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1. ん?
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私、春日凛。二十四歳。
中小企業のしがない会社員。
大学に通う為に都会へ出てきてそのまま就職。
両親も距離の離れた都会に住んでるけれど、そんなに仲良いわけでもなく。
音沙汰ないのが元気の証、みたいな感じで連絡も特に取り合ってなかった。
今日も暗くなってからやっと仕事が終わって、明日からの三連休何をしようかと考えながらの帰り道。
信号を渡っていたらトラックが突っ込んできて、ヘッドライトの光がものすごく眩しかったという事までは覚えているんだけど…。
目を覚ましたら、私、ものすごく体が痛くて。
思わず『痛たた…』と声に出した。すると、
「目が覚めたか?ちょっと待っとれよ。」
声がした方に首を向けると、黒い髪の私より少し年上の恰幅のいい男性がいて、部屋の外に出て行った。
(あの人、顔の彫りが深くて外国人っぽかったな。ヨーロッパ系?…ん?あれ?病院じゃないのね。)
とそう思い、部屋を見渡した。
八畳ほどの部屋で、窓が一つある。そこの窓からは青い空と白い雲が見えた。
(私が意識を手放す前は夜だったから、時間がずいぶんと経ったのね。)
私が寝かされているベッドは、自分が寝ていたようなベッドとは違和感があった。
動くとモシャモシャと音がするのだ。
シーツは敷いてあるのだが、その下がきっとモシャモシャと音がする原因なのだろう。
病院ではないし、ベッドも私が普段見るベッドとは違う。天井も、蛍光灯がないし。
なぜ?
考えていると、先ほどの男性が、赤茶色の髪で腰に白いエプロンを付けた女性を連れて入ってきた。
この女性も、私より少し年上に見えた。顔の彫りが深いからこの人も外国人みたいだ。
「あんた、大丈夫かい?どっから来たのさ。店の前で倒れていたけど、行き倒れにしては身なりが変わっているけど破れたりしてないし。」
と女性は聞いて来た。
店の前?私、信号を渡っていたから道路だと思うんだけど…あ、道路って事かな。
でもまずは助けてくれたお礼を言わないとね。救急車を呼んでくれてもよかったのにわざわざ家に招いてくれたんだもの。
「助けていただいてありがとうございます。あの、トラックはどうなりました?逃げて行ったのかな。」
あのまま轢かれていたら、大怪我では済まないと思うから、トラックは避けて行ったのだろう。
クラクションも聞こえなくて、ブレーキ音とかも聞こえなかった気がするけれど、それは私の気のせいだったのね。
「トラック?なんの事だい?誰かと一緒にいたの?一人しかいなかったよ。さぁ、水をお飲み。食事がとれるなら、一緒にご飯にしようか。動けるかい?」
(う、うーん。話が通じなかったわ。まぁ、事故を目撃していなかったら分からないか。)
食事と言われ、一気にお腹がすいた気がしたので、申し訳ないけれど、食事をさせてもらう事にする。
体が痛かったからベッドから起き上がれるか不安だったけれど、思ったより苦ではなかった。
そして、ベッドを改めて見て少しびっくりした。シーツの下には薄く藁が敷き詰められているのが見えた。
(なにこれ!どんなベッドなの!?ま、まぁ…今は田舎暮らしとか増えてるみたいだし、こういうのが趣味なのかしらね。)
隣の部屋は、ダイニングのようだった。私でもDIY出来そうな、木で出来た長方形のダイニングテーブル一つと、一人掛け用のイスが四つ。
キッチンも壁際にあった。
でも、ガスコンロや水道も見当たらないわ。
かまどみたいなのはあったけれど、やっぱり田舎暮らし的な?
けれどそういうのって、もっと自然の多い山の方でやるものじゃないかしら?
それとも、都会で敢えてやっているの?
中小企業のしがない会社員。
大学に通う為に都会へ出てきてそのまま就職。
両親も距離の離れた都会に住んでるけれど、そんなに仲良いわけでもなく。
音沙汰ないのが元気の証、みたいな感じで連絡も特に取り合ってなかった。
今日も暗くなってからやっと仕事が終わって、明日からの三連休何をしようかと考えながらの帰り道。
信号を渡っていたらトラックが突っ込んできて、ヘッドライトの光がものすごく眩しかったという事までは覚えているんだけど…。
目を覚ましたら、私、ものすごく体が痛くて。
思わず『痛たた…』と声に出した。すると、
「目が覚めたか?ちょっと待っとれよ。」
声がした方に首を向けると、黒い髪の私より少し年上の恰幅のいい男性がいて、部屋の外に出て行った。
(あの人、顔の彫りが深くて外国人っぽかったな。ヨーロッパ系?…ん?あれ?病院じゃないのね。)
とそう思い、部屋を見渡した。
八畳ほどの部屋で、窓が一つある。そこの窓からは青い空と白い雲が見えた。
(私が意識を手放す前は夜だったから、時間がずいぶんと経ったのね。)
私が寝かされているベッドは、自分が寝ていたようなベッドとは違和感があった。
動くとモシャモシャと音がするのだ。
シーツは敷いてあるのだが、その下がきっとモシャモシャと音がする原因なのだろう。
病院ではないし、ベッドも私が普段見るベッドとは違う。天井も、蛍光灯がないし。
なぜ?
考えていると、先ほどの男性が、赤茶色の髪で腰に白いエプロンを付けた女性を連れて入ってきた。
この女性も、私より少し年上に見えた。顔の彫りが深いからこの人も外国人みたいだ。
「あんた、大丈夫かい?どっから来たのさ。店の前で倒れていたけど、行き倒れにしては身なりが変わっているけど破れたりしてないし。」
と女性は聞いて来た。
店の前?私、信号を渡っていたから道路だと思うんだけど…あ、道路って事かな。
でもまずは助けてくれたお礼を言わないとね。救急車を呼んでくれてもよかったのにわざわざ家に招いてくれたんだもの。
「助けていただいてありがとうございます。あの、トラックはどうなりました?逃げて行ったのかな。」
あのまま轢かれていたら、大怪我では済まないと思うから、トラックは避けて行ったのだろう。
クラクションも聞こえなくて、ブレーキ音とかも聞こえなかった気がするけれど、それは私の気のせいだったのね。
「トラック?なんの事だい?誰かと一緒にいたの?一人しかいなかったよ。さぁ、水をお飲み。食事がとれるなら、一緒にご飯にしようか。動けるかい?」
(う、うーん。話が通じなかったわ。まぁ、事故を目撃していなかったら分からないか。)
食事と言われ、一気にお腹がすいた気がしたので、申し訳ないけれど、食事をさせてもらう事にする。
体が痛かったからベッドから起き上がれるか不安だったけれど、思ったより苦ではなかった。
そして、ベッドを改めて見て少しびっくりした。シーツの下には薄く藁が敷き詰められているのが見えた。
(なにこれ!どんなベッドなの!?ま、まぁ…今は田舎暮らしとか増えてるみたいだし、こういうのが趣味なのかしらね。)
隣の部屋は、ダイニングのようだった。私でもDIY出来そうな、木で出来た長方形のダイニングテーブル一つと、一人掛け用のイスが四つ。
キッチンも壁際にあった。
でも、ガスコンロや水道も見当たらないわ。
かまどみたいなのはあったけれど、やっぱり田舎暮らし的な?
けれどそういうのって、もっと自然の多い山の方でやるものじゃないかしら?
それとも、都会で敢えてやっているの?
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