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魔王国編
0070 コシヒカリとコーヒー牛乳
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魔王領に着いて3日が経った。
その間、魔王リョウタは名づけに大忙し。リョウタが女性に名づけをした場合、必ずお前の嫁になるとの忠告を受け、まずは男性魔族から名前を付けた。男性陣はそれぞれが好きな女性魔族に名前を付ける・・・これで魔族同士の間で夫婦が出来ると言った仕組みを作った。
俺たちは「エレン」の作った日本料理を楽しむ・・・
この「エレン」は、元々は受付嬢だった女性で、前々から魔王リョウタが好きだったこともあり、リョウタ自身が唯一、名づけをした女性である。
「魔族が一夫一妻制とはね~、俺より日本人じゃねーか?」と女性陣を見る。
俺の視線を感じた女性陣はそれぞれモジモジしている。勘違いするな。
リョウタの家でお世話になってる間にも夜這いは行われ、最近はどうにでもなれという感じで俺も受け入れてはいるのだが、リョウタの行動を見ていると、これではいかんなと思ったりもする。
「でも全員、俺の嫁なんだよな~」俺は深いため息をついた。
リョウタが是非、見せたいものがいくつかあるという事なので、連れて行ってもらうことにした。
「リョウタ、これって・・・。」
一面に広がる黄金色の絨毯・・・稲穂だ!
「どうです!我々が受け継いだ日本の技術は?素晴らしいでしょ?」
「ああ、すごい!素晴らしいよ!すごいなリョウタ!」
「ちなみに品種名とかあるのか?」
「いえ、米に名などありません。」
「ならば、コシヒカリと名づけよう!日本で一番うまい米の名前だ!」
「おお、コシヒカリ!ありがたき幸せ!」
「一応、聞くけどさ?ないと思うんだけど。」
「大豆ってあるの?」
「もちろん、あります!」
「という事は、味噌や醤油もあるのか?」
「名前は知りませんが、良太様から教えてもらった、大豆を加工したものがあります。」
「後で、見せてくれ!いいか、絶対に見せてくれよ!」
「最後はココになります。」と連れてきてもらったのは、なんだか日本でいう旅館のような佇まい。
「リョウタ、ココってもしかして・・・」
「はい、温泉です!」
「入ろう!今すぐに!」
温泉って何年ぶりだろう・・・見えるのは露天風呂、岩や石で出来た浴槽。しかも、源泉かけ流し・・・。
「あ~、染みる・・・。」リョウタと二人入っていると、なにやら賑やかな声が聞こえる。
女性陣・男性陣、みんなまとめて入って来た!
「リョウタ、どういうこと?ここは男湯じゃないの?」
「オトコユ?なんですか、それは?」
「日本では、男は男、女は女って風呂が分かれてるんだよ!」
「それは知りませんでした!これからは、その辺りも考えて建て直しましょう。」
「ご主人様~お背中、流しますよ~!」女性陣全員が待っている。そんな大人数が背中を流したら、皮が剥けるわ!
リョウタが「風呂上りは、やっぱりこれですなぁ~」と差し出してきたのは「コーヒー牛乳」!
「リョウタ!この国は珈琲もあるのかよ!」
「珈琲はどの国にもありますぞ?ないのはミルクです。」
「それを、こうやって・・」腰に手をやり飲み干した!
「あのさ、先代勇者はどれぐらい日本文化を持ち込んだの?」
「他にも沢山ありますが、一番特徴的なのは箸になります。庶民には浸透はしていませんが貴族ぐらいからは、皆、箸で食事をとる事が出来ます。」
・・・俺、魔王国に住もうかな?こっちの方が技術・文化共に王国より上じゃん。
その間、魔王リョウタは名づけに大忙し。リョウタが女性に名づけをした場合、必ずお前の嫁になるとの忠告を受け、まずは男性魔族から名前を付けた。男性陣はそれぞれが好きな女性魔族に名前を付ける・・・これで魔族同士の間で夫婦が出来ると言った仕組みを作った。
俺たちは「エレン」の作った日本料理を楽しむ・・・
この「エレン」は、元々は受付嬢だった女性で、前々から魔王リョウタが好きだったこともあり、リョウタ自身が唯一、名づけをした女性である。
「魔族が一夫一妻制とはね~、俺より日本人じゃねーか?」と女性陣を見る。
俺の視線を感じた女性陣はそれぞれモジモジしている。勘違いするな。
リョウタの家でお世話になってる間にも夜這いは行われ、最近はどうにでもなれという感じで俺も受け入れてはいるのだが、リョウタの行動を見ていると、これではいかんなと思ったりもする。
「でも全員、俺の嫁なんだよな~」俺は深いため息をついた。
リョウタが是非、見せたいものがいくつかあるという事なので、連れて行ってもらうことにした。
「リョウタ、これって・・・。」
一面に広がる黄金色の絨毯・・・稲穂だ!
「どうです!我々が受け継いだ日本の技術は?素晴らしいでしょ?」
「ああ、すごい!素晴らしいよ!すごいなリョウタ!」
「ちなみに品種名とかあるのか?」
「いえ、米に名などありません。」
「ならば、コシヒカリと名づけよう!日本で一番うまい米の名前だ!」
「おお、コシヒカリ!ありがたき幸せ!」
「一応、聞くけどさ?ないと思うんだけど。」
「大豆ってあるの?」
「もちろん、あります!」
「という事は、味噌や醤油もあるのか?」
「名前は知りませんが、良太様から教えてもらった、大豆を加工したものがあります。」
「後で、見せてくれ!いいか、絶対に見せてくれよ!」
「最後はココになります。」と連れてきてもらったのは、なんだか日本でいう旅館のような佇まい。
「リョウタ、ココってもしかして・・・」
「はい、温泉です!」
「入ろう!今すぐに!」
温泉って何年ぶりだろう・・・見えるのは露天風呂、岩や石で出来た浴槽。しかも、源泉かけ流し・・・。
「あ~、染みる・・・。」リョウタと二人入っていると、なにやら賑やかな声が聞こえる。
女性陣・男性陣、みんなまとめて入って来た!
「リョウタ、どういうこと?ここは男湯じゃないの?」
「オトコユ?なんですか、それは?」
「日本では、男は男、女は女って風呂が分かれてるんだよ!」
「それは知りませんでした!これからは、その辺りも考えて建て直しましょう。」
「ご主人様~お背中、流しますよ~!」女性陣全員が待っている。そんな大人数が背中を流したら、皮が剥けるわ!
リョウタが「風呂上りは、やっぱりこれですなぁ~」と差し出してきたのは「コーヒー牛乳」!
「リョウタ!この国は珈琲もあるのかよ!」
「珈琲はどの国にもありますぞ?ないのはミルクです。」
「それを、こうやって・・」腰に手をやり飲み干した!
「あのさ、先代勇者はどれぐらい日本文化を持ち込んだの?」
「他にも沢山ありますが、一番特徴的なのは箸になります。庶民には浸透はしていませんが貴族ぐらいからは、皆、箸で食事をとる事が出来ます。」
・・・俺、魔王国に住もうかな?こっちの方が技術・文化共に王国より上じゃん。
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