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20日目 僕の部屋ってまさかここ?
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「やっと部屋が見つかったよ。意外とエレベーターから距離があるんだもん。ここまで体力を奪われるとは思わなかったな」
未だ目を覚まそうとしない彼女を両手に僕はようやく自分の部屋だと思われる扉の前に立っていた。思わず口からこぼれてしまった愚痴だが、ここまで辿り着くのに優に10分は歩いたのだ。それくらいは大目に見てほしい。なぜここまで時間がかかったかというと、理由が極めて簡単で道が複雑であったからだ。迷路を彷彿とさせる建物の作りでテレビ局の内部かのように通路が交錯。外から見ると案外街で見かけるような建物群と遜色ないものだと思われたが、奥に長く伸びているタイプの建物だったらしく、奥行きが先まで伸びており、たかが通路でも意外と奥までたどり着くのに時間を要した。
そうこうして、迷いながら歩いているといつの間にか目的の場所に着くことができたというわけだ。もう一度エレベーターに戻ってここまで戻ってこいと言われても不可能だと声を大にして言える。間違いなくここにこれたのは奇跡だ。
さて、なぜ自分の部屋が分かったのかと疑問に思うだろう。僕は事前に自分の部屋の場所を知らされたわけではない。知っていたらこんなに迷うこともなかったわけでし、それは当たり前か。じゃあ、何の手がかりもなくこの目の前の扉の先を自分の部屋だと断言したのか。いや、そうじゃない。僕はこの先が自分の部屋だと確信を持っている。それは、100%と言えるほどの確信。なぜなら、
「こんなに堂々と掛る人がいるのか? こんな人通りも多いだろう廊下に面しているというのに」
扉の中央よりやや上に打たれている一つの押しピン。それに通すようにして一つの表札代わりとも言えるハート形に象られた一つの木材が僕の視線の先で宙に吊るされていた。
それにははっきりと刻まれていた。『YAEGASHI』 いま、僕の両腕の中で眠っている彼女の名前が。
未だ目を覚まそうとしない彼女を両手に僕はようやく自分の部屋だと思われる扉の前に立っていた。思わず口からこぼれてしまった愚痴だが、ここまで辿り着くのに優に10分は歩いたのだ。それくらいは大目に見てほしい。なぜここまで時間がかかったかというと、理由が極めて簡単で道が複雑であったからだ。迷路を彷彿とさせる建物の作りでテレビ局の内部かのように通路が交錯。外から見ると案外街で見かけるような建物群と遜色ないものだと思われたが、奥に長く伸びているタイプの建物だったらしく、奥行きが先まで伸びており、たかが通路でも意外と奥までたどり着くのに時間を要した。
そうこうして、迷いながら歩いているといつの間にか目的の場所に着くことができたというわけだ。もう一度エレベーターに戻ってここまで戻ってこいと言われても不可能だと声を大にして言える。間違いなくここにこれたのは奇跡だ。
さて、なぜ自分の部屋が分かったのかと疑問に思うだろう。僕は事前に自分の部屋の場所を知らされたわけではない。知っていたらこんなに迷うこともなかったわけでし、それは当たり前か。じゃあ、何の手がかりもなくこの目の前の扉の先を自分の部屋だと断言したのか。いや、そうじゃない。僕はこの先が自分の部屋だと確信を持っている。それは、100%と言えるほどの確信。なぜなら、
「こんなに堂々と掛る人がいるのか? こんな人通りも多いだろう廊下に面しているというのに」
扉の中央よりやや上に打たれている一つの押しピン。それに通すようにして一つの表札代わりとも言えるハート形に象られた一つの木材が僕の視線の先で宙に吊るされていた。
それにははっきりと刻まれていた。『YAEGASHI』 いま、僕の両腕の中で眠っている彼女の名前が。
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