聞かれたら最近開発されたすごい湿布とか言っておけばへーきへーき。
「あははは! いいよいいよ、アイディアがあればどんどん出してね。 よさそうなのは正式採用するからさ」
「はいっ」
おう、どんどんアイディア出しちゃうよ!
黒い猫耳なんかどうですかね?
俺が元気よく返事したのでアマツはニコニコと笑顔で頷いていたんだけど、急に何か思いついたかのように手をぽんと合わせる。
「ところで島津くん。 何か聞きたいことあるのかい?」
……あるねっ!
ちょっと忘れかけていたけれど、聞きたいこと色々あったよ!
クロもしばらく起きそうにないし、今の内にいっぱい質問してしまおうか。
「えっと、いくつか疑問に思うところが出てきまして、質問してもいいですか?」
「勿論だとも! どんどん質問してくれたまえ」
うーん、すっごい嬉しそう。
俺はアマツに思い出す限りの質問を投げた。
ちょっと多すぎるので箇条書きにするけど……ざっとこんな感じだ。
・宝箱に罠はあるのか?
・今更だけど死体って放置して大丈夫?
・ウサギとか食えるのかな?
・クロが俺の言葉を理解しているっぽいけど、これはレベルアップの恩恵? 家の中でもだけど。
・自分で地図作っているんだけど、ゲームみたいに自動化出来たりはするのか。
・装備はそのうち良いのが買えるのなら、ポーションも?
・ダンジョンの推奨人数って何人?
・カードの効果に基本値+5などがあった。基本値について知りたい。
・ペット用の装備って何か補正ある?
・レベルアップに必要な経験値はレベルが上がる毎に増加するのか。 するのならどういった風に上がるのか。
・死んだらどうなるのか
合計11個。
思い出せたのはこれぐらいだね。
てか最後の質問とか本当に今更だなあ……ははは。
これに対するアマツの回答はこんな感じ。
こっちも無茶苦茶長くなるので箇条書きにしちゃうぞ。
・宝箱に罠はない。
・ただそのうち追加するかも知れない、その場合はダンジョン毎に分けようかと思っている。
・ダンジョンそのものに罠を追加も考えてはいるが、それもダンジョン毎にするつもりだ。
・罠のあるダンジョンについてはチュートリアル突破後に説明する。 ここのダンジョンには追加はしない。
・死体は放置しても問題ない。 放置しておけばダンジョンが吸収する。
・動物系のモンスターは食える。 それ以外も食えなくは無いがお勧めはしない。
・クロが俺の言葉を理解しているのはレベルアップの恩恵で間違いない。
・脳の処理に関する部分については、ダンジョン内外どちらでも効果がある。(出入りの度に切り替わると頭おかしくなる)
・上記の処理を行う影響で若干ではあるが身体能力も向上している。 ダンジョンで上がった力が100とすれば、ダンジョン外では5程度である。
・地図の自動化機能は無いが、宝箱から入手などで今後実装したい。
・ポーションも良いのが増えるが、具体的な内容は秘密。
・ダンジョンの推奨人数は、極小が4人、小が6~8人、中は10人前後、大は15人前後、極大は30人以上。
・基本値は成人男性の値を100として考えれば問題ない。
・レベルアップ毎に必要経験値は上がるが、具体的な値は秘密だ。
・倒した敵とのレベル差が大きいほどレベルは上がりにくくなる。 差がある一定以上になるとまったく上がらなくなる。
・人とペットの身体能力差を埋めるために補正がついている。 効果は対象となるペットによって異なる。
・死ぬことはない。 死ぬだけのダメージを負った時点で1階の休憩所に強制転移される。
・ペナルティは有る。
以上だ。
ダンジョン内で死ぬことは無いってのがかなり大きい気がする。
これはダンジョンで死ぬとなると攻略する人が減る傾向にあるので、その対策だそうだ。
「ペナルティの内容ってなんだろうなあ……」
アマツに聞いてもそこは秘密ってことで教えて貰えなかったんだよね。
ゲーム基準だと……重いのだと装備全部ロスト、レベルも1になる。
軽いのだと貯めた経験値が減るとか、ポイントが減るとか、装備の耐久が減ったり、装備を一つ失うとか……まあ色々あるけど、どれも死ぬことに比べたらずっと軽い。
「と言うわけなんだけど……クロ、わかった?」
実はもうアマツとの会話は終わって、今は部屋でクロにダンジョンの説明をしているところだったりする。
俺の問いにクロはにゃーんと応えるが……眠そうだ。
ま、まあ頭よくなってるのは確かなんだから、大丈夫でしょ、たぶん。
さて、クロに説明も終わったし……まだ夕方まで時間あるな。
「クロ、ちょっとこれじいちゃんばあちゃんに届けにいってくるね」
留守番よろしくーと言って車に向かう俺。
アマツに貰った湿布を届けに行くことにしたのだ。
説明もクロが寝たことで終了となり、解散かな? と思ったら、アマツから紙袋を渡される。
もしかして昨日頼んだやつじゃろか。
「あ、ありがとうございます! おぉ……青色の湿布だ」
昨日の今日でもうじいちゃん用の薬が完成したらしい。
中身を確認してみるとちょっとばかし青色の濃い湿布であった。
しかし1日で作っちゃって大丈夫かな。 また暇なったりしない?
まあ、暇そうにしていたらまた何かお願いしちゃおう。
「効果は軽い腰痛なら1日ぐらいで治るよ、重いのなら3日かな。 外傷にはあまり効果ないから気を付けてね」
「おぉ……これなら大丈夫だと思います! ありがとうございますー!」
効果も程よい感じ……かな?
痛みがやわらぐではなく、治るってあたりがあれだけど……塗った瞬間治るよりはずっとましだ。
袋の見た目も薬局で薬を処方する時にいれるやつっぽいので、これなら渡しても怪しまれないはず。
なんか聞かれたら最近開発されたすごい湿布とか言っておけばへーきへーき。
「あははは! いいよいいよ、アイディアがあればどんどん出してね。 よさそうなのは正式採用するからさ」
「はいっ」
おう、どんどんアイディア出しちゃうよ!
黒い猫耳なんかどうですかね?
俺が元気よく返事したのでアマツはニコニコと笑顔で頷いていたんだけど、急に何か思いついたかのように手をぽんと合わせる。
「ところで島津くん。 何か聞きたいことあるのかい?」
……あるねっ!
ちょっと忘れかけていたけれど、聞きたいこと色々あったよ!
クロもしばらく起きそうにないし、今の内にいっぱい質問してしまおうか。
「えっと、いくつか疑問に思うところが出てきまして、質問してもいいですか?」
「勿論だとも! どんどん質問してくれたまえ」
うーん、すっごい嬉しそう。
俺はアマツに思い出す限りの質問を投げた。
ちょっと多すぎるので箇条書きにするけど……ざっとこんな感じだ。
・宝箱に罠はあるのか?
・今更だけど死体って放置して大丈夫?
・ウサギとか食えるのかな?
・クロが俺の言葉を理解しているっぽいけど、これはレベルアップの恩恵? 家の中でもだけど。
・自分で地図作っているんだけど、ゲームみたいに自動化出来たりはするのか。
・装備はそのうち良いのが買えるのなら、ポーションも?
・ダンジョンの推奨人数って何人?
・カードの効果に基本値+5などがあった。基本値について知りたい。
・ペット用の装備って何か補正ある?
・レベルアップに必要な経験値はレベルが上がる毎に増加するのか。 するのならどういった風に上がるのか。
・死んだらどうなるのか
合計11個。
思い出せたのはこれぐらいだね。
てか最後の質問とか本当に今更だなあ……ははは。
これに対するアマツの回答はこんな感じ。
こっちも無茶苦茶長くなるので箇条書きにしちゃうぞ。
・宝箱に罠はない。
・ただそのうち追加するかも知れない、その場合はダンジョン毎に分けようかと思っている。
・ダンジョンそのものに罠を追加も考えてはいるが、それもダンジョン毎にするつもりだ。
・罠のあるダンジョンについてはチュートリアル突破後に説明する。 ここのダンジョンには追加はしない。
・死体は放置しても問題ない。 放置しておけばダンジョンが吸収する。
・動物系のモンスターは食える。 それ以外も食えなくは無いがお勧めはしない。
・クロが俺の言葉を理解しているのはレベルアップの恩恵で間違いない。
・脳の処理に関する部分については、ダンジョン内外どちらでも効果がある。(出入りの度に切り替わると頭おかしくなる)
・上記の処理を行う影響で若干ではあるが身体能力も向上している。 ダンジョンで上がった力が100とすれば、ダンジョン外では5程度である。
・地図の自動化機能は無いが、宝箱から入手などで今後実装したい。
・ポーションも良いのが増えるが、具体的な内容は秘密。
・ダンジョンの推奨人数は、極小が4人、小が6~8人、中は10人前後、大は15人前後、極大は30人以上。
・基本値は成人男性の値を100として考えれば問題ない。
・レベルアップ毎に必要経験値は上がるが、具体的な値は秘密だ。
・倒した敵とのレベル差が大きいほどレベルは上がりにくくなる。 差がある一定以上になるとまったく上がらなくなる。
・人とペットの身体能力差を埋めるために補正がついている。 効果は対象となるペットによって異なる。
・死ぬことはない。 死ぬだけのダメージを負った時点で1階の休憩所に強制転移される。
・ペナルティは有る。
以上だ。
ダンジョン内で死ぬことは無いってのがかなり大きい気がする。
これはダンジョンで死ぬとなると攻略する人が減る傾向にあるので、その対策だそうだ。
「ペナルティの内容ってなんだろうなあ……」
アマツに聞いてもそこは秘密ってことで教えて貰えなかったんだよね。
ゲーム基準だと……重いのだと装備全部ロスト、レベルも1になる。
軽いのだと貯めた経験値が減るとか、ポイントが減るとか、装備の耐久が減ったり、装備を一つ失うとか……まあ色々あるけど、どれも死ぬことに比べたらずっと軽い。
「と言うわけなんだけど……クロ、わかった?」
実はもうアマツとの会話は終わって、今は部屋でクロにダンジョンの説明をしているところだったりする。
俺の問いにクロはにゃーんと応えるが……眠そうだ。
ま、まあ頭よくなってるのは確かなんだから、大丈夫でしょ、たぶん。
さて、クロに説明も終わったし……まだ夕方まで時間あるな。
「クロ、ちょっとこれじいちゃんばあちゃんに届けにいってくるね」
留守番よろしくーと言って車に向かう俺。
アマツに貰った湿布を届けに行くことにしたのだ。
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