きもちいいあな

松田カエン

文字の大きさ
18 / 175
群青騎士団入団編

15.私の二度目の初陣

しおりを挟む



 リビングが乱交部屋というならば、とくにそういう気分ではないときに、専用奴隷以外と1対1でするための部屋が、寮にはある。私は自室でもいいのでは、とも思ったが、魔肛持ちの自室の奥には専用奴隷の個室があるため、いろんな心境を加味した結果、寮には完全にベッドしかない部屋が、数部屋用意されていた。

 研修期間は好き勝手に、いろんな場所でいろんな相手とよく繋がっていたので、そういう点では、この寮はだいぶ配慮されているのではないかと思う。私は廊下だろうが階段だろうが、迷惑がかからなければ外でも気にしないのだが。

「んっあ、っあん、ああっ、そこ、は、あっ!」

 そんなヤリ部屋の1つに連れ込まれて、今日は気持ちよくおまんこを犯されていた。相手はマインラートで、手話の勉強後に訓練でもしようかと廊下を歩いていたところ、手を取られた。断る理由などもちろんなく、部屋に入り、こうして性交に耽っている次第だ。
 彼は、私を壁に押し付けるようにして、片足を掬い上げ、斜めから突き上げるように陵辱していた。

 私と彼とでは、だいぶ体格差があるにも関わらず、よくこの体位でバランスが取れるものだ。エリーアス様の専属なだけあって、いろんな体位での経験が豊富なのだろう。
 私の相手をしてくれる奴隷は、あまりいない。いや、いるにはいるのだが、他の魔肛持ちがセックスしている回数と、私がしている回数を比べると、なぜか私は少ないのだ。……理由は、なんとなくわかるけども。

 情緒がない、と言われる私の態度が、彼らにとって気が進まないのと、あとユストゥスが、彼らになにか言っているようなのだ。いまのところ、ユストゥスがきちんと相手してくれるので問題はない。だが私としては、肉便器扱いでも構わないのにな。
 でもそれは奴隷にしてみれば、あまり受け入れられない思考らしい。

 いつでも誰でも受け入れるより、基本は専用奴隷を相手にして、時折のスパイスとばかりに他の奴隷に抱かれる方が、奴隷も、騎士も好きらしい。難しいものだ。正直、エリーアス様は私とほぼ変わらない態度なのに、あの方はとても穴に入れてもらえている。どこがどう違うのか一度、きちんとお話を伺うべきか。

「っぁああっ!」

 私が気を散らしているのがわかったのか、マインラートが、がっと臀部を掴むと一気に突き上げた。柔らかな肉膣が、剛直をぐにぐに揉み込みながら、腹の奥の、種の近くまで受け入れてしまう。
 精嚢と結腸奥に埋め込まれた種は、両方とも明確な性感帯で、そこをガツガツ突き上げられると、目の前がチカチカしてくる。片足でふらつく私を、マインラートはしっかりと壁で挟んで、私の逃げ場を無くしてくれた。壁に縋り付いて爪を立て、頭を擦り付ける。

 ああ……ぜんぶ、ぜんぶおしつぶされてるっ!

「っひ、あっあ、っぁああ!!」

 壁に擦り付けていた、私のペニスから精液が漏れ出た。びりびりとしびれる快感に嬌声を上げる。とろとろに蕩けた媚肉は、逞しいおちんぽに完全に屈していて、白濁を注がれるのを待っていた。そしてぐっと彼の身体が密着して、望んだ雄汁が与えられる。絞るようにうごめくナカに、私も堪らなくて背をそらした。おまんこきもちいぃ……っ。

 絶頂を美味しく味わっていると、マインラートが不意に背中に指を滑らせた。肩甲骨の間を通り、背骨のくぼみをたどり、そして仙骨まで辿った。ぞくっと違う感覚を覚えた私が、身をよじるのとマインラートが、尾骨をぐりっと押したのがほぼ同時で。

「……?……っ?……っが、あぁ!!」

 一番上だったと思っていた快感にさらに上があって、予想していなかった快楽の高まりに、私は力を失って、その場にずるずるとへたり込んでしまった。私の急激な反応に、さすがにマインラートも支えきれずに、ペニスが抜けてしまう。
 壁にへばり付きながら身体を震わせた私は、逃げられない快感に奥歯を噛み締めた。精液にまみれた後孔が、くぱくぱと淫らな動きをみせて、埋めるものを求めている。合わせてくちゅ、くちゅ、と密やかな水音が漏れた。

<大丈夫ですか?>

 マインラートが心配そうに私の顔を覗き込んでくる。身震いに任せて頷いたら、がくがくと大振りになってしまった。大丈夫、大丈夫だが、少し待って欲しい。今は自分で動くだけでも、全身にばちばち稲妻が走るようだった。
 こうなると、落ち着くまで身体を丸めて待つしかない。マインラートが私に手を伸ばしてきたので、それには首を横に振る。すると、彼はそのままじっと待ってくれた。

「あり、ありがとう……こうなると、動けなくて」

 しばらく待って、ようやく絶頂から降りてこれた。短かった呼吸をゆっくりとしたものに変えて、私を見下ろしたマインラートに微笑む。すると、彼はわずかに目を見開いた。マインラートも驚いたようだが、私のほうが驚いた。
 ユストゥス以外に、こんな状態になるなんて初めてだ。

「『洗浄』……すまないが、その、私がこんな状態になるのは、誰にも言わないでくれないか。あと、次回からは今触ったところには触らないで欲しい……」

 マインラートの身体を魔法で清めて、私はぼそぼそと彼に懇願した。最近、身体がどうも変なのだ。穴の感度が高い分には問題ないし、まあ陰茎を擦れば、気持ちいいのは当然だ。それはわかる。
 でもたぶん、全然なんでもないところを触られるだけで、こう……達してしまうのはどうも変だ。
 べったりと壁に精液を付けてしまった。気恥ずかしいが、この部屋は定期的に洗浄がかかるように、あちこち魔法陣が散りばめられている。軽く布で拭うだけにとどめて、私は訓練用の衣服を身に着けた。

<最後、滅多に見れない姿を見れて、大変良かったです。可愛らしかったので、他の者にも貴方の弱点を教えていいですか?>
 マインラートの手がなにかを告げている。良かった、と可愛い、はわかった。それ以外は不明だが、ひとまずマインラートは満足してくれたらしい。私はゆっくりと頷いた。

「うん。私も良かった」
<ふふ。適当に頷くからいけない。早く手話を覚えた方が良いですよ。言質は取りましたからね>
『クンツくーん。10分内に鎧を身につけて、玄関おいで。初陣だよ。今回は魔物退治だ』
「!」

 ジジっと聴覚に負担がかかって、バルタザールの声がした。任意の相手に言葉を飛ばす魔術だ。距離も関係するらしいが、寮と訓練場辺りまでなら問題なく聞こえる。性交が終わった後のタイミングで良かった。最中でも呼び出されたらいかなければいけない。
 極端に外に出れないような状態だと、他の騎士が出撃することもあるが、これは私が名指しだ。受けない理由はない。

「バルタザールに呼ばれた。行ってくる。今日はありがとう」
<お気をつけてくださいね>

 マインラートに挨拶もそこそこに、私は部屋を飛び出した。駆け足で鎧が収められている部屋に向かえば、そこにはユストゥスが待っていた。見れば研修騎士服を身に着けているし、私が支給された装備品を手にしていた。

「着付けを手伝ってくれるのか」

 頷いたユストゥスは、私が着ている服の上着を脱がすと、衝撃吸収用のインナーを手渡してきた。それを身に着け終わると次は甲冑を渡された。早い。私がもたもたと着付けて行く間に、ユストゥスは足元から装備を付けてくれる。
 重量系のせいで身につける防具が多いが、ユストゥスは手早く私の装備品を装着してくれた。あとは兜をかぶり、大剣をつければ完了だ。

 この鎧は胸元には群青魔導騎士団の紋章が入り、また全体的に群青色が施されていて、色で身元を証明してくれている。私が前に使っていた、量産品とは格段に違うオーダーメイドだ。
 兜と大剣をユストゥスから受け取ろうと手を伸ばすと、逆にその手を握られて走り出す。
 駆動を邪魔しないデザインの装備品は、走っても苦ではなかった。しっかりとした重さもあり、多少擦れ合って金属音が鳴るが、それも些細な音量だ。本当に前の装備とぜんぜん違う。

 バルタザールに言われた10分内に、どうやらぎりぎり到着できたようで、懐中時計を手にした彼に、笑顔でひらひらと手を振られる。
 対して私は仏頂面になっていることだろう。バルタザールが呼び出したのは、私だけではなかった。

「よう、マインラートが個室に連れ込んでたから、時間かかるかと思ったが、間に合ったな」
 群青に、赤のラインを入れた鎧を着ているのはアンドレ先輩だ。彼は私とは違い、兜ではなく額当てを付けている。

「そういうところはマインラートも十分に理解しているからね、すぐに手放すさ」
 群青に、金と銀の装飾を施された鎧を身に着けているのは、誰もが羨む麗しの我らが英雄、エリーアス様だった。きれいなかんばせは覆うものがなく、頭部の保護が気になるところだが、それを口に出す勇気はない。

 小隊長と小隊副隊長が2人で出撃するとなると、相手が群青騎士でも考えられないほど強い相手なのか、それとも逆に、保険として任命されたのか……。
 よく考えずともわかる。そんな強い敵がいる初陣を、騎士団が私に用意してくれるはずもない。基本的に初陣は、勝つことが前提で出撃するものだ。初回から負け戦では、本人の経歴に傷が付くし、心を折りかねない。

 私だって15歳で初めての初陣は、近くで出たゴブリンの一斉討伐で、倍の数で一気に掃討した。おかげで逆に、一匹も討伐出来ないかもしれないという不名誉を、心配するほどだったのだ。
 つまり、エリーアス様とアンドレ先輩は、どう考えても、私の引率なのではないか。私の出番はなさそうな気がしてならない。
 内心、吐きかけたため息を噛み殺す。敵がなんであれ、騎士団の意向がどうであれ、私は騎士として敵を倒すのみだ。

「転送魔法陣を使うよ。クンツくん転送酔いする方?」
 バルタザールは、玄関を出てすぐにある石面上に、半分だけ刻まれている転送魔法陣の空いた部分に、今回の移動先を粉で追記していく。

「……いや。問題ない」
 実際は転送魔法を使ったことがなかった。騎士で転送魔法を使ったことがないと言うと、貧乏貴族扱いされるらしいので言わない。転送魔法も使える人が限られていて、そういう人材を抱えているのが貴族のステータスの1つらしい。
 実家にもいるにはいたが、私は使わせてもらえるような立場ではなかった。なので今までは移動は、徒歩か平民が使う馬車を使っていたのだ。

 こういうのは気持ちの問題で、酔うと思えば酔うのだ。酔わないと思えば酔わない。
 転送魔法陣が完成したのか、うっすらと光を纏う。

「じゃあお先」
 先にアンドレ先輩が魔法陣に入り、姿を消す。次は、とエリーアス様を見るとにっこりと微笑まれた。
「次はクンツだよ」
「……はい」
 先鋒はアンドレ先輩、殿はエリーアス様とか。間に挟まれる私は、どこぞの姫君かなにかか。これが群青騎士の出陣かと思うと、眉間にシワが寄る。

 ユストゥスから兜をもらってかぶると、そこで仕込まれていた魔法陣に、自分の魔力を通して展開する。視野の狭かった兜が透けて、中から外が見やすくなるのだ。大剣を手渡してくるユストゥスは、とんとん、と軽く私の肩を叩き、短い抱擁をくれた。……あれ、奴隷も連れて行くのではなかったか。
 見ればアンドレ先輩の奴隷も、この場に留まっている。先に騎士が飛んで、あとから奴隷が追いかけてくるのだろうか。そういう細かい手順は、全く聞いていない。が、まあ皆落ち着いているので、私はこのまま彼らの指示にしたがって動けば良いのだろう。

 言われるがまま魔法陣に入り、自分の視界がぐにゃりと眩み、私は喉を鳴らした。頭を掴まれて、ぐるんぐるんと回されているような感覚に、なるほどこれが転送酔いかと納得する。一時の浮遊感が収まると、私は見知らぬ土地に立っていた。
 耳をつんざく悲鳴に、逃げ惑う足音。周辺には、ぽつんぽつんと民家が離れて立っており、その周辺には畑が見える。これは国内のどこかの農村だろうか。

「クンツ!後ろ!」

 アンドレ先輩が半壊になった民家の中から顔を出して、こちらに声を張り上げた。大丈夫、魔力の塊が私の背後にいるのは、知っている。向けられる殺意と、右側に感じる風。魔力で身体強化をして、大剣を強く握り、振り向きざまに振るう。
 鈍い金属音が響いて、私の剣は上手く振り被られた斧を防いだ。びりびりと手が痺れる。だがこれで手を放したほうが負けだ。相手の力に、足元がずずっと、地面を巻き込んで滑る。

「『土よ』」

 単なる地面が、私の魔力に応じて隆起し、足元を固定するように硬度を増す。単なる盾魔法の応用だが、こういう力任せな相手には有益な魔法だ。
 おそらくアンドレ先輩は、この地に降り立った途端、力任せな斧の一撃を食らって、吹き飛ばされたのだろう。あれだけ声を張り上げられるのだから、大きな怪我は少ないはずだ。私はそう確信して、その魔物と対峙した。

「アンドレ先輩を吹き飛ばしたのは、貴様か」
「ガアァァアアアアアッ!!」

 大仰な咆哮を上げて、私の身の丈半分ほどの斧を手にしているのは、3mはある大きさのミノタウロスだった。すでに攻撃を受けていて暴走状態に近い。
 角は折られ、口端からは泡を吹いていた。全身も傷だらけで満身創痍だが、その赤い目を見る限り、闘志は失われていなかった。
 他からも上がる悲鳴を聞く限り、この場には他にも魔物がいる。

 群青騎士は呼ばれても、なにも戦場の真っ只中に現れるわけではない。戦場であれば本陣だし、魔物退治なら防衛線の内側の筈だ。つまり状況は最悪というわけだ。戦線はすでに崩壊していて、蹂躙が開始されていた。
 ミノタウロスの斧も、赤黒い血でてらてらと濡れている。……その斧に、どれだけの民の血を吸わせたのか。

 目の前が怒りで朱に染まりそうなところを、深呼吸で散らした。怒りで我を忘れては、勝てるものも勝てない。今までならすぐに正義感のまま飛び出して、あの斧にミンチになっていただろう。その姿がたやすく脳裏に浮かんで、私は口元を歪めた。
 ああ、ほんとうに。クリス先輩ではないけれど、今のほうがいい。
 人格再形成のお陰で、感情と理性の分離が容易になっている。身体は熱くなるのに、脳は寒さを感じそうなほど冷静だった。

「……っはははははッ!ぶち殺してやるッ!!」

 斧を力いっぱい押しのけで、私はそう。ふん。この程度の威嚇で身体を硬直させるなど、弱い魔物だな。
 他にも魔物がいるということなら、こんな雑魚に構っていられない。一瞬で決めてやろう。転送酔いもなく、体調も万全だ。
 ついさっき精液をもらったこともあって、気力も体力も十分だった。大剣を振り上げて、勢いよく振り下ろす。

 ミノタウロスは先程の私のように、その斧で私の剣を受けようとしたが、それは叶わなかった。斜めに袈裟斬りすれば、斧ごとその硬い肉体が切れていく。私の剣で物が切れるとは、本当に今は調子が良いらしい。血を吹き出しながらその巨体が倒れていく。

「ふん」

 物言わぬ肉塊となったミノタウロスを睥睨し、私はすぐさま踵を返した。気配を探るのは得意ではないが、悲鳴が上がるところにいけば魔物がいるだろう。大剣をずるずると引きずりながら歩き出すと、光をまとった鳩が、私の肩に飛んできた。

『村の塔に向かって右側に行け。他は俺とエリーアスがやる』

 鳩が喋った。声はアンドレ先輩のもので、足を止めて言われた塔を探した。塔というからもっと高いものを想像したが、戦場にも簡易で建てられるような、3階建ての櫓が目に入る。あれの右側か。
 逆側から聞こえてくる悲鳴に後ろ髪を引かれたが、戦場で上官に逆らう理由はない。そちらにはアンドレ先輩の作った幻獣が、飛んでいくのが見えた。なので私は魔力と悲鳴を探して、右側に走り出す。
 時間は掛けられない。私は目についた魔物を大剣で潰しながら、敵を探して駆け回った。


しおりを挟む
感想 21

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!

MEIKO
BL
 本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。  僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!  「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」  知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!  だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?  ※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください! できるかぎり毎日? お話の予告と皆の裏話? のあがるインスタとYouTube インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果

ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。 そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。 2023/04/06 後日談追加

〈完結〉【書籍化・取り下げ予定】「他に愛するひとがいる」と言った旦那様が溺愛してくるのですが、そういうのは不要です

ごろごろみかん。
恋愛
「私には、他に愛するひとがいます」 「では、契約結婚といたしましょう」 そうして今の夫と結婚したシドローネ。 夫は、シドローネより四つも年下の若き騎士だ。 彼には愛するひとがいる。 それを理解した上で政略結婚を結んだはずだったのだが、だんだん夫の様子が変わり始めて……?

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。

キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。 気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。 木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。 色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。 ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。 捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。 彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。 少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──? 騎士×妖精

処理中です...