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リンド法国編
0109 王都最大級の神殿
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ヒガシムラヤマ領再建の功労を称えられ、バレット国王より授かったジョアン・リーズ・ハラン邸を玲子と共に下見の為に王都の石畳を歩いている。
「どんなところかな?何でも貧乏貴族で質素な生活を送っていたと聞いていたんだけど。」
俺は、期待を胸に心弾ませている玲子の横顔に話しかける。
それにしても、この世界に来て5年以上経っているのに、玲子は何も変わらず綺麗だなと思ったりして・・・。
「そうね。2号店位の大きさ位あればいいのだけど。」
レストランミツヤ2号店。舞踏会も出来るほどの大きさの屋敷を誇る店だ。それを基準にしているのは、感覚が麻痺しているのか?とも思ったりする。
「ここだ。着いたね。」俺たち二人は旧ジョアン邸に着いたのだが・・・。
何この大きさ・・・。旧ジョアン邸は2号店をはるかにしのぐ大きさで、レストランミツヤを開店するとすれば最大級の広さを誇る。
「広すぎだろ?これって。何が貧乏貴族だ。アイツ、嘘ついていやっがったな!」
俺はジョアンに一瞬、腹立たしさを覚えつつも、ふと疑問にも思った。
何で、この邸宅を捨ててまでヒガシムラヤマ領にやって来たのか?金目当てで来たのではないと解っていても、疑いたくもなる。
しかし、その疑いはすぐに晴れる事になる。
ジョアン邸は、その広さと相まって質素な印象を受ける。
庭には手入れをしなくてもいいように、植物なども植え付けられていない。
俺と玲子は簡素ながらも綺麗な保管状態の庭を歩きながら入り口玄関へと移動する。その道中、何人かの使用人の姿を目にした。バレット王子が気を利かせているのか?
大きな玄関扉を開けると、使用人十数名と執事らしき人物がいた。
「オウカ様ですか?」と執事風の男が声をかけてきた。
「ああ、そうだ。あなた達は?」
「我々は、ジョアン様に仕えていた者でございます。」
執事風の男は頭を深々と下げ、それに合わせて使用人の者も頭を下げてきた。
「仕えていたとは、どういうことですか?」
執事風の男は頭を上げることもなく「我々は、必ずオウカ様がこの屋敷を引き継いでくださるとのジョアン様の命を受け、今までこの邸宅を管理しておりました。」
俺が必ずこの邸宅を引き継ぐ?どういう事だろう?もう少し突っ込んで聞いてみるとするか。
「俺がこの邸宅を引き継ぐとは一体、どういうことですか?」
やっと、頭を上げた執事風の男は真っすぐに俺を見ながら淡々と話始めた。
「主様がヒガシムラヤマ領に行かれると決まった日に、オウカ様が王都にお帰りの際は是非、この邸宅を譲って下さるように王様にお願いをしたそうです。お金は主様の持つ資材を全て売り払って私たちの為と残して下さいました。足らない分は王様より援助を受けておりました。」
「・・・・。」
「オウカ様、我々の願いを聞き届けて頂けないでしょうか?」
執事風の男と使用人風の人達全員が片膝をつきながら神妙な顔付きで言ってくる。
俺達としては、願ったり叶ったりの願い出。断る理由もない。
「もちろんです。皆さんの事は俺達が面倒を見ますよ。これからもこの邸宅で働いてください。」俺は執事風の男の肩に手をやりながら、彼の願いを聞き届けると約束をした。
ー***-
「なぁ、バレット?」
クロゲワギュウステーキを上手そうに口にしているバレットに俺は相談を持ちかけた。
「ジョアンの邸宅、あれって広すぎるだろう。俺にどうしろって言うんだよ?」
するとバレットはナイフを皿に戻し
「何、サリーとの新居にすれば良いだけの話ではないか?オウカさんも晴れて、第一貴族になったのだ。これぐらいの邸宅は必要だろ?」当たり前の顔をしている。
「いいか?俺はサリーを含め嫁の数は151人いる。サリーだけを特別扱いをするつもりはない。それにベルサイユ宮殿にいる者全員は俺の家族だ。離れる訳も行かん。」
バレットは肩を少し落とし、椅子に背を預け軽い笑みを浮かべながらステーキを見ている。
「オウカさんらしいね。」息をつきながら俺を見ている。
「じゃあ、神殿を作るのはどうかな?」
「神殿?王宮にあるだろ?」
「王宮にはあるのだけど、民の為の神殿はどれも小さいのですよ。ジョアン邸なら大人数の儀式なども出来るはずなんです。」
確かにジョアン邸の広さなら王宮よりも広い神殿が出来るのは間違いなしだ。しかし、需要があるのか?
「そんなに広い所にみんなが集まるものなのかな?それぞれの神殿で十分だろ?」
「では、他の神殿を閉めてしまったらいいんじゃないか?」バレットは平然と言い放つ。
他の神殿を閉める?そんな事をしたら、みんな困るだろうし、サリーナへの冒涜とも捉えられかねん。
「ちょっと待ってくれ。サリーナに確認を取る。」急いでサリーナに連絡をする。
「サリーナ?確認したいことがあるんだけど。」
「何だ?改まって。」
俺は事のいきさつについて包み隠さずにサリーナに話をした。
「いいんじゃないか?」意外に簡単に答えが返って来る。
「本当にいいのか?神殿を潰すって事はお前への冒涜にならないか?」
「冒涜?何を言っている。わらわはそんな細かいことは気にしない。それよりも気になるのがそれぞれの神殿に置かれている「不細工な女神像」が設置されていることだ。あれこそ、わらわに対する冒涜であろう?」
「どうしても、気になるというのなら。」一呼吸置き、サリーナは続けて言った。
「他の神殿は間引くと言う感じで減らしていき、最終的に全部なくすか、正しいわらわの像を建立することだな。」
「それでいいのか?サリーナがいいと言うのならそうするが。」
「ただし、条件がある。」電話の向こうでもサリーナが真剣だと言うのが解る。
「オウカよ、そこにバレットはいるのだろ?スピーカをオンにしてくれ。」
「・・・私は女神クリス・サリーナです。」
その声にバレットは口にしていたステーキを吐き出し、敬服をした。
「王都で一番広い神殿を作ると言う提案は非常に良いことだと思います。」
「ただし、その神殿にはゼノン・カレラ最高司祭を常駐させなさい。いいですね。」
「王都の民、全員に私の祝福を授けましょう。」
サリーナの言葉にバレットは更に頭を下げ、ハハッ!と答えた。
レストランミツヤにゼノン司祭を呼んで事のいきさつを話してみると、司祭は王都最大の神殿が出来る事、自分が任せられることに興奮し、すぐに受け入れた。
その後が大忙し。俺はベル商会に機材の大量発注をしたり改築の為の設計図をゼノン司祭と話し合ったり、ドワーフには新たにサリーナの像を作る指示を出した。
ドワーフから大きな女神像を作れば良いのか?と聞かれたのだが、サリーナに確認を取ると、これを拒否。アイツ背丈とかにもこだわりがあるのか?そう思ったりもする。
王宮からは、ゼノン司祭筆頭に神官全員が引っ越し。総勢30名。それでもジョアン邸は部屋が余るので、改めて邸宅の広さを感じてしまう。
元々ジョアン邸にいた執事たちは、そのまま神殿の管理と神官たちの世話をしてもらうと言う風になった。
殺風景な庭園に木々や草花を植え、華やかさも取り戻した。
気になる運営費に関してだが、王宮と俺とでの折半、その代わりレストランミツヤの税金の徴収額を減らすという事で決着も着いた。
宮殿の運営方法に関しては、出来るだけいつでも開けておきたいとのゼノン司祭たっての希望が上がった。
ゼノン司祭が言うには、一人でも多くの人達に寄り添いたいとの事。お祭りや結婚式にも携わりたいと言う地域密着型の神殿を目指すという事であった。
その考えにサリーナも大いに賛同し、特別に命名権を授けると言った。ん?
「なあ、ゼノン司祭に命名権を与えるって、俺と同じように女性は嫁になるんじゃないのか?」
「いや、ゼノンには男女子供、関係なく名前を与える権限を与えたぞ。」
「それじゃ、名付けられた人達には何も起こらないという事か?」
「ああ、わらわの加護と祝福を受けるだけだ。」
「ちょっと待て。何で俺には副作用があって、ゼノン司祭にはないんだ?」
「そりゃ、そうだ。ゼノンは聖職者で、オウカは勇者だからな!その違いよ!」
「これからも、眷属と嫁を増やして行けばよい。」
「何だよ、それ・・・。」
「オウカよ。これが本来の正しい神殿の在り方なんだよ。良くここまで世界を変えてくれた。感謝する。」
「解った、解った。じゃあな。」スマホを切った。
準備をしていると一ヶ月という時間は早いもので、いよいよ神殿のお披露目会。
バレット国王率いる王国の貴族全員が参列した。
一番、喜んでいるのはジョアン。まさか自分の邸宅が神殿になるとは思ってもいなかったので、こんなに嬉しい事はないと涙を流していた。
バレット国王が「この神殿をヤヌス中央神殿と名称する!」と宣言をして式典は終了した。
どうやら、中央神殿に行けば本物の女神像が拝める、名前ももらえるらしいと王都全土に噂が広まり、中央神殿は、毎日が大盛況。ゼノン司祭率いる神官全員が忙しい日々を過ごしていた。
「どんなところかな?何でも貧乏貴族で質素な生活を送っていたと聞いていたんだけど。」
俺は、期待を胸に心弾ませている玲子の横顔に話しかける。
それにしても、この世界に来て5年以上経っているのに、玲子は何も変わらず綺麗だなと思ったりして・・・。
「そうね。2号店位の大きさ位あればいいのだけど。」
レストランミツヤ2号店。舞踏会も出来るほどの大きさの屋敷を誇る店だ。それを基準にしているのは、感覚が麻痺しているのか?とも思ったりする。
「ここだ。着いたね。」俺たち二人は旧ジョアン邸に着いたのだが・・・。
何この大きさ・・・。旧ジョアン邸は2号店をはるかにしのぐ大きさで、レストランミツヤを開店するとすれば最大級の広さを誇る。
「広すぎだろ?これって。何が貧乏貴族だ。アイツ、嘘ついていやっがったな!」
俺はジョアンに一瞬、腹立たしさを覚えつつも、ふと疑問にも思った。
何で、この邸宅を捨ててまでヒガシムラヤマ領にやって来たのか?金目当てで来たのではないと解っていても、疑いたくもなる。
しかし、その疑いはすぐに晴れる事になる。
ジョアン邸は、その広さと相まって質素な印象を受ける。
庭には手入れをしなくてもいいように、植物なども植え付けられていない。
俺と玲子は簡素ながらも綺麗な保管状態の庭を歩きながら入り口玄関へと移動する。その道中、何人かの使用人の姿を目にした。バレット王子が気を利かせているのか?
大きな玄関扉を開けると、使用人十数名と執事らしき人物がいた。
「オウカ様ですか?」と執事風の男が声をかけてきた。
「ああ、そうだ。あなた達は?」
「我々は、ジョアン様に仕えていた者でございます。」
執事風の男は頭を深々と下げ、それに合わせて使用人の者も頭を下げてきた。
「仕えていたとは、どういうことですか?」
執事風の男は頭を上げることもなく「我々は、必ずオウカ様がこの屋敷を引き継いでくださるとのジョアン様の命を受け、今までこの邸宅を管理しておりました。」
俺が必ずこの邸宅を引き継ぐ?どういう事だろう?もう少し突っ込んで聞いてみるとするか。
「俺がこの邸宅を引き継ぐとは一体、どういうことですか?」
やっと、頭を上げた執事風の男は真っすぐに俺を見ながら淡々と話始めた。
「主様がヒガシムラヤマ領に行かれると決まった日に、オウカ様が王都にお帰りの際は是非、この邸宅を譲って下さるように王様にお願いをしたそうです。お金は主様の持つ資材を全て売り払って私たちの為と残して下さいました。足らない分は王様より援助を受けておりました。」
「・・・・。」
「オウカ様、我々の願いを聞き届けて頂けないでしょうか?」
執事風の男と使用人風の人達全員が片膝をつきながら神妙な顔付きで言ってくる。
俺達としては、願ったり叶ったりの願い出。断る理由もない。
「もちろんです。皆さんの事は俺達が面倒を見ますよ。これからもこの邸宅で働いてください。」俺は執事風の男の肩に手をやりながら、彼の願いを聞き届けると約束をした。
ー***-
「なぁ、バレット?」
クロゲワギュウステーキを上手そうに口にしているバレットに俺は相談を持ちかけた。
「ジョアンの邸宅、あれって広すぎるだろう。俺にどうしろって言うんだよ?」
するとバレットはナイフを皿に戻し
「何、サリーとの新居にすれば良いだけの話ではないか?オウカさんも晴れて、第一貴族になったのだ。これぐらいの邸宅は必要だろ?」当たり前の顔をしている。
「いいか?俺はサリーを含め嫁の数は151人いる。サリーだけを特別扱いをするつもりはない。それにベルサイユ宮殿にいる者全員は俺の家族だ。離れる訳も行かん。」
バレットは肩を少し落とし、椅子に背を預け軽い笑みを浮かべながらステーキを見ている。
「オウカさんらしいね。」息をつきながら俺を見ている。
「じゃあ、神殿を作るのはどうかな?」
「神殿?王宮にあるだろ?」
「王宮にはあるのだけど、民の為の神殿はどれも小さいのですよ。ジョアン邸なら大人数の儀式なども出来るはずなんです。」
確かにジョアン邸の広さなら王宮よりも広い神殿が出来るのは間違いなしだ。しかし、需要があるのか?
「そんなに広い所にみんなが集まるものなのかな?それぞれの神殿で十分だろ?」
「では、他の神殿を閉めてしまったらいいんじゃないか?」バレットは平然と言い放つ。
他の神殿を閉める?そんな事をしたら、みんな困るだろうし、サリーナへの冒涜とも捉えられかねん。
「ちょっと待ってくれ。サリーナに確認を取る。」急いでサリーナに連絡をする。
「サリーナ?確認したいことがあるんだけど。」
「何だ?改まって。」
俺は事のいきさつについて包み隠さずにサリーナに話をした。
「いいんじゃないか?」意外に簡単に答えが返って来る。
「本当にいいのか?神殿を潰すって事はお前への冒涜にならないか?」
「冒涜?何を言っている。わらわはそんな細かいことは気にしない。それよりも気になるのがそれぞれの神殿に置かれている「不細工な女神像」が設置されていることだ。あれこそ、わらわに対する冒涜であろう?」
「どうしても、気になるというのなら。」一呼吸置き、サリーナは続けて言った。
「他の神殿は間引くと言う感じで減らしていき、最終的に全部なくすか、正しいわらわの像を建立することだな。」
「それでいいのか?サリーナがいいと言うのならそうするが。」
「ただし、条件がある。」電話の向こうでもサリーナが真剣だと言うのが解る。
「オウカよ、そこにバレットはいるのだろ?スピーカをオンにしてくれ。」
「・・・私は女神クリス・サリーナです。」
その声にバレットは口にしていたステーキを吐き出し、敬服をした。
「王都で一番広い神殿を作ると言う提案は非常に良いことだと思います。」
「ただし、その神殿にはゼノン・カレラ最高司祭を常駐させなさい。いいですね。」
「王都の民、全員に私の祝福を授けましょう。」
サリーナの言葉にバレットは更に頭を下げ、ハハッ!と答えた。
レストランミツヤにゼノン司祭を呼んで事のいきさつを話してみると、司祭は王都最大の神殿が出来る事、自分が任せられることに興奮し、すぐに受け入れた。
その後が大忙し。俺はベル商会に機材の大量発注をしたり改築の為の設計図をゼノン司祭と話し合ったり、ドワーフには新たにサリーナの像を作る指示を出した。
ドワーフから大きな女神像を作れば良いのか?と聞かれたのだが、サリーナに確認を取ると、これを拒否。アイツ背丈とかにもこだわりがあるのか?そう思ったりもする。
王宮からは、ゼノン司祭筆頭に神官全員が引っ越し。総勢30名。それでもジョアン邸は部屋が余るので、改めて邸宅の広さを感じてしまう。
元々ジョアン邸にいた執事たちは、そのまま神殿の管理と神官たちの世話をしてもらうと言う風になった。
殺風景な庭園に木々や草花を植え、華やかさも取り戻した。
気になる運営費に関してだが、王宮と俺とでの折半、その代わりレストランミツヤの税金の徴収額を減らすという事で決着も着いた。
宮殿の運営方法に関しては、出来るだけいつでも開けておきたいとのゼノン司祭たっての希望が上がった。
ゼノン司祭が言うには、一人でも多くの人達に寄り添いたいとの事。お祭りや結婚式にも携わりたいと言う地域密着型の神殿を目指すという事であった。
その考えにサリーナも大いに賛同し、特別に命名権を授けると言った。ん?
「なあ、ゼノン司祭に命名権を与えるって、俺と同じように女性は嫁になるんじゃないのか?」
「いや、ゼノンには男女子供、関係なく名前を与える権限を与えたぞ。」
「それじゃ、名付けられた人達には何も起こらないという事か?」
「ああ、わらわの加護と祝福を受けるだけだ。」
「ちょっと待て。何で俺には副作用があって、ゼノン司祭にはないんだ?」
「そりゃ、そうだ。ゼノンは聖職者で、オウカは勇者だからな!その違いよ!」
「これからも、眷属と嫁を増やして行けばよい。」
「何だよ、それ・・・。」
「オウカよ。これが本来の正しい神殿の在り方なんだよ。良くここまで世界を変えてくれた。感謝する。」
「解った、解った。じゃあな。」スマホを切った。
準備をしていると一ヶ月という時間は早いもので、いよいよ神殿のお披露目会。
バレット国王率いる王国の貴族全員が参列した。
一番、喜んでいるのはジョアン。まさか自分の邸宅が神殿になるとは思ってもいなかったので、こんなに嬉しい事はないと涙を流していた。
バレット国王が「この神殿をヤヌス中央神殿と名称する!」と宣言をして式典は終了した。
どうやら、中央神殿に行けば本物の女神像が拝める、名前ももらえるらしいと王都全土に噂が広まり、中央神殿は、毎日が大盛況。ゼノン司祭率いる神官全員が忙しい日々を過ごしていた。
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