33 / 84
第三章
33. 空気に徹することは苦行の始まり
しおりを挟む
その日のディナーはシェフが腕によりをかけたフルコースが振る舞われ、テーブルマナーに慣れていないフローリアは緊張しながら食べていた。
それを微笑ましそうに見つめるジークフリートの横顔を時折観察しながら、イザベルは黙々と食べた。後ろで給仕の手伝いをしていたリシャールは、オリヴィル家のメイドたちと自然な連携で職務を全うしていた。
(はあ……疲れたわ。明日もこれが続くのかと思うと、頭が痛いわね)
寝巻きに着替えたイザベルはソファに寝転がり、花柄の刺繍が美しいクッションを胸に抱く。
「イザベル様……少しはレディという自覚をお持ちください」
「今はただのイザベルなの。伯爵令嬢という身分は忘れなさい。客間でどう過ごそうが、わたくしの自由じゃない」
もうだらけてもいい時間のはずだ。
お呼びでない悪役令嬢は空気に徹するしかない。けれど、ただの空気になることが、こんなにも神経を使うことだとは想像していなかった。
不慣れなフローリアに、ジークフリートは紳士らしく優しく手ほどきをしていた。会話も途切れさせないよう、楽しい話題を提供していた。たまにイザベルが話に加わることもあったが、できるだけ二人だけの時間を邪魔しないように努めた。
控えめに言って、よく頑張って耐えたと思う。普段使わない神経を使って、体力気力ともに消耗した。
「せめて、はだけた裾は戻して、素足は隠してください。いつジークフリート様が訪ねてこられるか、わからないのですから」
主人のだらしない格好を見下ろし、リシャールは冷たく言い放つ。
「どうしてジークが来るのよ……おやすみの挨拶は済ませたのだし」
彼は絵に描いたような紳士だ。夜中にレディの部屋に訪れるような真似はしない。今は意中のフローリアが同じ邸宅にいるわけだから、イザベルに時間を割く理由もないはずだ。
そう思って不満げに眉を寄せていると、刺々しい言葉が飛んでくる。
「よもや婚約者という立場まで、忘却の彼方に追いやってしまったのですか?」
「失礼ね。さすがにそれぐらい覚えているわ。けれど、今は関係ないでしょう。彼はフローリア様と仲良くしていたのだから」
「しかし……」
リシャールが何かを言いかけたところで、不意にドアをノックする音が響く。遠慮したようなノックは、時間帯を考慮したものだろうか。時計の針は十時を指していた。
落ち着いた声でリシャールが尋ねる。
「……どなたでしょうか?」
「あの、私です。フローリアです。イザベル様、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」
鈴のような声が返ってきて、リシャールがイザベルに視線を送る。頷き返すと、リシャールがドアを開けて彼女を中に招き入れる。
イザベルはソファから起き上がり、身だしなみを簡単に整える。
「どうしたの?」
フローリアは恥ずかしそうにうつむいた。彼女はフリルがたくさんついた桃色の寝巻きの上に、薄いガウンを羽織っている。
水色のサテン生地で無駄な装飾がないイザベルの寝巻きとは対照的だ。
二人分の視線に耐えかねたように身を震わす様子は、まるで小動物のようだ。別に取って食べやしないのに。
イザベルはできるだけ優しく声をかける。
「何か……困りごとでもあった?」
「い、いえ。その……初めての場所で落ち着かなくて。一人では寝られそうになかったので、イザベル様とお話しできたらと思って……お邪魔でしたか?」
「とんでもないわ。ちょうど、わたくしもお話ししたい気分だったの。リシャール、彼女にお茶を」
「かしこまりました」
退室する執事を見送り、フローリアを手招きする。おろおろとしていた彼女をソファの隣に座るように促し、イザベルはお気に入りのクッションを差し出した。
「これを抱きしめていると落ち着くわよ」
「え?」
「ふかふかなの。手触りもいいし、癒やし効果は抜群……って、こういうの子供っぽかったわね。ごめんなさい」
我に返って手を下ろすと、ふふっと笑う気配がして顔を上げる。フローリアは両手を差し出した。
「せっかくですから、お借りしてもいいですか?」
「ど、どうぞ……」
手渡すと、フローリアが優しく表面を撫でる。
「本当ですね、とても肌触りがいいです」
「でしょう? 王宮御用達の店が使用している高級羽毛を使っているのですって。だから普通の倍の羽毛を詰め込んでも、軽くてふわふわなのよ」
「このカバーも素敵ですよね。刺繍糸が違うのでしょうか。まるで森の中を歩いているみたいな、色鮮やかな花が描かれていて目を引きます」
フローリアの口から素直な感想がこぼれ、イザベルは自分のことのように誇らしくなった。
「そうなの、刺繍も素晴らしいの! やっぱり公爵家ともなると違うわよね。ひとつひとつの調度品もどれも一流品だし。フローリア様が今着ているのも王妃様と似たデザインだし……」
「え! 王妃様と同じなのですか?」
「着心地も最高でしょう? それ、世界最先端のデザイナーが手がけた『夢の妖精』っていうシリーズ名で売り切れ続出の品よ」
独特の感性を持つ売れっ子デザイナーは、袖口がひらひらとしたものを採用し、レースの先には赤と黒の大胆な刺繍を入れている。フリルは過剰にならないよう、少し抑えているが、全体的にお姫様気分を味わえるネグリジェだ。
フローリアは自分の寝巻きを見下ろし、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分といった様子で頬を赤く染めた。
イザベルのネグリジェも同シリーズだが、ふわ甘のお姫様というよりは継母のような落ち着いたデザインになっている。
子供っぽい服を着せられることに反感を持っていることを知っている上でのセレクトなのだろうが、今日ばかりはお姫様気分のネグリジェを着てみたかった。なにせ、女心は複雑なのだ。
それを微笑ましそうに見つめるジークフリートの横顔を時折観察しながら、イザベルは黙々と食べた。後ろで給仕の手伝いをしていたリシャールは、オリヴィル家のメイドたちと自然な連携で職務を全うしていた。
(はあ……疲れたわ。明日もこれが続くのかと思うと、頭が痛いわね)
寝巻きに着替えたイザベルはソファに寝転がり、花柄の刺繍が美しいクッションを胸に抱く。
「イザベル様……少しはレディという自覚をお持ちください」
「今はただのイザベルなの。伯爵令嬢という身分は忘れなさい。客間でどう過ごそうが、わたくしの自由じゃない」
もうだらけてもいい時間のはずだ。
お呼びでない悪役令嬢は空気に徹するしかない。けれど、ただの空気になることが、こんなにも神経を使うことだとは想像していなかった。
不慣れなフローリアに、ジークフリートは紳士らしく優しく手ほどきをしていた。会話も途切れさせないよう、楽しい話題を提供していた。たまにイザベルが話に加わることもあったが、できるだけ二人だけの時間を邪魔しないように努めた。
控えめに言って、よく頑張って耐えたと思う。普段使わない神経を使って、体力気力ともに消耗した。
「せめて、はだけた裾は戻して、素足は隠してください。いつジークフリート様が訪ねてこられるか、わからないのですから」
主人のだらしない格好を見下ろし、リシャールは冷たく言い放つ。
「どうしてジークが来るのよ……おやすみの挨拶は済ませたのだし」
彼は絵に描いたような紳士だ。夜中にレディの部屋に訪れるような真似はしない。今は意中のフローリアが同じ邸宅にいるわけだから、イザベルに時間を割く理由もないはずだ。
そう思って不満げに眉を寄せていると、刺々しい言葉が飛んでくる。
「よもや婚約者という立場まで、忘却の彼方に追いやってしまったのですか?」
「失礼ね。さすがにそれぐらい覚えているわ。けれど、今は関係ないでしょう。彼はフローリア様と仲良くしていたのだから」
「しかし……」
リシャールが何かを言いかけたところで、不意にドアをノックする音が響く。遠慮したようなノックは、時間帯を考慮したものだろうか。時計の針は十時を指していた。
落ち着いた声でリシャールが尋ねる。
「……どなたでしょうか?」
「あの、私です。フローリアです。イザベル様、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」
鈴のような声が返ってきて、リシャールがイザベルに視線を送る。頷き返すと、リシャールがドアを開けて彼女を中に招き入れる。
イザベルはソファから起き上がり、身だしなみを簡単に整える。
「どうしたの?」
フローリアは恥ずかしそうにうつむいた。彼女はフリルがたくさんついた桃色の寝巻きの上に、薄いガウンを羽織っている。
水色のサテン生地で無駄な装飾がないイザベルの寝巻きとは対照的だ。
二人分の視線に耐えかねたように身を震わす様子は、まるで小動物のようだ。別に取って食べやしないのに。
イザベルはできるだけ優しく声をかける。
「何か……困りごとでもあった?」
「い、いえ。その……初めての場所で落ち着かなくて。一人では寝られそうになかったので、イザベル様とお話しできたらと思って……お邪魔でしたか?」
「とんでもないわ。ちょうど、わたくしもお話ししたい気分だったの。リシャール、彼女にお茶を」
「かしこまりました」
退室する執事を見送り、フローリアを手招きする。おろおろとしていた彼女をソファの隣に座るように促し、イザベルはお気に入りのクッションを差し出した。
「これを抱きしめていると落ち着くわよ」
「え?」
「ふかふかなの。手触りもいいし、癒やし効果は抜群……って、こういうの子供っぽかったわね。ごめんなさい」
我に返って手を下ろすと、ふふっと笑う気配がして顔を上げる。フローリアは両手を差し出した。
「せっかくですから、お借りしてもいいですか?」
「ど、どうぞ……」
手渡すと、フローリアが優しく表面を撫でる。
「本当ですね、とても肌触りがいいです」
「でしょう? 王宮御用達の店が使用している高級羽毛を使っているのですって。だから普通の倍の羽毛を詰め込んでも、軽くてふわふわなのよ」
「このカバーも素敵ですよね。刺繍糸が違うのでしょうか。まるで森の中を歩いているみたいな、色鮮やかな花が描かれていて目を引きます」
フローリアの口から素直な感想がこぼれ、イザベルは自分のことのように誇らしくなった。
「そうなの、刺繍も素晴らしいの! やっぱり公爵家ともなると違うわよね。ひとつひとつの調度品もどれも一流品だし。フローリア様が今着ているのも王妃様と似たデザインだし……」
「え! 王妃様と同じなのですか?」
「着心地も最高でしょう? それ、世界最先端のデザイナーが手がけた『夢の妖精』っていうシリーズ名で売り切れ続出の品よ」
独特の感性を持つ売れっ子デザイナーは、袖口がひらひらとしたものを採用し、レースの先には赤と黒の大胆な刺繍を入れている。フリルは過剰にならないよう、少し抑えているが、全体的にお姫様気分を味わえるネグリジェだ。
フローリアは自分の寝巻きを見下ろし、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分といった様子で頬を赤く染めた。
イザベルのネグリジェも同シリーズだが、ふわ甘のお姫様というよりは継母のような落ち着いたデザインになっている。
子供っぽい服を着せられることに反感を持っていることを知っている上でのセレクトなのだろうが、今日ばかりはお姫様気分のネグリジェを着てみたかった。なにせ、女心は複雑なのだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。
絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。
今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。
オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、
婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。
※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。
※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。
※途中からダブルヒロインになります。
イラストはMasquer様に描いて頂きました。
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
【完結】ヤンデレ乙女ゲームの転生ヒロインは、囮を差し出して攻略対象を回避する。はずが、隣国の王子様にばれてしまいました(詰み)
瀬里@SMARTOON8/31公開予定
恋愛
ヤンデレだらけの乙女ゲームに転生してしまったヒロイン、アシュリー。周りには、攻略対象のヤンデレ達が勢ぞろい。
しかし、彼女は、実現したい夢のために、何としても攻略対象を回避したいのだ。
そこで彼女は、ヤンデレ攻略対象を回避する妙案を思いつく。
それは、「ヒロイン養成講座」で攻略対象好みの囮(私のコピー)を養成して、ヤンデレたちに差し出すこと。(もちろん希望者)
しかし、そこへ隣国からきた第五王子様にこの活動がばれてしまった!!
王子は、黙っている代償に、アシュリーに恋人契約を要求してきて!?
全14話です+番外編4話
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません
れぐまき
恋愛
公爵令嬢セシリアは皇太子との婚約発表舞踏会で、とある男爵令嬢を見かけたことをきっかけに、自分が『宝石の絆』という乙女ゲームのライバルキャラであることを知る。
「…私、間違ってませんわね」
曲がったことが大嫌いなオーバースペック公爵令嬢が自分の信念を貫き通す話
…だったはずが最近はどこか天然の主人公と勘違い王子のすれ違い(勘違い)恋愛話になってきている…
5/13
ちょっとお話が長くなってきたので一旦全話非公開にして纏めたり加筆したりと大幅に修正していきます
5/22
修正完了しました。明日から通常更新に戻ります
9/21
完結しました
また気が向いたら番外編として二人のその後をアップしていきたいと思います
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる