記憶の中の君へ

ミンク

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第1章 過去との再会

6.自覚

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ハァ…ハァ……

電気もつけず暗いままの部屋の中には大河の荒い息づかいだけが響いている
月明かりだけが僅かに二人を照らしていた

路地裏で下着を汚してしまった深月は言われるがままに大河の部屋についてきた
玄関に入るなり大河は深月を後ろから羽交い締めにした
深月に抵抗する気が無いと知ると、その体勢のままズボンを剥ぎ取り、ボクサーパンツに指をかける

「みつ、見て」

深月が下を向くと、大河はボクサーパンツの前側を掴み中が見えるように引っ張った
深月のペニスと精子でベトベトになったパンツの内側が露になり、恥ずかしさのあまり一瞬で顔が紅潮する

そのまま大河は深月のペニスへと手を伸ばし
グチュグチュという音を立てながら弄り始めた

「ん...あ...」

深月の膝はガクガクし立っていられなくなったが
後ろから大河が左手で抱えるように支えている

「うっ…」

深月は大河の腕に抱えられたまま2回目の射精をした
放心したようにぼんやりしていると大河は深月のパンツから右手を引き抜いた

白くねばついた精子で汚れた大きな手を、深月の目の前にかざし、親指と人差し指をつけたり離したり繰り返す
その度に深月から出た精液はネチョネチョと音を立てて筋を立てる
それを敢えて深月に見せていた
羞恥に耐えられなくなった深月が小さく

「やめろよっ」

と言うと、それまで深月を支えていた腕は離され
玄関口の廊下に深月の体は打ち付けられた
仰向けにされ、パンツを下ろされる
両足を拡げられ深月の恥ずかしい部分は丸見えになった

「ほんとに、やめろ」
「そういうけど、みつの下の口は素直だよ。ピクピクしちゃって期待してる。かーわいい」

抵抗する深月を横向きにし、左足を自分の右肩にかけると、大河は腰を上げ一気に奥まで挿入した

「アーー!!」
「みつ、きもちい?」
「痛いっっっ」

深月は痛みで体を更に捻り、目から涙が口から涎が垂れてきた
大河はそのまま玄関で、リビングで、ベッドでと際限無く深月を求め、もう何回目なのもわからない程抱かれた

ーーー ーーー ーーー ーーー

意識がはっきりした時、部屋は電気が点けられ明るくなっていた
心配そうに覗きこむ大河が安堵したように微笑んだ

「深月、目が覚めた?」

深月は頷いた

「まだ夜中の3時だよ。体ベタベタで気持ちが悪いだろ、風呂入れてくるから」

大河は立ち上がると素っ裸のまま浴室の方へと歩き出した

(体中が痛くてベタベタする…)

深月は起き上がろうとしたが、腰と下半身に強烈な痛みが走りベッドにまた倒れこんだ
動こうとしたせいか、深月の孔からドロドロと精子が流れ出ていく

(俺は…)

その時、サイドテーブルに置いてあった携帯がブルルと震えた
右に頭を傾けてみると【里美さん】の文字が目に飛び込んできた
10回くらいブルブルと震えて携帯は静かになった

(俺は…また同じことを繰り返そうとしているのか…)

深月の目からは涙が溢れてきた
気付いてしまった
まだ、大河を好きだということに
離れれば忘れられる、忘れていると思っていたのに
実際は10年前から大河は深月の心を掴んで離さないのだ



自分は大人になり前に進めたと思っていた
実際は目を反らして生き続けていただけで、あの日から一歩も動きだせていなかったのだ


浴室の用意が出来たらしく、大河は上機嫌で深月を迎えに来た
涙を流した深月に気付くと

「泣いてるの?また無理させ過ぎちゃったかな。大丈夫、俺が洗ってあげるから」

といい深月のおでこに自分のおでこをつけ、そのまま優しくキスをした
キスが終わると両手を深月の体の下にいれ横抱きして浴室へと向かった
深月を両手で抱えながら

「風呂に一緒に入るのなんて何年ぶりかな。もっと一緒に入れば良かったね」

と嬉しそうに話しだした
深月は返事も返さずに、大河をただじっと見ていた
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