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獣軍連邦潜入編
99.高位魔族vs獣人
しおりを挟む「ボクはどうしてもユストゥスと、クンツの子が欲しいんだね。最初はユストゥスが言った通り、種だけ抜けばいいかとも思ったんだけどね。でも、気づいたんだ。ボクはただ産み落とされた子が欲しいわけじゃない!生まれてくる子は、それこそ混合魔族になる。ボクは混合獣人の、愛されずに手放されてきた子を何人も見てきた。そういう子は後から愛情を与えたって寂しさが抜けないんだね……。だから君たちには、子供を望んで産んで欲しいんだ!そのためだったら、このボクが!何でもする!!だからボクに、愛しい伴侶を頂戴!」
きらきらと輝いた瞳で、そう願い事を口にするヒュギル様は、偽りも何もないように見えた。ご主人様が望まれるのであれば、私は別に、子を孕んでもいいとも思う。それに相手は、この狼だというのなら悪くない。ちらりとユストゥスを見上げて漠然とそう思う。
「私は、お前の子を産んでも構わないぞ」
もぞもぞと動いて袋から半分以上抜け出し、首に腕を回した。なかなか精悍な顔立ちをしている。本当なら顔よりおちんぽの形が重要だとは思うが、悪くない。ちゅっと唇を寄せる。
だが、男は眉間にしわを寄せたまま、私の口づけに応えてはくれなかった。なんだ、私ではだめか?一発中出しすれば良い話ではないのか。
反応の薄い狼に私は内心首を傾げる。よくよく見ていると、男の身体がふと膨張したかに思えた。触れている箇所がちりちりする気がする。今私が大剣を持っていたら、ユストゥスに向けていたかもしれない。そう思うぐらい、男の中に、何かが渦巻いていた。殺気はない。が……感情で魔力が溢れ出す前の、そんな予感を感じさせる気配がする。
ユストゥスは私をゆっくり引き剥がしながら、大きく息を吐いた。……あ、怒ってる。とても、これ以上にないぐらい、この男、怒ってるぞ。
それをどうして察したのか、尋ねられたら困ってしまうが、ともかく、ユストゥスは、何かにとても腹を立てているようだった。
それでも、表面上は先ほどナイフを投げ付けてみせたような反応もなく、いたって平静を装っている。
「質問してもいいか」
「うんうん!何でも聞いて!」
ヒュギル様は、これ以上ないぐらいに浮かれていた。上機嫌で周囲にきらきらとした魔力の波動を振りまいている。ご本人は楽しそうだが、それらに晒される私は鳥肌が止まらないし、狼に至っては全身から汗が噴き出している。本当に、よく自分の身体の反応を無視して、平然と座ってられるものだ。
「クンツを連れていって、それでどうする。忘却の解除だけじゃねえんだろ」
「そうだね、それだけじゃないね。本来は宿主の魔力も借りて、種は成長するんだけど、今種は逆に、母体に魔力供給している状態だね。だから種には、必要な栄養をたっぷり与える必要があるね。具体的には、腹を開けて追加の魔石を埋め込む。ああもちろん、危険は一ミリたりともないよ!クーちゃんは、ボクの大事な伴侶を生む、大事な母親だからね!」
ヒュギル様は、私をとても大事にしてくれてるようだ。愛玩動物から、随分出世したな、私。
連続で話していて少し疲れたのか、ヒュギル様は優雅に紅茶を嗜まれ、そして冷めてしまったユストゥスの前の紅茶を入れ替える細やかささえ見せる。だが狼は話を先に促す素振りだけを見せて、紅茶には手を付けなかった。
私も追加で紅茶をいただいて飲んだ。よくわからないが、いい匂いがして、美味しい気がする。
クリス先輩ともこうして飲んだな……あれは美味しかったし、楽しかった。皆は元気だろうか。先ほどジギー先輩に会ったせいで、より懐かしさが募る。
「問題は生育なんだけど……受精後、種が成長しきるには、最低6カ月は必要なんだよね。ただ、連れていくのはいいんだけど、魔界は人族や獣人が住むには、ちょっと向かないし、クーちゃん自身の特性から、あまり王国から離れて暮らすことは無理なんだね。だから、忘却の解除と、魔石の埋め込みは一日で終わらせて、王国に返すのが理想かな。あ、ユストゥスには、精子に魔力を篭らせる薬を飲んでもらうけど、身体には害がないようにするね。その辺りは、ボク魔族の間でも、飛びぬけて上手いから大丈夫!」
ユストゥスはまた息を吸って、そして吐いた。……ちりちりした感覚はそのままだ。
「……クンツは群青騎士だが、子が生まれた後はどうなる」
「騎士団は辞めることになるんじゃないかな!また種を埋め込むなら別だけど、ただの人間に戻るわけだし。子育てもしなきゃだしね!愛情いっぱいあげてほしいから、お母さんに子育てしてもらうのが一番だね!クーちゃん、子供好き?」
急に話を振られて、少しばかり面食らう。こども、子供……考えたがよくわからない。
「弟の世話は、したことがあるが……好きかどうかは」
「ふうん?親になるんだし、好きになってね!」
そう言い切られて、漠然とした不安が胸に満ちた。
孤児院の子供たちは可愛いとは思うが、それでも自らが産んで、育てるなど……私にできるだろうか。膝上に置いたままのジュストを握る手に力を込めると、テーブルの下で男の手がそれに重なった。
汗でしっとりとして、熱い手で、私の手を上から握ってくれる。私はユストゥスの横顔を見上げたが、狼は一度もこちらを見てはくれなかった。
「一度で孕むのか?」
「孕むようにする。……ね、悪い話じゃないよね?クーちゃんは危険な戦場に出なくて済むようになるし、ユストゥスは可愛い伴侶と子に恵まれる。ボクはお嫁さんの成長をゆっくり待てばいい。高位魔族だからね、寿命は長いんだ。ユストゥスも連れていくから、クーちゃんと一緒に、魔界行こうよ!」
「駄目だ」
短くユストゥスが断った途端、ヒュギル様の笑顔が固まった。
びりびりと魔力の圧に、私は息苦しさを覚える。私はまだ強化魔法が使えるので多少は圧の緩和ができるが、ただの獣人であるユストゥスは、私以上の圧を受けているに違いない。その証拠に顔面は蒼白で、隠していただろう震えが、目に見える形で表れている。
「ユストゥス。ボクは別に、君が断るのなら、父親は君じゃなくても構わないんだね。クーちゃんを愛して、生まれてくる子供を愛してくれる親なら、誰でも。ライニールでもいい。黒豹のまあるい耳も、可愛いしね」
ヒュギル様が目を細めた。その口元は弧を描いてはいるが、笑っているようで笑っていない。
言葉一つ一つが、まるで重しのように身体にのしかかってくるようだった。それでも、ユストゥスは首を横に振った。汗が、ユストゥスの髪先からぱらりと飛ぶ。
「クンツを、王国に戻すつもりがあるなら、今は駄目だ。ヒュギル、エリーアスの目の前でクンツを連れていくっつっただろ。それで実際に居なくなってみろ、戻ったところで今まで同様、騎士団に所属していられるわけがない。理由を付けて退役させられて、それで行方不明で片付けられる。行き先はどっかの研究所か……もっとほかのところかもしれない」
「なんで?仲間なのに?」
吐き捨てるように告げたユストゥスに、そんなことを言われると思っていなかったのか、ヒュギル様はきょとんとした表情を浮かべた。それからすぐに、私に対して「そんなことあるの?」と尋ねられた。テーブルの下で、私の手に乗せられたユストゥスの手に、力が篭る。
私は首を傾げながら考えた。あるかないかと言われたら……。
「可能性はあると思う。そもそも、私たちは戦場で国のために誰かの盾になって、死ぬために存在するのだ。国がその方が良いと判断したのなら、それに従うまでだ」
「ん、んん?えっと中央図書館、アクセス。リンデンベルガー関連書……飼育本……には、載ってなかったから、リンデンベルガーの生態について……ちっ。禁書扱い?だれだ叔父上か?うん?」
眉間にしわを寄せたヒュギル様は、空中に手を滑らせた。私たちではない、何かを見ているようだが、あまり良い結果が得られなかった様子である。
また一口紅茶を口に含んでると、ユストゥスが私を抱く腕に力を込めて引き寄せ、胸に抱き込まれた。紅茶の大半が零れ落ちる。
う……汗臭い。が、なぜだろう、すごく落ち着く。
「ボクで閲覧ができないってことは、ふぅん……そう……」
ぶつぶつと呟いていたヒュギル様がふいに姿を消した。本当に、瞬きもしないうちに、目の前に確かに居たはずのヒュギル様が、一瞬でいなくなったのだ。
「えっ?!」
驚いて声を上げるのと同時に、私の手が痛いぐらい強く掴まれる。
「ユストゥス、ちょっと記憶見せて欲しいね。大丈夫、痛くはしないから。少しくすぐったいと思うけど」
「な、ぁ……っが」
いつの間にか、ユストゥスの背後に立っていたヒュギル様が、大きくも繊細そうなほっそりとした指を狼の後頭部に伸ばしていた。まるで水面に差し入れるかのようにずぶずぶと、狼の頭に指が沈む。私はそれを見上げて動けなかった。
心臓がひどいぐらい打ち鳴らされているのに、その理由がわからない。喉が渇く。手が震える。なんだこれは。気持ちが悪い!
見開いた男の眦から涙がこぼれる。口元からも唾液が糸のように垂れ落ちた。私も脳を直に弄られる感覚を思い出して、ぞわりとする。
「ひゅ、ひゅぎるさまっ、なにを、何を知りたいのです?私の頭ではだめですか?調べ物があるなら、私の身体を使ってください!」
気づけばそんなことを口にしていた。
かすかにユストゥスは首を横に振るが、それ以上身じろぎもできないようで、がくがくと身体を震わせている。私はユストゥスの膝から降りると、袋を外しすぐさまヒュギル様の腕を掴んだ。だが、ヒュギル様はユストゥスの頭から手を放そうとはしない。
む、無理に引っ張って、この男の頭が、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう。そう思うとなぜだか涙が溢れた。まるで私の知らない誰かが、私の中で泣きわめいているかのようだった。
「うん、うーん……ふふ。そんなに怒られても、……わかったよユストゥス。君、ほんとにクーちゃんのこと好きだね」
ずるりとヒュギル様が手を引き抜くと、ぐらりと狼が倒れてきた。私はその身体をしっかりと抱き留め、引きずるようにして、ユストゥスをヒュギル様から引き剥がす。なぜこんなことをしているかわからない。気持ち悪い。
ある程度距離が離れたところで、私は背後を振り返った。本当にここは真っ白な空間で、振り返ればヒュギル様と茶会セットが、そのまま、やや小さい形で背後に存在している。
「クン、ツ……締まってる……ッ」
「わあっ!」
ぽんっと手を触られ、私はユストゥスを投げ出してしまった。床……といっていいのかわからない。ともかく白い空間に倒れ伏したユストゥスは、咽せながらその場に転がった。
「ク「お前ッ!私に何かしただろう?!」」
ぜいぜいと乱れた呼吸を整えながら、身体を起こしたユストゥスに掴みかかる。涙が溢れて止まらない。男が関わる行動に、いちいち感情が揺さぶられている。
どうして。こんな初対面の男に!
「クンツ……」
「触るな!」
胸倉を掴んだ私にそっと伸ばしてくるその手を払うと、私は男を突き飛ばした。後ろ手をついた狼は、少しばかり呆然と私を見上げている。その視線から逃れるように私はヒュギル様の元に、正確にいえば、茶会のセットが広がる、テーブルの元まで戻った。
卓上に置かれたままだった、さっき狼がヒュギル様に投げ付けていたナイフを手にする。そしてそのナイフを手に、私はずんずんと狼の元に戻り始めた。
ふわりと浮き上がったヒュギル様が、それに付いてくる。
「クーちゃん、それどうするの?」
「刺す。私は、あの狼に攻撃されている。きっと何かの魔法を使ったのだ!」
「はっ?えっ?く、クーちゃん、ちょっと考え直した方がいいねそれ?!」
なぜだかヒュギル様の方が焦りだした。手を掴まれてしまう。
「大丈夫。すぐ済みます。放してください」
無理にでも引きずって歩こうとすると、ヒュギル様の魔力がまとわりつくのが感じられた。身体が重い。だが、完全に動きが止まっているわけではない。強化魔法を使って、ずるずるヒュギル様を引きずって歩く。
「クーちゃん落ち着こう?別にボクはユストゥスでなくてもいいんだけど、クーちゃんはユストゥスじゃないと駄目なんだよね?」
「そんなことないです。あんな狼、いなくていいです」
「あ、そう?……って、いやいやあるから!待ってこういう時の対処法、飼育本に載ってなかった!!」
どうしてヒュギル様が、私を止めるのかもわからない。わからないことばかりだった。
涙が止まらないし、男を見るだけで動悸が激しい。胸が苦しい。絶対、あの狼が私に何かしている。私が、私でなくなる前に、殺しておくべきだ。
「ヒュギル、クンツの俺に対する感情、弄っただろ。だからバランスが取れなくなってるんじゃねえのか」
私に殺意を向けられても、狼は至って落ち着いていた。どこか冷めた目をしている。それも腹立たしく感じた。疑問に思うことすら面倒だ。
こいつ、嫌い!
少し前まで、男の子を孕んでやっても良いと思っていたのが嘘のようだ。ぐぐっとさらに身体に圧力がかかる。ほとんど動けない。
それでも。こいつは殺しておくべきだ。だって……だって、怖い。
こわい。ユストゥスが、ヒュギル様に害されるのが、怖い。それなら、ない方が、いい。そうすれば、不安がなくなる。その方がいい。
「いや、さすがにそこまではしてないね。というか、そうするって考えがなかった」
「はっ?」
「っぎゃっ?!」
ヒュギル様が否定した途端、急に近づいてきたユストゥスに、抱きすくめられた。持っていたナイフがユストゥスの頬を掠る。よく手入れされたナイフだ。それだけで頬が傷つき、私はまた変になった。
「ばっ、ばかぁ!ばか!おまえ!私はナイフを持ってるんだぞ?!」
「ヒュギル、今の話本当か?」
私がナイフを握ったままだというのに、ユストゥスは平然としたまま、私を無視してヒュギル様を見ている。ヒュギル様は軽く肩を竦めた。
「こんなことで、嘘ついても仕方ないね。クーちゃんは、記憶は壊れてはいるけど、本当に忘れてるわけじゃない。うーん……なんて言ったらいいのかな。繋がってない?そこにあるけど、本人は認識できない状態だね。普通の記憶消去とは違って、特定の人物、事柄を、消去しようとしているから、揺さぶれば多少は溢れ出すよ。ただそれで何度も忘れて思い出してを繰り返すと、多分廃人になっちゃうと思うけどね」
「そうか。……そうか」
ヒュギル様の言葉に、ユストゥスの尾が揺れた。ぱさぱさと揺れる尾に、私は目が惹かれる。身体から力が抜けた瞬間、手を掴まれて持ち上げられた。私のその手には、ナイフを握ったままで。
「クンツ、狙うならココだ。一発で殺せるぞ」
「ひぃ……っ」
ユストゥスは、先ほどとは打って変わって、熱いまなざしでこちらを見つめながら、ナイフの刃先を自らの首の頸動脈に押し当ててくる。刃が滑り、ぷつぷつと赤い血の玉が膨れていくのを見て、私は身体が震えた。ぼたぼたと涙が落ちるし、鼻水も止まらない。
「きずっきずが!」
「俺を刺すんじゃなかったのか」
「ひっ……うっ、ぅぁあああっ……ぁんんっ」
魔力で固定されて開かないと思っていた手が開き、ナイフが落ちた。わんわん声を上げて泣く。それに、ユストゥスは、ふっと視線を緩める。
ヒュギル様の魔力で身動きが取れないというのに、それなのに狼は私に覆いかぶさってきて、唇を塞いだ。顎を掴んでこじ開けられ、口の中にユストゥスの分厚い舌が入り込んでくる。
鼻が詰まって呼吸ができない。苦しい。いや。いやだ!放してくれ!
「んんっぐぅ……ぁ、っふ……」
いやだと頭を振りたいのに、気づけば男の口づけを、舌を悦んで受け入れていた。自分の行動が理解できない。怖い。私の怯えを感じ取ったのか、ユストゥスは、優しく私の頭を撫でてきた。
舌を喉奥まで差し入れられて、息苦しさにふっと意識が途切れる。そのまま倒れ込みかけたのを抱き締めて、ユストゥスが支えた。ユストゥスが視線を向けると、それまで黙って様子を伺っていたヒュギル様はにっこりと微笑んだ。
タイミングを合わせて、魔力での拘束を解除したことを理解したユストゥスは、眉間にしわを寄せる。だがそのまま、ぐったりとした私を抱き上げ、テーブルのそばまで戻った。そして床に落ちたままだったジュストを拾い上げると、私の腹へそっと乗せた。
ふわりと浮いたヒュギル様は、また椅子に戻ると、紅茶を入れ替えて香りを楽しみながら口に含んだ。それを眺めながら、今度はユストゥスも腰を下ろし、紅茶を口に運ぶ。
「なあヒュギル。あんた俺の記憶見たんなら、俺が怒ってる理由もわかんだろ。今のクウに、子供は無理だ」
「そうだね。誰だって愛する番を孕み袋代わりにされたら、いい気はしないね。うんうん。わかるよ。ボクはいい魔族だから、君の意思を尊重してあげる。王国は今のところ、ボクの範疇外なんだ。面倒そうだし、今は、引いてあげるね」
笑みを深くしたままヒュギル様が頷く。その瞳がぎらりと赤さを増した。総毛立つ狼は身体を震えを押し隠しながら、魔族に相対する。
「ただ、クーちゃんの身体が損なわれることがあれば、すぐにクーちゃんは連れ去るから。このボクから逃げられるとは、思わないで欲しいね」
「わかってる」
赤い目で射竦められたユストゥスは、ゆっくりと頷いた。それに気分を良くしたヒュギル様が口を開く。
「君の、手助けをしてあげよう」
「手助け?」
「話がうまく進むように。……そうだね、ボクと契約しようか。魔力を持たないか弱い狼くん。君は言葉だけじゃどうにもならない、暴力の、力の強さを知っている。他と渡り合えるように、なりたいよね?」
その言葉に、ユストゥスは私を抱き締めたまま、ぎゅっと拳を握った。
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