ぼくのママは、天気みたいだ！

ぼくのママ

ぼくのママは、天気みたいだ。

優しい時は、ポカポカあたたかいお日さまみたいなんだ。
にこにこして、ぼくをぎゅーってしてくれる。

でもね、怒った時は、すぐ近くに雷が落ちたみたい。ドーン！！って。怖いんだー。

ママの天気予報、誰かしてくれないかなー。そうしたら気をつけられるのに。


けど、前にママが言ったんだ。

「怒られるのは、たっくんがやる事をやらなかったからでしょ？言われる前にやりなさい。」

って。今、やろうと思ってたのにさ。やる前に、ママが先に言うんだもん！



この前もさ、九九のテスト、不合格だったって言ったらものすごい顔で怒ってさ。
なんだよ。難しいんだよー。

学校帰ったら勉強するわよ、って。
学校って、疲れるんだよ。ちょっとくらい、帰ってきたら遊ばせてよー！


でもね、テストで今度は合格したーってママに言ったら、とってもニコニコでぎゅーってしてくれたんだ！
よく頑張ったわねって。



今日も学校から帰ってきたらママが言う。

「手、洗った？宿題はー？」

「いまやるよ！おやつは？」

「あるわよ。」

「やったね！じゃあ食べたら、遊んでくるー！」

「5時までに帰ってくるのよ。気をつけてね。」

そんなの、言われなくても分かってるって！

でも、ママは、今日は太陽だな！
ぼく、ちゃんとやってるもんね！