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一月
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「イサナギ様は……『鬼の庭』へと行かれました」
小夜は初めて聞く言葉に首を傾げる。
「鬼の庭?」
「はい。鬼の庭はいわば鬼達の村です。小夜様もご存じかと思いますが、その昔、人間と鬼の間に亀裂が入ることとなった出来事が起こりました。その一件以来、人間の村に居場所のなくなった鬼達が独自に築いた村が、鬼の庭です」
天が静かに説明する。
「イサナギ様はなぜそこへ?」
小夜の問いかけに天は一瞬口を閉ざした。
「それは……小夜様をお守りするためです」
天が小夜を真っ直ぐに見る。
「え……?」
小夜は天の言葉の意味が理解できず、しかしどこか不穏な雰囲気を感じ取った。
「私を守るとは、どういう意味ですか?」
小夜の声がかすかに震える。
「……イサナギ様が人間である小夜様を妻にしたということが、鬼の庭に住んでいる平民達の耳にも入ったそうです。彼らは人間を良く思っておりません。そのため……小夜様のお命を狙っているとのことでした。このことは、公務の際に分かったそうです」
それを聞いた小夜は口に手を当て、青ざめた。
「私が……狙われている……? それは……イサナギ様が行けば、何か変わるのですか? その、なぜ一月も……」
小夜は動揺していた。
「小夜様、どうか落ち着いてください」
天がそっと小夜に寄り添う。
「鬼というのは、一度怒りを覚えるとなかなかそれを消すことが出来ないのです。きっと小夜様のお命を奪うまでは彼らも止まらないでしょう……。あちらには人数もいますし、それを止めるというのは、イサナギ様と言えど容易ではないのです」
そう話す天の声にも、不安の色が浮かんでいた。
「では、イサナギ様はどなたかとご一緒に……?」
天は小夜の言葉に、静かに首を横に振る。
「いいえ。自分の問題は自分のみで解決するというのが、鬼の中では鉄則になっております」
それを聞き小夜の顔は更に青ざめる。
「それは、つまり……」
「はい……。イサナギ様は、お一人で彼らを止めに行かれました。恐らくは、鬼力を使うことになるかと……。短い時間では難しいと判断されたようで一月程と仰っていたのだと思います」
小夜は青ざめながら俯く。その体は小刻みに震えていた。
「そんな……」
イサナギが突然屋敷を空けると言った時から感じていた不安が的中する。
「小夜様……」
天はそんな小夜を心配そうに見つめた。
小夜はわかっていた。きっとここで自分も鬼の庭へ行くと言っても、自分にできることは何もない。むしろイサナギの足手まといになるだろうと。
「……天、何か私にできることは……」
せめて何かしらできないかと天に問おうとするも、天は首を横に振る。
「小夜様がすべきことは、イサナギ様を信じてお待ちすることです」
そう言われるだろうとは思っていたが、やはり自分にできることは何もないのだと思い知らされたようだった。
震える小夜の手を天が握りしめる。
「小夜様、この天がお傍におります。共にイサナギ様のお帰りを待ちましょう」
「……はい……」
今の小夜には、そう答えることしかできなかった。
天の部屋を後にして廊下を歩く。中庭を見ると雪がしんしんと降っていた。
天に教えてもらったことがある。イサナギが外で鬼力を使うときは、この雪が止むと。今はまだ、鬼力は使っていないということ。
「どうか……ご無事で……」
――――
その頃、イサナギは人間の住む村とは逆の方向に山を下り、麓にある鬼の庭へと来ていた。
夜中だというのに鬼達が村の中央に集まっており、各々弓矢や槍、薙刀などの武器を持っていた。
そんな鬼達がイサナギの姿に気づく。
「イサナギ様!?」
「イサナギ様! 人間を娶ったって話は本当ですかい!?」
「出来れば俺達だってこんなことしたくねーんだ」
「イサナギ様の奥方を、あ、殺めるなんて……」
「嘘なら今この場で嘘だと言ってくれ! そしたら俺達は……」
イサナギの元へ駆け寄ってくる鬼達に、迷うことなく答える。
「本当だ」
イサナギのその言葉を聞いて、鬼達の表情が変わる。それは怒りや嫌悪に満ちたものだった。
「そういうことでしたら、イサナギ様には申し訳ねーが俺達は行かせてもらう」
「鬼の世界に人間なんてもんはいらねーんだ!」
「そもそも人間達の都合で鬼に嫁に出すなど……」
そう口にしながら一斉にイサナギの屋敷がある山へ向かおうとする。
イサナギはそんな鬼達の目の前に立ちはだかった。
「させぬ。そのために私はここへ来た」
その声は地を這うように低く、鬼達が一瞬ひるむ。
「どうしてもと言うなら私を殺してから行くと良い」
イサナギのその言葉と共に、辺りに雪が舞う。
「出来れば、の話だが」
「この雪はイサナギ様の鬼力か」
「いくらイサナギ様と言えど、俺たちを止めるつもりなら容赦はしませんぜ」
「鬼力の使えるイサナギ様であってもこの人数相手では厳しいこともあるだろう」
鬼達が武器を構える。
イサナギの目がすっと細められた。
――――
イサナギが家を出てから二日が経つ。小夜はイサナギが鬼の庭へ向かって以来まともに眠れていなかった。中庭の雪も止み、外で鬼力を使っていることも分かる。
何かしていないと気がおかしくなりそうだったため、イサナギの自室の掃除以外にも、天に頼み込んで屋敷の家事を手伝っていた。天も、状況が状況だったために了承していた。
そんな中、小夜が外で洗濯物を干していると、背後から声をかけられる。
「よぉ」
聞き覚えのある声に小夜は振り向く。
「ランキリ様……」
ランキリは小夜の顔色が優れないことに気づいた。
「ひでぇ顔だな」
その言葉に小夜は顔を隠すように俯く。
「も、申し訳ありません……」
そこで小夜はイサナギに言われた言葉を思い出す。
『何かあれば天を呼べ』
「あ……あの、人を呼んできま……」
「イサナギのことだろ」
イサナギの名前を聞いて、小夜は勢いよく顔を上げた。
「知って、いるんですか?」
ランキリは頭を掻きながら答える。
「俺も一応公務っつーめんどくせぇことしてるからな。あいつが今どこで何してるのかくらいはわかってる」
それを聞いて小夜はランキリに詰め寄る。
「あの、イサナギ様は……! イサナギ様は、ご無事ですか!?」
「落ち着け。俺もあいつが今どんな状態かは分からねぇよ」
その言葉とランキリの落ち着いた声色に、小夜も冷静さを取り戻す。
「申し訳、ありません……」
そこで小夜は気になったことを聞く。
「あの、ランキリ様はなぜここに……? この間もなぜ私に声を……」
ランキリは小夜の問いかけに少し悩む素振りをした。
「そうだな、強いて言えばこの間は挨拶だ」
小夜は首を傾げる。
「挨拶……ですか?」
ランキリは口元に笑みを浮かべる。
「あいつが人間を嫁にしたと聞いて、お前がどんなのか見に来ただけだ」
「そう、なんですか……」
小夜は怪訝そうにランキリを見る。
「おい、そんな顔で見るな。今日はお前に言いたいことがあって来た」
「言いたいこと?」
ランキリは笑みを浮かべたまま、小夜に顔を近づけた。
「小夜。お前、俺の屋敷に来ないか?」
小夜は初めて聞く言葉に首を傾げる。
「鬼の庭?」
「はい。鬼の庭はいわば鬼達の村です。小夜様もご存じかと思いますが、その昔、人間と鬼の間に亀裂が入ることとなった出来事が起こりました。その一件以来、人間の村に居場所のなくなった鬼達が独自に築いた村が、鬼の庭です」
天が静かに説明する。
「イサナギ様はなぜそこへ?」
小夜の問いかけに天は一瞬口を閉ざした。
「それは……小夜様をお守りするためです」
天が小夜を真っ直ぐに見る。
「え……?」
小夜は天の言葉の意味が理解できず、しかしどこか不穏な雰囲気を感じ取った。
「私を守るとは、どういう意味ですか?」
小夜の声がかすかに震える。
「……イサナギ様が人間である小夜様を妻にしたということが、鬼の庭に住んでいる平民達の耳にも入ったそうです。彼らは人間を良く思っておりません。そのため……小夜様のお命を狙っているとのことでした。このことは、公務の際に分かったそうです」
それを聞いた小夜は口に手を当て、青ざめた。
「私が……狙われている……? それは……イサナギ様が行けば、何か変わるのですか? その、なぜ一月も……」
小夜は動揺していた。
「小夜様、どうか落ち着いてください」
天がそっと小夜に寄り添う。
「鬼というのは、一度怒りを覚えるとなかなかそれを消すことが出来ないのです。きっと小夜様のお命を奪うまでは彼らも止まらないでしょう……。あちらには人数もいますし、それを止めるというのは、イサナギ様と言えど容易ではないのです」
そう話す天の声にも、不安の色が浮かんでいた。
「では、イサナギ様はどなたかとご一緒に……?」
天は小夜の言葉に、静かに首を横に振る。
「いいえ。自分の問題は自分のみで解決するというのが、鬼の中では鉄則になっております」
それを聞き小夜の顔は更に青ざめる。
「それは、つまり……」
「はい……。イサナギ様は、お一人で彼らを止めに行かれました。恐らくは、鬼力を使うことになるかと……。短い時間では難しいと判断されたようで一月程と仰っていたのだと思います」
小夜は青ざめながら俯く。その体は小刻みに震えていた。
「そんな……」
イサナギが突然屋敷を空けると言った時から感じていた不安が的中する。
「小夜様……」
天はそんな小夜を心配そうに見つめた。
小夜はわかっていた。きっとここで自分も鬼の庭へ行くと言っても、自分にできることは何もない。むしろイサナギの足手まといになるだろうと。
「……天、何か私にできることは……」
せめて何かしらできないかと天に問おうとするも、天は首を横に振る。
「小夜様がすべきことは、イサナギ様を信じてお待ちすることです」
そう言われるだろうとは思っていたが、やはり自分にできることは何もないのだと思い知らされたようだった。
震える小夜の手を天が握りしめる。
「小夜様、この天がお傍におります。共にイサナギ様のお帰りを待ちましょう」
「……はい……」
今の小夜には、そう答えることしかできなかった。
天の部屋を後にして廊下を歩く。中庭を見ると雪がしんしんと降っていた。
天に教えてもらったことがある。イサナギが外で鬼力を使うときは、この雪が止むと。今はまだ、鬼力は使っていないということ。
「どうか……ご無事で……」
――――
その頃、イサナギは人間の住む村とは逆の方向に山を下り、麓にある鬼の庭へと来ていた。
夜中だというのに鬼達が村の中央に集まっており、各々弓矢や槍、薙刀などの武器を持っていた。
そんな鬼達がイサナギの姿に気づく。
「イサナギ様!?」
「イサナギ様! 人間を娶ったって話は本当ですかい!?」
「出来れば俺達だってこんなことしたくねーんだ」
「イサナギ様の奥方を、あ、殺めるなんて……」
「嘘なら今この場で嘘だと言ってくれ! そしたら俺達は……」
イサナギの元へ駆け寄ってくる鬼達に、迷うことなく答える。
「本当だ」
イサナギのその言葉を聞いて、鬼達の表情が変わる。それは怒りや嫌悪に満ちたものだった。
「そういうことでしたら、イサナギ様には申し訳ねーが俺達は行かせてもらう」
「鬼の世界に人間なんてもんはいらねーんだ!」
「そもそも人間達の都合で鬼に嫁に出すなど……」
そう口にしながら一斉にイサナギの屋敷がある山へ向かおうとする。
イサナギはそんな鬼達の目の前に立ちはだかった。
「させぬ。そのために私はここへ来た」
その声は地を這うように低く、鬼達が一瞬ひるむ。
「どうしてもと言うなら私を殺してから行くと良い」
イサナギのその言葉と共に、辺りに雪が舞う。
「出来れば、の話だが」
「この雪はイサナギ様の鬼力か」
「いくらイサナギ様と言えど、俺たちを止めるつもりなら容赦はしませんぜ」
「鬼力の使えるイサナギ様であってもこの人数相手では厳しいこともあるだろう」
鬼達が武器を構える。
イサナギの目がすっと細められた。
――――
イサナギが家を出てから二日が経つ。小夜はイサナギが鬼の庭へ向かって以来まともに眠れていなかった。中庭の雪も止み、外で鬼力を使っていることも分かる。
何かしていないと気がおかしくなりそうだったため、イサナギの自室の掃除以外にも、天に頼み込んで屋敷の家事を手伝っていた。天も、状況が状況だったために了承していた。
そんな中、小夜が外で洗濯物を干していると、背後から声をかけられる。
「よぉ」
聞き覚えのある声に小夜は振り向く。
「ランキリ様……」
ランキリは小夜の顔色が優れないことに気づいた。
「ひでぇ顔だな」
その言葉に小夜は顔を隠すように俯く。
「も、申し訳ありません……」
そこで小夜はイサナギに言われた言葉を思い出す。
『何かあれば天を呼べ』
「あ……あの、人を呼んできま……」
「イサナギのことだろ」
イサナギの名前を聞いて、小夜は勢いよく顔を上げた。
「知って、いるんですか?」
ランキリは頭を掻きながら答える。
「俺も一応公務っつーめんどくせぇことしてるからな。あいつが今どこで何してるのかくらいはわかってる」
それを聞いて小夜はランキリに詰め寄る。
「あの、イサナギ様は……! イサナギ様は、ご無事ですか!?」
「落ち着け。俺もあいつが今どんな状態かは分からねぇよ」
その言葉とランキリの落ち着いた声色に、小夜も冷静さを取り戻す。
「申し訳、ありません……」
そこで小夜は気になったことを聞く。
「あの、ランキリ様はなぜここに……? この間もなぜ私に声を……」
ランキリは小夜の問いかけに少し悩む素振りをした。
「そうだな、強いて言えばこの間は挨拶だ」
小夜は首を傾げる。
「挨拶……ですか?」
ランキリは口元に笑みを浮かべる。
「あいつが人間を嫁にしたと聞いて、お前がどんなのか見に来ただけだ」
「そう、なんですか……」
小夜は怪訝そうにランキリを見る。
「おい、そんな顔で見るな。今日はお前に言いたいことがあって来た」
「言いたいこと?」
ランキリは笑みを浮かべたまま、小夜に顔を近づけた。
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