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Ⅰ
陰謀と婚約破棄
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「レミリア・エルフェントよ、お前の入学試験首席の成績はまぐれか不正によるものだったことが明らかになった。よってお前はこの俺の相手には相応しくなく、婚約を破棄させてもらう!」
そう言って私に向かって高らかに宣言したのは婚約者、正確にはこの瞬間から元婚約者であるオルク・ルベレスト。
名門貴族ルベレスト公爵家の御曹司で剣の腕に優れ、王国中の貴族の子女が集まるここデルフィーラ貴族学園に首席入学を果たしたカタログスペックだけは完璧な男だ。くわえてルックスも悪くはないので同学年の女子の人気を一身に集めている。
そんなオルクの言葉に周囲の生徒たちもざわざわしながらこちらに注目を向ける。
彼のあまりに一方的で無茶な宣言に対して私が何も言えずにいると、オルクは傍らにいる女子に愛おしげに声をかける。彼女は可愛らしい見た目をしているが、入学試験以来魔法の成績はぱっとしなかった女子シルヴィアだ。
「シルヴィア、君は入学試験の時にたまたま実力が出せなかっただけで本当は君こそが首席の地位にふさわしい人物だ」
「ありがとうございますオルク様。必ずや期待に応えてみせますね」
シルヴィアはオルクに媚びるようにそう言ってみせると試験場に向かい、空飛ぶ使い魔の鳥を立て続けに魔法で撃墜してみせる。空を飛ぶ小さな使い魔に魔法を命中させるのは難しいが、シルヴィアは魔法の矢を数十本同時に出現させるという力業で瞬く間にそれを達成してしまった。全鳥の撃墜はぶっちぎりでクラストップだろう。
その凄まじい魔力は以前までのシルヴィアとはまるで別人のようだった。それを見た周囲の生徒たちは「すごい」「オルク様と似合いのお相手ね」などと歓声を上げる。
そんなクラスメイトたちにシルヴィアは優雅に手を振って答える。
「入学試験の時はレミリアの不正がありましたが……これが私の本来の実力です」
私はそれを信じられない思いで見つめていたが、シルヴィアはそう言ってこちらを見ると蔑むような笑みを浮かべた。
それを見て私は何も言うことが出来なかった。というのも、別にオルクとの婚約破棄がショックだったから言葉を失ったという訳ではない。
私は試験前に突然魔力を失い、シルヴィアは突然元々の私と同じくらいの魔力を得ていた。本来なら私は今のシルヴィアと同じ、いや、それ以上の実力を試験本番で披露するはずだった。しかし今朝起きると私の魔力は失われ、試験では平均かそれ以下の力しか発揮できなかった。
純粋にその事実がショックだったからだ。
私、レミリア・エルフェントは元々しがない子爵の貴族家の三女という貴族社会においては限りなく末端の生まれだった。領地が豊かな訳でもなく、父親に政治的な手腕がある訳でも、特に人脈がある訳でもない我が家が大きくなる見込みはゼロだった。
そんな下級貴族の三女となればどうせ大した家に嫁入りすることもない、と開き直った私は幼いころから魔法の訓練ばかりに精を出していた。そして途中で気が付いたのだが、どうやら私には他の同年代の子供たちよりも生まれ持った魔力が桁違いに多かったらしい。
その結果、十二歳になるころにはかなりの魔術師としての能力を身に着けていた。もっとも、それまでは一人で訓練を積んでいただけだからそれを知っているのは身内ぐらいだった。基本的に魔力は遺伝することが多く、平凡な魔力しか持たない両親はそのことを驚きながらも喜んでくれた。
十二歳になった私は他の貴族の子女と同じように、王都のデルフィーラ学園という貴族学園に入学した。
そこはその名の通り貴族の子女が通うところで、元々は貴族の子女は各家の方針で教育されていたが、家によって教育に差がありすぎることが問題視されて学園が作られたらしい。各家でそれぞれに都合のいい歴史が伝承されたため、出会った貴族の二人ともが昔の王国の有名な戦いにおいて自分の先祖が総大将を務めたと思い込んでいたこともあったらしい。
そして生徒にとってはそこで学問だけでなく、将来に繋がる人脈を作り、人によっては婚約者を発見する場所だ。私のような下級貴族の子女はそこでどうにか家柄がいい御曹司に気に入られて玉の輿を狙おうとする者も多い。場合によっては学園で作った人間関係が一生続くこともあると聞く。
そんな中、私は入学試験で私は魔法においてぶっちぎりの一位、そこまで得意でもなかった座学と合わせても女子では一位の成績をとり、首席として入学を果たした。
こうして入学前無名だった私の名は一躍有名になった訳だが、そこに近づいてきたのが男子首席のオルクだった。
一応私の名誉のために言っておくと、男子は剣術が試験科目に加わるため、女子とは成績の付け方が異なるので彼は私より成績が良かったということではない。
オルクの実家、名門ルベレスト公爵家の力はすさまじく、気が付くと私はオルクと婚約することになっていた。きっと私の実力を欲したルベレスト家と、ルベレスト家との繋がりを欲した私の実家との思惑が一致したからだろう。魔力は遺伝する確率が高い以上、私に子を産ませれば魔力が高い子が生まれるとでも思ったのかもしれない。
これが去年の入学一か月後の出来事だった。
顔と家柄と成績だけはいいオルクは女子からの人気が高く、私は他の女子たちから様々なやっかみや嫌がらせを受けたが、彼は特に助けてくれなかったし、むしろ自分が人気者であることを喜んでいる風であった。私のことはただの「ステータスが高い婚約者」としてしか見ていないようだった。
だから私個人としては彼との婚約破棄は歓迎こそすれど、ショックを受ける要素はない。
ちなみに、シルヴィアが急に魔法を使えるようになってオルクにちやほやされても不正を疑ったり、やっかんだりする者が(表向きは)いないのも、彼女が侯爵家の出身だからというのとそれ以上に私への嫉みが酷かったからだろう。
周囲からすればぽっと出の娘にオルクをとられるのは嫌でも、侯爵令嬢であれば仕方ないという気持ちがあったからではないか。
しかしそんなことはどうでもいい。
私がショックを受けていたのは、先ほど行われた二年目に進級する際の試験で急に魔法が使えなくなっていたことだ。昨日まではいつも通り魔法が使えていたのに、なぜか今日は今まで通りやってみても全く魔力が湧いてこない。
そしてそれと逆転するようにシルヴィアの方はそれまで魔法の成績は大したことなかったのに、目覚ましい成績を出している。これではまるでシルヴィアに魔力を吸い取られたようだ……と思って私は昨日のことを思い出す。
そう言って私に向かって高らかに宣言したのは婚約者、正確にはこの瞬間から元婚約者であるオルク・ルベレスト。
名門貴族ルベレスト公爵家の御曹司で剣の腕に優れ、王国中の貴族の子女が集まるここデルフィーラ貴族学園に首席入学を果たしたカタログスペックだけは完璧な男だ。くわえてルックスも悪くはないので同学年の女子の人気を一身に集めている。
そんなオルクの言葉に周囲の生徒たちもざわざわしながらこちらに注目を向ける。
彼のあまりに一方的で無茶な宣言に対して私が何も言えずにいると、オルクは傍らにいる女子に愛おしげに声をかける。彼女は可愛らしい見た目をしているが、入学試験以来魔法の成績はぱっとしなかった女子シルヴィアだ。
「シルヴィア、君は入学試験の時にたまたま実力が出せなかっただけで本当は君こそが首席の地位にふさわしい人物だ」
「ありがとうございますオルク様。必ずや期待に応えてみせますね」
シルヴィアはオルクに媚びるようにそう言ってみせると試験場に向かい、空飛ぶ使い魔の鳥を立て続けに魔法で撃墜してみせる。空を飛ぶ小さな使い魔に魔法を命中させるのは難しいが、シルヴィアは魔法の矢を数十本同時に出現させるという力業で瞬く間にそれを達成してしまった。全鳥の撃墜はぶっちぎりでクラストップだろう。
その凄まじい魔力は以前までのシルヴィアとはまるで別人のようだった。それを見た周囲の生徒たちは「すごい」「オルク様と似合いのお相手ね」などと歓声を上げる。
そんなクラスメイトたちにシルヴィアは優雅に手を振って答える。
「入学試験の時はレミリアの不正がありましたが……これが私の本来の実力です」
私はそれを信じられない思いで見つめていたが、シルヴィアはそう言ってこちらを見ると蔑むような笑みを浮かべた。
それを見て私は何も言うことが出来なかった。というのも、別にオルクとの婚約破棄がショックだったから言葉を失ったという訳ではない。
私は試験前に突然魔力を失い、シルヴィアは突然元々の私と同じくらいの魔力を得ていた。本来なら私は今のシルヴィアと同じ、いや、それ以上の実力を試験本番で披露するはずだった。しかし今朝起きると私の魔力は失われ、試験では平均かそれ以下の力しか発揮できなかった。
純粋にその事実がショックだったからだ。
私、レミリア・エルフェントは元々しがない子爵の貴族家の三女という貴族社会においては限りなく末端の生まれだった。領地が豊かな訳でもなく、父親に政治的な手腕がある訳でも、特に人脈がある訳でもない我が家が大きくなる見込みはゼロだった。
そんな下級貴族の三女となればどうせ大した家に嫁入りすることもない、と開き直った私は幼いころから魔法の訓練ばかりに精を出していた。そして途中で気が付いたのだが、どうやら私には他の同年代の子供たちよりも生まれ持った魔力が桁違いに多かったらしい。
その結果、十二歳になるころにはかなりの魔術師としての能力を身に着けていた。もっとも、それまでは一人で訓練を積んでいただけだからそれを知っているのは身内ぐらいだった。基本的に魔力は遺伝することが多く、平凡な魔力しか持たない両親はそのことを驚きながらも喜んでくれた。
十二歳になった私は他の貴族の子女と同じように、王都のデルフィーラ学園という貴族学園に入学した。
そこはその名の通り貴族の子女が通うところで、元々は貴族の子女は各家の方針で教育されていたが、家によって教育に差がありすぎることが問題視されて学園が作られたらしい。各家でそれぞれに都合のいい歴史が伝承されたため、出会った貴族の二人ともが昔の王国の有名な戦いにおいて自分の先祖が総大将を務めたと思い込んでいたこともあったらしい。
そして生徒にとってはそこで学問だけでなく、将来に繋がる人脈を作り、人によっては婚約者を発見する場所だ。私のような下級貴族の子女はそこでどうにか家柄がいい御曹司に気に入られて玉の輿を狙おうとする者も多い。場合によっては学園で作った人間関係が一生続くこともあると聞く。
そんな中、私は入学試験で私は魔法においてぶっちぎりの一位、そこまで得意でもなかった座学と合わせても女子では一位の成績をとり、首席として入学を果たした。
こうして入学前無名だった私の名は一躍有名になった訳だが、そこに近づいてきたのが男子首席のオルクだった。
一応私の名誉のために言っておくと、男子は剣術が試験科目に加わるため、女子とは成績の付け方が異なるので彼は私より成績が良かったということではない。
オルクの実家、名門ルベレスト公爵家の力はすさまじく、気が付くと私はオルクと婚約することになっていた。きっと私の実力を欲したルベレスト家と、ルベレスト家との繋がりを欲した私の実家との思惑が一致したからだろう。魔力は遺伝する確率が高い以上、私に子を産ませれば魔力が高い子が生まれるとでも思ったのかもしれない。
これが去年の入学一か月後の出来事だった。
顔と家柄と成績だけはいいオルクは女子からの人気が高く、私は他の女子たちから様々なやっかみや嫌がらせを受けたが、彼は特に助けてくれなかったし、むしろ自分が人気者であることを喜んでいる風であった。私のことはただの「ステータスが高い婚約者」としてしか見ていないようだった。
だから私個人としては彼との婚約破棄は歓迎こそすれど、ショックを受ける要素はない。
ちなみに、シルヴィアが急に魔法を使えるようになってオルクにちやほやされても不正を疑ったり、やっかんだりする者が(表向きは)いないのも、彼女が侯爵家の出身だからというのとそれ以上に私への嫉みが酷かったからだろう。
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しかしそんなことはどうでもいい。
私がショックを受けていたのは、先ほど行われた二年目に進級する際の試験で急に魔法が使えなくなっていたことだ。昨日まではいつも通り魔法が使えていたのに、なぜか今日は今まで通りやってみても全く魔力が湧いてこない。
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