四天王が倒せません

大黒天 半太

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第二章 至分の試練が終わりません

第13話 副業のつもりはありません

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 チャタ達の依頼を受けて、ノゾムとケインは最大速度で東の砦へ戻った。

 既にポーシュ達は、初めにノゾム達が砦に来た時のように、フル装備で砦の入り口前の広場に待機していた。

「チャタ達は、三方向から砦以外の勢力が近づいていると、今朝偵察に行くと言って別れたけど、何か問題は無い?」

「大丈夫、こちらもわかっている。とりあえず、今回の獲物を下ろして来てくれ。二人とも戦闘準備を」
「どうして?」
 ノゾムもケインも、心情的には東の砦に肩入れしてしまっているが、配下になったつもりは無い。
「『食客』は、こういう場面で一宿一飯の恩義を返すものですよ」

 なんだか釈然としないが、ノゾムは厨房へ行き、保管庫《ストレージ》から大量の獲物(凍結された肉とそれ以外の毛皮、骨、角等の素材)を降ろして、砦の入口に戻った。

 北、北西、西の三方向から強い魔力を持った誰かが接近しているらしく、特に北からは五十人ほどの集団が迫っているというので穏やかではない。

 ケインは砦の屋上に上がらされているらしく、姿は見えないが、ノゾムにはケインの眼が何を狙っているのかの気配は感じ取れる。
 視界には入って来ないが、王国とは反対側、魔王領側の麓から登って来ているようだ。


 
 まず最初に到着したのは、チャロとハイトが誘導する巨躯の牛頭人身《ミノタウロス》だった。
 革ベルトで繋がれた金属の部分鎧をまとい、これ見よがしに両肩に担いだ二丁の鉞は、ゼルドの使う鉞と同じサイズだが、その巨躯が扱うと片手用の戦斧のように見える。

「北西の砦の五芒星将ペンタグラム四位『二つ星ダブル』アルフロド閣下の下より『双旋風ツイン・トルネード』ゼファール殿、到着されました」

 ゼファールは両肩に担いだ鉞を下ろし、懐から羊皮紙の巻物を出して、チャロに渡す。

 その巻物はポーシュに渡され、ポーシュが封と宛名を確認すると兵士に渡してライザームの下へ走らせた。

「ようこそ、ライザーム閣下の砦へ。珍しいことだが、来客が続いている。残りお二方のご到着まで、ゼファール殿にはそのままお待ちいただきたい」

 エルダーコボルト達が巨大な折り畳みの腰掛けを据え付け、ゼファールは腰を下ろす。

「こっちの世界にも、床几しょうぎってあるんだね」

 これで帷幕で囲まれていたら時代劇みたいだ、と変なところにノゾムは関心した。


 
 次に、カイトの案内で現れたのは、全身鎧に大楯と長剣を携えた大男だったが、ゼファールの巨躯と並ぶと普通に見える。

 兜から覗く二本の角は、その額から直接生えていた。鬼族オーガとしては、むしろ小柄なのかもしれない。

「南の砦の五芒星将ペンタグラム三位『三つ星トリプル』ダマヤー閣下よりのご使者、『鉄壁ザ・ウォール』タルカス殿、ご到着です」

 ポーシュの前まで進むと一礼し、懐から羊皮紙の巻物を出して直接ポーシュに手渡した。
 これも封の印章と宛名を確認し、次の兵士に持たせてライザームの執務室へ届けさせる。

「ようこそ、ライザーム閣下の砦へ。彼の方は、『二つ星ダブル』アルフロド閣下の下より来られた『双旋風ツイン・トルネード』ゼファール殿、先ほど到着されたが、来訪の方々のお揃いまで、お待ちいただいている。タルカス殿にも、しばしこのままお待ちいただきたい」

 また、エルダーコボルト達が床几を設え、タルカスも腰を下ろす。



 最後に視界に入ったのは、チャタが先導する、北から接近していた一団、迅脚竜ラプトルに騎乗した五人の騎兵に続く、四十人の歩兵と五台の荷車を引く輜重兵の一隊だった。
 その全てが獣人であり、先頭は全身白い毛の猿人、虎と狼と豹と鹿の獣人が騎獣から続いて下り、歩兵達は、猿、狼、鹿、猪、それ以外にも様々な獣人が混在している。荷車を引く輜重兵は、五人とも熊の獣人だった。
 全体が視界に入ったと思った瞬間、チャタの分身がポーシュの傍に現れる。

「北東の砦の五芒星将ペンタグラム二位『四つ星クアドルプル』ハラック閣下の腹心、『氷魔将フロスト・ウォーロック』クルシアス殿と麾下の獣化兵中隊、参られました」

 所々金属で補強した、革の騎兵鎧をまとった白い猿人が、ポーシュの前に進み出て一礼し、他の四人はその後ろで跪いて控える。

「ようこそ、ライザーム閣下の砦へ。こちらは、『二つ星ダブル』アルフロド閣下の砦よりお越しの『双旋風ツイン・トルネード』ゼファール殿、『三つ星トリプル』ダマヤー閣下の砦よりお越しの『鉄壁ザ・ウォール』タルカス殿、お二方にはクルシアス殿の到着をお待ちいただいておりました。お二方、こちらは、『四つ星クアドルプル』ハラック閣下の片腕と名高い『氷魔将フロスト・ウォーロック』クルシアス殿です」

 流石に、自らのあるじより格上の五芒星将ペンタグラムの片腕と聞いて、ゼファールとタルカスは立ち上がり、クルシアスに一礼した。

「今回は一番乗りをするつもりで来ましたが、三番手でしたか? やれやれ、私の順番はいつ来ることやら」

 クルシアスは、ポーシュに和やかに笑いかける。懐から羊皮紙の巻物を出すとポーシュへ差し出す。ポーシュは恭しく両手で受け取り、確認もせずに後方の兵士に渡して砦の奥へ走らせる。

「お三方が揃われましたので、改めてご挨拶を申し上げます。私はポーシュ、ライザーム閣下の下で、職種ジョブは『聖騎士パラディン』、職位ポジションライザーム城塞フォート・ライザーム防衛指揮官コマンダー』を務めております。よろしくお見知りおきを。我らがあるじ、ライザーム閣下には只今皆様ご持参の書状をお届けしておりますので、いましばらくご辛抱ください。」

「『見えない壁インビジブル』ポーか?」
 ポーシュの名乗りを受けて、沈黙し続けていたゼファールから驚きの声が漏れる。

「今は、そんな二つ名で呼ばれているのですか?」
 クルシアスが尋ねるが、ポーシュは首を傾げる。

「東の砦の者は、普通に名前を呼びますから、外で何と呼ばれているかはさっぱり」
 にこやかに、ポーシュは返す。

「私が流行らせようとした『東の大盾グレート・シールド』の二つ名は、廃れてしまったようですね」

「『東の大盾グレート・シールド』は、ヘラルとか言う名の奴ではないのか?」
 再びゼファールから、声が漏れる。

「あぁ、クルシアス殿との初顔合わせでは、まだ聖騎士パラディンではなく軍使ヘラルドでしたからね」


「なんか、二つ名でお互いの評判を確認し合ってるのって、魔軍じゃ普通なの?」

 ノゾムの呟きに、ツランが苦笑しながら答える。
「ポーシュ兄上の強さは、対戦したことのある、少数の者しか知らないから。噂は、重要な情報源の一つ。真偽も、誇張も、それを見抜けるかどうかも含めて、ね」
 ツランは半ば兄を誇るように言う。

「クローチやツランにもあるの? かっこいい二つ名」
 ケインが、興味半分で尋ねる。

「かっこいいかどうかは知らないが、私は『黒い魔犬ブラックハウンド』と呼ばれることがある。ツランとナーヴェはそれぞれ『青い魔犬ブルーハウンド』『紅い魔犬スカーレットハウンド』、四人兄妹まとめて『魔犬四兄妹フォーハウンズ』とも言われる。そう呼ばれるのは好きじゃないがね」
 少し複雑そうに、クローチはケインに答える。

「ポーシュ隊長は『白い魔犬ホワイトハウンド』?」

「そうだが、ポーシュには言うな。
 同様にクルシアス殿にも『白い魔猿』と言ってはいかん。
 魔人級になる前の二つ名には、魔人級にもなっていない癖に、という種族絡みの侮蔑の意味が含まれる時もあるから、失礼に当たることがある。
 挑発する気なら言っても構わないが、いくらノゾムでも魔人級以上どころか魔将級を侮辱して、五体満足で居られるとは思わないことだ」
 クローチは、判別しがたいが、真顔で言っているようだ。

 クルシアスの耳には、この会話も筒抜けかも知れないが、注意喚起のために口にしたのであって、侮辱の意図は無いから聞き流してくれているということ、ポーシュとクルシアスは魔人級ではなく魔将級だというニュアンスは、ノゾムにも伝わった。

 そうこうする内に、エルダーコボルト達は五つの床几を設えていた。
 クルシアスを除く四人は、クルシアスが座らないので跪いたままだ。

「タルカス殿も、ゼファール殿も、ライザーム閣下へは初挑戦かな?」

 余裕のそぶりでクルシアスが言うと、ゼファールは質問の意味を理解していない風に首を傾げ、タルカスには表情に緊張が走る。

「ダマヤー閣下からは、教えられた口上を間違えないことと、東の砦の方々の胸を借りて来いとしか、言われておりません」

 タルカスがやっと口を開いた。それを聞いたポーシュは、微妙な表情をし、クルシアスは嬉しそうな顔をする。

「ダマヤー閣下も、我がハラック閣下並に、お人が悪いな。タルカス殿は、初挑戦であれば、それを全力で楽しまれると良い。自分の主以外に、自分の全力を見せる機会など、そう多くはないのだから」

 クルシアスは楽し気に言い、ゼファールの方を向く。

「俺はバカだから、口上は覚えられないだろうと教えてもらってもない。渡す方の巻物と俺が読む方の巻物と、二つもらった。儀式なので、アルフロド様の面目を潰すような振舞いだけはするな、と言われている」
 ゼファールはぽつぽつと語り、巻物が収まっているのであろう鎧の胸の部分を押さえる。

「アルフロド閣下は、お厳しい方のようだ。ゼファール殿は、好きに振舞えばよい。ひいてはそれが、ゼファール殿をここへ遣わせたアルフロド閣下の面目を保つことになる。生きて帰れとも、おっしゃられたでしょう?」

「できれば無事に帰って来いと言われた。意図はよくわからない」
「それはすぐにわかりますよ、多分。感じたままに、振舞うことです」

 クルシアスは意味深に同じ言葉を繰り返し、ポーシュに一礼して設えられた五つの床几の真ん中に座り、四人の騎兵はその両脇に遅れて腰掛ける。歩兵と輜重兵は小休止に入っているようだ。

「で、結局何か始まるの?」
「ああ、夏至の恒例行事だ。ノゾム達の来訪のバタバタですっかり忘れてたが、年に四回、春分、夏至、秋分、冬至の時期に、ああやって資格を得るために、東の砦に来る魔軍の者がいる」
 ライザームへの挑戦で、魔軍での何かの資格を得ることになる。今までのポーシュ達のやり取りを見る限り、自らそれを志願してと言うより、直属の上司が部下に昇進試験を受けて来いと言うようなニュアンスか、上司の推薦がないと受けられない試練というところか。

 突然、ゼファールが鼻を鳴らすように空気を嗅ぐと立ち上がった。真っ直ぐにノゾムを指差し、猛っている。

「魔軍の砦に人間がいる! 武装までしているとはどういうことか?!」

 ポーシュとクローチとノゾムは、顔を見合わせる。今のタイミングで、その話をするのか、と。
 クルシアスも、タルカスも、気付いていても、素知らぬ振りをしていた。

「こちらは、私の客人ゲストなので」

 当然のように、ポーシュは回答する。
 客人ゲストであれば、主人ホストがいる。
 それは、主人ホストであるポーシュかライザームへの非難、或いは詮索と聞こえかねないから、事情がわからぬ内は、と二人は無視し、黙していたのだが。
 武闘派でここまで来たゼファールには、クルシアスやタルカス程の経験、いわゆる処世術は身についていない。

「東の砦の代理戦士チャンピオン客人ゲストならば、さぞかし腕に覚えのある者か?」

『ノゾムは喋らないで、兄上達に任せて』

  ノゾムが口を開く寸前に、脳裏にナーヴェの遠話が届く。

「彼は人間としてはかなりの手練れ、剣と魔法の両方で兵達の指南役も務めてもらっておりますよ」
 なるほど、ノゾムの素性に触れずに砦の一員であるとほのめかし、ゼファールの矛先を納めさせようとしているらしい。

 だが、ゼファールの頭に上った血は下がらない。北西の砦では、人間は全て排除すべき敵と捉えているということか。

「戦奴か傭兵かと思ったが、指南役とは恐れ入る。北西の砦のこの武骨者に、是非とも一手ご指南いただきたいものだ」
 ゼファールは、越えてはならない儀礼の一線を越えたことに気付いていない。場の空気が張り詰める。

 戦闘奴隷に傭兵に魔軍の指南役、そのどれにもなった覚えは無いんだけどなぁ、とノゾムは内心で呟いた。
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