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スカルドからの話も昇降口の所で終わり、2人はそれぞれの友人たちと自身の教室へと向かう。
その際、カトリーヌはどうしても気持ちが落ち着かないのもあって、家の事はともかく喋っても大丈夫だろうと高を括っていたスカルドの話を友人たちにペラペラと話した。
「それで、これから自分の家をどうやって支えていくのかとか、仕事がどうとか言われてもねー」
そう話しながら教室の中へと入り、中にいるクラスメイト達に挨拶をしつつ席に着いた。
その話を聞きながら同じように教室に入ってカトリーヌの近くにある自分の席に着いた、あの初めての夜会の後からの付き合いがある令嬢は苦笑する表情を崩さなくても、内心は怒り狂っていた。
「(はぁ~~!?ふざけんじゃないわよ!!そんな優良物件見つけるのに私たちがどれだけ苦労してると思ってるわけ!?
しかも今後の展開とか将来設計まできっちり説明してくれるすんごくいい人なのに、なんでそんなに不満があるのよ!!)」
この令嬢は婚約者探しに結構難航しており、何とか今婚約者候補を選定し終えたところだった。
しかし、その婚約者候補も基本的な令息と同じで、スカルドのように今後の展開や将来設計について事細かに話して、将来を一緒に過ごす令嬢に対してこれでもかというサービス情報をくれるわけではない。
向こうからもそれなりに手紙が来たり、お茶などのお誘いもある。
学園も同じなので時間があれば登下校を一緒にすることもこれからある可能性もある。
しかし、カトリーヌのように今後についてあれこれ話してくれるほどまだ仲良くはなかった。
だからこそ、カトリーヌのあまりにも恵まれている現状に腹立たしさを覚えていた。
実際、カトリーヌの周りにいるクラスメイト達は「え、それの何が不満なの?」といういぶかしげな表情を少しして、顔を見合わせ合っている状態にあるところもあった。
つまり、周りから見ても余程婚約者にも家にも恵まれている彼女の不満が本当に分からないのである。
姉は国が今一番保護しなければならないと考えかねない、おまけに新年の舞踏会において王族の覚えもめでたい絹の事業主で次期女伯爵。
その妹ともなれば、周りからもそのつながりを求めて積極的な接触もあるだろうし、間接的に姉の不興を買うのを恐れてちやほやされるような立場だ。
なので、次女の立場であってもかなり恵まれている。
「で、でもカトリーヌ嬢?急に決まったからまだ気持ちが落ち着いていないのではなくて?」
「…そうね、確かにそうかもしれないわ」
流石にスカルドに対してあれこれ思って出ている不満が心の底から出ているわけではないだろうと思って、これまで話を聞くに徹していた友人の令嬢の1人がカトリーヌに聞いた。
それにカトリーヌは「確かにそうかも」と話したことで周りは「ああ、そうだったの」とカトリーヌの愚痴のような話を流した。
こうした教室という大勢がいる場所で愚痴をしゃべるのはあまり褒められたことではないものの、急な婚約が決まる事での不満は家の中ではこぼしにくい。
声の大きさはともかく、家の方針で決めた婚約者の事を家の中で悪く言うのは流石に憚られる。
下手をすると婚約に対しての批判だと思われて、家での扱いがかなり悪くなる可能性もある。
なので学園でしか吐き出す場が無いという人間は結構いる。
ただ流石にカトリーヌのように所かまわずなんてことはそうないので、思うところはあるが、次男次女で跡取りとしての立場が無いからこそカトリーヌの立場もちょっとわかってしまうとも感じていた。
よくできた姉がいる以上、彼女は家で下手に愚痴をペラペラしゃべることもできはしないのであると周りは思っていた。
なので、こういう場でしゃべるのはちょっとな、と思いつつも多くがカトリーヌに同情したのである。
その際、カトリーヌはどうしても気持ちが落ち着かないのもあって、家の事はともかく喋っても大丈夫だろうと高を括っていたスカルドの話を友人たちにペラペラと話した。
「それで、これから自分の家をどうやって支えていくのかとか、仕事がどうとか言われてもねー」
そう話しながら教室の中へと入り、中にいるクラスメイト達に挨拶をしつつ席に着いた。
その話を聞きながら同じように教室に入ってカトリーヌの近くにある自分の席に着いた、あの初めての夜会の後からの付き合いがある令嬢は苦笑する表情を崩さなくても、内心は怒り狂っていた。
「(はぁ~~!?ふざけんじゃないわよ!!そんな優良物件見つけるのに私たちがどれだけ苦労してると思ってるわけ!?
しかも今後の展開とか将来設計まできっちり説明してくれるすんごくいい人なのに、なんでそんなに不満があるのよ!!)」
この令嬢は婚約者探しに結構難航しており、何とか今婚約者候補を選定し終えたところだった。
しかし、その婚約者候補も基本的な令息と同じで、スカルドのように今後の展開や将来設計について事細かに話して、将来を一緒に過ごす令嬢に対してこれでもかというサービス情報をくれるわけではない。
向こうからもそれなりに手紙が来たり、お茶などのお誘いもある。
学園も同じなので時間があれば登下校を一緒にすることもこれからある可能性もある。
しかし、カトリーヌのように今後についてあれこれ話してくれるほどまだ仲良くはなかった。
だからこそ、カトリーヌのあまりにも恵まれている現状に腹立たしさを覚えていた。
実際、カトリーヌの周りにいるクラスメイト達は「え、それの何が不満なの?」といういぶかしげな表情を少しして、顔を見合わせ合っている状態にあるところもあった。
つまり、周りから見ても余程婚約者にも家にも恵まれている彼女の不満が本当に分からないのである。
姉は国が今一番保護しなければならないと考えかねない、おまけに新年の舞踏会において王族の覚えもめでたい絹の事業主で次期女伯爵。
その妹ともなれば、周りからもそのつながりを求めて積極的な接触もあるだろうし、間接的に姉の不興を買うのを恐れてちやほやされるような立場だ。
なので、次女の立場であってもかなり恵まれている。
「で、でもカトリーヌ嬢?急に決まったからまだ気持ちが落ち着いていないのではなくて?」
「…そうね、確かにそうかもしれないわ」
流石にスカルドに対してあれこれ思って出ている不満が心の底から出ているわけではないだろうと思って、これまで話を聞くに徹していた友人の令嬢の1人がカトリーヌに聞いた。
それにカトリーヌは「確かにそうかも」と話したことで周りは「ああ、そうだったの」とカトリーヌの愚痴のような話を流した。
こうした教室という大勢がいる場所で愚痴をしゃべるのはあまり褒められたことではないものの、急な婚約が決まる事での不満は家の中ではこぼしにくい。
声の大きさはともかく、家の方針で決めた婚約者の事を家の中で悪く言うのは流石に憚られる。
下手をすると婚約に対しての批判だと思われて、家での扱いがかなり悪くなる可能性もある。
なので学園でしか吐き出す場が無いという人間は結構いる。
ただ流石にカトリーヌのように所かまわずなんてことはそうないので、思うところはあるが、次男次女で跡取りとしての立場が無いからこそカトリーヌの立場もちょっとわかってしまうとも感じていた。
よくできた姉がいる以上、彼女は家で下手に愚痴をペラペラしゃべることもできはしないのであると周りは思っていた。
なので、こういう場でしゃべるのはちょっとな、と思いつつも多くがカトリーヌに同情したのである。
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