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9 デイーテスにて 2
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「え!ルーク!」
湧き出た水を、私の言葉を信じ、何の戸惑いも見せずに口に含んだから、何かあったらどうしよう!と焦ってしまった。
「うん、美味い!柔らかいな。」
そう言うと、もう一度口に含んでゴクゴクとそれを3回も繰り返した。そして、穴から上って来て、
「マリア!凄いじゃないか!!」
とまたしても抱き締められた。
ルークの手には、いつの間にか、氷のドリルみたいなものは無くなっていて、穴から上がった時に体中が少し汚れていたので、
「あ、しまった!マリアの服が汚れてしまった…すまない…。」
と、すぐに横に移動し、距離を空けた。
それはいいんだけど、飲めない水だったら如何してたのかしら…。
「早速、村長代理に言いに行こう!」
と、元来た道を戻ろうとすると、いつの間にか数人の人が少し離れた所に居た。
大きな音がしていたから、気になって来たのかしら。
と、向こうから声を掛けてきた。
「何をされていたのですか?」
村長代理さんも来ていたのね。
「あ、あの。許可も取らずに勝手にすみません。どうなるか分からなかったので…。」
と、思わず私は謝る。
「いえ。それよりも、そちらの男性は、ルーク様と仰るのですか?まさか、私の、いえ国中が知っている…。」
「私は、皆に知られているかは分からない。しかし、勝手に掘って悪かった。だが、飲める水が出たのだ。ここを整えて井戸としては如何だろうか。そうしたら、鍋で一度温めるより利用し易くなるだろう。そう、マリアが考えたたのだ。どうか怒らないでやって欲しい。」
とルークは言って、腰を曲げ、お辞儀をした。
「とんでもない!顔を上げてください!我々の為にやってくれたのですよね。怒りませんよ。大きな音がしたので慌てて来てみたら、穴を掘ったりしていたのでびっくりはしましたが。」
「そう言ってくれて、助かる。」
「いやあ、しかしお名前を言って下されば良かったのに!先程は疑ってすみませんでした。」
「名前を言えば、そちらは畏まったりしないといけないだろう。そうではなくありのままを見て欲しかったのだ。それに、名前を言った所で、あなたが言われたように2人だけで来ているから怪しいと思うのは当然だと思ってな。」
「いえ…見た目だけで判断をしてすみませんでした。今日はもう遅くなってしまいます。よければ、家へ泊まって行って下さい。大層なおもてなしは出来なくて申し訳ないのですが。」
と、今度は村長代理さんが腰を曲げ、ペコペコとお辞儀をする。
「泊めていただけるならとても有り難い。遅くに来て、こちらこそ申し訳無かった。馬もいるので、近くでいいから一緒に泊めてもらえると助かるのだが。」
「分かりました。どうぞこちらへ。」
何事かと、心配して様子を見ていた村の人達も、安心したのか、帰って行く。
来たときは分からなかったが、私達は海岸沿いから大きく迂回をしてきたみたいだ。さっきは矢印に気を取られていたのか気付かなかったが、海の潮の音が聞こえる。そちらを見ると木が生えていて、そこを越えるとすぐに村の家が見え始めた。これだったら、そんなに遠くもなく、井戸として使ってもらえるだろう。
しかし、海沿いの集落って、砂浜に家を建てるのね。
潮風が強いから木を風除けにして、少し奥まった空き地みたいな所にある井戸の方を家にした方が暮らし易いんじゃないかと思うんだけど、そうではないのよね。ルークに後で聞いてみよう。
私達は、あれから作ってもらったご飯をいただいた。と言うか、村人達に【この英雄のお方達に食事を持って来てもらえないだろうか。私が作るより、皆達の方が喜んでもらえると思う。】と声を掛けて下さった。村長代理さんは、今は一人で住んでいるみたいで料理は苦手なんだとか。
すると、先程案内してくれたヌルスの家のお母さんやそのお友達?が持ってきてくれた。
魚や、貝を焼いたりしたものがたくさん!
そして、天気が良く気候もいいから、【本当に助かった。外で皆で食べよう。】と村長代理さんが言って、さながらお祭りのように、外で火を焚いてキャンプファイヤーのようにしながら食べた。
そして、村人達が口々に御礼を述べてくれる。お酒も持ってきてくれるが、【明日朝早く出ますので、皆さんで飲んで下さい。】と断った。
そういえば、喉の調子が悪かったと言うのは、喉がイガイガする、とか、喉に何かが挟まったような気がしたのだとか。そして、それを気にし出すと仕事も手に付かなくなったらしい。
魔力にやられた獣が川の水を飲んで、川が汚染され、薄まってそういう反応になったのか?とルークは言っていたけど、詳しくは調べてみないと分からないみたい。
それも含めて、今日の事をロイさんに後で報告すると言っていた。
この村にも、井戸をしっかりと作る為に人や資材や、食料を運び込むらしい。ルークは皆に説明されていた。
「もう行かれるのですか。」
翌朝、朝ご飯もまた村人達が持ってきてくれたものをいただいて、出掛ける準備をしていると、村長代理さんが声を掛けてきた。
「はい。突然すみませんでした。そして、村長の事も…遅くなりまして…。」
「いや、それは過ぎた事です。こうやって時間を掛けてでも、わざわざ見に来ていただいた事、とても有り難いと思っています。また、いつか来て下さい。」
「「はい、ありがとうございました。また!」」
「ルーク、次はどこへ行くの?」
「んー、そうだな。嘆願書が出ていたのはあと…」
「あら?あそこ、木の所。人、ですかね?涼しそう。」
ウインドに乗り、ゆっくりと海岸沿いを歩いていると、少し陸側の、木に持たれて座っている人が居た。
やっぱりああやって、木の下で一休みするものなのね。
すると、向こうから声を掛けて来た。
「すみませんが、あんた達どこへ行きなさる?」
「どうかされたのですか?私達は…。」
と、次にどこへ行くのか分からないので、ルークの方を見る。
と、ルークはウインドから降りて、
「もしかして、歩けなくなったのですか?」
と聞いた。
「そうなんじゃ。前々から腰は良くなかったんだがな。さっき、貝を捕っていて、滑ってしまったんじゃ。ここまではやっとこ歩いてきたが、どうにも腰が痛くてのう…。」
「私達は急いではいないです。どこに行きたかったのですか?」
「悪いのう。ここからすぐの、セルーロじゃよ。」
「セルーロでしたら、通り道ですよ。私がおんぶしますので。マリア、悪いが、荷物を持ってくれるか?」
と言って、おばあさんが持っていたバケツを預かった。
「でも、私一人でウインドを操作出来るかしら…。」
「ウインド。俺は、おばあさんを背負う。ちょっと引きづらいが、横から引くから、マリアを落とさないでくれよ。」
「悪いねぇ。若いお人達。馬さんも、すまないねぇ。」
ブフフフー
ウインドは返事をしたみたいに、鼻を鳴らした。
湧き出た水を、私の言葉を信じ、何の戸惑いも見せずに口に含んだから、何かあったらどうしよう!と焦ってしまった。
「うん、美味い!柔らかいな。」
そう言うと、もう一度口に含んでゴクゴクとそれを3回も繰り返した。そして、穴から上って来て、
「マリア!凄いじゃないか!!」
とまたしても抱き締められた。
ルークの手には、いつの間にか、氷のドリルみたいなものは無くなっていて、穴から上がった時に体中が少し汚れていたので、
「あ、しまった!マリアの服が汚れてしまった…すまない…。」
と、すぐに横に移動し、距離を空けた。
それはいいんだけど、飲めない水だったら如何してたのかしら…。
「早速、村長代理に言いに行こう!」
と、元来た道を戻ろうとすると、いつの間にか数人の人が少し離れた所に居た。
大きな音がしていたから、気になって来たのかしら。
と、向こうから声を掛けてきた。
「何をされていたのですか?」
村長代理さんも来ていたのね。
「あ、あの。許可も取らずに勝手にすみません。どうなるか分からなかったので…。」
と、思わず私は謝る。
「いえ。それよりも、そちらの男性は、ルーク様と仰るのですか?まさか、私の、いえ国中が知っている…。」
「私は、皆に知られているかは分からない。しかし、勝手に掘って悪かった。だが、飲める水が出たのだ。ここを整えて井戸としては如何だろうか。そうしたら、鍋で一度温めるより利用し易くなるだろう。そう、マリアが考えたたのだ。どうか怒らないでやって欲しい。」
とルークは言って、腰を曲げ、お辞儀をした。
「とんでもない!顔を上げてください!我々の為にやってくれたのですよね。怒りませんよ。大きな音がしたので慌てて来てみたら、穴を掘ったりしていたのでびっくりはしましたが。」
「そう言ってくれて、助かる。」
「いやあ、しかしお名前を言って下されば良かったのに!先程は疑ってすみませんでした。」
「名前を言えば、そちらは畏まったりしないといけないだろう。そうではなくありのままを見て欲しかったのだ。それに、名前を言った所で、あなたが言われたように2人だけで来ているから怪しいと思うのは当然だと思ってな。」
「いえ…見た目だけで判断をしてすみませんでした。今日はもう遅くなってしまいます。よければ、家へ泊まって行って下さい。大層なおもてなしは出来なくて申し訳ないのですが。」
と、今度は村長代理さんが腰を曲げ、ペコペコとお辞儀をする。
「泊めていただけるならとても有り難い。遅くに来て、こちらこそ申し訳無かった。馬もいるので、近くでいいから一緒に泊めてもらえると助かるのだが。」
「分かりました。どうぞこちらへ。」
何事かと、心配して様子を見ていた村の人達も、安心したのか、帰って行く。
来たときは分からなかったが、私達は海岸沿いから大きく迂回をしてきたみたいだ。さっきは矢印に気を取られていたのか気付かなかったが、海の潮の音が聞こえる。そちらを見ると木が生えていて、そこを越えるとすぐに村の家が見え始めた。これだったら、そんなに遠くもなく、井戸として使ってもらえるだろう。
しかし、海沿いの集落って、砂浜に家を建てるのね。
潮風が強いから木を風除けにして、少し奥まった空き地みたいな所にある井戸の方を家にした方が暮らし易いんじゃないかと思うんだけど、そうではないのよね。ルークに後で聞いてみよう。
私達は、あれから作ってもらったご飯をいただいた。と言うか、村人達に【この英雄のお方達に食事を持って来てもらえないだろうか。私が作るより、皆達の方が喜んでもらえると思う。】と声を掛けて下さった。村長代理さんは、今は一人で住んでいるみたいで料理は苦手なんだとか。
すると、先程案内してくれたヌルスの家のお母さんやそのお友達?が持ってきてくれた。
魚や、貝を焼いたりしたものがたくさん!
そして、天気が良く気候もいいから、【本当に助かった。外で皆で食べよう。】と村長代理さんが言って、さながらお祭りのように、外で火を焚いてキャンプファイヤーのようにしながら食べた。
そして、村人達が口々に御礼を述べてくれる。お酒も持ってきてくれるが、【明日朝早く出ますので、皆さんで飲んで下さい。】と断った。
そういえば、喉の調子が悪かったと言うのは、喉がイガイガする、とか、喉に何かが挟まったような気がしたのだとか。そして、それを気にし出すと仕事も手に付かなくなったらしい。
魔力にやられた獣が川の水を飲んで、川が汚染され、薄まってそういう反応になったのか?とルークは言っていたけど、詳しくは調べてみないと分からないみたい。
それも含めて、今日の事をロイさんに後で報告すると言っていた。
この村にも、井戸をしっかりと作る為に人や資材や、食料を運び込むらしい。ルークは皆に説明されていた。
「もう行かれるのですか。」
翌朝、朝ご飯もまた村人達が持ってきてくれたものをいただいて、出掛ける準備をしていると、村長代理さんが声を掛けてきた。
「はい。突然すみませんでした。そして、村長の事も…遅くなりまして…。」
「いや、それは過ぎた事です。こうやって時間を掛けてでも、わざわざ見に来ていただいた事、とても有り難いと思っています。また、いつか来て下さい。」
「「はい、ありがとうございました。また!」」
「ルーク、次はどこへ行くの?」
「んー、そうだな。嘆願書が出ていたのはあと…」
「あら?あそこ、木の所。人、ですかね?涼しそう。」
ウインドに乗り、ゆっくりと海岸沿いを歩いていると、少し陸側の、木に持たれて座っている人が居た。
やっぱりああやって、木の下で一休みするものなのね。
すると、向こうから声を掛けて来た。
「すみませんが、あんた達どこへ行きなさる?」
「どうかされたのですか?私達は…。」
と、次にどこへ行くのか分からないので、ルークの方を見る。
と、ルークはウインドから降りて、
「もしかして、歩けなくなったのですか?」
と聞いた。
「そうなんじゃ。前々から腰は良くなかったんだがな。さっき、貝を捕っていて、滑ってしまったんじゃ。ここまではやっとこ歩いてきたが、どうにも腰が痛くてのう…。」
「私達は急いではいないです。どこに行きたかったのですか?」
「悪いのう。ここからすぐの、セルーロじゃよ。」
「セルーロでしたら、通り道ですよ。私がおんぶしますので。マリア、悪いが、荷物を持ってくれるか?」
と言って、おばあさんが持っていたバケツを預かった。
「でも、私一人でウインドを操作出来るかしら…。」
「ウインド。俺は、おばあさんを背負う。ちょっと引きづらいが、横から引くから、マリアを落とさないでくれよ。」
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