2 / 5
1.襲来
しおりを挟む
「ど、どうするの?」
「 逃げる。」
「どこに?」
「分からない。」
そもそも安全なところがあるのかすら分からない。
もう一度窓の外を見ると、もうあのモンスターが目視できる所まで来ている。
「っ! もうそこまで来てる!」
「どうにかしないと、」
(ガンガンガン!)
ドアを乱暴に叩く音がした。
「もう来たの?」
「と、とりあえず。何か身を守れるものを。」
二人で台所に行きあるだけの包丁やカッターなどの刃物を取り出す。
「本当に大丈夫かな。」
「でも!もうすぐドアが!」
バキッ、ドスン
「入ってきた!」
入ってきたモンスターは背が低く二足歩行の生物。
いわゆるゴブリンと言われるような生き物だった。
手には棍棒。お腹は丸く膨れていて肌が緑がかったような茶色。
正直見ていて気持ちのいいものじゃない。
「来た!」
ゴブリンたちが一斉に棍棒を振り上げて襲いかかってくる。
覚悟を決めた美優がゴブリン達の喉元に包丁を刺していく。
そして血を噴いて倒れるゴブリンを見て顔をしかめる。
「気持ち悪い…」
私もその茶色の肌に包丁を刺す。
「意外と硬い!」
カッターの刃が簡単に折れてしまった。
確かに柔らかそうに見える肌はそれに反して刃が通りにくい。
刃を突き立ててからは切れやすいのが少し不思議だ。
一体一体は私たちでも倒せるのだが数が多く安全に戦っているせいで段々奥の方に下がってしまう。
だが奥は台所だ。
「美優、勝手口から出るよ!」
刃が折れてしまったカッターを投げつけると一瞬攻撃に手が止まる。
そしてその間に鍵を開けとうとするが
(開けづらい、この鍵!)
勝手口には防犯のためにチェーンも付いている。それが焦っているともの凄く開けづらい。
美優が守ってくれている間に、
開いた!
「開いたよ!美優」
「外に出る!」
追ってくるゴブリンをドアで遮断!
更に近くにあったゴミ箱やレンガでドアを塞いだ。
「怖かった…」
「街が完全にやられてる。」
「あ…」
高台にある自分の家から見た街はあちらこちらで煙が上がり、無数の崩れている建物があった。
「そうだ!美優の家は?」
「ここからじゃ何も分からない」
美優も家に親を残してきた。心配するのは当然のことだと思う。
「じゃあこの家が落ち着いたら行こうか。」
「うん…」
###
「玄関前に何匹かいる。」
「既に中も占領されてるよ」
(いくよ、3 2 1 )
「今だっ」
「てい!」
玄関の前にいるゴブリンは奇襲で倒すことができた。
それにしてもドアがすごいこじ開けられ方をしていた。
「絶対取り戻すよ。」「うん、」
「 逃げる。」
「どこに?」
「分からない。」
そもそも安全なところがあるのかすら分からない。
もう一度窓の外を見ると、もうあのモンスターが目視できる所まで来ている。
「っ! もうそこまで来てる!」
「どうにかしないと、」
(ガンガンガン!)
ドアを乱暴に叩く音がした。
「もう来たの?」
「と、とりあえず。何か身を守れるものを。」
二人で台所に行きあるだけの包丁やカッターなどの刃物を取り出す。
「本当に大丈夫かな。」
「でも!もうすぐドアが!」
バキッ、ドスン
「入ってきた!」
入ってきたモンスターは背が低く二足歩行の生物。
いわゆるゴブリンと言われるような生き物だった。
手には棍棒。お腹は丸く膨れていて肌が緑がかったような茶色。
正直見ていて気持ちのいいものじゃない。
「来た!」
ゴブリンたちが一斉に棍棒を振り上げて襲いかかってくる。
覚悟を決めた美優がゴブリン達の喉元に包丁を刺していく。
そして血を噴いて倒れるゴブリンを見て顔をしかめる。
「気持ち悪い…」
私もその茶色の肌に包丁を刺す。
「意外と硬い!」
カッターの刃が簡単に折れてしまった。
確かに柔らかそうに見える肌はそれに反して刃が通りにくい。
刃を突き立ててからは切れやすいのが少し不思議だ。
一体一体は私たちでも倒せるのだが数が多く安全に戦っているせいで段々奥の方に下がってしまう。
だが奥は台所だ。
「美優、勝手口から出るよ!」
刃が折れてしまったカッターを投げつけると一瞬攻撃に手が止まる。
そしてその間に鍵を開けとうとするが
(開けづらい、この鍵!)
勝手口には防犯のためにチェーンも付いている。それが焦っているともの凄く開けづらい。
美優が守ってくれている間に、
開いた!
「開いたよ!美優」
「外に出る!」
追ってくるゴブリンをドアで遮断!
更に近くにあったゴミ箱やレンガでドアを塞いだ。
「怖かった…」
「街が完全にやられてる。」
「あ…」
高台にある自分の家から見た街はあちらこちらで煙が上がり、無数の崩れている建物があった。
「そうだ!美優の家は?」
「ここからじゃ何も分からない」
美優も家に親を残してきた。心配するのは当然のことだと思う。
「じゃあこの家が落ち着いたら行こうか。」
「うん…」
###
「玄関前に何匹かいる。」
「既に中も占領されてるよ」
(いくよ、3 2 1 )
「今だっ」
「てい!」
玄関の前にいるゴブリンは奇襲で倒すことができた。
それにしてもドアがすごいこじ開けられ方をしていた。
「絶対取り戻すよ。」「うん、」
0
あなたにおすすめの小説
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる