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第1章 叶わぬ夢
忘れた記憶
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「やーい無能力のくせになんでこの島に居るんだよ、早く出ていけよバーカ。」
「うるさい!僕だって⋯すぐに能力を使えるようになってみせるよ!」
(ここはどこだ?確か突然激しい頭痛が襲ってきて⋯それで⋯⋯)
「ふーん⋯早くみせてくれよ~」
「分かったよ⋯フン!!」少年は必死に体に力を込めているが能力は発動しない。
「やっぱり出来ないじゃん~おれの能力をくらえ!」
虐めていた少年は腕を降り上げると、風が巻き起こり虐められている少年に命中した。
「うわぁー!」風圧に耐え切れず、しりもちをついた。
「ハハハ!」虐めていた少年は笑い始める。そしてそれに連動するように付近いた少年達も笑い始めた。
「うわぁーん!」虐めていられている少年は泣き始めた。
「えーい泣き虫!!泣けばいいと思うなよーだ!」
「おい、お前達!なにやってやがる!」一人の少年が泣いている少年に近寄ってきた。
「げ!健治かよ逃げろ!!」虐めていた少年とその取り巻きが颯爽と去っていった。
(⋯!健治!?どこか懐かしいような⋯⋯なんだろうこの感覚は⋯⋯)
「おい、心也大丈夫か!?」健治は少年に近寄い言った。
(あれが僕なのか!?確かにどことなく面影があるような⋯じゃあこれは僕の過去の記憶を見ているのか!?)
「うん…大丈夫⋯」
「チッ!俺が目を離した隙にいじめやがって!今度あったらシメてやる!」
(そうだ⋯!思い出してきた⋯確か健治くんは僕が虐められているところを助けてもらったきっかけで仲良くなったんだっけ⋯)
「健治くん…僕も能力を使えるようになれるかな?」
「あぁなれるさ、ただ皆より能力の発現が遅いだけさ。」
「そうだよね…うん!自信がわいてきたよ!」
「そうかならよかったよ。じゃあ俺は部屋に戻るけど一緒に行くか?」
「うんうん…もう少しここにいるよ。」
「そうか…何かあったら俺の部屋に来いよ。」
「うん⋯」健治くんはその場を離れた。
(たぶんこの頃の僕は自分の情けなさと無力感で頭が一杯だった⋯今の現状を打破するためには能力の発現を祈るしかできなかった。能力さえあればとなんとかなると思っていたんだ⋯)
「叶えてあげますよ、その望み。」心也の前に、全身黒ずくめの服装をした気持ち悪い笑いの仮面をした人が近づいてきた。
「えっ?誰?」
「フフフ…私は『望みを叶える者』ですよ。」
「『望みを叶える者』?」
「ソウ!私は貴方がいつも虐められているところを見ていて凄く可哀想で仕方なかったよ~見ててつらかった⋯でもダイジョーーブ!私が『望みを叶える者』だから!」
「じゃあ僕の望みを叶えて!お願い!!」
「あぁもちろんだよ⋯ズバリ!君は能力を欲しているのだろ⋯?」
「えっ?なんで分かったの!?スゴイ!!」
「あぁ判るとも⋯君の眼は渇望の眼をしているからね⋯私には判る!!」
「でもどうやるの?」
「それはね私の能力を使うのだよ⋯」
「へぇ~そんな能力もあるんだ~」
「ソウダヨ~私の能力は眠れる能力を引き出せる能力!君はこれであいつらに見返すことができるのだヨ!」
「見返したいとは思わないけど⋯健治くんに迷惑かけなくて済むなら!」
「おぉーなんて優しい子ナンダ!!君はイイコだね⋯じゃあ早速始めようか。」
「うん!お願いします。」
黒ずくめの人は心也の頭に手を乗せた。
「叶えてあげましょう⋯その望みを⋯!」
(なんだ⋯!)急に辺りが真っ暗になった。
そして数秒が経つと眩い光が差す。
(一体僕の身に何が起きたんだ!?)
眩しい光が収まった後、目を開けた。
(なんだよこれ⋯⋯)
どこか分からない施設の屋内⋯そしてそこは火の海と化していた。
(なんで僕はこんな事を忘れていたんだ!?忘れられるわけないはずだこんなこと⋯!)
「えっ?ココはどこ!?なんで火事に!!」
心也の目の前に二人の焼け焦げた死体がしがみつくようにあった。
(⋯!なにがどうなっている!?意味が分からない!?急に辺りが真っ暗になって目を開けたら火の海になって⋯死体があって⋯!?あの黒ずくめ何をしたんだ!)
「うわーー!!!」心也は慌てて死体を振りほどき、ただがむしゃらに走った。そして屋外に出るとそこにはたくさんの大人達と健治くんがいた。
「健治くん!!いったい何があったー⋯!」目の前にはボロボロになった健治くんがいた。
「健治くんそのケガどうしたの!?大丈夫!?」
「ふざけるな⋯⋯」
「えっ?」
「ふざけるな!!何知らないふりしてやがる!!」
「ぼ⋯ぼくはふざけてないよ!本当に知らないんだ!」
「何んだと⋯!何とぼけてやがるんだ!」
大人達が必死に健治くんをとめる。
「いいか!お前は⋯⋯お前は両親を殺したんだぞ!!お前の能力で!!」
「ぼ⋯ぼくが父さんと母さんを殺した⋯?そんなことするわけー⋯!」
(もしかして⋯あのしがみついていた死体は…僕は本当に⋯⋯)
「嘘に見えるのか⋯⋯!オレは!オレ⋯は⋯!」健治くんは全身の力が抜け崩れ落ちるかのように泣き始めた。
「何で⋯⋯!?何で⋯⋯!?」心也はその場で頭を抱えうずくまった。
(僕が両親を殺したのか⋯⋯フッ⋯これじゃあ僕も同類じゃないか⋯のうのうと過去を忘れて生きて⋯何が悔しいだ⋯⋯何が罪の無い「命」と「未来」奪ってだ⋯⋯)
(そうか⋯⋯これは罰か⋯僕は驕っていた⋯この能力が起こした惨状も知らず、ただ平然と能力を使っていた罰を受けているんだ⋯⋯)
そして少し経つと、心也は大人達に手を引かれながらとある施設に着いた。
「ねぇあなた何をやったか分かってる?」
「……」辺りは真っ暗だが、声は鮮明に聞き取れる。
「放心状態か⋯本当に覚えてないのね⋯」
「あなたは能力で両親を殺してしまった⋯いえ正確に言えば「一般種」の人間を殺してしまった。本当だったら死刑なんだけど⋯よかったわね記憶を消されるだけで済んで。」
「……」
「いい?今から大事なことを言うからよく聞いて。」
「あなたはいずれこの記憶をふとした出来事で思い出すことになるはずよ。」
「断片的にだろうと思うけど必ずね。」
「全てを思い出したとき、あなたはあなたの能力の「真実」を知ることになる。」
「だから⋯その時まで⋯絶対に生きなさい!あなたのために死んでいった両親の為にも⋯!」
「でも今は⋯⋯今だけは全て忘れなさい⋯幼いあなたには余りにも酷だから⋯⋯」
「いつかの君にまた会いましょう⋯⋯」
(待ってください!どいうことですか!真実って!?ウッ!!)突然眩い光が差しこむ。
「⋯ハッ!」気が付き目を開けると巨人が約数メートル先にいた。
心也は立ち上がると腰を落とし受け止める姿勢をとった。
能力を使えば避けられたかもしれない⋯だが心也はそんなことを一切考えようとはしなかった⋯ただ受け入れたのだ。
「グッ⋯⋯!グハァ!」当然受けきれず、木に打ち付けられ吐血した。
(そうか⋯痛かったんだ⋯この程度の痛みじゃなかったんだよね⋯⋯?母さん⋯父さん⋯そして⋯⋯健治くん。)
(ごめんなさい⋯ぼくは絶対に思い出してみせるよ⋯たとえそれが残酷な結末が待っていたとしてもそれを乗り越えて生きていきます⋯だから⋯空の上から見ていてください⋯)心也の心には迷いの無い⋯透き通った怒りがあった。
「うおおおー!!!」火を纏った拳で巨人を殴る。
火は一瞬で巨人の体を包み込んだ。
「ウガァー!!」巨人はその場を転がりながら暴れだした。そしてその火は決して他に燃え移ることがなくただただ巨人の体を焼き尽くす。
「無駄ですよ⋯分かるんです⋯この火は簡単に消えはしないことが。」
「ウガァー!!……」
巨人は跡形もなく燃え尽きた。
「ハァ⋯⋯ハァ⋯⋯グハッ」張り詰めた緊張の糸が切れ、さっきの痛みが急激に襲い掛かる。
「ぼ⋯⋯くは⋯⋯ま⋯⋯だ⋯⋯!⋯⋯」心也は気を失った。
「うるさい!僕だって⋯すぐに能力を使えるようになってみせるよ!」
(ここはどこだ?確か突然激しい頭痛が襲ってきて⋯それで⋯⋯)
「ふーん⋯早くみせてくれよ~」
「分かったよ⋯フン!!」少年は必死に体に力を込めているが能力は発動しない。
「やっぱり出来ないじゃん~おれの能力をくらえ!」
虐めていた少年は腕を降り上げると、風が巻き起こり虐められている少年に命中した。
「うわぁー!」風圧に耐え切れず、しりもちをついた。
「ハハハ!」虐めていた少年は笑い始める。そしてそれに連動するように付近いた少年達も笑い始めた。
「うわぁーん!」虐めていられている少年は泣き始めた。
「えーい泣き虫!!泣けばいいと思うなよーだ!」
「おい、お前達!なにやってやがる!」一人の少年が泣いている少年に近寄ってきた。
「げ!健治かよ逃げろ!!」虐めていた少年とその取り巻きが颯爽と去っていった。
(⋯!健治!?どこか懐かしいような⋯⋯なんだろうこの感覚は⋯⋯)
「おい、心也大丈夫か!?」健治は少年に近寄い言った。
(あれが僕なのか!?確かにどことなく面影があるような⋯じゃあこれは僕の過去の記憶を見ているのか!?)
「うん…大丈夫⋯」
「チッ!俺が目を離した隙にいじめやがって!今度あったらシメてやる!」
(そうだ⋯!思い出してきた⋯確か健治くんは僕が虐められているところを助けてもらったきっかけで仲良くなったんだっけ⋯)
「健治くん…僕も能力を使えるようになれるかな?」
「あぁなれるさ、ただ皆より能力の発現が遅いだけさ。」
「そうだよね…うん!自信がわいてきたよ!」
「そうかならよかったよ。じゃあ俺は部屋に戻るけど一緒に行くか?」
「うんうん…もう少しここにいるよ。」
「そうか…何かあったら俺の部屋に来いよ。」
「うん⋯」健治くんはその場を離れた。
(たぶんこの頃の僕は自分の情けなさと無力感で頭が一杯だった⋯今の現状を打破するためには能力の発現を祈るしかできなかった。能力さえあればとなんとかなると思っていたんだ⋯)
「叶えてあげますよ、その望み。」心也の前に、全身黒ずくめの服装をした気持ち悪い笑いの仮面をした人が近づいてきた。
「えっ?誰?」
「フフフ…私は『望みを叶える者』ですよ。」
「『望みを叶える者』?」
「ソウ!私は貴方がいつも虐められているところを見ていて凄く可哀想で仕方なかったよ~見ててつらかった⋯でもダイジョーーブ!私が『望みを叶える者』だから!」
「じゃあ僕の望みを叶えて!お願い!!」
「あぁもちろんだよ⋯ズバリ!君は能力を欲しているのだろ⋯?」
「えっ?なんで分かったの!?スゴイ!!」
「あぁ判るとも⋯君の眼は渇望の眼をしているからね⋯私には判る!!」
「でもどうやるの?」
「それはね私の能力を使うのだよ⋯」
「へぇ~そんな能力もあるんだ~」
「ソウダヨ~私の能力は眠れる能力を引き出せる能力!君はこれであいつらに見返すことができるのだヨ!」
「見返したいとは思わないけど⋯健治くんに迷惑かけなくて済むなら!」
「おぉーなんて優しい子ナンダ!!君はイイコだね⋯じゃあ早速始めようか。」
「うん!お願いします。」
黒ずくめの人は心也の頭に手を乗せた。
「叶えてあげましょう⋯その望みを⋯!」
(なんだ⋯!)急に辺りが真っ暗になった。
そして数秒が経つと眩い光が差す。
(一体僕の身に何が起きたんだ!?)
眩しい光が収まった後、目を開けた。
(なんだよこれ⋯⋯)
どこか分からない施設の屋内⋯そしてそこは火の海と化していた。
(なんで僕はこんな事を忘れていたんだ!?忘れられるわけないはずだこんなこと⋯!)
「えっ?ココはどこ!?なんで火事に!!」
心也の目の前に二人の焼け焦げた死体がしがみつくようにあった。
(⋯!なにがどうなっている!?意味が分からない!?急に辺りが真っ暗になって目を開けたら火の海になって⋯死体があって⋯!?あの黒ずくめ何をしたんだ!)
「うわーー!!!」心也は慌てて死体を振りほどき、ただがむしゃらに走った。そして屋外に出るとそこにはたくさんの大人達と健治くんがいた。
「健治くん!!いったい何があったー⋯!」目の前にはボロボロになった健治くんがいた。
「健治くんそのケガどうしたの!?大丈夫!?」
「ふざけるな⋯⋯」
「えっ?」
「ふざけるな!!何知らないふりしてやがる!!」
「ぼ⋯ぼくはふざけてないよ!本当に知らないんだ!」
「何んだと⋯!何とぼけてやがるんだ!」
大人達が必死に健治くんをとめる。
「いいか!お前は⋯⋯お前は両親を殺したんだぞ!!お前の能力で!!」
「ぼ⋯ぼくが父さんと母さんを殺した⋯?そんなことするわけー⋯!」
(もしかして⋯あのしがみついていた死体は…僕は本当に⋯⋯)
「嘘に見えるのか⋯⋯!オレは!オレ⋯は⋯!」健治くんは全身の力が抜け崩れ落ちるかのように泣き始めた。
「何で⋯⋯!?何で⋯⋯!?」心也はその場で頭を抱えうずくまった。
(僕が両親を殺したのか⋯⋯フッ⋯これじゃあ僕も同類じゃないか⋯のうのうと過去を忘れて生きて⋯何が悔しいだ⋯⋯何が罪の無い「命」と「未来」奪ってだ⋯⋯)
(そうか⋯⋯これは罰か⋯僕は驕っていた⋯この能力が起こした惨状も知らず、ただ平然と能力を使っていた罰を受けているんだ⋯⋯)
そして少し経つと、心也は大人達に手を引かれながらとある施設に着いた。
「ねぇあなた何をやったか分かってる?」
「……」辺りは真っ暗だが、声は鮮明に聞き取れる。
「放心状態か⋯本当に覚えてないのね⋯」
「あなたは能力で両親を殺してしまった⋯いえ正確に言えば「一般種」の人間を殺してしまった。本当だったら死刑なんだけど⋯よかったわね記憶を消されるだけで済んで。」
「……」
「いい?今から大事なことを言うからよく聞いて。」
「あなたはいずれこの記憶をふとした出来事で思い出すことになるはずよ。」
「断片的にだろうと思うけど必ずね。」
「全てを思い出したとき、あなたはあなたの能力の「真実」を知ることになる。」
「だから⋯その時まで⋯絶対に生きなさい!あなたのために死んでいった両親の為にも⋯!」
「でも今は⋯⋯今だけは全て忘れなさい⋯幼いあなたには余りにも酷だから⋯⋯」
「いつかの君にまた会いましょう⋯⋯」
(待ってください!どいうことですか!真実って!?ウッ!!)突然眩い光が差しこむ。
「⋯ハッ!」気が付き目を開けると巨人が約数メートル先にいた。
心也は立ち上がると腰を落とし受け止める姿勢をとった。
能力を使えば避けられたかもしれない⋯だが心也はそんなことを一切考えようとはしなかった⋯ただ受け入れたのだ。
「グッ⋯⋯!グハァ!」当然受けきれず、木に打ち付けられ吐血した。
(そうか⋯痛かったんだ⋯この程度の痛みじゃなかったんだよね⋯⋯?母さん⋯父さん⋯そして⋯⋯健治くん。)
(ごめんなさい⋯ぼくは絶対に思い出してみせるよ⋯たとえそれが残酷な結末が待っていたとしてもそれを乗り越えて生きていきます⋯だから⋯空の上から見ていてください⋯)心也の心には迷いの無い⋯透き通った怒りがあった。
「うおおおー!!!」火を纏った拳で巨人を殴る。
火は一瞬で巨人の体を包み込んだ。
「ウガァー!!」巨人はその場を転がりながら暴れだした。そしてその火は決して他に燃え移ることがなくただただ巨人の体を焼き尽くす。
「無駄ですよ⋯分かるんです⋯この火は簡単に消えはしないことが。」
「ウガァー!!……」
巨人は跡形もなく燃え尽きた。
「ハァ⋯⋯ハァ⋯⋯グハッ」張り詰めた緊張の糸が切れ、さっきの痛みが急激に襲い掛かる。
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