プラーナ

カイロ

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始まり

4人との出会い

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帰りの途中…みんなが寝静まった車内で僕は野村さんに質問をした。

「そういえば、なぜ野村さん以外は日本人の名前じゃないんですか?」

「それはだね…話せば長くなるけど、全員もとはアフガニスタンにいたんだ、あそこは異能種の人間を歳とかお構いなしに戦争に利用していたんだ。」

「俺はそれが許せなかった…幼い子供達が異能種だっただけで、戦争にくり出されて無残にも命を落とす…あまりにも可哀想じゃねぇかと。」

「だから俺は金を払って、この子達を引き取り安全な日本に密国させようとしたが、政府の国際機関にばれてしまってね、どんな罰でも受ける覚悟でいたが、政府のお偉いさんが日本に住んでいる異能種の動物を駆除できるなら密国を見なかったことにすると提案してきた。」

「俺はどうすればいいのか分からなかった…これじゃあ結局アフガニスタンに居たときと同じなんじゃないかと思いもしたが、もし断ったらこの子供達は非人道的な実験に利用されるかもしれない…それよりかはましだと思い承諾したんだ。」

「そうだったんですね…」

そして、アジトに到着すると野村さんが「今日は本当にありがとう。これからもよろしく頼むよ。」

「はい!これからよろしくお願いします。」と言って一礼し、家へと向かった。

家に着くと、綾野さんが居なかった。それから何時間して玄関を開ける音がした。

「ただいまー」

「おかえりなさい。」

「ふふふ…今日ね良いことがあったの~」

「ほらー見て!カラスの死骸を見つけたの!珍しいでしょ!」と嬉しそうに写真を見せてくる。

「えっ?あはは…確かに珍しいですね…」苦笑いしか出来なかった。

「さぁーて、晩ごはん作らなくっちゃ。」綾野さんはエプロンを着る。

「今日は…ハンバーグにしようかな?」

「いいですね。僕も手伝いましょうか?」

「ありがとう!…でも大丈夫だからゆっくりしてて。」

「分かりました。」

僕は部屋に入り、宿題をやり始める。数十分後⋯綾野さんから晩ごはんが出来たと、声が掛かる。

椅子に座り、ハンバーグを食べ始めると綾野さんは微笑んだ。

「ねぇ?ハンバーグ美味しい?」

「はい、美味しいですよ。」

「ふふふ…どういたしまして。」

僕は今日の綾野さんに違和感を感じながらも、その日を終えた。
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