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第1章 叶わぬ夢
異能の頂き「予選」
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予選一回戦…数多の選手が己のプライドをかけ戦っている。そして迎えた七グループ予選一回戦、健治の初戦が幕を開ける。
「さぁ!お待たせしました皆さん!注目の選手がついにお披露目だ!」
「七グループ一番!加藤健治選手!!」闘技場の東口から出場する。
「七グループ二番!内藤清二選手!!」西口から出場する。
両者距離を詰め、レフェリーが間に入る。
「ルーキーさん大丈夫かい?僕に負けても恥じゃない…だって僕の勝ちは必然なんだから。」内藤清二選手が話しかけてきた。
「それはどうでしょうか…試合は始まっていませんよ。」健治は挑発を挑発で返す。
「言うね…嫌いじゃないよ。」
「両者構えて……」レフェリーが手を降ろす。
「はじめ!!」レフェリーが手を振り上げた。瞬間、健治は相手から距離を離し始めた。
「おっと?これは一体どういうことでしょうか?加藤健治選手どんどん内藤清二選手から距離が離れていきます。」そして闘技場の端の所まで距離を離した。
会場からブーイングが起こる。
「おいおい、さっきの威勢は何処にいっちゃったの?」内藤清二選手も呆れた表情をしていた。
そして健治はクラウチングスタートの姿勢をした。
「なんだこの構えは!?クラウチングスタート?陸上競技をやるきか!?」実況が困惑する。
「よーい…!」健治が蹴った地面がえぐれ、体をあり得ないほど前傾姿勢のまま走りだす。
「速い!!なんだあの走りは!信じられない!顔が地面につきそうです!」
「速いけどしかし!喰らえ弾む拳!」内藤清二選手の右腕が伸びて地面に当たり弾む、それは健治の顔面を的確に捉えたと思った瞬間、一瞬で拳が当たらない間合いに下がっていた。
「なんだと!!あり得ない!あの姿勢とスピードを一瞬で立て直して後ろに下がるなんて!!」
「終わりです…」再び健治が地面を蹴ると、さっきとは比べものにならないくらい地面がえぐれ、会場に影響がでる。
そして一瞬で、内藤清二選手と健治が闘技場の端の壁におり、内藤清二選手が壁に深くめり込んでいた。
「しょ、勝負あり!!勝者…加藤健治選手!!」会場から大歓声があがる。
「あれが…武術なのか?」心也は困惑する。
「信じられねーまさか「激流」の武術を使うやつがこの大会に出てるなんて。」いつの間にか近くにライアンがいた。
「知っているのか?」
「あぁ…噂だが聞いたことがある…師範に認められた者のみが師範の能力で肉体のありとあらゆる神経のリミッターを外し、人間を超越した動きができる…だがその代償はあまりにも大きいと聞く。」ライアンはかなり動揺した顔をしていた。
「ふん…面白くなってきたよ健治。君と戦うのが!」心也は不適な笑みをもらしながらその場を去った。
そして、十グループ予選一回戦を迎え、心也の初戦が始まる。
「お待たせしました!予選一回戦最後の試合になりました!最後に相応しく、二人目の注目選手が登場だ!」
「十グループ九番!新崎心也選手!!」東口から出場する。
「十グループ十番!ライアン グリウド選手!!」西口から出場する。
両者距離を詰め、レフェリーが間に入る。
「手加減はしない…というか出来ないけど覚悟はいいかな?」ライアンが問いかける。
「言っただろ…全力でこい後悔しないようにと。」
「……分かった全力でいかせてもらう!」
「両者構えて……」レフェリーが手を降ろす。
「はじめ!!」レフェリーが手を振り上げた瞬間。ライアンは少しだが心也から距離をとった。
「いくぞ心也!」ライアンはなぜか両手を地面についた。そしてみるみるうちにライアンの姿が変化する。
「獅子形体!」
「出た!!ライアン選手の獅子形体!これは心也選手どうする!?」
「グルル…」心也とライアンは睨みあい、隙を伺っている。
「緊張がこちらにもひしひしと伝わってきます!!先に仕掛けるのはどちらなのでしょうか!?」
痺れを切らしライアンが仕掛けた。一瞬で間合いを詰め、飛びかかってきた。
「獣が僕に勝てるとでも思った?」心也の周りに氷柱が連なる。ライアンはかろうじてかわした。
「なっ…なんだ!一瞬で心也選手の周りに大きな氷柱が出来たぞ!?」
そしてみるみるうちに闘技場の地面が凍っていく。ライアンは凍っていく地面を避ける。
「なんて能力だ!!ライアン選手必死に逃げますが闘技場の端まで来てしまったぞ!万事休すか!?」
ライアンはとっさにジャンプすると。また姿が変わる。
「鷹形体!」鷹になって上空に逃げた。
「ライアン選手なんとか危機を回避しましたが…あれでは近づくことが出来ません!この状況をどう打開する!?」
「無駄だよ上空に逃げても…もう勝者は決した…この僕が勝者だってことを!」地面から大量の氷柱が上空に向かって生える、突然の出来事にライアンは反応できず、身体中に氷柱が貫通した。
「しょ…勝負あり!!」
「勝者…新崎心也選手!!」会場がどよめく。
「終わったか…」心也は凍った闘技場を一瞬で溶かし、退場した。
「なんという圧倒的な能力なのでしょうか!あの異能種に勝てる人間はいるのでしょうか!?」
それから心也と健治は予選を圧倒し、本選の切符を手に入れた。
「それでは、予選を突破した十名の選手は明後日の本選の出場権を手にした選手達です!会場の皆様盛大な拍手をお送りください!」会場から拍手喝采が起こる。
「ルールの説明などは明後日に行いますのでそれでは!また明後日お会いしましょう!」予選が終わり、心也は帰ろうとしたそのとき、健治がいた。
「心也…お前その能力どこで手に入れた?」
「これは…あの方だ…そう!ジョーカー様だ!素晴らしいよ全てが僕の思い通りになるんだ!幸福な人生だよ!アハハ!!」
「やっぱりか…なにか絡んでいると思ったらジョーカーとか言う奴がお前を狂わせた元凶だな。思い出せよあの頃のお前を!偽りの能力でお前はいいのか!?」
「うるさいんだよ!お前はいいよなー?早くから能力があって…なのに僕はいつまで経っても発現の兆しさえ見えなかったんだよ!周りの連中は発現しているのに僕だけなんでって考えた!そして望みは叶った…ジョーカー様の手によってな!」
「絶対止めてみせる!これ以上お前に失わさせないために!」
「せいぜい足掻くがいい!お前が否定した能力を使わずにな!」心也はその場から去り自室に帰ると、激しい頭痛が襲う。
「クソ!あいつ思いだすたびに頭痛が!!あいつさえいなければ!」心也は激しい頭痛と葛藤し、引いたところで疲れ果て、倒れるように寝た。
「さぁ!お待たせしました皆さん!注目の選手がついにお披露目だ!」
「七グループ一番!加藤健治選手!!」闘技場の東口から出場する。
「七グループ二番!内藤清二選手!!」西口から出場する。
両者距離を詰め、レフェリーが間に入る。
「ルーキーさん大丈夫かい?僕に負けても恥じゃない…だって僕の勝ちは必然なんだから。」内藤清二選手が話しかけてきた。
「それはどうでしょうか…試合は始まっていませんよ。」健治は挑発を挑発で返す。
「言うね…嫌いじゃないよ。」
「両者構えて……」レフェリーが手を降ろす。
「はじめ!!」レフェリーが手を振り上げた。瞬間、健治は相手から距離を離し始めた。
「おっと?これは一体どういうことでしょうか?加藤健治選手どんどん内藤清二選手から距離が離れていきます。」そして闘技場の端の所まで距離を離した。
会場からブーイングが起こる。
「おいおい、さっきの威勢は何処にいっちゃったの?」内藤清二選手も呆れた表情をしていた。
そして健治はクラウチングスタートの姿勢をした。
「なんだこの構えは!?クラウチングスタート?陸上競技をやるきか!?」実況が困惑する。
「よーい…!」健治が蹴った地面がえぐれ、体をあり得ないほど前傾姿勢のまま走りだす。
「速い!!なんだあの走りは!信じられない!顔が地面につきそうです!」
「速いけどしかし!喰らえ弾む拳!」内藤清二選手の右腕が伸びて地面に当たり弾む、それは健治の顔面を的確に捉えたと思った瞬間、一瞬で拳が当たらない間合いに下がっていた。
「なんだと!!あり得ない!あの姿勢とスピードを一瞬で立て直して後ろに下がるなんて!!」
「終わりです…」再び健治が地面を蹴ると、さっきとは比べものにならないくらい地面がえぐれ、会場に影響がでる。
そして一瞬で、内藤清二選手と健治が闘技場の端の壁におり、内藤清二選手が壁に深くめり込んでいた。
「しょ、勝負あり!!勝者…加藤健治選手!!」会場から大歓声があがる。
「あれが…武術なのか?」心也は困惑する。
「信じられねーまさか「激流」の武術を使うやつがこの大会に出てるなんて。」いつの間にか近くにライアンがいた。
「知っているのか?」
「あぁ…噂だが聞いたことがある…師範に認められた者のみが師範の能力で肉体のありとあらゆる神経のリミッターを外し、人間を超越した動きができる…だがその代償はあまりにも大きいと聞く。」ライアンはかなり動揺した顔をしていた。
「ふん…面白くなってきたよ健治。君と戦うのが!」心也は不適な笑みをもらしながらその場を去った。
そして、十グループ予選一回戦を迎え、心也の初戦が始まる。
「お待たせしました!予選一回戦最後の試合になりました!最後に相応しく、二人目の注目選手が登場だ!」
「十グループ九番!新崎心也選手!!」東口から出場する。
「十グループ十番!ライアン グリウド選手!!」西口から出場する。
両者距離を詰め、レフェリーが間に入る。
「手加減はしない…というか出来ないけど覚悟はいいかな?」ライアンが問いかける。
「言っただろ…全力でこい後悔しないようにと。」
「……分かった全力でいかせてもらう!」
「両者構えて……」レフェリーが手を降ろす。
「はじめ!!」レフェリーが手を振り上げた瞬間。ライアンは少しだが心也から距離をとった。
「いくぞ心也!」ライアンはなぜか両手を地面についた。そしてみるみるうちにライアンの姿が変化する。
「獅子形体!」
「出た!!ライアン選手の獅子形体!これは心也選手どうする!?」
「グルル…」心也とライアンは睨みあい、隙を伺っている。
「緊張がこちらにもひしひしと伝わってきます!!先に仕掛けるのはどちらなのでしょうか!?」
痺れを切らしライアンが仕掛けた。一瞬で間合いを詰め、飛びかかってきた。
「獣が僕に勝てるとでも思った?」心也の周りに氷柱が連なる。ライアンはかろうじてかわした。
「なっ…なんだ!一瞬で心也選手の周りに大きな氷柱が出来たぞ!?」
そしてみるみるうちに闘技場の地面が凍っていく。ライアンは凍っていく地面を避ける。
「なんて能力だ!!ライアン選手必死に逃げますが闘技場の端まで来てしまったぞ!万事休すか!?」
ライアンはとっさにジャンプすると。また姿が変わる。
「鷹形体!」鷹になって上空に逃げた。
「ライアン選手なんとか危機を回避しましたが…あれでは近づくことが出来ません!この状況をどう打開する!?」
「無駄だよ上空に逃げても…もう勝者は決した…この僕が勝者だってことを!」地面から大量の氷柱が上空に向かって生える、突然の出来事にライアンは反応できず、身体中に氷柱が貫通した。
「しょ…勝負あり!!」
「勝者…新崎心也選手!!」会場がどよめく。
「終わったか…」心也は凍った闘技場を一瞬で溶かし、退場した。
「なんという圧倒的な能力なのでしょうか!あの異能種に勝てる人間はいるのでしょうか!?」
それから心也と健治は予選を圧倒し、本選の切符を手に入れた。
「それでは、予選を突破した十名の選手は明後日の本選の出場権を手にした選手達です!会場の皆様盛大な拍手をお送りください!」会場から拍手喝采が起こる。
「ルールの説明などは明後日に行いますのでそれでは!また明後日お会いしましょう!」予選が終わり、心也は帰ろうとしたそのとき、健治がいた。
「心也…お前その能力どこで手に入れた?」
「これは…あの方だ…そう!ジョーカー様だ!素晴らしいよ全てが僕の思い通りになるんだ!幸福な人生だよ!アハハ!!」
「やっぱりか…なにか絡んでいると思ったらジョーカーとか言う奴がお前を狂わせた元凶だな。思い出せよあの頃のお前を!偽りの能力でお前はいいのか!?」
「うるさいんだよ!お前はいいよなー?早くから能力があって…なのに僕はいつまで経っても発現の兆しさえ見えなかったんだよ!周りの連中は発現しているのに僕だけなんでって考えた!そして望みは叶った…ジョーカー様の手によってな!」
「絶対止めてみせる!これ以上お前に失わさせないために!」
「せいぜい足掻くがいい!お前が否定した能力を使わずにな!」心也はその場から去り自室に帰ると、激しい頭痛が襲う。
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