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リンド法国編
0108 異世界とクリスマス
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プルルルル、プルルルル、俺のスマホが鳴る。
「あ~もしもし、」電話の向こうはサリーナである。
「珍しいな、お前から電話してくるとは。」
「お前、今月が何月か解っとらんのか?」
「異世界にいるんだぜ?暦なんてないんだから、わかる訳ねーだろ。」
「お前がいた世界は12月よ。」
「もう12月?早いなぁ~」
「そういうことを言っているのではない!」
「なんだよ?」
「12月と言えばクリスマスだろーが!ボケェ!」
「あ~クリスマスねぇ~でもお前に関係あんのか?あれはキリストの誕生祭だぜ?」
「大きく括ると神に感謝する日ではないか!」
「そんなにおおざっぱでいいのかよ!」
「いいの!心の問題!気持ちだけじゃなくって、物理的にお祝いしてよ!」
「わかった、わかった!用意するから、予定を開けて待っとけよ!それから、準備もあるから、日本にも何回か帰るからな!」
「うん、楽しみにしてるよ。」
「それじゃ。」
「お~いみんな!ちょっといいか?全員集合!」
「今、サリーナから連絡があってだな、クリスマスパーティーをしてくれって事なんだ!」
「クリスマスパーティーってぇ~何ぃ~?」ローズが聞く。
「簡単に言えば神に感謝するための宴だな。こっちには、そういう習慣はないのか?」
・・・・・。 なさそうだな。寂しい。異世界。
「それにぃ~、私、サリーナ様に加護を受けてないしぃ~。」
「ああ、神殿に行ってないんだな?それなら大丈夫!俺から名前を受けたのなら、その瞬間から、サリーナの加護を受けれるようになってるから、安心しろ。」
「ってことでだな、今月は派手にクリスマスパーティーするぞ!」
「それでだ、リリア!」
「はい!」
「シェフ一家を連れて魔王リョウタの所に行って来い!」
「わかりました!」
「ちょちょちょ、ちょっと待ってくれよ!魔王?俺達ゃ、魔王領に行くのかい?」
「そうそう、魔王国じゃなく二ホン国な!そこに行って勉強して来い!」
「そんな恐ろしい所なんて、行けるかぁー!」
「まっ、普通はそうなるわな。」
「安心しろ、魔王は俺から名前をもらったお前達の仲間だ。」
「それに先入観は良くないぞ!気のいいやつだから、安心しろ!」
「そーですよ!シェフさん、行きましょ!」とリリアが促す。
「リリアは実際に魔王領に行って魔王と同じ釜の飯を作った仲だ。」
「し、しかし・・・。」涙目で訴えかける。
「う~ん、そうだなぁ~」俺はスマホを取り出して
「いいかぁ~、今から魔王の声を聞かせてやる!よく聞くんだぞ!」
「あっ、リョウタ?うん、俺俺、久しぶりだな!元気にしてた?今日はさ、これから、お前の所に料理人を5人ほど送りたいんだよ。リリアは知ってるだろ?他には新しい獣人が4人、ただいま勉強中だから、教えてやって欲しいんだ。」
「それからさぁ~、お前の事を知らないやつが、お前の事にビビっちゃって・・・え?当たり前?何?自虐ギャグ?つまんね?ワハハハ!そう言うことなんで、今からお前の声を皆に聞かせてやって欲しいんだ、じゃあ、いくよ。」スマホのスピーカーをオンにした。
「は~い、みなさ~ん、魔王リョウタですよ~リョウタって名前はオウカさんに付けてもらった名前で、すごく気に入ってるんですよ~。新しい料理人のみなさ~ん、きっちり教えますからね~リリアちゃん、久しぶりに会えるの楽しみにしてますよ~じゃあね~。」
「ありがとう助かるよ。じゃあ、もう少ししたら送るわ、後、サリーナがクリスマスパーティーしろって言ってるから、お前の所もやれよ!じゃあ。」スマホを切る。
「あの、魔王がクリスマスパーティー?神に感謝する宴をするんですか?」
「ああ、あの二人は友達だからね。」
「じゃ、行ってきます!」転移魔法陣で5人の料理人を送った。
「それでさ~、もみの木ってこの世界にはないの?」と絵を書いた。
「似てる木が生えてる所を知ってます!」一人の傭兵が言う。
「よし、では、その木を根っこごと2本抜いてこい!」
「なんで2本なんですか?」
「世話になりっぱなしはダメだろ?二ホン国に送るんだよ。」
「さすがに、電飾は無理かぁ~ろうそく使いまくりだな!」
「ですが、ろうそくは高いですよ!」
「そうか、じゃあ、持って来るしかないな。」スマホを取り出す。
「もしもし、サリーナ?ごめんごめん、悪いんだけどさ、そっちの俺にクリスマス用のろうそくを大量に買っといてくれって頼める?うん、悪いね。それじゃ。」スマホを切る。
「ご主人様、今のは・・・」
「うん、女神のサリーナだよ。」
「そんな、女神様を使い走りになんて・・・。」
「いいのいいの、アイツ、喜んでるから。」
「あっ、忘れてた!」もう一度、スマホを取り出す。
「ごめん、サリーナ、忘れてたことがあって、クリスマスケーキのエルサイズを10個予約してサンタコスプレの衣装を男300女151と用意するように、そっちの俺に言っといて。他は一応、トナカイコスプレの衣装もそれなりに・・・それとプレゼント用にお菓子でも大量に買っといてよ!うん、よろしく~。」スマホを切った。
準備をしていると時間が過ぎるのは早いもので・・・
日本時間、12月20日、バレット国王にクリスマスケーキの献上。これはサリーナの希望と言っておいた。
12月21日商人ギルド、冒険者ギルドへのクリスマスケーキのプレゼント。初めて見るケーキ、初めて食べる味を、みんな楽しんでいるようだ。
12月22日ヒガシムラヤマ領にケーキを届けに行った。
クリスマス?何でしょうか?と聞いてくるので、女神クリス・サリーナへの感謝の宴で、毎年やるようにと指示を出しておいた。
12月23日異世界の屋敷にて、大宴会!みんな初めて見るクリスマスケーキとリョウタに教えてもらったというブッシュドノエル、ピザに唐揚げをワインと冷えたエールで頂きながら、騒ぎまわった。全員でサンタコスもした。ローズだけトナカイコス。なんでぇ~って言ってたけど、こういうのが似合うキャラクターなんだよお前は。
12月24日俺は、玲子、茜、いちょう、みどりと一緒に日本、東京に帰って来た。今年のクリスマスは雪は降ってないけど、かなり寒い。久しぶりに我が家に帰る。
サリーナは早めに来てソファに座り、コピーの俺と玲子を交えて合計9人でクリスマスパーティーを行った。クリスマスはやっぱりこれでしょと玲子のコピーがシャンパンを取り出し、栓を当てるように狙いを定めるものだから、みんなで大慌てで逃げる。部屋を暗くしてろうそくだけの明かりでみんなで談笑をする。なんだか、本当は異世界に行っていないんじゃないかと思った瞬間に、プルルルル、プルルルル、俺のスマホが鳴る。電話の向こうはリョウタだった。スマン!忘れてた!魔法陣でリョウタを呼び出し、改めて10人でのクリスマス。
次は正月もするのか?やってもいいけど・・・。
「あ~もしもし、」電話の向こうはサリーナである。
「珍しいな、お前から電話してくるとは。」
「お前、今月が何月か解っとらんのか?」
「異世界にいるんだぜ?暦なんてないんだから、わかる訳ねーだろ。」
「お前がいた世界は12月よ。」
「もう12月?早いなぁ~」
「そういうことを言っているのではない!」
「なんだよ?」
「12月と言えばクリスマスだろーが!ボケェ!」
「あ~クリスマスねぇ~でもお前に関係あんのか?あれはキリストの誕生祭だぜ?」
「大きく括ると神に感謝する日ではないか!」
「そんなにおおざっぱでいいのかよ!」
「いいの!心の問題!気持ちだけじゃなくって、物理的にお祝いしてよ!」
「わかった、わかった!用意するから、予定を開けて待っとけよ!それから、準備もあるから、日本にも何回か帰るからな!」
「うん、楽しみにしてるよ。」
「それじゃ。」
「お~いみんな!ちょっといいか?全員集合!」
「今、サリーナから連絡があってだな、クリスマスパーティーをしてくれって事なんだ!」
「クリスマスパーティーってぇ~何ぃ~?」ローズが聞く。
「簡単に言えば神に感謝するための宴だな。こっちには、そういう習慣はないのか?」
・・・・・。 なさそうだな。寂しい。異世界。
「それにぃ~、私、サリーナ様に加護を受けてないしぃ~。」
「ああ、神殿に行ってないんだな?それなら大丈夫!俺から名前を受けたのなら、その瞬間から、サリーナの加護を受けれるようになってるから、安心しろ。」
「ってことでだな、今月は派手にクリスマスパーティーするぞ!」
「それでだ、リリア!」
「はい!」
「シェフ一家を連れて魔王リョウタの所に行って来い!」
「わかりました!」
「ちょちょちょ、ちょっと待ってくれよ!魔王?俺達ゃ、魔王領に行くのかい?」
「そうそう、魔王国じゃなく二ホン国な!そこに行って勉強して来い!」
「そんな恐ろしい所なんて、行けるかぁー!」
「まっ、普通はそうなるわな。」
「安心しろ、魔王は俺から名前をもらったお前達の仲間だ。」
「それに先入観は良くないぞ!気のいいやつだから、安心しろ!」
「そーですよ!シェフさん、行きましょ!」とリリアが促す。
「リリアは実際に魔王領に行って魔王と同じ釜の飯を作った仲だ。」
「し、しかし・・・。」涙目で訴えかける。
「う~ん、そうだなぁ~」俺はスマホを取り出して
「いいかぁ~、今から魔王の声を聞かせてやる!よく聞くんだぞ!」
「あっ、リョウタ?うん、俺俺、久しぶりだな!元気にしてた?今日はさ、これから、お前の所に料理人を5人ほど送りたいんだよ。リリアは知ってるだろ?他には新しい獣人が4人、ただいま勉強中だから、教えてやって欲しいんだ。」
「それからさぁ~、お前の事を知らないやつが、お前の事にビビっちゃって・・・え?当たり前?何?自虐ギャグ?つまんね?ワハハハ!そう言うことなんで、今からお前の声を皆に聞かせてやって欲しいんだ、じゃあ、いくよ。」スマホのスピーカーをオンにした。
「は~い、みなさ~ん、魔王リョウタですよ~リョウタって名前はオウカさんに付けてもらった名前で、すごく気に入ってるんですよ~。新しい料理人のみなさ~ん、きっちり教えますからね~リリアちゃん、久しぶりに会えるの楽しみにしてますよ~じゃあね~。」
「ありがとう助かるよ。じゃあ、もう少ししたら送るわ、後、サリーナがクリスマスパーティーしろって言ってるから、お前の所もやれよ!じゃあ。」スマホを切る。
「あの、魔王がクリスマスパーティー?神に感謝する宴をするんですか?」
「ああ、あの二人は友達だからね。」
「じゃ、行ってきます!」転移魔法陣で5人の料理人を送った。
「それでさ~、もみの木ってこの世界にはないの?」と絵を書いた。
「似てる木が生えてる所を知ってます!」一人の傭兵が言う。
「よし、では、その木を根っこごと2本抜いてこい!」
「なんで2本なんですか?」
「世話になりっぱなしはダメだろ?二ホン国に送るんだよ。」
「さすがに、電飾は無理かぁ~ろうそく使いまくりだな!」
「ですが、ろうそくは高いですよ!」
「そうか、じゃあ、持って来るしかないな。」スマホを取り出す。
「もしもし、サリーナ?ごめんごめん、悪いんだけどさ、そっちの俺にクリスマス用のろうそくを大量に買っといてくれって頼める?うん、悪いね。それじゃ。」スマホを切る。
「ご主人様、今のは・・・」
「うん、女神のサリーナだよ。」
「そんな、女神様を使い走りになんて・・・。」
「いいのいいの、アイツ、喜んでるから。」
「あっ、忘れてた!」もう一度、スマホを取り出す。
「ごめん、サリーナ、忘れてたことがあって、クリスマスケーキのエルサイズを10個予約してサンタコスプレの衣装を男300女151と用意するように、そっちの俺に言っといて。他は一応、トナカイコスプレの衣装もそれなりに・・・それとプレゼント用にお菓子でも大量に買っといてよ!うん、よろしく~。」スマホを切った。
準備をしていると時間が過ぎるのは早いもので・・・
日本時間、12月20日、バレット国王にクリスマスケーキの献上。これはサリーナの希望と言っておいた。
12月21日商人ギルド、冒険者ギルドへのクリスマスケーキのプレゼント。初めて見るケーキ、初めて食べる味を、みんな楽しんでいるようだ。
12月22日ヒガシムラヤマ領にケーキを届けに行った。
クリスマス?何でしょうか?と聞いてくるので、女神クリス・サリーナへの感謝の宴で、毎年やるようにと指示を出しておいた。
12月23日異世界の屋敷にて、大宴会!みんな初めて見るクリスマスケーキとリョウタに教えてもらったというブッシュドノエル、ピザに唐揚げをワインと冷えたエールで頂きながら、騒ぎまわった。全員でサンタコスもした。ローズだけトナカイコス。なんでぇ~って言ってたけど、こういうのが似合うキャラクターなんだよお前は。
12月24日俺は、玲子、茜、いちょう、みどりと一緒に日本、東京に帰って来た。今年のクリスマスは雪は降ってないけど、かなり寒い。久しぶりに我が家に帰る。
サリーナは早めに来てソファに座り、コピーの俺と玲子を交えて合計9人でクリスマスパーティーを行った。クリスマスはやっぱりこれでしょと玲子のコピーがシャンパンを取り出し、栓を当てるように狙いを定めるものだから、みんなで大慌てで逃げる。部屋を暗くしてろうそくだけの明かりでみんなで談笑をする。なんだか、本当は異世界に行っていないんじゃないかと思った瞬間に、プルルルル、プルルルル、俺のスマホが鳴る。電話の向こうはリョウタだった。スマン!忘れてた!魔法陣でリョウタを呼び出し、改めて10人でのクリスマス。
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