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29. 番外編 在る日
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ジャーヴィス様が、午前中お休みが取れたからと、二人で遠乗りに行く事になった。
「アリーシャはとても速くて、大変だったとガンベストが嘆いていたぞ。アリーシャの腕前、お手並み拝見といこうかな。」
「まぁ!ジャーヴィス様、あれはここマクスウェル大国の軍馬がとてもいい子だったからですわ。私の腕ではありません。」
「ハハハ。そうか!まぁ確かに、うちの馬達は良くしてもらっているからね。…本当は、アリーシャと二人乗りして行きたかったんだけれどね。それじゃあアリーシャが拗ねてしまうといけないからな。」
「もう!そんな事では拗ねるような子供ではありませんわ!…では、次があるならば、乗せてもらえますか?」
「…!本当か!?あるに決まっている!そうだな、じゃあ次は乗せてやる。いやぁ、その時が楽しみだ!」
ふふふ。ジャーヴィス様は両手を天に上げ、喜びを表現してくれている。初めてお会いした時には、こんな表情を見せてくれるなんて思いもしなかったわ。
結婚して、私達は同じ部屋を使うようになった。
私が使っていた部屋は、今は使っていない。風邪を引いた時などはあちらを使うかもしれないが、あれからジャーヴィス様の広い大きなベッドで一緒に寝ている。
とは言え、ジャーヴィス様は仕事もあるので忙しく、私より先に起きる為になかなか朝食は一緒にならないし、昼食も一緒には取れない。夕食も、一緒に取れる時もあるが取れない時の方が多いので、今日のように長く一緒にいられるのはとても嬉しい。
「じゃあ行こうか。アリーシャ、先に行って。この草原を真っ直ぐ抜けた向こうに、いい場所がある。そこに行こう。」
王都の端まで来ると、そう言って、二頭の手綱を引いていたジャーヴィス様は手綱を一つ私へと渡した。
「はい!」
私は、その馬に挨拶をすると、鼻筋を撫でてから、鐙に左足を引っ掛けて鞍を持って馬に飛び乗った。
「お、上手いじゃないか。アリーシャの馬も準備しないといけないかな。」
「本当ですか!?…でも、なかなか走りに行けなかったら可哀想です。」
「まぁ、それもあるか。それに馬を準備したらなかなかアリーシャと二人乗りが出来なくなるのも困るなぁ。…じゃあ、行こう。」
(き、気持ちいい…!)
やっぱり、馬に乗って走るのっていいわね!
「走らせ方もいいね。」
すぐ横を見ると、ジャーヴィス様が併走してきていた。副騎士団長のガンペストとジャーヴィス様は、そうたいして体型が変わらないのに、ガンベストよりも余裕そうだわ。
「ジャーヴィス様も、お上手ですのね。」
「まぁね。この広い大国では馬は、自分の手足のように操作できないとね。馬で駆けると気持ちいいな!早いし。着いたらお茶にしよう。」
「わぁ…!」
「お、良い反応だ!素晴らしいか?」
「ええ、とっても!色とりどりの花が咲いていて、とても綺麗です!ジャーヴィス様、ありがとうございます。…ここにはよく来るのですか?」
「まぁな。昔は、一人になりたい時によく来た。父上の事で悩んだ時とかな。心が落ち着く気がしてな。」
「そうでしたか…。でも確かに、気分転換出来そうですね。これからは、私もお供します!」
「そうだな。これからは一緒に来ようか。さぁ、おいで。」
地面に座ったジャーヴィス様に呼ばれ、私はジャーヴィス様の膝の上に座らされた。そして私達は、一面に広がっている花畑を眺めながら、しばらく話をしたり手を繋ぎ合ったりしていた。
「アリーシャはとても速くて、大変だったとガンベストが嘆いていたぞ。アリーシャの腕前、お手並み拝見といこうかな。」
「まぁ!ジャーヴィス様、あれはここマクスウェル大国の軍馬がとてもいい子だったからですわ。私の腕ではありません。」
「ハハハ。そうか!まぁ確かに、うちの馬達は良くしてもらっているからね。…本当は、アリーシャと二人乗りして行きたかったんだけれどね。それじゃあアリーシャが拗ねてしまうといけないからな。」
「もう!そんな事では拗ねるような子供ではありませんわ!…では、次があるならば、乗せてもらえますか?」
「…!本当か!?あるに決まっている!そうだな、じゃあ次は乗せてやる。いやぁ、その時が楽しみだ!」
ふふふ。ジャーヴィス様は両手を天に上げ、喜びを表現してくれている。初めてお会いした時には、こんな表情を見せてくれるなんて思いもしなかったわ。
結婚して、私達は同じ部屋を使うようになった。
私が使っていた部屋は、今は使っていない。風邪を引いた時などはあちらを使うかもしれないが、あれからジャーヴィス様の広い大きなベッドで一緒に寝ている。
とは言え、ジャーヴィス様は仕事もあるので忙しく、私より先に起きる為になかなか朝食は一緒にならないし、昼食も一緒には取れない。夕食も、一緒に取れる時もあるが取れない時の方が多いので、今日のように長く一緒にいられるのはとても嬉しい。
「じゃあ行こうか。アリーシャ、先に行って。この草原を真っ直ぐ抜けた向こうに、いい場所がある。そこに行こう。」
王都の端まで来ると、そう言って、二頭の手綱を引いていたジャーヴィス様は手綱を一つ私へと渡した。
「はい!」
私は、その馬に挨拶をすると、鼻筋を撫でてから、鐙に左足を引っ掛けて鞍を持って馬に飛び乗った。
「お、上手いじゃないか。アリーシャの馬も準備しないといけないかな。」
「本当ですか!?…でも、なかなか走りに行けなかったら可哀想です。」
「まぁ、それもあるか。それに馬を準備したらなかなかアリーシャと二人乗りが出来なくなるのも困るなぁ。…じゃあ、行こう。」
(き、気持ちいい…!)
やっぱり、馬に乗って走るのっていいわね!
「走らせ方もいいね。」
すぐ横を見ると、ジャーヴィス様が併走してきていた。副騎士団長のガンペストとジャーヴィス様は、そうたいして体型が変わらないのに、ガンベストよりも余裕そうだわ。
「ジャーヴィス様も、お上手ですのね。」
「まぁね。この広い大国では馬は、自分の手足のように操作できないとね。馬で駆けると気持ちいいな!早いし。着いたらお茶にしよう。」
「わぁ…!」
「お、良い反応だ!素晴らしいか?」
「ええ、とっても!色とりどりの花が咲いていて、とても綺麗です!ジャーヴィス様、ありがとうございます。…ここにはよく来るのですか?」
「まぁな。昔は、一人になりたい時によく来た。父上の事で悩んだ時とかな。心が落ち着く気がしてな。」
「そうでしたか…。でも確かに、気分転換出来そうですね。これからは、私もお供します!」
「そうだな。これからは一緒に来ようか。さぁ、おいで。」
地面に座ったジャーヴィス様に呼ばれ、私はジャーヴィス様の膝の上に座らされた。そして私達は、一面に広がっている花畑を眺めながら、しばらく話をしたり手を繋ぎ合ったりしていた。
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