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◎二年目、一二月の章
■双子の再会
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玲美と桐香が校舎に入ると玲美は早速見知った顔を見つけてしまう。
「……やっぱり帰ります」
「ここまできて何を言ってるのよ」
一八〇度反転して走り去ろうという玲美の服の裾を桐香はガッチリ掴んで離さない。
「ひょっとして玲美?」
玲美の足が止まり、思わず振り返る。
「久遠、声変わりした?」
「知らないよ、そんなこと」
少しだけ背も伸びたようだった。前に後夜祭で出会ってしまったときは逃げるのに必死で何も気がつかなかった。
久遠の顔を正面から見てしまったら何も言えなかった。
玲美はただただ泣き崩れる。悲しいのか、嬉しいのか、それは自分でさえもわからない。
「玲美は可愛くなった、かな」
「何よ、それ。バカッ! 信じらんない!」
玲美は理不尽な怒りを久遠にぶつける。
「褒めたんだけどな」
久遠は頬を掻く。あきらかに困っている様子だったが、桐香には関係のない話だ。
「あなたが古輪久遠くんでいいのよね?」
「そうですが、あなたは?」
「私は皇会リーダーの久瀬桐香よ。九期生になるわ」
「これはご丁寧に」
「早速なんだけど、このままだと話にならないだろうから場所を変えたいの。いいかしら?」
久遠が頷くと食堂のほうへ桐香たちは案内された。
久遠は席に座るよう二人に促すと紙コップを差し出してくる。
「お茶でいいですよね」
紙コップから湯気がのぼっており触ってみると熱かった。
その頃には玲美も泣きやんでおり落ち着きをつぶやいていた。取り戻している様子だった。
それから口にお茶を含んで「熱っ」とつぶやいていた。
「久瀬先輩は玲美と僕を会わせるために来たわけじゃないですよね」
「もちろん。前回の学園祭でステージを借りたんだけど、クラン内でも好評だったの。だからもう一度やりたいって話が浮上しているのよね」
「それと僕に接触することが繋がらないんですが」
という割には察しているような素振りを見せている。
「だから知恵を貸してほしいのよ、学園祭を取り仕切ったあなたたちに」
「……やっぱり帰ります」
「ここまできて何を言ってるのよ」
一八〇度反転して走り去ろうという玲美の服の裾を桐香はガッチリ掴んで離さない。
「ひょっとして玲美?」
玲美の足が止まり、思わず振り返る。
「久遠、声変わりした?」
「知らないよ、そんなこと」
少しだけ背も伸びたようだった。前に後夜祭で出会ってしまったときは逃げるのに必死で何も気がつかなかった。
久遠の顔を正面から見てしまったら何も言えなかった。
玲美はただただ泣き崩れる。悲しいのか、嬉しいのか、それは自分でさえもわからない。
「玲美は可愛くなった、かな」
「何よ、それ。バカッ! 信じらんない!」
玲美は理不尽な怒りを久遠にぶつける。
「褒めたんだけどな」
久遠は頬を掻く。あきらかに困っている様子だったが、桐香には関係のない話だ。
「あなたが古輪久遠くんでいいのよね?」
「そうですが、あなたは?」
「私は皇会リーダーの久瀬桐香よ。九期生になるわ」
「これはご丁寧に」
「早速なんだけど、このままだと話にならないだろうから場所を変えたいの。いいかしら?」
久遠が頷くと食堂のほうへ桐香たちは案内された。
久遠は席に座るよう二人に促すと紙コップを差し出してくる。
「お茶でいいですよね」
紙コップから湯気がのぼっており触ってみると熱かった。
その頃には玲美も泣きやんでおり落ち着きをつぶやいていた。取り戻している様子だった。
それから口にお茶を含んで「熱っ」とつぶやいていた。
「久瀬先輩は玲美と僕を会わせるために来たわけじゃないですよね」
「もちろん。前回の学園祭でステージを借りたんだけど、クラン内でも好評だったの。だからもう一度やりたいって話が浮上しているのよね」
「それと僕に接触することが繋がらないんですが」
という割には察しているような素振りを見せている。
「だから知恵を貸してほしいのよ、学園祭を取り仕切ったあなたたちに」
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